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2022年11月26日土曜日

時間がない①

声という楽器の快楽

 2022年もあと一か月と少しで終わりですが、今年のベスト曲やベスト映画は決まったでしょうか?
 ベスト曲に関しては、また年末ぐらいに発表しようかと思うんですが、まだ映画は考えあぐねていましてですね。今年も面白い映画が沢山ありましたね。今年の日本映画の注目作の一つだった、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」もその一つです。
 村上春樹の「ドライブ・マイ・カー」を原作に、静かな演出で喪失の痛みを乗り越えて行く主人公の心情を描いています。
 主人公の家福さんは、俳優で舞台演出家です。彼は車の中でいつも自分が演じる舞台の台詞を練習します。妻が吹き込んだ台詞をかけて(家福さんが喋るところは空いています)、運転中練習します。この物語ではチェーホフの「ワーニャ伯父さん」が練習されます。
 しかし、物語の3分の1ぐらいで妻は死んでしまいます。
 車に残った彼女の声、そして、専属で運転手になった女性みさき。
 いくつもの言語で行われる舞台「ワーニャ伯父さん」は、ソーニャ役の女性の手話で(また、この手話を顔で追う西島さんの演技が素晴らしい!)幕を閉じます。
 「仕方ないの生きて行く他ないの」
 車の中で流れていた声は、声にならない手話の字幕で家福さんに届く幕切れでした。

 この物語については、既にいくつもの評論が出ているので、興味のある方は是非読んでみてください。
 車という拡張した身体を他者にゆだねることで村上春樹の作品には珍しい傾向にあることを書いた評論や、物語のレイヤーについての評論もあります。ちなみに、僕は前者の評論も後者の評論も好きです。色々なアプローチが出来る作品だと思っています。ちなみに、家福とみさき、ではなく、家福と高槻の物語だという読み方も面白かったです。
 
 車の中で台詞を聴きながら何度も自分の中に落とし込んでいく練習法は俳優のブラッド・ピットもしているそうですし、タランティーノ・監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッド」でディカプリオも役の中でそんな練習をしていましたね。
 繰り返し聞く言葉が自分の中に落ちて行く。
 作中で専属運転手のみさきに家福が聞きます。
「君はずっと聞いててうんざりしないか?」
「しません。この声が好きなんだと思います」
 
 この映画では言葉と同じぐらい声についても意識させられます。
 死んでしまっても残る声、知らない言語で読まれる声、字幕を読む時に心の中で変換される声。僕らは様々な形で声を受け取ったり、受け取れなかったりしながら、生きて行きます。
 奇しくもこの「ドライブ・マイ・カー」が受賞を逃したアカデミー賞を受賞したのは、耳の聞こえない両親と兄をサポートする娘が歌うことを夢見る物語「コーダ 愛のうた」でしたね(こっちも素晴らしかったです)。
 話を戻すと皆さんの中にもずっと降り積もってきた言葉や声があると思います。
 ばかばかしい例を一つ挙げると、僕はうっかり欲しいものを買わずに帰って後悔すると「こんな簡単な答えが出てるのに、何故にためらって見送ったのだろう!」とあのリズムで言います。これは「大声ダイヤモンド」が自分の中に落ちていないと、多分言わない言葉ですし、あの曲の中で流れる声が好きだからだと思います。

 さて、今年、印象的な声を意識させられる曲が生まれました。
 チームK2の新曲、「時間がない」です。
 ちょっと聴いてみましょう。

 

 まだ正確な歌詞が出ていないので、歌詞についてのアプローチはまた後日に行おうと思うんですが、タイパを優先する世界において、怖いけれど変化を望む感じかな、と初めて聴いた時は感じました。正確な歌詞を読んでどうなるか、楽しみです。
 さて、この楽曲の発見は、何といってもこれまでのSKE48には無かったメロディの誕生ですよね。
 Night Tempoさんの得意とする80年代のジャパニーズポップスの匂いをさせながらも、チームK2のメンバー一人一人の声をこれでもかというほど、引き立たせる楽曲になっていると思います。
 一度、この曲をMV無しで聴いてみてください。
 いや、分かる、青木莉華さんがカワイイのは、分かる。
 でも、声に注目する意味では、このMV無しの聴覚だけで聴いてみるのがおすすめです。
 いや、分かりますって、青木莉華さんが可愛いのは。
 僕の推しメン遍歴知ってまか?中西優香→岡田美紅→五十嵐早香ですよ。
 そんなのショートカット大人メン大好き人間には、苦しい。
 チャドウィック・ボーズマンを失ったライアン・クーグラ監督ぐらい苦しい、ワカンダ。フォーエバー、略して「ワカフォー」ですよ。




