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2021年12月12日日曜日

スケアクロウ

 誓いもなく信じあえた

 真っすぐな努力や誠実さというものは、いつまで持ち続けることが出来るんでしょう。
 僕の好きなバンドにthe pillowsというバンドがあります。
 有名な曲として「Funny Bunny」という曲があります。
 名前は知らなくてもサビの部分はCMソングやアニメの曲としても使われたことがあるので、聴き覚えのある方もいらっしゃるかも知れません。
※the pillows公式サイトより


 サビで歌われる「君の夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ 風の強い日を選んで走ってきた」というフレーズは、とても多くの夢を追いかける人々を励ます言葉ではないか、と思います。
 the pillowsが「音楽と人」とのインタビューを中心にまとめた自伝「ハイブリッド・レインボウ」を読むと、同期がどんどん売れていく中、彼らは取り残されていたそうです。メンバーもこれからどうしていこうか、という悩みを抱えつつも自分たち好きな音楽を時代に流されずに続けていきました。ボーカルの山中さわおは、自分たちをパン屋に例えて「おいしいパンがあるよって言っているのに、誰も足を止めてくれなかった。去っていくお客さんの方ばかり見ていて、買ってくれているお客さんのことを忘れていた」と当時のことを語ります。それは彼らが作っていたオルタナティブロック自体が時代の空気とあっていなかったからかもしれません。
 しかし、時代とは関係なく真っすぐに好きなことを続けていった彼らは、多くのミュージシャンたちからカバーされ、対バンを組まれるようになり、結成20年目にして武道館公演を成功させます。
 僕も何度かコンサートに足を運んだことがあります。
 直接彼が、僕らに語り掛けた言葉でこんな言葉があります(多分、PIDEPIPERツアーのZEEP OSAKAのアンコールだったはずです)。
「すぐに理解されなくても良い。明日のことは誰にも分からない。君たちから見たら、俺たちなんて僕らはもう終わってる人間かもしれない。でもさ、10年前の僕らはこんな未来予想してなかったんだ。自分の好きなものを信じて明日も生きて行こうぜ!」という叫びから演奏された「Funny Bunny」は忘れられません。
 自分たちの信じたものを持って武道館まで行った、彼らが歌うからこその説得力がありました。

 SKE48にも「Funny Bummy」が似合うメンバーは沢山いると思います。
 けれど、2021年12月現在の僕が似合いそうだと思うのは、8期生のよこにゃんこと北川愛乃さんです。
 彼女については、様々な才能の持ち主だと思っています。
 まずは、アイドルとしての魅力。
 努力家で研究生時代のアンダー出演も沢山し、昇格してからは切れのある動きで我々を魅了します。しかし、喋ってみると意外と天然というか愛すべきポンコツ感も少しあって、またその魅力がファンの方には魅力だと僕は思っています。
 同期の目からはどんな風に見えているんでしょう?

 2018年1月25日に行われた彼女の生誕祭で読まれた手紙を読んでみましょう。

「よこにゃんへ
 

 よっしー!17歳のお誕生日おめでとう!


 よっしーと初めて話したのはSKE48・8期生の最終審査の時。第1印象は髪が長くてツインテールしてる子でした。


 まだ初めての頃は8期生のみんなのことをそんなに知らなかったけど、髪が長いよっしーはすぐ見つけられて、それに話してみるとおっとりで、優しくて、話しやすくて一気に仲良くなれました。

 よっしーは8期生の中でも一番にアンダーに出て、3チームすぐに制覇してるのを見て、私はよっしーに追いつくのが精いっぱいでした。

 でも、よっしーは自分に厳しく、レッスン場に行くといつも練習してて、人一倍努力家で、そんなよっしーに凄く刺激を受けていました。そして、そういうよっしーを尊敬しています。


 研究生の頃、みんながうまくまとまらず、話し合いをした時がありました。その時、いつも何もいわないよっしーが関西弁で泣きながらスバっと自分の溜めてた気持ちを離してくれた時、凄くビックリしました。


 でも、よっしーが言うと説得力があるし、本当にみんなのこと、そしてSKE48のことを考えて言ってるんだなと思います。

 よっしーは内に溜め込んでしまうタイプかなと思うところがあるので、これから同期で同じ時期に昇格した私、実代ちゃんにも色々話してね。そしてたくさん頼ってほしい。


 お互いを刺激い合いながらチームSを下から盛り上げていきましょう。

 

 最後にSKE48に入って1か月ぐらい経った頃、アンケートでライバルは誰ですか?っていう質問に私は北川愛乃ちゃんと書きました。そしたらよっしーも私の名前を挙げてくれていました。ライバルって思ってくれていたことが嬉しかったです。


 今も私にとってよっしーはライバルです。そして最高な仲間。いつも一緒に帰ってくれてありがとう。

 素敵な17歳になりますように。

 改めてよっしーお誕生日おめでとう。

 真面目だけど実は天然で、ちょびっと抜けてるよっしーのことが大好きな井上瑠夏より」

 この年のスピーチで彼女は4つの目標を挙げます。
 ① SKE48シングルの選抜メンバーに入ること。
 ② チームSのセンターになること。
 ③ 総選挙で45位になること。
 ④ SHOWROOM、Instagramのフォロワーを1万人に増やすこと。

 この4つです。

 ストイックな努力家の彼女が言うからこそ、説得力があり心に響くものがある。
 そして、彼女がいることが同期やチームの刺激にもなっていく。
 それは何もメンバーだけでなく、僕らファンもそうかも知れません。
 僕は、2度彼女の舞台を観ました。
 「猩獸」と「BlackSmith」です。
 いずれも舞台の上で演じるよこにゃんの姿に、毎回会場を出る時には生きる力をもらっていました。特に「BlackSmith」は本当に力をもらいました。

 そう、よこにゃんには女優としての魅力もあります。
 翌年の2019年2月8日の生誕祭で読まれた彼女への手紙では、女優としての彼女について語られています。


「よこにゃんへ


 18歳のお誕生日おめでとう。


 お手紙の依頼をいただいたのは握手会。よこにゃんのファンの方がわざわざ私のレーンに足を運び、頭を下げて頼みに来てくれて『うっそだー。なんで私?』って言ったら『委員の満場一致だったんです』って。ほんなら委員全員連れてこいや!

 とそれは、まぁ冗談なんですけど、とは言えなかなか直接お祝いするタイミングがなく、お手紙という形にはなりましたが、こうした機会をいただけて嬉しいです。

 去年の生誕祭では一緒に昇格した同期のメンバーとの差について悩んでることを明かし、4つの目標を挙げ、そして加入前にNMB劇場で観た『会いたかった』公演についても話してくれました。

 実はその公演では私はステージの上に立っていて、私たちを観てSKEに入ろうと決めた、そう言ってくれたこと、大阪在住で身近に他のグループが存在しながらもSKEがいいと選んでくれたことが本当に嬉しかったです。


 どこまでも熱い気持ちを持ってくれているよこにゃん。その熱さをひしひしと肌に感じたのが私と綾巴のレギュラー番組『K'zStation』でした。

 一度の出演依頼、なんとびっちりと内容のある企画書を制作してくれて、私たちだけでなくケーズスタッフもみんなよこにゃんにメロメロです。

 それからというもの隙あらば『よこにゃん、よこにゃん、よこにゃん』とオファーの連続。着々と数を重ね、当然最多出演です。

 メンバーの熱さを伝えるこの番組には相応しすぎました。本当にいつもありがとうね。これからもいつでもお待ちしています。

 そして、なんといってもよこにゃんとの距離がぐっと縮まったのは舞台の出演。実は去年2作よこにゃんと同じ板の上に立ちました。1つ目はロミオとジュリエット。ロミジュリは組が違ってなかなか接点がなかったけれど、稽古場で見るよこにゃんの演技に度肝を抜かれました。

 17歳という年齢でいながらも年の離れた『ばあや役』を自分のものにしていた姿に『化けもんだ!』って思いました。何を参考にしてそんな演技ができるんだろう?この子の頭の中はどうなっているんだろう?疑問でいっぱいだった。同時に、これが実力なんだって思い知らされました。本当に衝撃だった。

 そして、その芝居が結果を結んだ『ネギま!』の舞台は予定が合わずに見には行けなかったんだけど、稽古の様子を嬉しそうに話してくれて嬉しかったなー。芝居が好きなんだなって、私まで嬉しくなったよ。

 そして、『刀使ノ巫女』主要キャストにSKEから5人選んでいただき、約1か月の毎日を一緒に過ごし、アイドル活動ではなかなか感じられない貴重な経験が私たちをたくさん成長させてくれたね。本当に楽しかった。

 でも、素直なことを言うと正直複雑で、申し訳ない思いもありました。

 でも、柳瀬舞衣ちゃんとして生きるよこにゃんの背中がいつも頼もしくて、まっすぐな瞳に吸い込まれそうになるくらい毎日たくさんの刺激を受けました。本当に本当に感謝しています。ありがとう。

 よこにゃんの芝居へのストイックなところ、座組の誰も認めていたし、礼儀正しく真面目で謙虚な姿勢が稽古中はもちろん、本番での空気を引き締めてくれていました。

 谷、綾巴、彩姫、私と先輩ばかりの中、ときどき見せる不器用な甘え方や変わらないザ・ポンコツなところ。私たちは可愛い妹ができたようで、5人でいることの心地よさや安心感、芝居のことになるとライバルのように出るバチバチ感も全部全部が大切な宝物です。


