あの日の言葉
2013年4月13日。
SKE48初の組閣が行われました。
僕は、公式サイトで発表されたメンバー表を見て、愕然としました。
「W松井が離れ離れになってる! えっ、まなつをKⅡから離すの? チームEってこれからだったじゃん!えっ、なな子がチームE、彼女はSじゃないの? かおたんが推され始める?」とか、もう僕でさえ、こんな感じだったので、当時からSKEが好きだった方々も、藤原竜也みたいに「どうしてだよおお!」と叫んだんじゃないでしょうか。
当時、推しがチームSに居たので、チームSのメンバーを見た時に、各チームの若手有力株で、更にダンスもいけるメンバーを中心に集めたのかなあ、と思ったんですね。
そして、チームKⅡを見た時に、なんか、凄いメンバー集めたなあと思いましてね。
なんていうんでしょう、一人一人がレギュラー番組持てそうな個性派集団が集まったな、と。
ただ、その反面、何がしたいのかよく分からんわい、というところもありましてね。たとえば、だーすーと阿弥ちゃんという、当時、シングルプレイヤーとしてよくも悪くも浮いていたメンバーを融合させることに一体、どんな意味があるのか、と。
この辺りはですね。
須田亜香里の著書「コンプレックス力」を是非、読んでいただきたいんですが、自分が2番手になっているにも関わらず、初の選抜入りで振りがあまり入っていなく、自分が浮いている涙しているだーすーに、同じく仕事が忙しく、フリが入っていなかったちゅりに、「もう無理です!」というんですね。
これに対して、ちゅりが、「今までのKⅡが変わってしまって悔しい、でも、あかりんが来てくれたから、頑張ろうって思ってるんだよ」的な内容のことを言って、二人でレッスン場で抱き合って泣いたという素晴らしいエピソードがあるんですよ。これはね、このエピソードで満足せずに是非、原書にあたって欲しいです。彼女がチームKⅡに入ったことで、協調性や仲間への愛を知った、という話も好きです。
他にも素晴らしいエピソードが多いので、まだ未読の方は是非。
さらにここへ、春の人事異動で、当時AKBにいたみなるんこと、大場美奈が兼任で入ってきます。
そして、9月に山田みずほが昇格してきます。
この頃には、チームKⅡは恐ろしい個性を爆発させていきます。
そんな油が乗り切ったKⅡを楽しめるのが、この「S子と嘘発見器」です。
もうね、この曲の楽しそうなMVに、チームⅭことチームちゅりの素晴らしさが、詰まっている気がしましてね。
この頃のショートカットのだーすーもいいなあ(遠い目)。
ちなみに、このチームCで、まいたけこと、竹内舞さんの良さを凄く感じた僕ですよ。
また、高柳・古川の古柳にみなるんが加わり、古柳場が誕生。愉快なトークを繰り広げていきます。また、みこってぃやるみといったトークができるメンバーが伸びていき、はるたむがみんなからの愛されキャラになっていく、という今のSKE48の流れの原点をチームⅭは作っていったんじゃないかなと思っています。
そして、時は流れて、2014年5月13日。
Zeep Nambaでのイベントで、チームCはその歴史に幕を引きます。
この時の最後に歌った「S子と嘘発見器」が凄く良くてですね。
なんか、最後のバカ騒ぎというか、48グループのチームの一つの理想形を見せられたような気がしました。ちなみに、この日配られたチームTシャツは、今でも大事に使ってます。
この模様は、「不器用太陽」のタイプBの特典映像に入ってるので、持ってない方は、是非、チェック!
こんな楽しいチームの雰囲気を作ることが出来たのは、やはり、高柳明音というリーダーがいたからこそだと思います。彼女に影響されたメンバーは沢山いると思いますが、この時のチームCメンバーが2016年頃から2018年にかけて、ガンガンブレイクしていくのを見ていると、凄く嬉しかったです。
今の各チームも魅力的ですが、このチームCは、僅か7か月間でしたが、今観返しても不思議な魔法がかかった、二度と観られない良いチームだったな、とこの曲のMVを見る度に思います。
※ちゅりと言えば、マジカルラジオ「復活してほしいドラマ マジカルラジオ」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_55.html
※君はもう買ったか?「須田亜香里写真集 可愛くなる方法」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_21.html