人気の投稿

2019年3月17日日曜日

「SKE48福士奈央の芸人もういっちょ」0~1回目の感想



新たなる挑戦へ


 SKE48のどんちゃんこと、福士奈央がお笑いの分野でも活躍を始めていることはご存知でしょうか。
 昨年は、「R-1ぐらんぷり」に出場し、「女芸人ナンバー1決定戦 THE W」の準決勝にも出場しています。ギャバンやジョーカーを用いた栃木県ネタは衝撃でした。更にアイドルの握手会ネタも入れて、賞レースに挑戦しました。

 SKE48の公式チャンネルでも「R-1」に挑戦した様子を動画にして配信していますが、今回の「芸人もういっちょTV」では、どんちゃんのお笑い力向上、賞レースでの決勝出場を目指して頑張ります。もし、1年以内に結果が出なかったら、番組終了という過酷な内容。



 何気にこの動画のどんちゃんの服が可愛くて好きなんですが、内容はかわいいアイドルではなく、芸人としてのお仕事。「自分のネタでテレビに出る」という夢を果たしてどんちゃんは叶えられるのか。
 アイドルで芸人という人は、確かに居ない気がします(居たらゴーメンナサイヨ)。
 ブルーオーシャンを狙っていくところは、ちゃんと戦略を持って活動してるんだなあ、と思いましたよ。
 こんな楽しそうなドキュメントバラエティを無料で見せてくれるなんて、ありがたい。

 さて、皆さん、今年の「R-1」は観ましたかね。
 すいません、僕はまだ観てないんですね。一応、「オードリーのオールナイトニッポン」リスナーのリトルトゥースなので、「たろいも」こと、ルシファー吉岡を応援してたんですけどね。リンパマッサージが足りなかったかあ。

 話を本題に戻すと、第1回のゲストは河邑ミクさん。
 R-1の決勝にも出場している実力者です。ちなみに「THE W」にも出てこちらは準決勝まで行っています。
 まずは、前編を観てみましょう。

 

 うーむ、レンタル彼女ネタすごいなあ。
 しかも高いなあ、9万円って。
 でも、喋り方の変化が面白いですね。
 ちなみに松竹芸能さんの公式チャンネルに上がっている、「爆弾処理」が僕は好きですよ。「女子では切れない硬さ」っていう言い回しが面白かったです。

 

 どんちゃんの「アイドルとして、まあ、そんな、あんまり…伸び悩んでるってことですね」という一言が悲しいですが、ちょっと待て。48グループは常に新しい道を開拓していったら、認められるグループ。チャンスはここかもしれない。「芸人としてもっともっと頑張りたい」というどんちゃんのストイックさ。
 ネタ選びの難しさの話もされてましてね。
 河邑さんは、ネタを変えていくタイプの方なんですが、過去のファイナリストの方はずっと1本でいくという方も。予選と決勝で持ち時間が変わることもあるので、そこは注意がいるんですね。「審査員の方にネタがないと思われるんじゃないか」というどんちゃんの質問には、「1本で行ったこともあります。去年は1回戦以外は同じネタでいきました。もう1本見たいなと思わせたもん勝ちかな」との答え。
 おお、この辺は勝ち進んできた人だからこその説得力がありますね。「1、2回戦は時間が限られているので、テンポが良い方がいい」ということや、「1,2回戦は人が多いので審査員が疲れている、間を使うネタは見てられない、審査員の気持ちも汲んで」というのも凄く賞レースの戦い方を知っている感じで勉強になります。

 オードリーもラジオでM-1決勝の2本目のネタ選びについて語っていましてね。2本目も1本目と同じネタで行っても優勝できたんじゃないか、というやつですね。難しい。
 
 そして、河邑さんにどんちゃんのネタを見てもらって、ダメだしをしてもらうことになるんですが、河邑さんの「なんでこんなストイックなん?」という一言がなにか、SKE48ファンとしては、嬉しいですね。「ガチで狙ってるんです」というどんちゃんの答えも良くてね。最後の方に出てくる河邑さんがどんちゃんを知った時のエピソードも面白かったです。まだ未見の方は是非!

 さあ、次は後編です。
 いよいよ、どんちゃんの「握手会ネタ」をフルで観られます。


 もう最初の「今日は、ウザい奴が来ないといいなぁ」から面白かったんですけどね。
 握手会あるある(?)をネタにしてて、「声出てたし、顔の表情もギャップついてたし」と河邑さんからも高評価。ネタのリアルさも褒められてましたね。実際にやっているからこその強み。この辺りは「アイドルで芸人」というのが生きているかもしれません。
 「ずっとサポートしてくれる先輩」とネタを作っていったというのは、かおたんですよね。かおたんが卒業していくことで、漫才経験者からのアドバイスが無くなるかな、と思っていただけに、この番組は「芸人 福士奈央」の成長にはめちゃくちゃありがたいですね。

 ネタの作り方の話も面白くてですね。
 設定から作ったり、台詞から作ったり、音楽から作ったりときっかけは様々なんですね。年末のお笑いショーレースまでのネタ作りの期間についての質問も新鮮でしたね。
 そういえば、芸人さんたちってどれぐらいの期間で作ってるんでしょう。若林さんが、日本武道館公演での24分間の漫才をどれぐらいの期間で作ったんでしょう。台本10ページあるって言ってましたからね。知りたい。
 さて、河邑さんは数本を9月、10月ぐらいから作るそうなんですね。それまではライブとかで試していくと。ピン芸人は夏場サボっちゃうというのも面白い。

 河邑さんの漫才を見て「河邑さんみたいになりたい。自分の身を削らずに自分のキャラとか設定とかで面白くなれる人になりたい」というどんちゃん。「是非!出てください!新宿角座!」と河邑さんからお誘いが。優しい。

 芸人として大切なこととして挙げられていた「イキらない」も本当にそうだなあ、と思います。売れてる方って謙虚な方が多いですもんね。なんとなく、山ちゃんの「天才は諦めた」を思い出しましたよ。

 最後の「決勝で会いましょう」という河邑さんの一言も優しくてね。本当に実現してほしいなあ。もう河邑さんの好感度上がりまくり。
 ネタ中の切り替えのことや、ネタ見せについても考えたどんちゃん。
 「作ってる途中で、面白いかどうか分からなくなる」というのは、本当に芸人さんになっていっているんだなあ、と感じる発言でした。

 今、ボーダレス化が進む社会なので、アイドルがお笑い芸人をするという強みをこの番組を通して掴んで行ったら、きっと更に高みを目指せるんじゃないかと思いました。福士奈央というオンリーワンアイドルが育っていく過程を注目していきたいです。個人的には、スターウォーズの「ローグワン」ファンというだけでも応援してるぞ、どんちゃん!

 どんちゃんが「R-1」に挑むドキュメント動画のナレーションオーディションについての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_18.html

 どんちゃんが「R-1」に向けてネタ作り奮闘する様について書いた記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/ske48r.html

 一番好きなお笑いコンビ、オードリーの武道館公演についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/03/blog-post_3.html