 17歳のよこにゃんの人生にたくさん携われて良かった。もちろん私の1年にもよこにゃんがたくさんだったよ。

 18歳も素敵な実りのある1年になりますように。演劇の世界でも、アイドルとしてのステージでもキラキラと輝き続けるあなたを応援しています。

 お誕生日おめでとう。

 斉藤真木子より。

 PS

 先日、彩姫からよこにゃんにいつか握手会で刀使ノ巫女メンバーでコスプレがしたいと言っていると聞きました。チャイナドレスとタクシードライバーとメイドとナース以外だったら何でもいいです。ご検討よろしくお願いします。」

 女優としての彼女の想像力のリーチの長さとそれをアウトプットする演技力が彼女の凄さだと思います。
 そして、忘れてはならないのが、番組からまた呼びたいと思わせてくれる真摯な姿勢。
 どんな仕事でも全力で取り組むという姿は、今メディアに沢山出ている須田亜香里とも通じるところがあると思いますし、これから後輩たちがメディアに出ていく際に参考になるのでは、と思います。
 この年のスピーチで彼女は「4つの目標を叶えることができなく申し訳ないなって思っていて」と語ります。目指していたアイドル像との違いや泥臭くチャレンジしていくことへの迷い、努力が必ずしも報われなかった時の悔しさも語ります。それでも彼女はくじけず、進学という選択肢をせずにSKE48のみで進むことを語ります。
 

 それから、次の生誕祭までの1年で彼女は、見事にSKE48の選抜に選ばれます。
 現在のSKE48のシングル選抜には、握手会の売り上げが大きく影響するのではと語られています。この握手会の売り上げが大きく影響するシステム自体は、僕はあまり賛成派ではありません。ファンへの握手対応以外にもアイドルの魅力は沢山あるので、そちらを評価する枠も欲しいと思っているからです。また、握手会の会場には行けないファンの貢献度が低くなってしまう可能性もありますしね。
 ただ、よこにゃんに関しては、握手会の売り上げも勿論なんですが、ネット上でのファンの方への向き合い方も非常に素晴らしいです。
 皆さんは、よこにゃんのアメブロを読んだことはあるでしょうか?
 毎回、ファンの方々のコメントを拾ってその答えを返しています。
 それはなかなか真似のできないことですし(この記事を書くためにいつもアメブロを読んで行ったんですが、いつもの倍時間がかかりました)、それを続けていられることもなかなか出来ることではないと思っています。
 会える人にもこれから会うかも知れない人にも、きちんと言葉を届けていく姿勢は、忙しいだろうに本当に頭が下がります。
 ファンサービスや公演だけではなく、外仕事も舞い込んできます。
 その外仕事とも誠実に向き合います。
 結果、彼女のメディア出演は徐々に増えて行きます。
 努力が実を結んで行きます。
 

 今度は2020年1月26日の彼女の生誕祭で読まれた手紙を読んでみましょう。

「よこにゃんへ

 お誕生日おめでとう。

 お手紙を書かせていただけることをとても嬉しく思います。

 どうも!SKE48のニューシングル『ソーユートコあるよね?』のセンターの人でーす。パチパチパチ。

 よこにゃんとは同じチームってわけじゃないけど、デビュー当初から目を引く、気になる存在でした。

 いつも一生懸命なパフォーマンスで優等生のタイプかと思いきや、全力で描いた絵は型に嵌ってなさすぎて、凄まじくて、中毒性が半端ないよね。

 どんなことも周りよりも一ひねり二ひねりしていて、他の誰にも真似できないものばかり。見ている人を飽きさせない工夫の一つ一つに私はいつも感動しています。

 かと思えば一生懸命喋っている時はだいたい天然発言が飛び出しちゃうところなんかは本当に面白くて、愛おしくて、もう最高!ずっと見ていられる人です。

 でもそんなよこにゃんに期待をしつつも少し心配しながらいつも見ています。

 頑張るぞってスイッチが入った時にまっすぐ突っ走る姿が素敵。でも少し頑張り過ぎちゃうところが危なっかしくてソワソワしながら見守らせています。

 でもね、やっぱり頑張りすぎたらどんな人だって疲れちゃうし、長くは頑張れない。それにファンの皆も私も頑張るよこにゃんも好きだけど、頑張ってるからこそよこにゃんが笑顔でいられるように支えてあげたいし、時には頑張ってないよこにゃんに甘えてもらうことも楽しみたい生き物なんです。

 だから大変だなと思う時ほど更に頑張るんじゃなくて、頑張るよこにゃんの隣のスペースを少し開けてみてね。ちゃんと隣で支えるからさ。くれぐれも一人で頑張らないように、だよ。

 だからね、最近は何か困ったことがあると時々私にも頼って連絡をくれたり、相談をしてくれることがあるのも凄く嬉しいです。でももっと甘えてもいいよ、って言ってあげようとしたんだけど、この前は逆に私を支えてくれた日もあったね。本当に頼もしくて凄く凄く嬉しかったよ。ありがとうね。

 よこにゃんは『私なんか…』ってよく言うけど、そろそろ胸を張ってもらわないと困ります。ここぞという時は『私に任せて』って言ってくれたら皆喜んでついて行くからね。もちろん私も。

 全力でアイドル頑張ることの素晴らしさ、努力って報われるんだよってことを一緒に皆に伝えられたら嬉しいです。

 努力っていつどんな形でかわからないけど必ず報われるって思ってる。もちろん望んだ形で叶うとは限らない。それは芸能界に限らないこと。

 でも頑張った分だけスタッフさんやメンバーだったり、そしてもちろんファンの方だったり、人と思いを重ねる分だけその時の自分にピッタリな形で報われるって私は信じてるよ。頑張ろうね。でもそれ以上に楽しもうね。

 よこにゃんは本当にファン思いだから今後もファンの方を思うが故に、行動や考え方で考えたり悩むこともあるかもしれないけど、私が思うのはよこにゃんとファンの皆は人間的な芯の部分でつながってると思うんだ。だからよこにゃんが前さえ向いていれば絶対に応援してくれると思う。

 髪の長さのおかげだけじゃない。目を引く魅力の一つ一つは本当に努力の賜物です。北川愛乃そのものです。

 これからも色んなよこにゃんを見せてね。

 いつも刺激をくれて本当にありがとう。

 そして、最後になりますが、SKE48シングル『ソーユートコあるよね?』選抜おめでとうございます。

 よこにゃんがいる選抜、私好きです。

 以上、SKE48チームE 須田亜香里でした。

 お手紙一緒に聞いてくださった皆様、読んでくれたメンバー様、ありがとうございました」

 もうね、SKE48のベテランメンバーは、みんな良い手紙書きますよね。
 よこにゃんの熱さが刺激になる、そして、そんなよこにゃんだからこそ、応援したくなるし、時には頼って欲しくなる彼女の人間としての魅力が伝わる素敵な手紙だと思います。
 ちなみに、よこにゃんはこの1年をアメブロではこんな風に振り返っています。

♡よこにゃん♡ 生誕祭のコメント No.39 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ampproject.org)

 このブログの中に出て来る「生きがい」という言葉が凄く心に残っていましてね。
 自分の頑張りが誰かの元気になる。
 自分が頑張る意味を見つけた彼女は、より強くなります。
 怪我で止まっても、応援してくれる人たちが待っている。
 だから新しい夢を持てる。
 ちなみに、この生誕祭の時の写真展も凄く良いので気になった方は、生誕祭から2月4日までのアメブロをチェックしてみてください。

 真木子の手紙にもありましたが、彼女の熱さは外仕事にも繋がって行きます。
 たとえば絵の仕事です。

 ちょっと彼女のアメブロを連続して2つ読んでみましょう。

♡よこにゃん♡ キャラクター紹介『ぴちこスター』ちゃん NO.92 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ampproject.org)


 ♡よこにゃん♡プレバトさんのお絵かき動画③ No.545 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 1つめのブログでは、彼女の絵の奥行が伝わってきます。
 よこにゃんの絵をみると、アート思考で描いている絵だなあ、と毎回思います。
 アート思考というのは、上手に模写するということではなく「①自分だけのものの見方で世界をみつめ、②自分なりの答えを生み出し、③それによって新たな問いを生み出す」ものだと、「13歳からのアート思考」の著者である末永幸歩さんは定義しています。
 よこにゃんの絵には上記の3つが全てあると僕は思っています。ピカソの「アビニヨンの娘たち」のように「模倣ではなく再構成」という視点が近いのではとも思っています。
 2つ目のブログでは、彼女のストイックさと彼女の夢に寄り添うご家族の温かさが伝わってきます。
 その結果、アーティストとしての彼女の素晴らしさは、いまやテレビのゴールデンタイムにまで届いています。
 今、ご家族について書きましたが、よこにゃんの真っすぐさの根源には、ご家族も関係しているのではないか、と思います。
 彼女のアメブロと極真空手のサイトでのインタビューを読んでみましょう。

♡よこにゃん♡ まんまんばあちゃん NO.80 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

大山倍達極真会館 | 極み人| KITAGAWA (mas-oyama.com)


