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2021年8月7日土曜日

バトンを渡せる人

誰かがスコアに起こすさ

 2015年7月29日。
 僕は、トヨタスタジアムの1階スタンド席に居ました。
 もう、夏の気持ちの良い夕暮れが終わり、少しだけ雨の匂いがしてくる夜。
 高木由麻奈さんが作曲した「ブリッジ」が流れました。
 48グループでは珍しいインスト曲です。
 48グループの中でみたインスト曲の中では、2014年SSAの時の「Darkness」前のインスト曲は映像と舞台装置と衣装の全てが合わさった完璧な演出で、これを超えるのはなかなか難しいと思っていたんですが、この「ブリッジ」では、夜の野外で当たるスポットライトの明るさと、曲に合わせて躍動するメンバーの身体性の美しさを感じる、「Darkness」の計算された芸術的な演出とは違う、野生動物の強さを感じる演出でした。
 その中で瑞々しい光を放つメンバーがいました。
 SKE48の7期生、杉山愛佳です。
 研究生ながら、先輩ダンスメンバーたちの中で踊る彼女の姿は、将来、「ダンスのSKE」を牽引する存在になるのでは、と期待しました。
 

 彼女のスキルはどこからやってきたのでしょう?
 それは幼い頃からの修練にありました。

 12年前( * ॑꒳ ॑* )♥杉山愛佳 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 ううむ、何か目的があって始めたのではなく、続けていたら上達していたというのが凄いですね。彼女にとってダンスというのは、徐々に「習い事」からずっと生活の中にある「習慣」になっていたんですね。
 そうすることで、ダンスを覚えたり、それを表現したりすることの礎ができ始めていたのかも知れません。
 

 やがて、彼女はSKE48の7期生として加入します。
 研究生としてチームSからチームEまでのアンダーを務めてしまうそのダンススキルの高さと、親しみやすいキャラクターが印象的でした。この言葉がぴったりかどうかは分かりませんが、「初代チームSっぽいメンバー」だな、と感じていました。僕はその感じが好きでした。
 またまた、豊かな表情が素敵で「いい人いい人詐欺」のMVは当時の彼女の魅力が見事に残っている映像ではないか、と思います。


 

 


 個人的な体験になってしまうのですが、ある握手会の会場で、丁度、あいあいがレーンから帰っていく時に、ファンの方々が何かあいあいに向かって叫んでいるのに対して、笑いながら「DD!」と返していて、良い意味でふざけあえる仲でいいなあ、と感じたものです。
 ちなみに、彼女は、DDについて二つもアメブロに書いていますね。
 どちらも面白いので、どうぞ。

1年3ヶ月ぶりの東京( * ॑꒳ ॑* )♥杉山愛佳 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)


 配信の楽しみ方( * ॑꒳ ॑* )♥杉山愛佳 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)


 さて、話をもどすとあいあいが加入して数年は、まだ選抜総選挙もありましたし、握手会も現場でガンガン行われていました。どの価値観が正しいというわけではないのですが、時代の空気は公演でダンススキルを見せて行くメンバーに対して、必ずしも追い風が吹いていたかというと、厳しいものがあったのかもしれません。
 しかし、そんな彼女のことをきちんと見ているファンの方やメンバーもいました。
 SKE48の5期生、市野成美もその一人です。
 2018年3月9日に行われた杉山愛佳生誕祭の手紙を読んでみましょう。

「 

 あいあい、お誕生日おめでとう。

 7期生を初めて見た時に凄いダンスが上手い子がいるって思ったのがあいあいで、その時に私はあいあいに惹かれました。

 まだあいあいが研究生だった頃、たくさんアンダーに出てくれたり、私が研究生公演に助っ人に行ったり、公演で関わることが多かった気がします。

 マネージャーさんにお願いされたら何日前だって、何時間前だって「わかりました、できます」そう言って公演に出ている姿を見て、私は自分を見ているようでした。


『市野ならすぐできちゃうもんね』


 私はこの言葉が凄く嫌いです。
 みんな同じ人間だし、ダンスも歌も覚えるのが簡単な人なんていないのに、スクランブルでの出演でも間違えることが少ないから、みんなからはきっと『簡単にできちゃう人』って思われてるんだろうなって思ってました。