 それでも、悲しみを乗り越えて、声に注目してみましょう。

 声のリレーを思わせる冒頭から、Aメロの江籠ちゃんの声が印象的です。
 個人的に、この曲で( もしかすると新公演で )江籠ちゃんは新しいカードを一枚手に入れた印象があります。それは、江籠ちゃん推しの方やSKE48ファンが彼女の次のステージとして期待していたものと合致するのでは、と僕は思っています。
 そして、水野愛理の歌唱部分ですよね。
 彼女の声って、本当に良くて次に歌唱力の大会があるならば、是非、参加してほしいメンバーの一人です。今の彼女は内側での評価ではなく、そろそろ外に打って出るフェイズではないかと思っています。公演ではソロ曲が来ても面白いかもしれません。彼女のパブリックイメージを少しずらすような。
 で、サビの印象的なリズムですよね。
 最近、僕は仕事が終わってから雑誌の編集作業をする時のプレイリストを作っているんですが、このサビの自分への蓄積は凄くてですね。普段の仕事中もちょいちょい頭の中でリフレインされます。特に「ないない」の部分が。
 そして、不思議と飽きがこない。
 うんざりしないわけです。
 それはメロディの素晴らしさもありますし、声の居心地の良さもあります。
 僕は車の運転をしませんが、きっと夜のドライブ中に流しても、邪魔にならずにかといって味気ないものでもない1曲になっていると思います。

 果たして、この曲が公演初日でどんな感じで披露されるのか、楽しみです。
 西井美桜さん、伊藤実希さんの二人は、MVでは出番が少なかったものの、ダンスが素晴らしいと思いますし、研究生公演ではフロントを務めることも多かった二人なので、この公演で一つ変身することを期待しています。僕はこのMVでこの二人の静のシーンとサビの動のシーンを見て、いや、もっと観たいな、と感じました。
 勿論、青木莉華さんがカワイイのは、分かってるんですよ、ええ。
 こっちもね、卒業した早香先生の応援が優先なので、あれですが、陰ながらチームK2の10期生がどう変化していくかも注目しております。Night Tempoさんという日本や韓国だけでなく、国際的に有名な方だけに、拡散の仕方次第では序列もガラッと変わるのでは、一気に愛される層も広がるのではと思っております。西井さんのキレのあるパフォーマンスや伊藤さんのダイナミックなジャンプは、選曲次第では海外のファンも増えるきっかけになるのではと思っています。
 他にもあーやのこととかも書きたいんですが、一旦ここで終えます。
 聴けば聴くほど、自分の中に留まっていく曲、「時間がない」。
 皆さんは、誰の声が心の中に蓄積されていますか?
 

2021年4月4日日曜日

2021年4月3日「高柳明音のオールナイトニッポン0」の感想

 声の力

 

 昨夜4月3日土曜日は、「オードリーのオードリーのオールナイトニッポン」からの「高柳明音のオールナイトニッポン0」というリトルトゥースでSKE48推しの人間としてはたまらない夜になりました。
 ただね。
 「オードリーのオールナイトニッポン」の春日さんのお子さんが幼稚園に入園したエピソードトークの後で爆笑した後に(春日さんのトークゾーンで茶々入れる若林さん好きとしては嬉しい回でしたが)、寝落ちしてしまい、起きてから「しんやめ」とエンディングを聴いていたんですが、若林さんが先日語っていた「高柳明音さんのラジオを聴いている」という話から、今週のエンディングでも「何年か聴いてんだよなあ。すっごい知ってんだよね。わざわざいうことじゃないけど」と若林さんらしい控えめな言葉でしたが、「間違いなく聴いては帰りますけど。(中略)いま、挨拶きてくれましたけど、なんか『パーソナリティだ!』いつも聴いてる。「実在するんだ!」昔共演したことあるけど」と「マジカルラジオ」について少しだけ触れてくれたのが嬉しいですね。

 そして、いよいよスタートした「オールナイトニッポン0」。
 まずは「マジカルラジオ」以来の若林さんとの7年ぶりの再会についてのトーク。
 「マジカルラジオファン」の僕としては、ここで鳥肌が立ちました。
 「マジラジ」の頃よりもテンション高めに接してくれたという話も良かったんですが、「ラジオ」という場で二人がニアミスするのが良いですね。
 僕は「マジカルラジオ」のおかげでオードリーのことが好きになり、そこからオールナイトニッポンを聴くようになり、ラジオが好きになった人間としては、たまらない組み合わせです。
 ちゅりの元気な声も素敵ですし、若林さんの「~なのよぉ」というぼやき方も好きですし、春日さんの「そんなわけねーだろ!」というツッコミも大好きです。
 音声メディアの価値が、再評価されている今、ラジオというパーソナリティとの距離が近く感じるこのメディアで好きな人達の声が聴けるのは、本当に幸せですね。
 1曲目で「バンドをやろうよ!」という「マジラジ3」から生まれた幻の曲から始まったのも最高でした。