 一つ目のアメブロは、初めて読んだ時に涙したのを覚えています。
 後悔しないように、今を全力で生きる。
 そして、2つ目のインタビューで両親が提案してくれた空手の道。試練に負けずに向き合うところと、笑顔で向き合えることの強さ。
 どちらも今のよこにゃんを作る重要なものだと思っています。
 

 いきなり話は飛びますが、先日、遅いインターネット会議という対談で評論家の宇野常寛さんと「平成のヒット曲」を上梓した音楽ジャーナリストの柴那典さんの対談が、渋谷SAAIで行われました。その中で、48グループの総括になった時に、美空ひばりの「川の流れのように」のアンサーソングとして「RIVER」があり、その延長線上に指原の歌である「恋するフォーチュンクッキー」があるという話になりました。
 指原は、48のファン参加型システムのボトムアップであり、旧世代的なワイドショーの文脈をハックした存在でもあると語られます。新しさと古さのどちらも持っているプレイヤーながら「結果として指原莉乃というワイドショーのコメンテーターを生み出す装置になってしまった」と総括し、指原莉乃の限界の方に報復されたのが今の48だと思っていると宇野さんは語っています。
 既存のシステムとは違うシステムを作れば川に流されず運命を信じられるはずが、象徴である川に指原も行ったのではと更に付け加えています。
 僕はこの対談を全て見終えた後、暗澹とした気持ちになりました。
 確かにそうなんだよなあ、と。
 でも、何かその閉塞感や限界のカウンターになるメンバーはいないか、と考えました。
 残念ながら、その時には見つからずに暗澹たる気分で過ごしました。
 それから週末に向けてよこにゃんの芸術性について書こうかと過去のブログを順番に読んだり動画を探していました。

 そんな時、よこにゃんのあるブログを読みました。


♡よこにゃん♡生誕祭  No.401 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ampproject.org)

 彼女の手紙を読んだ時に、こんなにまっすぐに自分の、そしてグループの夢を語ってくれるメンバーがこの2021年にいるんだ、と感動しました。
 いつからか、語ることが少なくなってきた紅白やドームでの公演、僕がしる限りでは同じような夢を語っていたのは倉島杏実だけではないか、と思います(もし、いらっしゃったら是非、教えてほしいです)。
 そこから、改めてよこにゃんについて違う角度からブログや手紙を集め直してたら、こんな時間になりました(本来は日曜日の8時に更新予定が今は22時になろうとしています)。
 なんというか、正統派のワクワク感が彼女の手紙にはあるんです。
 彼女が演じる姿や踊って歌う姿、生み出す絵画も素敵なんですが、それ以上に彼女が作る「希望」が今はとても貴重だと思います。

  the pillowsの曲に「スケアクロウ」という曲があります。
 「スケアクロウ」というバディものの映画を元にした曲なんですが、そのAメロでこんな一節があります。

「夢の向こうまで僕は旅を続けるつもりだよ 君を連れて 誰かが語った現実という物語が答えじゃないぜ」

 


 この曲の「僕」はファンの皆さんかも知れませんし、よこにゃんかも知れません。
 来週に行われる8期生から10期生たちによるコンサート。
 きっとここから、新しい物語が始まる、それは多分、「風の強い日」になるかも知れません。でも、よこにゃんなら、きっと進んでくれる。だって、彼女には夢がちゃんと見えているから。そう信じてこのブログを終えたいと思います。

 ※本当はよこにゃんと「モノ」との向き合い方とその豊さについても考えていたので、またチャンスを見つけて書きたいと思います。


2020年12月5日土曜日

北川愛乃の「つくる」もの

 「つくる」北川さん


 

 何かを表す時に一番、簡単な伝達手段は何でしょうか?
 僕が一番に思いついたのは、言葉です。
 言葉には意味があります。
 しかし、言葉にすることで一つの意味や記号に表現を閉じ込めてしまう退屈さがあります。
 だから、文学はいくつも言葉を並べて物語にしたり、より縮めて韻文にしたりして、その芸術的な領域を広げてきたのかもしれません。
 では、言葉以外で伝えるものはあるのか、聴覚を用いた音楽もあると思います。
 古くからクラシック音楽等は、タイトルや背景を知っていないのと分からないものもあります。
 僕自身もクラシックのCDのライナーノートを読んで、初めてそういうことを表現していたのか、というリテラシーの低さを爆発させています。ただ、そこでクラシックではなく新しい音楽として初めて意味を獲得する面白さもあります。

 さて、じゃあ、美術はどうでしょうか?
 よこにゃんこと、北川愛乃が描く絵は写実的なものではなく、抽象的なものが多いです。
 抽象画の面白さは、こちらの理解力と芸術家の表現力が一致した時や、こちらの理解のリーチの遥か遠くまで表現していた時の驚嘆があるのではないかと思います。
 ピカソの「アタンシオン(注意力)」やセザンヌの「サンサシオン(感覚)」と芸術家たちは様々なものを用いて、作品を残してきましたが、よこにゃんの絵を見るときにも、自分の注意力や感覚が動員される気がして面白いんですよね。

 彼女は、SKE48のメンバーの中で1、2を争うぐらい尊敬しているメンバーで、何故、尊敬できるかというと「創る」からなんですね。そして、「造る」メンバーでもある。

 彼女のアメーバブログは、2020年12月5日、本日までの時点で351記事。その中で様々なものが「創られ」、「造られ」ていく過程が残されています。

 たとえば、初期の「ドムヘッド」を完成させるまでの工程は、普段、何気なく知っているドムの頭の構造をパーツレベルで再認識していく発見と、徐々に知っている形が出来上がる楽しみ、そして、彼女の工夫が見えてきます。2019年12月30日から2020年6月12日まで続いたこの連載は、徐々にコロナ禍で日常が変わり、止まっている感覚がある僕らに変わらない日常の場の一つになっていたのではないかと思います。
 今、造っている「ムカデちゃん」もどうなるのか、楽しみです。

 

 造形物だけではありません。
 携帯ゲーム「P4U」での敵キャラクターデザイン。
 名古屋の有名な物や場所をモチーフにしながら、キャラクターをデザインしてくんですが、定型にこだわらない自由なキャラクターデザインです。
 同じ発想が出てこない、ワンアンドオンリーの素晴らしさがあります。


 彼女のつくるものは、視覚だけではありません。
 味覚も刺激される料理も沢山作っていきます。
 しかも、ちょっと気になる名前が多いんですよね(僕が料理に詳しくないのもあるんですが)。
 ダルゴナコーヒーとかは、ちょっとやってみたいですね。
 バスク風チーズケーキも動画付きで分かりやすかったですね。
 ちなみに、豆腐お好み焼きの時の服が好きです。

 更に、彼女のブログの凄いところは、よこにゃんへのメッセージを拾っているところ。そして、コメントをするところだと思います。きちんとメンバーが読んでくれているという嬉しさと、他のファンの人も読んでいるということで、凄く良いコミュニティが出来ていると思います。これって、なかなか作れるコミュニティーじゃないんですよね。
 僕も今、こういうコミュニティーが出来ないか考えています。

 11月からのデッサンの練習から、彼女の次の作品にどんな要素が加わるのかも楽しみです。

 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12637356874.html?frm=theme

 そして、忘れてはならないのが、彼女の身体自体がアートであることです。
 それを感じたのが、劇団壱劇屋の「猩獣」を観た時です。
 ワードレスという台詞なしの身体表現のみの演劇だったんですが、彼女の表情や動きからどんな気持ちなのか、どんな背景があったのか、能動的に対象に向き合うという意味では、彼女の描く絵ともリンクする気がします。

 来年の新作でどんなものを見せてくれるかも楽しみですが、被写体としての彼女自身も様々な世界や物語を描きでしてくれると思います。特に振袖の写真は本当に良いですね。
 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12641337965.html?frm=theme

 最後に、2020年7月1日の行ってみたい国の回も興味深くて、彼女からみたそれぞれの国、特に北極のオーロラはどんな風に映るのか、見てみたいです。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12608156257.html?frm=theme

 彼女が「つくる」世界はSKE48の新しい価値観の一つだと思います。
 2020年後半は徐々にメディアでも彼女の才能がピックアップされ始めました。
 2021年は代表作が一つできるんじゃないかと期待しています。

 ※おかしい…。ベレー帽に眼鏡のよこにゃんって可愛いよね。みたいなゆるい記事の予定だったのに。

2020年9月15日火曜日

12周年公演に向けての短期連載第14弾「『大好き』をもうマスターしたか?」

 踊ってみてわかること


 SKE48の12周年公演が発表された日からメンバーたちはだいたい3つの公演をマスターしていかなければいけません。丁度今日で、公演までの期間が半分終わりました。残りの半分の期間で完成まで持っていかなければいけません。
 もう想像するだけで無茶なことを考えるなあ、という感じですが、我々もメンバーの振り入れの一部を感じることができるものがあります。
 それが北川愛乃こと、よこにゃんのアメブロです。

 よこにゃんが「手をつなぎながら」公演の「大好き」の振り入れをやってくれているんですが、凄くゆっくり丁寧に動画で教えてくれます。ちょっと見てみましょう。

 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12622198413.html?frm=theme

 こちらは第1回目の動画ですが、3つに分けてふりを教えてくれています。
 これが凄く分かりやすくて良い。もともとよこにゃんは、発信力や言葉のセンスが素敵な人でしたが、教え方も良いですね。本当にゆっくり丁寧に教えてくれます。
 1回目はわりとついていけましたが、2回目から徐々に覚えていく量が増えると結構大変になってきます。これを短期間で覚えるメンバーたちは本当に凄いですね。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12622425265.html?frm=theme

 そして、3回目と4回目。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12622692493.html?frm=theme

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12622900548.html?frm=theme

 ちなみに僕は第4回目に行く頃には、結構時間が経っていましたよ。
 そして、第5回目!
 もうね、ここに辿り着くころには若干「大好き」がお腹いっぱいの状態でしたよ。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12623148748.html?frm=theme

 なんとか、一通りふりを踊るというよりは、真似してみたというのが僕の場合は近いですが、ただ単にふりを覚えるだけで大変なのに、メンバーはここからポジションやフォーメーション、指の角度とかまで他のメンバーと合わせるんだから、本当に大変ですよね。それを公演の16曲×3で、48曲。もう、想像しただけでクラクラします。


 ちなみによこにゃんのこのブログのもう一つの良いところは、ファンの方のコメントをしっかり拾ってくれるところ。ちゃんと読んでてくれるんだ、と嬉しくなりますよね。

 今、メンバーが頑張っている今、ちょっとその頑張りの片鱗を自分も体験してみたいという方、是非是非、体験してみてはどうでしょう?