 そう思っても、ファンの方や誰かが一人でも『よく頑張ったね。えらいね。本当に凄い!』そう褒めてくれるだけで頑張って良かったって思えるんだよね。きっとあいあいあもそうだったと思います。


 公演で共演しているうちにあいあいあのことをたくさん知って。きゅうりが好きだということを知りました。

 その時にあいあいあのことをきゅうり会のメンバーに誘ったよね。

 5、6人もいたきゅうり会ももう二人になっちゃったね。

 私が会長のはずなのに、予定を立ててくれるのも、きゅうりを持ってきてくれるのも全部あいあいだったね。

 『なるさん、いつもなーんにも持ってこない』っていうあいあいの言葉に『会長は食べる気持ちだけ持ってこればいいんや!』って反抗してごめんね。

 あいあいとお出かけしたこと、ご飯に行ったこと、全部全部楽しかったよ。

 あいあいといたら二人でしょーもない話でずっと笑いあってたよね。期性は違うけど、こんなにも仲良くなってくれてありがとう。

 4月からはお友達になりたいです。なるちゃんって呼んでほしい。

 私が卒業発表してからすぐに連絡をくれて会った時も『ねぇ、なるさん勝手に発表しないで。嫌だー、寂しい』って言ってくれて嬉しかったです。もうこんなにも近くであいあいの頑張りを見ることはできないけれど、ずっとずっとどこかで見守っています。

 悔しいこと、悲しいこと、もちろん嬉しいことも私でよければいっぱい話してください。力にもなれるように頑張るからね。

 あいあいのファンの皆さん、お手紙を書かせてくださってありがとうございました。

 あいあいの16歳の1年が笑顔で溢れる素敵な年になりますように。

 大好きだよ。

 チームE 市野成美より」


 これはメンバーだから分かることであると思いますし、SKE48のパフォーマンスの土台である公演を守ってきたメンバーの評価について改めて考えさせられる手紙だと思います。特に、「非日常」的な総選挙も無くなり、握手会とオンラインを利用したイベントの比率が逆転して、劇場公演のある「日常」が大切だと再認識した、2021年8月現在には、より見直さなければいけないことだと思います。
 
 また、1期生の松井珠理奈も公演前に彼女に忘れられない言葉をかけています。

珠理奈さんからの一言( * ॑꒳ ॑* )♥杉山愛佳 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)


 話を戻すと、彼女の頑張りにファンの方々も応えようと頑張ります。
 2018年の総選挙では、開票日当日こそ名前を呼ばれなかったものの、彼女に自信を与えるものをプレゼントします。
 その時のことを書いた彼女のブログを読んでみましょう。

思い出話( * ॑꒳ ॑* )♥杉山愛佳 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)


 「今でも辛い事があったら私は総選挙を思い出します」の箇所が素晴らしいですね。
 先ほどのなるちゃんの手紙にもあったファンの方々の、自分を肯定してくれる反応にも通じるものがあると思います。

 同じくティーンズユニットの座を争うイベントでも、彼女は自分がもらった順位について書いています。

 感謝の気持ち( * ॑꒳ ॑* )♥杉山愛佳 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)


 「私にとって10位は1位と同じくらいの価値があります」という言葉が、本当に彼女の優しさや思いの受け取り方を僕らに想像させます。
 どうしても競い合うイベントの場合、ランクインしたメンバー、ランクインしなかったメンバーという視点がつきまといますが、それとは違う視点を僕らに教えてくれる視点でもあります。
 気づけば、彼女はチームSの中で先輩側に位置するキャリアになりました。
 まだ20歳にも満たない彼女が、時に後輩を引っ張っていかなければいけない状況でもあります。他のチームと比べてメンバー構成が若いチームSならではの悩みかも知れませんが、これは彼女の成長にも繋がる貴重な場とも考えられます。
 後輩からはどう見えているんでしょう?
 SKE48の8期生、坂本真凛からの手紙を読んでみましょう。

「あいあいさんへ

 17歳の誕生日おめでとうございます。

 あいあいさんとは『すぎチル入らない?』という一言から仲が深まりましたね。

 あいあいさんと仲良くなる前は正直めんどくさくて怖い先輩だと思っていました。
 

 でも実際は私が悩んでいる時も親身に話を聞いてくださって、気分転換にテレビ塔の展望台に連れて行ってくれたり、公演では時に厳しく、時には優しく後輩思いでいつもかっこいい背中を見せてくれる素敵な先輩だなと感じています。