 
 CMを挟んでラジオニッポンで放送中の「うまかた」でのまとめ録りエピソードを挟んで、ゲストの5期生コンビである古畑奈和と江籠裕奈のコンビが登場。
 ラジオで聴く奈和ちゃんの声も良いんですよね。
 まず、江籠ちゃんに関するエピソードについて。
 ちゅりが何故、江籠ちゃんのことを「江籠さん」と呼ぶのかという由来と二人の距離が縮まったエピソードが良かったですね。
 江籠ちゃんのことを「心のない人形」という印象から「人間にしてもらった」という江籠ちゃんの言葉を聴いていると、「君の名は希望」を僕はふと思い浮かべました。
 江籠ちゃんを託した2015年ぐらいに卒業した先輩が気になりますね。
 奈和ちゃんとちゅりの関係トークでは、様々な舞台での共演を経てミッドナイト公演で極まるというのが印象的でした。あと、チームE時代にチームK2に居た同期(はるたむ?)が可愛がられているのが羨ましかったというエピソードも良かったです。

 そして選曲されたのが「夜の教科書」!
 まだ1回しかライブでやってない曲!
 聴いているこっちがテンション高柳になりそうでした。

 しかし、5期生コンビに高柳明音を挟むことで色々な関係性が見えてくるのが面白いですね(同じことは、ひょっとするとみなるんやかおたんにも言えるかもしれませんが)。

 ここから3人の母親の呼び方についてなんですが、ちゅりの「おかあちゃん」→「おかあ」→「かあ」に変わるというのが面白かったですね。「うちにカラスはいない!」というお母さまの言葉も。
 更に懐かしトークとしての「1/149」の幻のエンディングについても面白くてですね。
 焼き鳥食べながらのエンディングは流石にショッキングでしょう!

 もうすぐ4時になろうかという時に、番組がスタートした頃にちゅりがフォローした若林さんのインスタからフォロー返しがきます。若林さんのインスタは夜にバスケをする動画やキン肉マンの画像も好きなんですが、NFL倶楽部の「熱視線プッシュ」のコーナーの補足も好きだったりします。
 

 そこからちゅり、奈和ちゃん、江籠ちゃんの前髪かぶりからの奈和ちゃんにヘアチェンジをそれとなく勧めたエピソードも面白かったですし、服へのこだわりで「量産型は嫌!」というのは凄く共感できますね。
 江籠さん選曲の「夜明けのコヨーテ」を挟んで「マジラジ」が始まる時のエピソードへ。
 ここでのスタッフさんたちがくださった言葉である「これから作るこの作品が君たちにとって宝物のになればいいと思っているから」でもう、感動ですよ。
 これはもう、メンバーだけでなく多くのファンにとっても宝物になった作品ではないかと思います。
 
 更に、色々なリスナーさんたちのメールが読まれている中で「声の力」について考えさせられましてね。
 辛いことがあっても、「みんなの『声』がなかったら、私は12年続けられなかった」という言葉にも感動しましたし、番組のスタート時に語った夢を「声」に出すことで実現していくのではということを考えさせられました。
 
 コロナ禍でちゅり自身が「アイドルの映像を観て元気をもらったんですよ」という経験から「アイドルとしてみんなに元気を与えられるんじゃないか」という発見。
 そこから配信をすることで、何もない日常に「楽しみ」を付加するというアイドルだからこそできることを改めて発見できたというエピソードも良かったですね。

 「アイドル」から「女優」へ変わっていくこれから、果たしてどんな形で新しいちゅりが見られるでしょう?
 おまけコーナーで語っていた「高柳明音と松井玲奈のオールナイトニッポン」もどうか実現してほしいですね。個人的には「オードリーのオールナイトニッポン」にゲストで呼ばれて欲しいところですが、裏番組だから難しいですかねえ。別の場でもいいので、いつか共演して欲しい(なんなら『オールナイトニッポン0』でも)!

 そして、これからも夜更かしの僕らの為に、こっそり声を聴かせてほしいです。

 

2020年9月22日火曜日

12周年公演に向けての短期集中連載第21弾「江籠裕奈が繋ぐもの」

 歴史を見てきた眼差し


 皆さん、もうSKE48公式が配信を開始した「私たちの公演」はもうチェックしましたかね?