 


2020年3月2日月曜日

2020/3/1 北川愛乃showroom配信の感想

今、SKE48に出来ること


 コロナウイルスの影響で、予定されていたSKE48のイベントが延期や中止になっている中、様々なメンバーがこの事態の中で出来ることを試していることは、少し前の記事で書きました。
 僕らの「日常」や「当たり前」が少しずつ停滞する感じがします。
 全く変わらないという地域の人もいれば、この1週間で数百万クラスの赤字を抱えた中小企業の方もいます。
 こんな静かに不安だけが蔓延していく中、アイドルに出来ることは何でしょう?
 僕なりの答えは、ダウナーな気分になりつつある今日を変えていくことではないでしょうか?
 それは、現実逃避という意味ではなくて、ただでさえ外に出るのもエリアによっては憚られる中で、「今日あった良いこと」を一つ増やしてくれる。些細なことかもしれませんが、何か良い日にしてくれる、そんなことを僕は期待してしまいます。
 よこにゃんこと、北川愛乃はそれが凄く上手なメンバーの一人だと思っています。
 特にアメブロと公式ブログの使い分けと、ショールーム配信、それぞれで次が楽しみな内容を発信しています。数日前からどう動くのかな、とぼんやり見ていました。
 
 彼女が選択したのは、showroomを利用したカラオケボックスでのソロコンサートでした。
 SKE48に限らず、様々なアーティストのファンの間で無観客コンサートはどうか、という意見が出ていますが、スタッフの手配だけでも赤字になってしまう中(youtubeなどのスパチャで回収しようという団体もありましたが、どこまで行けるかはまだ未知数です)、どうするのか、という問題を48グループのshowroom配信のルールの中で見事にやってのけたのは、素晴らしいと思います。
 
 さて、コンサートのセットリストを簡単に書いておきますね。

1、制服の芽
2、RESET
3、重力シンパシー
【自己紹介】
4、チョコの行方
5、あうんのキス
6、スカート、ひらり
7、DIRTY
8、Must be now
9、Stand by you
10、遠くにいても
EN1、僕は知っている
EN2、大好き

 凄く良いセットリストだと思いましてね。
 今の状況を反映した曲選びだと思うんですが、「制服の芽」の「元気の準備中」とか、まさに今のSKE48やファンの状況をイメージさせられますし、「RESET」からは公演に対する新鮮さを次にする時は感じるんだろうなあ、と思います。
 「重力シンパシー」の「愛について思うだろう」という部分も良いですね。
 バレンタインを意識した「チョコの行方」や静岡のエコパに行けなかった人のために「あうんのキス」をセトリに入れてくれているのもファン想いで素敵だと思いました。
 「スカひら」では、スカートもそうですが、長い髪がひらりとなっているのが印象的でした。
 また、「DIRTY」はちょっとした今の世情のようで、エコパ要素だけでないのではないか、というのは深読みですかね。
 そして、まさかの「Must by now」ですよ。
 自分でミュージックビデオを観ながら練習したそうで、これは凄い。
 普段のSKE48のレッスンだけでも大変だろうに、更に他のグループの曲までマスターしていくとは、スゴイぜ、よこにゃん。
 「Stand by you」という何気ない日常の中に発見があるこの曲も、公演やコンサートが延期になった今聴くと、大切なものについて気づかされますね。
 本編最後は「遠くにいても」。
 これも今聴くと、コロナという壁で遮断されているようで、ちゃんと繋がれる手段はまだまだあるんだと考えさせられました。
 ここで、よこにゃんのお母さんが号泣しているのも良くて、「私も『手をつなぎながら』公演の中で唄ってたら泣いちゃう」と言っていましたが、曲の力ですね。
 アンコールはコンサートの定番である「僕は知っている」や「大好き」を持ってくるのも分かってらっしゃる。
 配信の中で「皆さんとお会いできないんですけど、遠くにいても一緒ですよということを伝えられたらと思います」と言っていましたが、見事に成功したのではないかと思います。
 汗をかきながら、一生懸命公演をしてきた彼女の姿に元気をもらった人も多かったのではないでしょうか。
 これからの一週間、社会が良い方向に進んで行ってほしいですが、僕らの「日常」や「当たり前」とも手を離さずに毎日を頑張っていかねば、と思いました。
 SKE48が公演やコンサートをしている当たり前の毎日が、一日も早く戻りますように。

 
※ちなみに、よこにゃんが踊った難波の曲はこれだ!

2020年1月24日金曜日

祝!北川愛乃19歳の誕生日!

シアターで会いたい人


 本日、2020年1月24日はよこにゃんこと、北川愛乃さんの19歳の誕生日です。
 
 よこにゃんにとって18歳の1年間は、躍動の1年間だったと思います。
 単独での舞台出演やハムレットでの好演、選抜への抜擢。
 僕が知っている限りでは、グループ内でのベスト3に入るぐらい躍進したのでは、と思います。
 その反面、彼女を取り巻く環境については、なかなか厳しくて2019年後半からは彼女が目指す女優に直結する仕事が止まります。「運営、頼むぜ」というのは簡単ですが、48グループに名指しで演技仕事を回してくれるところって、最近はなかなか少ないんですよね。
 できたら、「SKEBINGO!」の演技を学ぶというアプローチがアイドル番組として、凄く面白かったので、是非、第2弾をやってほしいな、と思います。僕はあの番組で彼女の魅力を知りましたから。

 それから、魅力が更新してないかと言うと、全くそうではなくてですね。
 選抜になってからのアメーバブログの内容が凄く面白いんですよね。
 演技の仕事をしていたからか、お客さんにどう見えているか、どうしたら楽しんでもらえるか、ということを工夫していると思います。プラモデルを上手に作れないホビージャパン読者としては、彼女が絶賛制作中のドムヘッドの記事は、読んでいて本当に尊敬します。
 しかし、それはブログの一要素に過ぎません。
 コメントへの丁寧な返信。
 これは、ファンからしたら嬉しい。
 よこにゃんが、読んでくれているということから、コメントの質も上がってくると思いますしね。
 最近、読んだ記事では、握手会の売り上げ残数を以前書いて怒られたことを書いてましたが、そもそも握手会のPRってアイドルがする仕事かね?と思いましてね。それ、運営の広報部の仕事じゃない?と思うんですよね。だいぶ、運営のTwitterとかのフットワークが軽くなりましたが、このあたりももう一工夫必要かな、と思います(ファンの方がガンガンPRするのは良いと思ってます)。これを書きだすと、握手会の売り上げが選抜に大いに関係してくるのが関係してると思うんですが、そろそろ、昔のように「お試し枠」とか「外仕事枠」とか入れて行きませんか?正直、よこにゃんの選抜はリリース数が多かったころなら、もっと早かったと僕は思っています。
 うん、文句を書いてると長くなりましたね。
 彼女が独自の感性で描く絵も良いんですが、僕は彼女の書く文章が好きです。
 もし、チャンスがあれば創作をしたらどんな作品が出来るんだろうと可能性を感じられるメンバーです。
 

 先日、行われた選抜コンサートでは、「シアターの女神」を唄った彼女。
 曲を聴いていただければ分かると思いますが、ファン目線でアイドルの公演へ行ってみるまでを描いている曲なんですよね。
 秋元康の作詞の勢いが凄かった頃の曲なんで、名曲でもあるんですが、ファンを大切にしているよこにゃんが歌うことで、説得力があるんですよね。
 選抜コンサートの名シーンの一つだと思います。

 舞台の仕事を頑張ってきた彼女、19歳からの1年。
 今度は映画の仕事に関わったらどうなるかな、と思います。
 黒髪が長い彼女なので、古いけれど黒澤明の「素晴らしき日曜日」のヒロインや、市川崑の「細雪」といったクラシックな少し昔の時代の女性を演じるところとか観てみたいなと思っています。
 あと、急に偏差値が下がりますが、ひたすらよこにゃんが暴れまわるアクション映画とかね。そういや、吉村さんの「修羅道」の主演でしたね。
 今年は、映画館という「シアター」で活躍する彼女も観られることを僕は期待しています。

2020年1月8日水曜日

SKE48のアメブロが面白い① よこにゃん編

読みごたえに自信あり!