 そんなあいあいあさんだからこそ後輩はもちろん、先輩やファンの方々みんなから愛されているんですね。

 あいあいさんにとってチームSは半分が後輩。先輩が少ない分、悩みこともたくさんあると思います。頼りないかも知れませんが後輩の私たちもチームSを盛り上げられるようにもっともっと頑張りたいので後輩でも遠慮せず頼ってください。そしてチームSを、SKE48を一緒に盛り上げていきましょう。

 こんな私と仲良くしてくださってありがとうございます。いつも『やったね♪』って叫んで私を呼んでくれるあいあいさんが大好きです。

 テレビ塔の改修工事が終わったら、また展望台に行きましょうね。

 最後に、私にお手紙を任せてくださった、あいあいさんのファンの皆様、ありがとうございました。

 あいあいさんにとって素敵な1年んいなりますように。

 坂本真凛より」

 

 最初のあいあいのイメージが、面白かったですが、ひょっとしてこのイメージのまま止まっているファンの方が居たら寂しいな、と思います。
 真凛ちゃんへのさりげない優しさと行動が素晴らしいですね。
 じゃあ、先輩としてのあいあいは、後輩たちとどう向き合っているんでしょう。
 今度は、先ほどの真凛ちゃんからの手紙より少し前に書かれた、あいあいから真凛ちゃんに宛てた手紙から考えてみましょう。

「真凛へ

 真凛、17歳の誕生日おめでとう。

 真凛にとってチームSに昇格して初めての生誕祭だね。

 『今年のお手紙は誰ですかねー』と隣ではしゃいでいる真凛を見ながら、『本当は杉山なんだよなー』と思ってました。

 私自身こんなにも真凛と仲良くなるとは思ってなくて、正直今でもビックリしてます。

 仲良くなったきっかけは、ホテルで食べた一本のキュウリだったね。きっかけがキュウリって本当に笑います。でも、キュウリ会が再会したのもこの日で、とても記憶に残ってます。

 第一印象は現代っ子感のある今時女子って感じだったけど、話してみると凄い真面目で色んなことを考えてて、とても優しい女の子でした。話していくうちにもっと知りたい、もっと仲良くなりたいって思ったよ。

 最初は私からのウザ絡みばっかりで、すぐすぎチル勧誘するし、すぎチルへの道とか言ってじゃんけんさせられるしで、面倒くさい先輩だなって思ってたかな?

 でもだんだん真凛の方から寄って来てくれるようになって、握手会終わりにお出かけしに行ったり、プライベートでもよく会うぐらい仲良くなりました。

 真凛にとって私はどんな風に見えているかな? しっかり先輩として見えてるかな? 先輩と後輩の距離感ってけっこう難しくて、どこまで踏み込めばいいのかわからなく、たまに考える時があります。

 でも、こんなにも仲良くなれたし、SKEの活動に対してのことや序列、悩んでいることを話してくれたのかなって思います。だから、私は今の関係をずっと大切にしていきたいな。

 ある時、厳しく注意をしてしまったこともあったね。でも、それはもっと真凛が前に出てほしいから、若手が次のSKEを作っていかないといけないから。嫌いになったからじゃないんだよ。

 私もまだ自分でいっぱいいっぱいで、余裕がなくて、みんなを見れる立場でも立ち位置でもないけど、これからを作るのは誰でもない私たちだから。だからみんなと一緒にもっともっと頑張りたいなって思います。

 嫌なこと、つらいこと、嬉しいこと、これからも何でも聞くし、相談してね。人は人、自分は自分だからもっと自分の意思を持ってね。ずっと支えるよ。

 こんな私と仲良くしてくれてありがとう。

 最後に私にお手紙を書かせてくださった真凛のファンの皆様ありがとうございました。

 真凛にとって素敵な1年になりますように。

 P.S.