 もう、この動画あるから、短期集中連載終わらしてもいいじゃないか、もう楽になりたいんだよ、ああ、22日前になんであんなこと書いたんだ、と後悔する毎日ですが、まだまだ12周年公演に向けて、考えたいことがあるので、書いていきたいと思いますよ。

 さて、上記の動画を観ながら思ったことがありましてね。
 今回の12周年公演、なかなか江籠ちゃんにはドラマがある配置ではないかと。
 まず、「会いたかった」公演。
 ここで彼女は10期生というSKE48の未来と接続します。
 しかも、かつて自分も踊っていた公演。つまり、過去とも接続します。
 過去と未来が現代で交差する感じがいいですね。
 
 そして、「RESET」公演。
 こちらもK2と違うメンバーたちが中心となりチャレンジしていきます。
 僕個人としては、「RESET」の頃の江籠ちゃんは、徐々にエースへの道を歩み始めたところで、すぐ近くにゆりあが居て、綾巴がいて、少し遠くに珠理奈がいるという、かなり群雄割拠なチームSにいました。
 かつての自分との再会という、実は楽しみな公演の一つです。
 
 最後にお馴染みの「パジャマドライブ」公演。
 これは、江籠ちゃんの中のどんな引き出しが出てくるのか、楽しみな公演です。果たして、彼女がどんな風にチームSメンバーやチームEメンバーと公演を作っていくのか、楽しみです。

 新しさと懐かしさ、初めてと再び。
 江籠ちゃん自身が小学生の時から、SKE48の歴史を見てきました。
 それは松井珠理奈が小学生の頃から選抜の最前線にいてSKE48の歴史を見てきたのに対して、江籠ちゃんは研究生としてSKE48を違う視点から歴史を見てきたのではないでしょうか。今回の動画で共演している林さんの気持ちも凄く分かると思います。

 江籠ちゃんが動画の最後にふと言った10年後のことについては、凄く面白い視点だな、と思いましてね。
 その頃には、卒業しているのかも知れませんが、今回の12周年公演が後輩たちのスキルの礎になりそうですね。
 
 それにしても、考えれば考えるほど、今回の江籠ちゃんの配置は、真木子と並ぶぐらい重要な配置のような気がしてきました。
 10月3日、まずはどんな「会いたかった」が来るか楽しみですね。
 

2020年5月8日金曜日

出逢ってしまった二人

同じ時代にいたこと


 最近、ここ数年、NHKの大河ドラマをビンジウォッチするのにハマっています。
 昨日も「太平記」を見ながら寝落ちしてしまったらしく、目覚めたら、鎌倉の北条氏が滅んでいて驚きました。
 大河ドラマの面白さは、約50回近くのドラマの中で歴史という大きな波に、人間たちが飲み込まれたり、うまく乗ったり、という不思議な人間ドラマがあるので面白いんですよね。
 それから、この人がこの身分で生まれていなかったら、とか、この二人がもし、もっと違う時代で出会っていればと、妄想を広げることも多いです。

 「SKE48」という大河ドラマならば、どうでしょうか?
 僕は、江籠裕奈と小畑優奈の二人について考えてしまいます。
 
 江籠裕奈は、2011年10月16日、まだ小学生の時にSKE48に5期生として入ります。翌月のリクエストアワーでお披露目。
 まだ幼いけれど、整った顔立ちで静謐な美しさに満ちていました。
 少し照れ屋だけれど、真面目にレッスンに取り組んでいることが、「最強研究生」時代の真木子の口や生誕祭でのご家族の手紙から語られています。
 同期で同い年の市野成美との「えごなる」コンビが、SKE48の未来を作っていくことになるんだろうなあ、と2012年頃に本店からSKE48にスライドした僕は感じていました。
 
 
 時は流れて2015年。
 彼女は「コケティッシュ渋滞中」で選抜入りします。
 この年は、彼女は総選挙での速報にランクインするも、残念ながらランクインは出来ませんでした。この時の総選挙のソフトの特典で江籠ちゃんが、控室で人知れず涙を流しているのが、とても印象的でした。何か、彼女のイメージを勝手に自分はつけていないか、と反省しました。
 ただ、彼女にもSKE48にとっても2015年は節目の年で、松井玲奈がこの年に卒業し、SKE48を支える大きな何かが失われてしまった気がしました。
 そして、奇しくも2015年にSKE48に合格し、「コケテッシュ渋滞中」でお披露目されたのが、7期生の小畑優奈。後のSKE48のセンターでした。