 皆さん、SKE48のアメーバブログって読んでますかね?
 2020年1月現在、「ソーユートコあるよね?」選抜の皆さんがブログを担当していますが、今回はアメーバブログさんとのコラボ企画で様々なテーマを最初の10日間は書いて行ったんですが、これがなかなか面白くてですね。
 特に「SKE48で一番思い出深い楽曲」の時なんかは、凄くこのブログとしては、ありがたいと言いますか、メンバーの曲への思い入れを知ることが出来て嬉しい限りです。

 さて、そんな中で僕が最近、面白いなと思ってるのがよこにゃんこと、北川愛乃さんのブログなんですね。
 「北川愛乃って、誰?」という方の為に公式のyoutube動画を貼っておきますね。ちょっと古くて申し訳ない!






 まず、文字量が凄く多いんですよね。
 だから、読みごたえが凄くあるんです。
 テーマトークもそれぞれ面白かったんですが、自由題になってからの「マニアック」と彼女が書いてる内容が更に面白くてですね。
 「ドムヘッド制作日記№1 №12」という記事をまあ、読んで欲しいんですよ。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12563324340.html?frm=theme

 1回でもガンプラを作ったことがある人なら、彼女の凄さが分かると思うんですよ。
 っていうか、アイドルのブログで「ドムヘッド」ってなかなか出てこないですよ。
 日向坂46が、「キン肉マン」たとえについてこれるのと同じぐらいの凄さを感じますよ。
 すっごく続きが気になる記事の一つです。
 これ、選抜期間中に完成するまでの流れが見られたらいいなあ、と思っています。

 次に、お台場ガンダムとガンダムスクエアに行った時のブログ。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12565103913.html?frm=theme
 
 いやあ、幼いころからモビルスーツが好きなんですね。
 そして、良い師匠というか、お父様を持たれて。
 アニメはどれを観てるのか分かりませんが、個人的には「Zガンダム」の感想とか聞いてみたいですね。
 

 テーマトークの中では「過去の自分にソーユートコあったよね?」が好きですね。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12561126197.html?frm=theme

 で、彼女のブログの良いところとしては、ファンの感想に丁寧に目を通してるんだろうなあ、というのが伝わって来る、各ブログの冒頭の部分なんですよね。これはよこにゃん推しの人達はコメントしがいがあるだろうなあ、と思いましてね。更に、コメントの治安が凄く良くて、実はファンの方のコメントもチラチラ読んで、ほっこりしてました。
 また、丁寧な文章の中で時折、現れる擬音語が素敵です。

 最後に「SKEBINGO!」の「おじいちゃんへの感謝の気持ちを怒りで表現する」でお馴染みのおじいちゃんとの香水エピソードが凄く好きなので、是非ご一読あれ。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12564612299.html?frm=theme

※「SKEBINGO! #1」の感想はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/skebingo.html


    


2019年10月26日土曜日

SKE48北川愛乃のブログが素晴らしい!

失敗から学ぶということ


 皆さん、SKE48の北川愛乃さんをご存知ですかね?
 知らんという方はこちらをご覧あれ!


 8期生でSKE48に入った彼女は、なかなか個性の光るメンバーでしてね。画力は勿論なんですが、演技の仕事で見せる姿が本当に良いんですよ。
 僕は「SKEBINGO!」で彼女の演技力の高さに気づきましてね。特に第3回の殺陣を学ぶ回では、刀の重さできちんと意識して演技しているのを見て、「この子の演技を観たい!」と思って、舞台「猩獸」のチケットを買って観に行ったものですよ。
※詳しくは、こちらの記事をご覧あれ!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/skebingo.html

 本当に良い作品だったから、ソフト化してないのが勿体ない。
 あと、今度壱劇屋さん観に行ったら、よこにゃんがお勧めしてた「独鬼」買いたいと思っている僕ですよ。




  さて、本題に入ると、ここ数日のよこにゃんのブログが凄く良くてですね。
 まずは、こちらを読んでくださいな。
http://www2.ske48.co.jp/blog_pc/detail/?writer=kitagawa_yoshino
 ※SKE48モバイル非会員の人は察してください!

 そもそもは、握手会の残りの部数をTwitterに書いてしまったことが煽ってるみたいになってしまって、彼女の考えるアイドル像と離れてしまった、ということから始まるんですがね。

 今回のブログの記事が本当に彼女の良さを感じられる内容になってましてね。
 showroom配信って、おひねりシステムになってるんで、課金して配信者にお金をいくらか送れるようになってるんですよね。1万円もするアイテムを贈る人に対して禁止と言ったことを別の人には言えなかった。そして、最初にアイテムを贈ってくれた人は来なくなってしまった。
 こういう経験って皆さんも、学校や仕事の中でありませんか?
 僕も転職する前は接客業をしていたんですが、Aさんに言えたことがBさんに言えなかったせいで、サービスに差が生まれてしまったなんてことがありました。
 自分の価値観だけで測ってはいけない、そして、平等にあたらなければいけないという難しさがありますね。

 そして、握手会に来てくれるファンへのお礼を、毎回Twitterに書いていたけれど、ファンというのは目の前の人だけではないと気づかされたこと。
 これもねえ、凄い良い気づきだと思うんですよね。
 かくいう僕も握手会にもう1年以上行ってないですからね。でも、直接会えなくても、応援してるファンって沢山いますからね。
 総選挙強いメンバーのファンって、在宅率の割合も高かったりしますしね。

 人間って失敗した時のことほど、自分の中に刺さって残るものです。
 今回のブログは色んなアイドルグループの若手の子にも読んで欲しい良いブログだと思ったので、紹介させていただきました。

 自分の失敗を人に語るのって、結構大変なことだと思うんですよね。それを書いて、さらにきちんと学べる要素を表せる。よこにゃんには、是非、ビジネス新書とかを書いて欲しいですね。
 真摯に仕事に取り組むよこにゃんだからこそ、アイドルとして、女優として大成してほしいなあと思う次第ですよ。


 最後に、いわしのトルネードっていいよね。僕も今年の夏、たまたま観ました。
※分からない人はよこにゃんのインスタを見よう。


  

2019年9月29日日曜日

「おすすめの映画と本 100%SKE vol.6」



時代を変える風になれ!


 凄い挑戦的な一冊が出たなと思いましてね。
 SKE48の7期から9期生だけで一冊作るというチャレンジ。
 しかも、一人一人のメンバーへのインタビューもあり。
 めちゃくちゃ読み応えのある一冊です。



※ ここから先はネタバレありなので、是非、買って読み終わってから読んでください。


 まず、一番印象に残ったの8期生たちの個性を感じたことです。
 よこにゃんのアイドルになるまでに家族に苦労をかけた分、夢を叶えたいという想い。
 倉島杏実ちゃんの名古屋ドームへの想い。
 理想と現実の狭間で苦しみ、涙しながら、どんどん凄くなる深井ねがいちゃんの読書遍歴。
 いやあ、8期生は個性が強い。

 次に9期生の皆さんのインタビューの中では、池田楓さん川嶋美晴さんの対談が凄くよくて、本人たちの学校生活での境遇を聞くと、アイドルになって頑張って欲しい、と心から思いますし、真木子の「推されとか干されとか、考えてるうちは干されなんだよ」という一言がカッコ良かった。
 それから、石川花音さんのインタビューも凄く面白かったですね。なんとなく、宇野常寛さんの番組とかで一度呼んで、じっくり話を聞いてほしいメンバーだな、と思いました。

 そして、一番注目していたのは、水野愛理と菅原茉椰の対談。
 小畑優奈、後藤楽々という7D2を引っ張ると思っていた二人が卒業した今、この二人には期待せずにはいられません。
 愛理の同期愛の強さを感じるインタビューでしたね。
 そして、ゆななを失った大きさも。
 でも、ここからまた誰かが飛び出すしかないと思うんで、7D2にはどんどんアクションを起こしてほしいなと思いましたよ。彼女たちには、その説得力があると思いますしね。
 
 編集後記の映画「アイドル」に対する意見は大賛成。
 10月5日に対する期待が膨らみましたし、ライブの見方が相変わらず面白いな、と思いました。

 今回、インタビューしたメンバーたちの中から、珠理奈やだーすーのようにみんなが知っているSKEメンバーが、将来出てくるんじゃないか、とワクワクさせられる一冊でした。
 
 

2019年9月7日土曜日

「話食推しメン処サガミ 6月」の感想



新ユニットに期待



 いやあ、SKE48って色々な企業とコラボしてますが、そういえば、サガミチェーンさんとコラボしてたな、と思いましてね。全然このブログで触ってなかったんで、触っていこうと思います。
 で、まず観て行ったのは、メンバーが面白い6月回です。
 この回は斉藤真木子、深井ねがい、仲村和泉、北川愛乃という大阪出身メンバーが揃ってますよ。
 ちょっと観てましょう。
 個人的に、メンバーが暖簾をくぐって来るオープニングが好き。「スタバ」もなんか合ってますし。真木子がクルっと回るのがいいですね。