 生誕委員の方に『やったね』じゃなく『真凛』って書いてくださいと言われたのでお手紙は『真凛』で書いたんですけど、やっぱり『やったね』は『やったね』だよ。

 やったねのことが大好きな杉山愛佳より」

 この真凛ちゃんへの手紙の中には、あいあいがSKE48というアイドル生活の中での哲学というか順位というものへの接し方の答えが書いてある気が僕はしています。
 そして、市野成美から受け継いだきゅうりのバトンが、真凛ちゃんで繋がるとは。
 きっと、後輩との接し方や公演のクオリティの守り方、様々なことを考えていたのでは、と思います。

 公演やライブといったステージに対しての彼女の思いも素晴らしいです。

 こちらのブログを読んでみましょう。


 思い出のステージ( * ॑꒳ ॑* )♥杉山愛佳 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 こうしてみると、彼女が全くジャンルの違う曲を公演で磨いていったり、ステージで挑戦したりしてきた足跡が分かります。
 かつて、彼女が習い事で通っていたダンス教室の先生を彼女が体験するようになりました。


 


 変わらない公演への思いもあります。


 SKE48の魅力を構成する大切な要素、公演やダンス、そして面白いユニット(サークル?)を守っていく、あいあい。
 それは、先人たちから受け取ったバトンを、これからの世代へ受け継ぐ大事な役割を彼女は担っているのではないか、と今回様々な彼女の発信を調べていきながら思いました。緊張したり不安を感じたりしている後輩に、珠理奈に言ってもらったような安心ができる言葉を、きっとかけているのでは、と思います。
 そして、みんなの為に、チームの為に頑張る彼女だからこそ、個人として何か報われる仕事やユニットが来るといいなと思います(2020年だと『ガチアレ』のダンスチャレンジがそれにあたるかも知れませんが、僕としてはグラビアや楽器関係やファッション関係など、まだまだ可能性を秘めたメンバーだと思っています)。
 彼女の魅力が再び公演やライブで爆発する日を楽しみにこの記事を終えたいと思います。

2021年8月7日、一日でも早い杉山愛佳さんの回復を待ちながら。

2021年2月11日木曜日

2001年度世代 8人の曲者たち

 刺激的なこれから


 


 今年もAKB48グループの成人式がありましたね。
 年代ごとにくくるというのは古い考え方だとは思うんですが、スポーツなどの世界で「黄金の世代」というのがあります。大豊作の年というかね。それは加入した年もあると思うんですが、生まれた年度でくくってみるのも面白いのではないかと思いましてね。
 少し気が早いですが、来年成人式を向かる年度のメンバーをチェックしてみたんですよ。まずは、この8人の名前を見てください。

 野島樺乃、末永桜花、杉山愛佳、井上瑠夏、坂本真凛、荒野姫楓、赤堀君江、五十嵐早香。

 なんというか、個性の強い8人が揃ってるなあ、と思います。

 ちなみに、卒業生には小畑優奈や町音葉、一色嶺奈という逸材たちもいます。

 ううむ、2001年度世代、おそるべし。

 まずは、7期生の3人なんですが、野島さんはもうソロプレイヤーとして輝き初めてますよね。ソロ曲を手に入れたので、次はソロアルバムですかね。自分の曲を持っているということは、自分の世界観をステージの上で作りやすくなります。今年に入って「制服レジスタンス」や「かのきー」と衣装の着こなしの幅も広がっていますね。これから野島さんが自分のスキルを元に、どんどん外に出て行って知られて欲しいなと思っています。


 次におーちゃんなんですが、彼女は既にソロコンサートを行っていますし、「触らぬロマンス」でセンターも経験しています。更に演技の仕事も始まりましたね。
 ストイックで自分の道を進む彼女。趣味の分野でも大活躍していて、決してにわかではないものだからこそ、次はどんなことを語るのだろう、と連載も決まっていくんでしょうね。大事に伸ばした長い髪を振り乱すパフォーマンスと趣味への愛のギャップが素敵です。


 あいあいに関しては、もう、チームSの愛されキャラですよね。
 一時期はダンス番長で、お米大好きキャラでしたが、ティーンズユニットのPR動画や速報の動画を観ていると、「きれいなお姉さん」へと進化を遂げていますね。特にカメラ目線で喋る時は、「あれ、こんなに静かに喋る時の彼女って美人だったっけ」と発見させられるぐらいの進化でした。彼女がユニット曲なんかの中にいると、目が持っていかれるんですよね。MCだととても愉快なんですが。彼女自身も「杉山愛佳しかできないこと」について少し語っていましたが、親しみやすさもあるのかも知れません。