 
 小畑優奈の良さは、彼女が醸し出す和やかさだと思います。
 奇しくも同時代に欅坂46のセンターをしていた平手友梨奈さんと真逆のベクトルの輝きだと当時は感じていました。その人が笑うだけで、周りが明るくなる感じ(ちなみに『けやけ』の運動会とかで笑うてちも好きです)。
 「意外にマンゴー」で彼女がセンターになった時、SKE48に新しい風が吹いた気がしました。
 なんだか抽象的な表現になりますが、「こういう選択肢もあるよ」というのを提示された気がしました。
 彼女がセンターになるまでの布石としては、2015年の加入から湯浅支配人が「エースの大本命になる可能性も」と評価していましたし、同年、SKE48の次世代ユニット「ラブ・クレッシェンド」に江籠ちゃんと共に選ばれています。
 2016年のSKE48全員でのソロコンサートでは、各グループの曲を唄い、様々な表情を魅せることで引き出しの多さも見せつけ、カワイイだけではなく、表現力もあるところをファンに見せていきました。

 江籠ちゃんとゆななの共通点を考えると、入ったばかりの頃は、二人とも自分から喋るタイプではないこと、実は負けず嫌いな努力家なところ、そして、同期が逸材揃いだったということがあります。
 江籠ちゃんが加入した期である5期は、菅なな子、古畑奈和、新土居さやかを達が、どんどん選抜に入っていき、宮前杏実は「12月のカンガルー」でWセンターになります。
 同じくゆななが加入した7期も、「前のめり」で選抜に選ばれた後藤楽々を始め、野島樺乃、末永桜花、浅井裕華たちもいますし、ここにドラフト2期の5人が加わる「7D2」というくくりが生まれます。
 どちらも、SKE48の歴史の中で重要な期だったと思いますし、今も残っている各期のメンバーは、それぞれのポジションで活躍しています。
 二人の違いを強いて挙げるとするならば、江籠ちゃんが期の最年少グループだったのに対して、ゆななは、期の平均年齢ぐらいだったということぐらいでしょうか。
 そういえば、江籠ちゃんは「天使」と形容され、ゆななは「カワイイのレアル・マドリード」など凄い形容をされていましたね。
 
 「意外にマンゴー」のリリースと共に、SKE48運営はゆななの売り出しをスタートします。雑誌の表紙や各種ポスター等にゆななが前に出ていきます。この時、江籠ちゃんの方は、「P4U」のイベントで1位になって獲得した、初めてのセンター曲である「奇跡の流星群」を唄っています。それぞれが自分のセンター曲を手に入れていたわけです。

 SKE48がリリースされた2017年の総選挙では、ゆななは72位にランクイン。江籠ちゃんは、36位にランクイン。この年、江籠ちゃんは速報圏外というまさかのスタートでしたが、そこから見事にまくってランクインします。
 この時のブログが凄く良いので、是非、ご一読ください。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12284704226.html

 「どんなときでも 諦めない心が大切なんです!」をまさに体現した選挙だったと思います。また、江籠ちゃんが自分の気持ちを熱く語る文章に、今読んでもちょっと泣きそうになります。
 2017年は江籠ちゃんとファンの方たちにとって、大躍進の年だったんですね。
 

 翌年の始め、「無意識の色」がリリースされます。
 センターは前作に引き続き、ゆなな。 
 このMVは、ゆななや楽々、菅原たちが、これまでのSKE48の歴史をラーニングしていく風に感じます。ナゴヤドームの映像が少しだけ出ていて、ひょっとしたら、もう一度目指せるかも、という過去と未来が繋がるMVで、僕は大好きです。
 きりっとした顔のゆなながカッコ良かった記憶があります。
 10周年という節目の年であり、この年に何か大きな発表があるのではないか、とコンサートの度にワクワクしたものです。


 
 さて、この2018年の総選挙では、速報の時点でゆななは16位、江籠ちゃんは95位にランクイン。二人とも昨年の速報値を超える順位でのスタートに成功します。最終的には、ゆななは34位に、江籠さんは35位にランクインします。奇しくも二人が並ぶ形でランクインすることになりました。

 この次にリリースされた「いきなりパンチライン」では、松井珠理奈がセンターに復帰。しかし、休養のため、メディアでのセンターは須田亜香里中心でした。この曲のカップリングでは、「花の香りのシンフォニー」が収録されています。
 この曲は「P4U」のイベントで再び江籠ちゃんがセンターを獲得した曲で、この曲の優しいサビのメロディが素晴らしくて、春先の散歩でよく聴いたものです。
 曲との相性もあると思うんですが、総選挙2位となっただーすーを代理のセンターとして持っていき、彼女の知名度はこの年に爆発的に上昇していきます。
 「Stand by you」のリリースで松井珠理奈が復帰。こちらもセンターは、松井珠理奈です。

 そして、2019年2月12日。
 小畑優奈は突然の卒業発表をします。
 3月26日には卒業公演が行われ、最後の握手会も後日して、彼女はSKE48を去りました。
 
 ゆななが書いた最後のブログを観てみましょう。
 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12439811663.html