 いやあ、普段から「冷やしたい焼き」を差し入れしてくださるサガミ様ありがたいですね。4人の共通点として、いずりんの「顔がうるさい」という答えが最高です。この4人は大阪と言えば焼き穴子ということで集められたんですね。穴子のでかさにときめくねがいちゃんも良かったですね。おいしさで身もだえる真木子も。穴子の減らなさにより目になるいずりんも面白かったです。よこにゃんの食レポの可愛さも。

 メンバーの内面もちょっと見えたこの回もいいですね。



 深井ねがい「立ち直りが早い」
 北川愛乃「一回会った時にすぐ顔を覚える」
 仲村和泉「ゴーカートとかゲームでの車の運転」
 斉藤真木子「指の関節がずっと鳴る」

 この中では、真木子の特技が、唯一、実演で凄かったですね。ここからねがいちゃんの親指、よこにゃんの小指とつながっていきます。
 それぞれのオリジナルメニューも面白かったですね。
 

 
 個人的には、暴露トークのコーナーが良くてですね。



 関西弁でCMするコーナーでの「真穴子の真は真木子の真!」という「G1のGは後藤のG」以来の名フレーズも面白かったんですが、よこにゃんの標準語っぽい関西弁も地方から関西に出てきた僕としては、好きです。あと、真木子が表では滑るけど、裏では受けてるっていうのも面白いですね。
 
 動画3つ観ても、30分ちょいですので、もっと4人の話を聞きたいなあ、というのが僕の感想です。
 ぜひ、コンサートとかでこの4人のユニットをしてほしいですね。
 MCでも面白そうです。リクエストアワー2015みたいに。
 もっと言うと、SKE48で関西人ユニットとか作るのも面白いかもですね。コンサートのMCとかであったら話上手が多いから面白そうです。

 今後は少しずつサガミさんの動画も触っていきます。
 そして、通勤電車の沿線にサガミさんがあるので、今度行こうかなと思っていますよ。

※真木子について書いた「金の愛 銀の愛」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_21.html

※深いねがいについて書いた「君がおもってるより」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_21.html

※よこにゃんについて書いた「4月5日はよこにゃんの日!」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_63.html

2019年7月14日日曜日

「10億円会議 #20 SKE48提案SP~プラン会議」の感想



SKE48に今できること


 皆さん、アイドルに何が出来るのかって、考えたことってありますかね?
 よく「自分が辛い時に心の支えになった」、「日々を頑張る目標」とか、いう感想をアイドル好きな方のSNSで拝見することが多いです。
 かくいう僕も2014年頃に自分が何をしていたかさっぱり覚えていませんが、SKE48に何があったのかはスラスラ言えるぐらいアイドルに支えてもらえています。

 ただ、上記のことって内面的なことですよね。
 じゃあ、外面的なこと、より形になるようなことって何があるのか。
 そんな、みんな考えてそうで考えなかったことに真剣に向き合ったのが、AbemaTVの「10億円会議」です。日本財団がスポンサーになり、各業界の社長や成功者にプレゼンをして、お金を獲得していくという方式の番組でしてね。僕らみたいなアラフォー世代は「マネーの虎」を思い出させる形式と言えば、分かりやすいでしょうか。世の中の役に立つ提案を募る番組です。果たして、SKE48はどんな形で世の中の役に立つんでしょう。


 まずは、番組でプレゼンする為の企画会議です。
 集まったのは、松井珠理奈、須田亜香里、大場美奈、古畑奈和、熊崎晴香、鎌田菜月、北川愛乃の7人。
 ここで、それぞれの個性が出ていて面白かった。

 まず、だーすーこと、須田亜香里の提案。
 「人と共存することを目指す。ネット配信でお互いに悩み相談ができる環境を作りたい」
 アイドルという人との共存に長けた存在だからこそできることですよね。
 また、現在48グループでもレギュラーでワイドショーやニュースに出続けているだーすーだからこそ、瞬発力が求められるこういう形式は向いているかも。
 

 次はみなるんこと、大場美奈の提案。
「就活生・新社会人にアイドルで身につけたコミュニケーション能力を伝えたい」
 就活生が握手会に来て、辛さを語ることが多いということをきっかけに思いついた提案です。握手会で学んだコミュニケーション技術をセミナー形式で伝えるのはどうか、というプラン。
 さすがはみなるん。ターゲットをきちんと絞ってきてますね。

 続いては唯一の8期生、よこにゃんこと北川愛乃の提案。
「Wordlessの殺陣芝居を海外に普及したい」
 自身が経験したワードレスの殺陣芝居を自分が経験したことで、その形式を使って日本の文化や歴史の魅力を海外の人に伝えることが出来るという内容。確かに劇団壱劇屋さんの「猩獸」を僕も観てきましたが、素晴らしい作品でしたもん。これをもし、SKEでやったらと思うとワクワクしますね。
 ちゃんと資料を作ってきて、メリットや問題点を書いてるのも彼女の仕事への誠実さが出ていて良かった。
 あと、ちゃんと現実的な問題点を語っているのも良かったですね。

 お次は7月発売のシングルのセンター古畑奈和の提案。
「周りの目を気にせず、自由に楽しめるフェスを開催したい」
 この提案はいかにも奈和ちゃんらしくていいですね。 
 「~らしく」という旧来の考え方に真っ向から立ち向かう彼女の姿勢はカッコいいです。また、マイノリティ側にいる人間にとってはとても頼もしいんじゃないでしょうか。だーすーの冷静な意見が出ることで、プランの補強ができたことも良かったですね。凄く素敵な意見だったので、奈和ちゃんの言葉を取り出してみると。

「『コイツヤバくね?』がまずおかしいからぁ。別にヤバくないし、自分がやりたいことをやることがヤバイわけじゃないし、うーん、やっていく上でその人達の目が変わればいいと思うし。本当に自分が着たいしたい、表現したい、この身体で何か表現したいっていうものをした時って、人ってそれだけでもめっちゃストレス解消になるし。日々溜まってたその人たちの気持ちが、ちょっとでもすっきりする日が、あったらいいな」

 こういう視線を持ってるところが彼女の素晴らしいところだと僕は思います。また、鎌田さんからのフリーペーパーから始めてみては?という意見もいいですね。

 次は1期生、松井珠理奈の提案。
「SKE48のパフォーマンスで幅広い方達にパワーを届ける」
 「パワーや笑顔を届ける」というアイドルとして出来ることを真剣に考えた末の意見だと僕は感じました。このパフォーマンスがきっかけでアイドルになりたいと思う子が増えたらいいと珠理奈。
 ここから、だーすーが最近感じたことを語り始めます。
 それはアイドルになりたい子が増えると社会的には、意外と大変であるということ。アイドルを失ったら何をしたらいいのか、分からないという問題を指摘します。これがあとから大きな意味を持ってきます。

 次は熊ちゃんこと、熊崎晴香の提案。
「ハンディキャップを持ってる方を巻き込んだライブを開催したい」 
 ハンディキャップのある人への視線が素晴らしいですね。
 普段はコンサートだとコールとかしますけど、喋れない方もいらっしゃいますし、耳が不自由な方もいるかもいるでしょう。うーん、この辺は僕はあまり気づけなかったので、目から鱗でした。
 
 さらにこの意見を補強するかのように、鎌田さんからの提案。
「ハンディキャップ専用の器具を使ったライブを開催したい」
 うーむ、最近は便利なものがあるんですね。
 鎌田さんの「個人としてあゆみよるのも大事だけど、SKEとしてあゆみよりたい」という意見も凄く良い。

 さて、ここから本番に向けて絞り込んでいきます。
 後日劇場に集まったメンバーたち。
 奈和ちゃんとだーすーは仕事の都合でいませんね。

 2つのプランに絞られました。

 まず、みなるんの社会の中での女性の立場に対する分析が光ります。
「女性アイドルって、何か才能が長けてないと登っていけない。芸能界にいられない。それを考えた時に結構肩身が狭いじゃないんですけど。芸能界の中で。それが、世間の女性社会人の方々、男性の方がいっぱいいる企業の中で働いている方にもあてはまるのかなって」という世間の女性とアイドルのリンクについて語ります。「アイドルっていうのは、誰しも偏見が付いてしまうものだから、私はそこを絶対覆したくて。アイドルとしても一人の女性としても考えてますっていうのを会議に持っていきたいなって」

 アイドルが社会経験が乏しいし、学歴がないかもしれないけど、実はこんなことができるという、新しい就職説明会がしたいという意見が出ました。
「元アイドル限定の就職説明会を開催したい」というもの。
 うーむ、これは昨今のアイドルのその後問題の救済に一役買うことが出来るんじゃないでしょうか。

 2つ目のプランは、珠理奈の「私たちをあまり知らない人達にパワーを伝えたい。そして、一番パワーを伝えられるのはライブ」という考えと、6期生コンビの「ハンディキャップの方も楽しめるライブ」を合わせたプランが完成。

 うーむ、どちらのプランも魅力的。
 こうして考えてみると、SKE48が出来ることってまだまだあるんだな、って感じますね。運営も変わって色々な可能性が広がっている今だからこそ、SKE48が出来ることの枠を広げて行って欲しいですね。

 次回はいよいよ、プレゼンです。 
 果たして、どうなる!