 8期生はるーちゃんと真凛ちゃんの二人。
 まず、るーちゃんに関しては、松井珠理奈が「AKB48における小嶋陽菜、SKE48における大矢真那」と評していましたが、これは流石は珠理奈というドンずばの評価でした。特にこじはる的な要素は、最近の48グループには薄くかった気がするので、自分だけの色を持っている貴重なメンバーだと思っています。
 個人的には、「わたしたちの公演」動画で自分のことなのに「るーちゃん…」と言っていたのが本当に面白くて、この子は絶対色々なところに連れて行くことで、まだまだ面白くなる!とワクワクさせる存在です。

 そして、真凛ちゃんですね。
 彼女とSKE48の関係を考えた時に、SKE48は夢であり、救いでもあったというドラマがあります。また、公式ブログでの絵日記も本当にほのぼのとするものが多くて、通っていたダンススクールの先生の懐かしい匂いを感じたものです。
 明るい「やったね!」というキャッチフレーズと声も良いんですが、最近はどんどん「お嬢さん」感が増してきましてね。
 ファンからメンバーへというドラマから、今度はメンバーとして夢を叶えて行くというドラマが見られるかと思うとワクワクしますね。個人的には成人式までに沢山笑って欲しいメンバーの一人です。


 9期の二人も面白いですね。
 まず、荒野姫楓さん。
 本当にスタイルが良いんですよね。
 集団の中に居ればいるほど、そのスタイルの良さが生えます。
 服の趣味も良くて、何故、もっと早く気付かなかったんだ、なーやんばかり注目している場合じゃなかった!と後悔しました。モデル仕事が回ってきて欲しいですね。
 ちなみに、彼女、イラストが上手いんですよね。
 そして、Twitterを確認すると、毎日リプ返をしているんですよね。
 平均して50以上のコメントにリプしている様子を辿っていくと、「よせ、死にたいのか!」と思わずタオルを投げたくなりますが、このなりふり構わない泥臭さは、勝利よりも大きなドラマを生み始めている気がしました。自分の日常に推しが直接打ったコメントが入ることの積み重ねって、もの凄く大きいと思っています。
 

 赤堀君江さんに関しては、ワサビだと思っています。
 昔のAKB48にはワサビになるメンバーがいました。
 板野友美や篠田麻里子のような感じです。
 僕が好きな日向坂46だと斎藤京子がそれにあたると思います。
 昔のモー娘。はワサビが効きすぎて、僕は食べたくなかったですし、乃木坂にはワサビが入っていないように僕は感じます。
 だから、赤堀さんを見た時に、久しぶりにスタートから自分の色を持った子が入ってきたなと思いました。
 しかも、公演が大好きというギャップも良くて、ひたむきな姿勢に好感が持てます。
 久しぶりに女性ファンや全く違うジャンルのファンを引っ張ってこれるのが、彼女だと思っています。


 10期生は五十嵐早香ですね。
 彼女に関しては、めちゃくちゃ長くても良かったらこれ読んでおくれやす。
 https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/03/blog-post_21.html

 「そんなの読むかよ、ぺっ!」という方の為に書いておくと、独特のワードセンスですよね。MCの時もブログの時も。そして、後藤楽々とはまた違った海外の学校で育った魅力が彼女にはありそうです。
 再び帰って来た時、どうなっているか分かりませんが、五十嵐早香の物語の続きを僕はみたいなと思っています。

 こうして、8人の魅力を書いていきましたが、それぞれの得意分野がバラバラで、この8人で公演をしても面白そうな気がしました。
 今は、「曲者たち」と書きましたが、3年後には「勝利者たち」とか「トップランナー」とか「ハイパーメディアクリエイター」とか、また違った魅力を見せてくれるに違いないと思っています。

※96年世代の4人について書いた記事はこちら!

https://oboeteitekure.blogspot.com/2021/02/blog-post_11.html

2019年11月24日日曜日

遠距離ポスター①

遠距離でも辿り着く


 先日、AKB48の柏木由紀さんが、30歳までアイドルを辞めません宣言をしましたね。 
 ゆきりんと言えば、皆さんは、どの曲を思い浮かべますかね?
 ソロでも色々な曲を出してますが、僕は初期の「遠距離ポスター」が好きでしてね。
 この「遠距離ポスター」で思い出すのがあいあいこと、杉山愛佳なんですよね。