 「アイドルとしてやりきってしまった」という言葉が重くてですね。
 センターとしてグループの最前線に立って、テレビにも沢山出て、雑誌の表紙にもなってと、確かにアイドルとしてやれることのほとんどをやってしまった感がありますね。

 もし、2020年の今なら、もっと柔軟にゆななのハンドメイド作品をグッズとして、売るという柔軟な選択が出来たのではないか、とも思うんですが、彼女は卒業後、ユナとして、Youtubeでの動画配信や自分が作成したハンドメイドのアクセサリーの販売を始めます。
 「SKE48」という看板を捨てて、自分の力だけで自分の好きなことをしていく、という彼女の姿勢は尊敬できます。
 ただ、SKE48としては、大きな柱どころか、何か未来への可能性の核となるものを失ってしまった気も当時の僕はしていました。
 ゆななを中心に描いていた円があるとすれば、その円の周辺に居た楽々、菅原、愛理たちにも何か影響があるのではないか、と凄く心配でした。
 そして、この活動期間の短さは、なんとも儚い感じがします。
 
 やがて、夏に江籠ちゃんセンターの「FRUSTRATION」がリリース。
 この曲のカップリングには、江籠ちゃんセンターの「ゲームしませんか?」が含まれています。こちらも「P4U」でのイベントでの勝利からです。
 そして、この年、江籠ちゃんは6月10日に行われたイベントで、牧野アンナ先生からMVPをもらいます。
 「ENTAME next」の中では、2018年を「何をやってもうまくいかない1年」と語っていましたが、昨年の悔しさを払拭するかのように活躍していきます。
 江籠ちゃんは、奈和ちゃんの初センターに対して、「悔しいよりも嬉しい」と語り、自分の立ち位置にこだわらない、という思考に変化していきます。
 また、江籠ちゃんのちゅりへの信頼度が高まっていくのもそうなんですが、後輩たちの「先輩」として活躍していきます。
 最近では、江籠ちゃんの配信とかを観ていると、何かホッとするような安心感を覚えることもあります。
 この嬉しさと悔しさを感じた4年間が、江籠ちゃんの歴史の中で重要な4年の気が僕はしています。

 一方、ゆななは、動画配信と自分で作ったアクセサリーを販売していきます。
 「Lien」というブランドを立ち上げて、自分がデザインした商品をどんどん販売していきます。また、プロデュースブランド「Plume Calin」ではモデルもしています。このブランドの名前は「愛らしい羽」で、ロゴには「天使」の羽をイメージしたものがついています。
 自分のやりたかったことを、ゆななも具現化していったわけです。
 個人的には、すーめろさんとコラボしてほしいな、と願っています。
 
 2020年5月8日現在、SKE48の歴史は進み続けています。
 僕がよく見る大河ドラマでは、長い歴史の中で、表舞台に出た期間は短くても大きな改革をした人物もいれば、浮き沈みがありながらも最後には何かを成し遂げる人物もいます。

 コロナウイルス後のSKE48がどういう動きをするかは、全く予想ができません。
 ただ、二人が出会い、一緒に居たこの4年と少しの間は、長いSKE48の歴史の中で、そして、江籠ちゃんとゆななの歴史の中で、重要な期間だったと後々になって再考されるのではないか、と最近は思っています。

2019年8月11日日曜日

ゲームしませんか?①



ゲームとSKE48


 ああ、SKE48で格闘ゲームでないかなあ。
 「キング・オブ・ファイターズ」みたいな(年がバレますね)。
 「マジック・ザ・ギャザリング」とか「シャドウバース」みたいなカードゲーム系も出て欲しいんですけどね。なんか、レジェンドで「赤いピンヒールとプロフェッサーの珠理奈」とか「かおたん大炎上」とかね。
 そんな馬鹿な妄想は置いておいて、「SKE48の大富豪はおわらない!」のリリースが発表されましてね。
 アイカブでそれなりに時間を浪費した身としては、ずっと続いて欲しいな、とリリース前から願っていますよ。
 ああ、早くSKE48のゲームしたいな。
 まあ、こんな茶番はこれぐらいにして、SKE48のゲームで忘れてはならないのが、「パッション・フォー・ユー」ですよね(以下『P4U』)。

 このゲーム。
 まあ、なんていうか、古き良き携帯ゲームの流れを持ったゲームでしてね。
 詳しくは、やってください。やったら分かるから。
 でね、「P4U」では、色々なイベントがやってるわけでね。メンバーのサイン入りグッズがもらえる時は燃えたもんですよ。
 さてさて、その中でも一番熱いイベントがCM選抜決定戦です。
 SKE48のリリース数自体が限られているというのもあるんですが、自分の推しがセンターになるチャンスというのもあって、毎年熾烈な闘いが繰り広げられるわけですよ。