 アイドルのその後について取材したお勧めの本の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_53.html

 よこにゃんが出演した「猩獸」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/03/blog-post_21.html
 
 

  

2019年4月21日日曜日

「SKE48版 ハムレット」の感想



人が生きている限りどこにでもある出来事


 日テレで放送されていた「SKEBINGO!」で、お芝居について学んできたメンバー達がいよいよ、シェイクスピアの「ハムレット」にチャレンジしていきます。

 今回はいつもの感想と違って、個別に感想を書いて行きたいと思います。

演出とアレンジ

 シェイクスピアの原作を分かりやすくアレンジしてくれています。
 ありがたいことに、SKE48要素も入れてくれてます。
・デンマーク → サカエ国
・ノルウェイ → 岐阜国

 台詞は必要なセリフに抑えて、心情を表す言葉を足したり、歌を足したりもしてくれています。
 本来なら剣を抜き合うことのないハムレットとクローディアスが、第4幕第3場で刀を打ち合う演出が入っているのも良かったです。
 今回の作品は興味を引く、入口になるようなアレンジだと思います。
 ここから原作に入るとストーリーラインは分かっているので、読みやすくなると思います。

楽曲

 どれも素晴らしいんですよね。
 同じ言葉を別のアレンジで聞かせたり、違う人間の口に歌わせたりすることで、こんなにも違う意味を持つのかと思いました。
 個人的には「恋人はもういない」から始まる曲が好きですよ。
 「愛が消えた日 心の火が消えてしまった」という歌詞がなんとも切なくて。
 「生きるべきか?死ぬべきか?」という名台詞の方も歌にしていて、これがアレンジが変わっていくところが、この後の二人の運命を暗示しているようで、聞いていて不安になりました。

末永桜花&北川愛乃

 緊張感があるストーリーの中で、ほっとするような役割を担った二人。
 リアクションがとても良くって、突然、ヲタになるところも面白かったです。
 よくSNSに上がっている写真が最初のマーセラス・バーナードの写真が多かったので、ローゼンクランツとギルデンスターンの姿がコミカルで、こっちも素敵でした。
 珠理奈の「良心の呵責はない」的な発言に「ええっ!」と登場するのが面白い演出も良かった。
 コミカルでカワイイ役のふたりでした。

高柳明音

 ボローニアスもフォーティンブラスのどちらも説得力が必要な役でしたが、見事に演じきっていました。ボローニアスとしては、元々着る物にこだわる役柄なので、ファッションモンスターの鳥さんにぴったりなんですが、お金に関する教訓を言うところとかも、ビシッと決まっていました。お手紙を読む時に急にカワイイ声になったり、ヲタになった二人が当日券を買おうと退場していくと、「もう満員だったぞ~」と登場するところは笑いましたね。
 また、後半に登場するフォーティンブラスがとても彼女に似合っていて、彼女の眼差しの強さがぴったりでした。

鎌田菜月

 怯える演技が多かったんですが、の動きに注目すると、その時に我慢しているのか、戸惑っているのか、怖いのかが見えてくるんじゃないか、と僕は思いました。最後の演技も悲しくて、毒が身体を蝕む中、息子を見る眼差しは心を動かされました。

佐藤佳穂

 一番ギャップに驚いた人です。
 普段、ニコニコしている彼女から、あんな表情が出てくるなんて。
 劇団しゃちほこの織田さんもびっくりしましたが、レアティーズの激情を表現しているところが本当に良くてですね。
 個人的に「オフィーリア、もう水は沢山だろう。涙は流すまい」というセリフを悲しみを抑えるように言っていたのが、印象的でした。


熊崎晴香

 めちゃくちゃ受けの芝居がよかったです。
 実は登場する場面が多い役柄なんですが、余計な動きをせずにちゃんと相手のセリフを受けてから芝居をしていて、凄いな、と思いました。
 手紙を珠理奈と読むシーンも息があっていて見事。
 最後はホレイショーがこの物語のテーマのようなことを言い、ハムレットの死体に跪いて終わるんですが、その悲しい背中をちゃんと背負っているのも良かったです。


野島樺乃

 はかないオフィーリアを見事に演じてましてね。
 「SKEBINGO!」のオーディション映像で散々観たはずの「これはローズマリー」のところで僕は思わず涙を流してしまいましたよ。悲劇のヒロインをこんなに儚く演じ切るとは。
 オズリックにも見事に変身してましたね。

古畑奈和

 「SKEBINGO!」を観ている限り、多分、一番ハードルを高く設定されていたと僕は思ってるんですが、見事に超えていきましたね。
 邪悪な表情、不安になる表情、全部、良かった。
 さらに、彼女の歌が活かされていたのも。
 「もっと広い世界を知れ!」や「あの世で罪滅ぼしを」というオリジナルのセリフも良かった。
 ちゅりの「ケッタ」の説明で一瞬、奈和ちゃんに戻ってたのも面白かったです。
 

松井珠理奈

 もうね、なんだかんだでうちの大将はやってくれましたよ。
 人間の中にある狂熱を見事に演じてくれました。
 特に赤い衣装を着た背中がカッコよくてね。
 復讐にとらわれて狂ったふりをする演技も良かったんですが、自分と同じように復讐にとらわれたレイアーティーズと対峙した時の表情が更に良かったです。
 一番好きなシーンはオフィーリアの頬に触ろうとした自分の手をもう片方の手で握って去っていくところが、彼の悲しさを物語っていて素敵でした。


全体を通して

 凄く面白い舞台でした。
 これは舞台に携わった先生方やスタッフの方々の力が大きいと思います。
 現在の公演・コンサート・握手に加えて、「SKE名作劇場」として、演劇の仕事を増やして、2か月に1回配信して行ったら女優志望のメンバーも更に活躍できるんじゃないでしょうか?今回参加できなかったメンバー達の演技も観てみたいですしね。
 次はシェイクスピアの「マクベス」とかどうでしょう?


 
 

2019年4月5日金曜日

4月5日はよこにゃんの日



新しい日付


 今朝目覚めると、ブログの宣伝用のTwitterにガンガンよこにゃん推しの方々からのツイートが流れてきてましてね。
 4月5日は、よこにゃんの日であると。
 こういう、ファン発信でメンバーを盛り上げていく運動は自分も好きなので、今日はよこにゃんの魅力について考えてみるか、と思いましてね。

 以前、舞台「猩獸」を観に行った時やテレビ番組「SKEBINGO!」で彼女の演技の魅力については知ったので、今回は他の魅力はなんだろうと過去のブログや配信系をチェックしていきましてね(公演は遡る時間が無かったのでご容赦ください)。

 そこから感じたのは、彼女の文才なんですね。
 非常に真面目な性格からだと思うんですが、一生懸命さや悔しさが凄く伝わってくる文章でしてね。決して装飾的な表現はないんですが、それだけに飾らない気持ちが伝わってきましてね。8期で一番最初にアンダーを担当した努力家の彼女。彼女の真面目さが文章の端々から、伝わっても来るんですね。普段の喋りとは違う、彼女の若いながらも一芸能人としての自覚が感じられる内容です。
 ぜひ、SKE48ブログからチェックして欲しいです。
 会員登録されている方は過去のブログも是非。
 初の公演センターのブログや初アンダーの時のブログは本当に良いですよ。最近だと「猩獸」のブログも。

 あと、独自の芸術的なセンスですね。
 もうね、これは唯一無二。
 僕が一番印象的なのは、「金のおむすび」で僕が推してる岡田美紅と配信した時に登場したおむすびの絵描き歌。他推しながら、お、恐ろしい逸材。と思いましたよ。ガンプラに関しても、細かい作業を丁寧に出来る子だなあ、と思います。 


 最後に演技に関しても凄く良くてね。
 例えば、舞台「刀使ノ巫女」での活躍はダイジェストが残ってますね。
 

 いや、もう観たいわ。
 「猩獸」も「ロミオとジュリエット」も、なんなら「ハムレット」も全部ソフト化して欲しいところです。

 夢は女優さんというよこにゃん。
 壱劇屋さんの動画の中でも「品が凄いある」とほめられていましたが、品って生まれつきのものなので、育ちが良かったんでしょうね。

 舞台への出演が近年続いているだけに、次は映画やドラマへの出演を期待したいな、と思ってます。殺陣の覚えの良さとか観てると、時代劇とか似合いそうなんですけどね。個人的には、また壱劇屋さんの舞台に出て欲しいな、と思ってます。

 8期生は魅力あふれるメンバーが多いので、誰が抜け出すか楽しみですが、よこにゃんが目指すべき場所に向けて、頑張ってほしいな、と思う限りです。
 

 また2020年の4月5日に!