 なんであいあいかって?
 もちろん、あいあいがゆきりんさん推しなのもあるんですがね。
 2018年の総選挙の開票前のコンサートであいあいが着てたのがこれなんですよね。
 ちょっと、衣装をMVで観てみましょう。



 ああ、この頃の本店楽しかったなあ。
 ゆきりんのアイドル感もいいんですが、佐江ちゃんも良かったなあ。
 前田亜美とか、仁藤と萌乃とかね。
 歌詞も凄く良いんですよね。
 「アイドルなんて好きになると思わなかった」とかね。
 この曲自体については、またじっくりやりたいと思うので、話をあいあいに戻しましょう。

 この「遠距離ポスター」を着た約半月前、5月29日。
 彼女は「アイドル世界が変わりました」とブログに書いたことが起こりました(2018年12月28日のブログを参照)。
 総選挙の速報 51位 6678票
 自分に自信が持てるようになり、「自分を変えてくれた大切な日」と彼女は綴っています。
 あいあいが「何も無くて結果も残せていない」と自分のことを評価していましたが、全くそんなことはなくてですね。もともとかなりのハイスペックメンバーだと思うんですね。
 元々、加入当初からダンスが出てきて、松井玲奈卒業コンサートでも「ブリッジ」のダンスメンバーにも選ばれています。
 また、歌も上手くて、2018年には、48グループ歌唱力No.1決定戦にも参加しています。あと、3月のゼロポジ歌唱力の方にも出てますね。

 
 そして、バラエティ力の高さですよね。
 「すぎチル」が48グループをまたぎ始めていますが、きちんと自分で話題を一つ作れるというのは、アイドルだけではなくタレントとしてとても強いと思います。
 また、「むすびのいちばん」での泥んこビーチフラッグでの「今日はブスになるつもりで来たので」という、バラエティを分かっている発言に、平成ノブシコブシの吉村さんも「君は立派なブスだ。美人はね時代を作れるけど、ブスは時代を変えれるから」と高評価でした。泥を自分の顔に躊躇なく付けられるところも。この頑張りがあったからこそ、次の粉編も呼ばれたのでは、と思ってます。ちなみに、あいあいをブスと感じたことはありません、念のため。ただ、こういう頑張って身体はってる姿が輝いて見える人もいるんですよね。僕もその一人です。

 はっきり言って、CDのリリースがない期間がSKE48は長いです。その間にコンサートが沢山あると嬉しいんですがね、そうでもない(公演はやってるんですがね)。自分で軍団を作って、ムーブメントを作っていくのは、ジャンルは違いますが、プロレス界では常套手段なんですよね。自分で話題を作っていける人は凄いです。そして、それがついに仕事に繋がりました。そうサガミさんです。



 もうあいあいのポジティブシンキングが素晴らしい。
 次はすぎチルグッズの発売ですね。

 ちなみに、超個人的な意見ですが、あいあいの顔は今のSKE48でも1、2を争うぐらい好きです。特に「100%SKE48Vol.4」の最後のぺージのおにぎりを食べる笑顔とか最高ですよ。「言葉はなくたって元気をくれるんだ」って感じです。
 
 忘れてはいけないのが、ダンスメンバーである彼女が憧れる、同じくダンスメンバーだった宮前杏実の存在。
 最近のブログでも全国ツアーの「キスはダメよ」で宮前ポジが出来たことを喜んでましたが、やはり、彼女の存在は大きいんでしょうね。いつか「12月のカンガルー」で宮前ポジが出来る日、つまり、ダブルセンターの一角に立てる日が、近い将来に来て欲しいなあ、と思います。

 7D2は本当に逸材揃いで、今も渋滞中という感じですが、あいあいが思わぬ方向から飛び出してほしいな、と思います。
 だってね、彼女のアイドル世界を変えた日を作ったファンの人たちとの関係が凄く良さそうでね。僕は、握手会でだーすーの券を取ることが多くて、たまにスギちゃんレーンが見えるんですが、凄く良い雰囲気なんですよね。お見送りの時とかも。
 こんなマルチプレイヤーを非選抜にしとくのは、勿体ない気がするんですがね。
 選挙という飛び出す手段がなくなった今でも、こうして、別の切り口から自分のポジションを獲得していく彼女を見ていると、「僕だけ弱音なんて言えなくなる」。