 そして、この3年間、王者として君臨し続けているのが、えごちゃんこと、江籠裕奈さん。「花の香りのシンフォニー」「奇跡の流星群」と良曲を立て続けにもらいましてね。いずれもセンターを務めているわけですよ。そして、今年の「ゲームしませんか?」。個人的には、一番好きなタイプの曲です。
 まあ、まずは聴いてみましょう。
 今年はMVもついてくるというね。

 

 いやあ、なんかレトロ風な衣装に可愛い感じのセットが素敵なMVですよね。
 映画「シングストリート」の「ドライブ・イット・ライク・ユー・ストール・イット」のシーンを思い出しました。
 サビのグーググー的なポーズも好きです。

 さて、この曲の歌詞なんですが、女の子が、ちょっとオタク気味の男に恋を抱くという、「恋の傾向と対策」のゲーム編みたいな歌詞でしてね。「恋の傾向と対策」の男の子が勉強に夢中なのに対して、「ゲームしませんか?」の男の子はゲームに夢中なんですね。僕は初めて聴いた時に、「遊戯王」大好きな俳優、松坂桃李が頭に浮かんだもんですよ。

 彼の趣味を理解したいということと、距離を近づけたいという思惑を秘めてゲームをする主人公の女の子。気づいたら、彼の方じゃなくて、ゲームにハマっていたというオチも凄く良くてですね。時々、こういうことってありますよね。友達に趣味を紹介されて気づいたら、友達以上にのめり込んでいたとかね。こういう終わり方をすることで、ちょっとだけ彼との進展を描きつつ、ゲームをすることの魅力も入れられてるのが、本当に素晴らしいな、と思います。

 これを普段、ゲームしなさそうな(失礼)江籠さんがセンターで歌うんだから、なんかいいですよね。1位になってこの曲を獲得した時の江籠さんのブログ記事も素敵です。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12447441551.html?frm=theme


 また、最近だと、センターゼロポジでMVPになった時のブログも本当に良いのでお勧めです。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12479259486.html?frm=theme

 決して平坦ではないアイドル人生を送ってきた江籠さん。
 台頭してくる後輩達、めちゃくちゃ個性の強い先輩たち、でも、ゴリゴリのストロングスタイルの頃のSKE48も知っている江籠さんだからこそ、期待せずにはいられません。「FRUSTRATION」は、奇しくも5期生がセンターを務める曲が同時収録されることになりましたが、これまでの彼女たちの努力を観ていれば当然の結果だと思います。多分、これからの江籠さんのアイドル人生も、手に汗握って、キャーキャー言って盛り上がる、きっと楽しいものになることは間違いなしです。

 「花の香りのシンフォニー」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post.html

 「奇跡の流星群」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_6.html

 「シング・ストリート」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_90.html

2019年7月21日日曜日

2019年7月20日 あべのキューズモール「FRUSTRATION」リリースイベントの感想



夢を語る人こそ


 皆さん、スケジュール管理ってどうしてますかね。
 SKE48のスケジュールをマネージャーのごとく管理されている方もいらっしゃれば、まとめサイトのお世話になっている方もいるかもしれません。
 僕の場合、既にまとめサイトすら見なくなったので、メンバーからのモバメやGoogleの最初に出てくるタブみたいなニュースだけが頼りでしてね。たまたま見た、SKE48のホームぺージの「今日の予定」みたいな欄に「あべのキューズモール」と書いてて、うおおおお、これは行くしかない!と突如決意して天王寺に向かうことにしました。


 でもね、最前エリアの配布開始が12時から。
 僕が気づいたのが12時という、もはや戦国武将が「捨ておけい!」と言いそうな時間帯だったんですが、いや、きっと僕らは大丈夫だ、ラッドウィンプスの「大丈夫」を唄いながら向かったわけです。

 13時頃に到着しましてね。
 あべのキューズモール3階の野外ステージの入り口にあるCD販売所で新曲の予約をしましてね。握手券を3枚もらいましたよ。
 

 このあべのキューズモールの野外ステージ(スカイコートって言うんだってさ)は、吹き抜け構造になってましてね。上の階からも観ることが出来るんですね。なので、最前は無理でも上の階の前の方から見ようと決意し、時間をつぶしましてね。
 キューズモールにある喫茶店に居たんですが、「今日、SKEが来るんだって。行く?」「ええっ、ミーハーすぎひん?」とかいう会話も聞こえてきて、全然関係ない僕がソワソワしましたよ。

