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2019年3月12日火曜日

「SKEBINGO!  #8」の感想



比べられない完成度


 さて、今回は前回に引き続きミュージカルの歌の練習。
 まずは、先生が作った練習用のミュージカル曲を須田亜香里、野島樺乃、髙畑結希、菅原茉耶の4人で唄います。テーマは「試合直前のチアダンス部」。
 初回は、なんとも怪しい感じで、後ろのひな壇のメンバーもざわざわし始めて、名誉のためにカットとなります。照れがあって笑いながら歌ってしまっていたんですね。
 先生からは「不安そうに歌っていることしか見えてこない。だから、感動できないし、気持ちも伝わらない」とごもっともな評価。

 2回目は、まず、役を理解するために歌わずに台詞で言ってみるという練習を先にします。やはり、ここではミュージカル経験者でドラマにも出ていただーすーの演技が良くて、ちゃんと気持ちが伝わってくる台詞まわしでした。この練習でみんなに少し気持ちが入ります。
 「お互いの顔に言葉を投げる」というアドバイスから、歌唱練習へ。
 感情が生まれると、自然と身体が動いていくんですね。
 ひな壇のメンバー達も手を上げてます。
 今の練習をふまえて、再び歌います。
 はたごんの表情が特に変わってますね。
 後ろの席で一緒に表情や身振りを作って歌っているくまちゃんや鈴蘭も凄い。
 なぜか、三四郎の相田さんも歌ってますが、「オールナイトニッポン」の1部に上がること、今週の「オールナイトニッポン0」でさらっと言うなよ!今週も有楽町ビカムヒューマン面白かったけども。
 さて、先生の評価は「少し成長中」と厳しめ。まあ、そんな短時間じゃ、なかなか難しいですよね。

 練習をふまえて、SKE48メンバーが作詞作曲した自作ミュージカルに挑戦します。
 まずは、青木詩織、荒井優希、福士奈央が「6D1の戦い」をテーマに歌います。
 少し補足しておくと、SKE48の6期生とドラフト1期生は、かつて、確執がありましてね。
 当時、多くのメンバーが研究生だった6期生とその後に即戦力として加入し、研究生経験のないドラフト1期にはちょっとした確執があったわけですね。ゆっても新人が入れられたわけですから。なんか、書いてたら当時の本店の運営のバカさに腹が立ってくるので、番組に戻りましょう。
 楽屋らしきところに来た、アルパカさんとどんちゃん。机の上は先輩の鞄があるので、鞄が置けない。そこで、床に置いたところで、おしりんが登場。
D1「来ました、6期生。また、怒られる~」
6期「なんで分かんないだよ」 
 歌が始まります。
 「な~んで、こ~こに荷物置くか。通行の邪魔になるだろう」
 そう、おしりんは、床に荷物を置くと通れなくなることを怒っているわけです。
 「な~んで、荷物床じゃダメか?先輩の荷物あるだろう」
 この後、「須田さんたちもやってきた」、「須田の頃とは時代が違う」と何故かとばっちりを喰らうだーすーが面白い。
 この後、スローモーションの乱闘を挟んで、お互いの実力を認め合い、実はお互いに気持ちは同じだったということで、楽しく歌って踊りましたよ。
 先生の評価は「深刻な内容を台詞だけでやると重くなる。音楽に乗せてやると、『昔はそうだったね』と聴けるところが、ミュージカルの良いところだと思うので、そこを上手く利用できてるなと思いました」と高評価。確かに、これ、芝居だけだと前の怒る芝居の回みたいになりそう。

 続いては、ゆうかたんこと、浅井裕華。
 ミュージカルのタイトルは、「届かぬおもい」です。
 まあ、これがなかなか切実な話でね。
 簡単に言うと、自分のファンへの思いを歌っているんですがね。
 ・握手会で単推しだと言っていたのに、別の子のレーンに行く。
 ・前自分のサイリウムを振ってくれていた人が別の子のサイリウムを振っている。
 ・Twitterのアイコンが自分から井上瑠香ちゃんのアイコンに。
 なんか、聴いてたら辛くなる。
 るーちゃん、「いえい!」って感じで、ちゃっかりピースしちゃダメ!こういう天然なところが面白い。
 「私は重すぎる?」「私だけじゃダメなの?」と畳みかけます。
  最後は、「いつまでも待ってる」で終わります。
  全て実際にあったことだそうで。厳しい世界だぜ。
 だーすーから、「浅井裕華ちゃんの重さは日々実感していまして。私のこと、加入前から好きでいてくれて(だーすーの大ファン)、私が他のメンバーと『ねー』ってやってると(くっついてると)、すねるんですよ」と。
 先生の評価は「とっても切ない気持ちにさせていただきましたので、人の心を動かしたという点では動かされました」とミュージカルとして高評価。

 最後は移籍組の山内鈴蘭と谷真理佳の二人。
 テーマは「伝えたいことがある」です。「ある人物へ伝えたい思いを歌に」ということなんですね。
 「移籍して5年経つけど、みなるんしか人気出てない」というなんとも切実な内容でね。
 大人からもファンからも「みなるん見習え」と言われるんですね。
 だけど、みなるんに名古屋のことを色々教えてもらったことも歌うんですね。
 「大好き、ありがとう」と。で、最後はいじって終わるというね。
 先生の評価はオンエアされていなかったですが、元々芸達者で歌もうまい二人だけに、緩急もあって、僕としては一番面白かったです。

 残りの5分はこれまでの回の未放送分。
 まずは、怖い女の演技。鎌田菜月のチャレンジです。
 「親友の彼氏を略奪して、問い詰めらた時の怖い女」という設定で演技します。
 馬鹿にして笑いまくり、「マヌケ。バーカ」というんですが、先生からは「最初は本当に心配してあげた方が、あんだけ心配してあげてたのにってという怖さが出るので」というアドバイス。演技を見た後藤楽々「普段、すっごい温厚な方なんですよ。だから、相手に何か悪いこと言ってやろうと思って、出てきた言葉が『マヌケ』だったのが可愛いなあ、と思って」と確かに、鎌田は普段、言わなさそう。頑張ったんだなあ。

 続いて、夜の世界を生き抜く女役をさとかほがチャレンジ。
 常連客を見送った後の怖い演技がポイントです。
 「指輪見に行こうよ」、という男に対してマンションをねだったあと、「陳腐な男」と態度を豹変させるんですが、先生からは「途中の方から裏が見えちゃってるので」と欲求が出てしまっているとアドバイス。言うタイミングも大事なんですね。

 最後は西くん。
 普段は、怒らない彼女が「なんでだよ」というセリフの怒りの度合いを徐々に上げていく練習をします。怒りのボルテージが上がるごとに前に出たり表情が伴っていく西くん。なかなか見られない怒った顔でしたね。

 今回のミュージカル演技はそれぞれ完成度が高かったんですが、特に移籍組二人の構成力が素晴らしかったですね。谷も鈴蘭も独自の路線で頑張って欲しいと思う次第です。
 
 次回はいよいよ、お芝居にチャレンジ。
 いったい、よこにゃんは何を唸っているのか。
 菅原が書いたものとは。
 月曜日が待ち遠しいぜ!

 前回の「SKEBINGO!  #6」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/03/skebingo.html

 みなるんと鈴蘭のことを考えた「走れ、ペンギン」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_34.html