 年末辺りにすぎチル公演しないかなあ、なんて思ってますよ。そして、ソロコンでの披露したような、彼女の特技を存分に発揮したパフォーマンスがまた観たいな、と12月を間近に思ってます。

アイドルとしての実力とバラエティ力どちらも持った彼女が、更にチャレンジしていける環境が、これからのSKEにあってほしいです。

※「レポート すぎチルのサインを観にサガミ東大阪店へ」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/10/blog-post_15.html

※「12月のカンガルー①」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_9.html

2019年10月15日火曜日

レポート 杉チルのサインを観にサガミ東大阪石切店へ



杉チルは傍にいる 今はまだ友達でも

 10月の和食推し麺処サガミさんの動画は杉山愛佳率いる、「杉チル」が来店!
 まずは、それぞれのメンバーが杉チルに入った経緯が語られますよ。坂本真凛ちゃんと石黒優月さん、それからさとかほがいないのが残念!



 なんていうんですかね、半分ぐらい巻き込まれた感じのメンバーもいますが、気付けば新日本プロレスにおけるバレットクラブ並みに一大勢力とかした杉チル。
 今回は、杉チルの皆さんのサインが飾られているという、大阪府の東大阪石切店に行ってきましたよ。
 

 入ってすぐ右手には「FRUSTRATION」のサイン入りポスターが2つ!


 左手側には、別のバージョンのポスターが!
 

 禁煙の席をお願いしたら、個室にわざわざ通していただきましてね。
 一人で行ったので、テーブル席の方が回転率良いのに、気を遣っていただきました。本当に感謝です。


 で、蕎麦がくる前にトイレに行こうと思って、個室を出てウロウロしてると、「杉チル回」のメンバーのサインが!


 ちなみに一人一人のお勧めメニューとサインもありますよ!是非是非、ご確認を。
 ※写真は深井ねがいちゃん。

 僕は、天麩羅と湯葉を使ったお蕎麦のセットを注文しましてね。



 普段から、僕のブログを読んでくださっている方でしたら、「古畑前田のえにし酒」の感想がひたすら「おいしそう」とか「うまそう」というかなり食に関する偏差値が低いということをご存知だと思うんですがね。
 今回、食べたお蕎麦は美味しかったし、エビの天麩羅も温かくて、専用のつゆとの相性も凄く良くてですね。是非、蕎麦と天麩羅はセットで頼むのがお勧めですよ。湯葉も麺つゆと醤油で楽しんだんですが、僕は麺つゆの方が好きですかね。

 それから、「シャインマスカットのキャラメリゼ」なるオシャレなメニューを食べましたよ。色々な食感を楽しめる味のおしゃべりカーニバルでしたよ。


 いやあ、美味しくいただきました。
 温かいお茶も美味しいんですよね。
 九州のメニューは魚介類が苦手な僕には厳しかったんですが、メニューにるーちゃんがいましたよ!
 

 関西にお住まいのSKE48ファンの方は、遊びに行ってみるのはどうでしょう?
 個人的にはるーちゃんと杏実ちゃんのサイン色紙が好きでしたよ。
 なんだかんだで愛されているリーダー杉ちゃんを中心に、杉チル公演が出来るように、これからもばく進して欲しい。


 次回も面白そうなんですよね。
 更新が待ち遠しいです。

 あっ、そうだ。
 お店を出る時に、小さい女の子が珠理奈やだーすーが載ってるポスターを指さして、「一緒に撮って!」と言ってるのを観られたのも嬉しかったです。なんだかんだでアイドルって凄いなあ、と思いました。きっとこの子も将来、杉チルに…じゃなかった、SKE48に、と考えながら、お店を出ましたよ。

 ※前回の「後藤楽々 卒業スペシャル」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/09/blog-post_28.html

 ※あべのキューズモールの「FRUSTRATION」リリースイベントの記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/07/frustration.html