よこにゃん出演の猩獸の感想はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/03/blog-post_21.html


 

  

2019年3月21日木曜日

舞台「猩獸」の感想



強い想い 強い愛


※演劇知識0のSKE48のファンが書いたものですので、勉強不足の点はご容赦ください。ブログ後半からネタバレがあるので、是非、ご覧になってから後半は読んでください。

 本日、2019年3月21日は、大阪梅田のヘップホールに劇団壱撃屋さん「猩獸」を観に行きました。きっかけは、SKE48のよこにゃんこと、北川愛乃ちゃんだったんですね。「SKEBINGO! 」を観ていて、素敵な演技を彼女がされているのを知りましてね。それで、関西で舞台に出るらしいということを知って、チケットを買ったんですね。
 
 ただ、舞台を「能動的に観に行ったこと」がないんですね。テレビとかでやってるのを観たり、友人から2.5次元の舞台のDVDを借りたりということはあるんですがね。なので、ろくに知識がないのに観に行って大丈夫かなあ、とドキドキしていたんですが、結果から言うと、凄く楽しめました。

 なんでしょうね。ワードレスにすることによって、表情・動作は勿論なんですが、照明や音楽、衣装や小道具までが声の代わりになっていると感じましてね。そして、「この人は今、どんな意図でこの行動をしたんだろう」とか「この照明の色は、今どんな気分を表してるんだろう」と能動的に楽しむことが出来ました。多分、表方さんだけでなく、裏方さんも含めた劇団全体の努力の賜物なんでしょうね。凄かった。
 また、約60分という時間も、ダレずに集中して観ることが出来て良かったです。
 
 まず、「猩獸」って何じゃいというところから行きますか。
 こちらの公式動画をご覧あれ。

 

 実はこの作品、過去に「猩獣」という作品をやってるんですね。そちらの再演も今回やってます。



  うーん、こっちも面白そう。
 どっちもポスタービジュアルがカッコいいですね。

  ちなみに、劇団の公式チャンネルには、よこにゃんも出てますよ。よこにゃんが着てるTシャツ!




 さて、まず梅田のヘップファイブまで行きましてね。



 ビルの中はタピオカドリンク片手に歩く女の子だらけでしたよ。本当に持ち歩いてるんですね。「ファイナルファンタジー」世代の人間としては、肩手に剣でも盾でもなくタピオカを装備する不用心さが心配になりますよ(余計なお世話)。まあ、僕も剣も盾も持たずにヘップの8階まで登って行ったんですがね。

 8階には幟が!上の段やこの横にも出演される方々のものがありました。


 ちなみに物販もありまして、僕は新作「猩獸」のラバーストラップと、前日に「観劇三昧」という演劇が観られるアプリで前作「猩獣」を観ていたので、新旧2作の脚本を購入しました。正直、こんな良い内容の脚本をこんな低価格で手に入れられていいのか、と思いました。それぞれこんな感じ。写真が影になっててごめんなさいよ。





 ついでにTwitterで優しいコメントを下さった観劇三昧さんの紹介動画も貼っておきますね。個人的には、前作も観ておくと、今作と比較できて楽しいと思いますよ(更に再演を観るとなお良いかと)。


 


 さて、劇場に入ると、かなり見やすい感じになってましてね。
 僕は前の方で下手側の席でしたが、ストーリーを追っていくのには、不自由しなかったです。
 仮面からしたたり落ちる汗まで見えました。
 よこにゃんの表情の変化もよく見えましたよ。
 衣裳も素敵でした。
 壱劇屋さんの公式Twitterでの画像も貼っておきますね。



 この素敵な3人家族の生活から始まっていくんですが、もう、このシーンで既に僕は泣いてるっていうね。マジで「オードリーのオールナイトニッポン」における頑張ってる女の子を観ると泣くサトミツぐらい涙腺が緩くなってます。

 舞台が好きな方やよこにゃん推しの方にもお勧めなんですが、どちらも平成特撮ファンの方にもお勧めしておきたい。特に平成仮面ライダー好きの方にはお勧めしておきたいですね。観たら、なんで僕が勧めたか分かると思います。特に再演版はお勧めかと。


【この辺からネタバレあり】

 さて、「猩獸」なんですが、観終わった感想としては、「愛」の話だなあ、と思いましてね。なんなら「愛と憎しみって表裏一体」の話だなあ、と時間が経ってからは思ってるんですがね。

 ストーリーに関しては、到地対天化で行くのかなあ、と思いきや、疏芭さん対天化という構図に到地が加わるという三極の構図になっていくのが面白くてね。

 到地の娘である愛への「愛」と疏芭さんの天化への秘めていた「愛」がそれぞれある。その間に天化がいるんですね。彼がキーマンとして、前半は到地からの「憎しみ」を、後半は疏芭さんからの「憎しみ」を受けていくことになります。まあ、はっきり言って、前半の「憎しみ」に関しては、「受けて当たり前だよね」というのが僕の感想なんですね。前半は「なんだよ、天化、マジで死ねよ」と思ってたんですが、後半からは「なんだよ、天化、マジで死なないで!」と願うようになりましてね。
 

 天化を変えるきっかけが、よこにゃん演じる愛なんですが、原田泰造もびっくりなぐらい曲がったことが大嫌いで、王様でも容赦なく「それ、間違ってるぞ!」とビンタするわけです。でね、「愛」って、いいんだよ、オッケーだよ、というだけじゃないんだよなあ、と感じましてね。怒ってあげるのも「愛」だなと。それが出来る身近な人って家族だなと。
 作中に天化の家族って誰も出てこないんですね。傍にいるお姫様たちや部下たちはいるのに。何が原因か分かりませんが、ひょっとしたら、ここが彼の不幸の始まりかもな、と思います。

 で、この舞台の見どころの一つに殺陣があります。
 よく東映の時代劇に関する本や、殺陣師の方のインタビューを観ていると、緩急だったり間だったりが重要であること、そして、切られ役が上手でないといけない、ということが語られています。
 どんな感じかなあ、と思って観てたんですが、観客が息を飲んでみるところ、息を吐きだすところがしっかり作られてましてね(詳しくは『13人の刺客』の松方弘樹さんのインタビュー参照)。前作が「子連れ狼 親の心子の心」の武器が変われば殺陣も変わって行くラストバトルをイメージさせるのに対して、今作はケレン味たっぷりの殺陣になってましてね。特にTwitterにぴあ関西さんがアップされていた麩夛姫との殺陣が衝撃的でね(1枚目の写真)。


  なんじゃあ、こりゃあ!と叫びそうになりましたよ。
 こんな自由な闘い方ありかよ!という良い意味で衝撃でした。
 多分、映画とかでしようと思ったら、大変になると思うんですが、演劇ならではの表現で一番素敵な殺陣でした。
 到知さんが、猩獸パワー(?)全開になってから、殺陣に足技が混じり始めたのも良くてね。ああ、この人は今、獸になってるんだなあ、と感じました。
 また、疏芭さんの敵の攻撃をかわす時に、ぴょんとジャンプするのも手練れ感があって良かったですね。

 斬られている方々も良くてね。
 特に倒れたり退場するタイミングがずれると、邪魔になることもあるのに、違和感なくそれぞれのキャラクターが今、強いのか疲れているのか、どんな気持ちなのかを分からせてくれましたよ。この辺りは、日々の練習の賜物なんでしょうね。

 あと、前作は幕みたいなのが、場面の転換などに使われてたのが、今回は障子戸なんですね。これが、村のお家感を出す時もあれば、大きな建築物の中を感じさせたり、障子戸開けたら2秒で敵演出とか、新しい工夫が凝らされたなあと感じました。また、高低差がある舞台も良くてね。果たして、再演版だとどうなってるんだろう、と考えさせられましたよ。

 終わり方も良くてね。
 愛と天化が到知に向かっていくところ、そして、ふたりをポンポンと叩くところは、号泣ですよ。隣りの席のオジサンも泣いてましたよ。その隣の席のオジサンも。多分、その隣りのビルのオジサンも。
 最後のご飯の場面で、家族の幸せが取り戻されたんだなあ、なんなら増えたんだなあ、としみじみ感じました。


 作品全体から、考えていくと、大事なものが離れてしまった心の隙間に魔は忍び込んでくるのかなあ、とも思いましてね。愛という娘が離れてしまった時に、「憎しみ」に走りつつも、二人の思いを得て変わった到知さんと、天化が離れてしまった時に、「憎しみ」のままだった疏芭さんの最後を考えるとね。もちろん、到知さんに関しては、天化さんの因果応報だとは思うんですけどね。「愛」と「憎しみ」どちらも強い想いなのに、使い方によってこんなにも変わるのか、と。「愛と憎しみって紙一重」だな、と感じましたよ。「家族愛」があった到知だからこそ、「憎しみ」から離れられたのかなとも。さらに言うと、愛のまっすぐな強い気持ちも天化を変えていくことが出来たのかなと。この辺りはもう一度観て考えたいな、と思ってますよ。


 終演後、集合写真を買いましてね。

 ある役者の方に少しだけ感想もお話することが出来ましたよ。

 で、家に帰って脚本を読みましてね。
 そうか、前半の疏芭さんのシーンが変わる時の行動はああいうことだったのか、めちゃ丁寧に描かれてるじゃんと分かりましてね。
 実は二人は、差異はあれど鏡像関係なのかな、とも考えさせられましたよ。そして、2作を比べると、「恋」の話から「愛」の話になったのかな、とも思います(この辺は自信なし)。
 登場人物の心情も書いてあるので、是非、復習や2回目の観劇のお供に購入をお勧めです。

 次は千秋楽を観に行く予定です。
 今度は脚本が頭に入ってるからまた、見方が変わるかなと。
 本当に良い作品、良い劇団だと思ったので、観劇三昧にある他の作品も観てみようと思います。

 そして、よこにゃんの成長が一人のSKE48ファンとして楽しみです。
 また良い出会い作品、良い方々との出会いがあるといいなあ、と願っています。
 この作品、新作・再演を交互に1日3公演という、どうかしてるぜ!というスケジュールなんですが、演者の方、スタッフの方のトラブルなく千秋楽を迎えられることを、一観客として応援しています。