2018年12月26日水曜日

いい人いい人詐欺①



その手があったか


 今回紹介する「いい人いい人詐欺」ですが、何が斬新って、曲の立ち位置をくじ引きで決めているんですね。じゃんけん選抜よりも更に運の要素が強そうな選抜方法ですよね。なんか、色々ややこしいの抜きで楽しめるというね。だから、こっちも穏やかな気持ちで曲を観ることができましてね。これを観てる間は本当に僕は、武田鉄矢のようにニコニコしてますよ。


 まあ、まずは聴いてみましょう。


 基本的に僕は選抜人数が増えすぎるのは、仮面ライダーゾルダぐらい嬉しくないんですが、何故でしょう、この選抜は多ければ多いほど良い気がする
 仲の良いメンバー同士だからこそのプチバトルが面白いというかね。
 センターは天使サイドが水野愛理、悪魔サイドが杉山愛佳。
やんちゃな天使と優しい悪魔」はひょっとして、このダブルセンターから?と勘ぐってしまいたくなるぐらいぴったりな名称ですよね。
 1番を天使サイド、2番を悪魔サイドが歌って踊るんですが、みなさんは、どちら派ですか?
 僕はどちらかと言うと、「やんちゃな天使」派でしょうか。
 なんでって、完全に悪ガキ達が集結(無限の住人風に書くと「終血」)しているからです。僕が通っていた工業高校は、卒業式の日にヤクザの車が校門前に迎えに来る鬼邪高校みたいな高校でしたが、一番喧嘩が強い学年主任の先生が言ってましたよ。「悪いやつと悪いやつは、違うクラスにする。一緒にするとクラスが危ない
 で、この天使ユニット。水野愛理と上村亜柚香と相川暖花が同じ組なんですよ。
 クラスだったら、絶対、学級崩壊する。冷静に考えたらこの子たち、全員違うチームだし。そんな悪ガキ勢だけでなく、後ろの列の長身メンバーも素敵ですね。
 今はもうみんな、バラバラですが、考えるとかなり豪華な並びですね。
 この天使たちが、真田丸の堺雅人もびっくりなぐらい悪魔の皆さんをおちょくりまくるんですね。

 で、悪魔サイドは、どちらかというと、ベテランメンバーが多いんですが、その中での杉ちゃんの頑張りようが良くて。
 悪魔側のメンバーは、普段なかなか観ることができない怒った顔がみられますよ。

 かおたんの「ロッキー・ザ・ファイナル」のディクソンみたいな右フックも見られますよ。腰骨を殴ってしまわないか心配でした。
 何気に悪魔サイドの一番のはまり役は樹奈のような気がしますね。小悪魔感が出ています。なるぴーも新鮮な感じ。

 で、このMVの最大の見どころは、メンバーのいつもと違った顔が見られるところじゃないでしょうか。
 私が好きなゲームで「薄桜鬼」というものがありまして。アニメも映画もラジオCDもチェックしているんですが、CDの特典に怒られるCDが付いてくるんですね。皆さん、怒られたいですか?紅條はめちゃめちゃ器量が狭いので、普段の生活で怒られると思っただけで、屁理屈の一つもこねたくなるのですが、周りの女性たちにお話を聞くと、「好きな人に怒られるのは良い。アニメの中では見られない顔が見られていい」という答えが返ってきましてね。
 これって、このMVにも言えるんじゃないかと思いましてね。
 普段、握手会に行ってもみんな優しく対応してくれるじゃないですか。2018年現在、塩対応のメンバーってほとんどいないでしょう?
 こんなアウトレイジみたいな会話になることないでしょう?(西田さん達がメンバー、たけしが皆さんと思ってください)

 だからこそ、メンバーの怒った顔や相手を馬鹿にする顔、ふざけた顔が見られるのが、新鮮で楽しいんじゃないでしょうか。どこまでが素か分からないですが、本当に楽しそうですよ。

またチャンスがあれば、こういうくじ引き選抜してほしいですね。
 スギちゃんも愛理も、センターが似合っていただけに、次は誰がチャンスを掴むかも楽しみです。



 こういう、楽しい選抜、またやってほしいなあ。
 特典映像ではくじ引きの様子が入ってますよ。
 驚愕の選抜方法に驚きが隠し切れないあやめろとまっちも収録!
もっとアウトレイジに罵られたいというあなたは、こっちも張っといてやるよ、馬鹿野郎!
https://youtu.be/oIYHe-WqeKY