 16時40分ぐらいに、野外ステージのちょっと上の階に来たわけですよ。
 そしたら、もう手すりがついてる前の方は埋まってましてね。
 でも、安心。人と人の隙間からちゃんとステージを観ることができる。
 お客さんの層は、男性多めなんですが、徐々に女性・家族エリアも埋まっていきましたし、上の階の方が女性率は高かったかも。印象に残った方としては、上の階の手すりに「野島」と行書体で書かれた文字と野島さんの写真がプリントされたタオルを手すりにたらしてた人、珠理奈への英語のメッセージボードを掲げてた人が、WWEっぽくて印象的でした。2階の吹き抜けゾーンは、珠理奈ヲタの人が多めでしたが、のじのじヲタ、さとかほヲタの人も近くに何人かいらっしゃいましたよ。


 で、だらだらと本を読みながら時間を潰し、17時25分ぐらいにメンバーが衝立越しにSKE48が入ってきましてね。上の階からだから、頭だけ見えるわけですね。てっきり、ヒューマンガス・トラックに乗って出てくるかと思っていたので、あべのキューズモールだと無理か(どこでも無理)、と思ったんですが、いよいよメンバーが出てくる!というワクワク感もやってきましてね。
 いよいよ流れる「overture」! 
 みんなでコールをしていくんですが、僕は体調が悪いと咳き込みやすくなる癖がありましてね。今日は、声を出さずに楽しもうと思ってたわけですよ。でもね、やっぱり、「overture」はテンションが上がる!結局、コールしましたよ。
 1曲目はいきなり「パレオはエメラルド」
 こりゃ盛り上がるわ。
 そして、2曲目は「ごめんねSUMMER」
 いや、めちゃくちゃ夏感があって好きだわ。
 更に、「オキドキ」と畳みかけてくるわけですよ。
 僕の後ろを歩いてる人達も結構足を止めてみてましたよ。
 特に珠理奈、だーすーの知名度は流石という感じでした。
 
 MCは、僕が覚えてる範囲だとこんな感じ。
 ① 珠理奈が大阪の美味しいサンドイッチをみんなに差し入れしてくれた話。
 ② SKEは大阪出身メンバーも多い。大阪出身の松本慈子の気持ちも背負ってきた。
 ③ 大阪城ホールはプロレスが見やすかった。SKE48のライブもやってみたい。
 ④ 野島さんはMVでロスに行った話。パスポートが無かったら選抜落とされてたかもという冗談も。
 ⑤ だーすーの話によると、海外でのMVは2年に1回ぐらい。
 ⑥ 野島さんは、ハワイでライブでやってみたい。
 ⑦ さとかほは、湯浅さんがジャカルタに行ったということで、ジャカルタでもライブをやってみたい。
 ⑧ さとかほは、珠理奈、だーすー、野島さんのレッスン着がセクシーだった話も。
 ⑨ 新曲の最初の部分のラップを誰も歌えないという話に。いつか、メンバーで覚えたか勝負するか、という話にだーすーが「私覚えるの苦手だから嫌だ~!」的な答えだったはず。

 他にも今回のMVの衣装が、ファッションブランドとコラボした話もありましたよ。

 新曲「FURSTRATION」!
 初めて生で聴いたんですが、そうか、こういう風に楽しむのか、という感じでした。
 これは慣れてきたら、病みつきになるタイプの曲かも。頭の中から最後の畳かけが離れません。

 そして、18時15分からは握手会。
 珠理奈・江籠ちゃんレーンと、さとかほ・のじのじ・だーすーレーンの2つに。
 印象に残った会話は、江籠ちゃんとの会話。
 「ゲームしませんか」のセンターになったので、「『ゲームしませんか』期待してます」と言おうと決めたんですね。

僕「ゲームしようぜ、期待してます。あっ!」
江籠さん「惜しかったですね。お楽しみに」
 緊張して言い間違えた僕に、優しい笑顔でしたよ。
 珠理奈には、「僕、中邑真輔のファンなんです」と話すと「嬉しい!イャァオ!」と言ってくれたのが嬉しかったなあ。僕も「イヤァオ!」で返しましたよ。
 
 さとかほとは、韓国映画の「新感染」の話をしました。
 のじのじには、ソロ曲に期待してることを、だーすーには、今度キューバの話が出来たらいいね、という話でした。

 いやあ、久々の現場でしたが、楽しかったですね。
 今、推しはいないけど、今度握手会いこうかな、と思った僕でした。
 新曲の発売が楽しみです。
 定期的に関西も攻めてきてほしいなあ。
 それこそ、珠理奈が語っていた大阪城ホールもやってほしいなあ。声に出すことで動きだすこともあると思うんで。

 
 
 

 

2019年5月25日土曜日

目が痛いくらい晴れた空①



いつかくるその日


 先日、「2588DAYS 松井玲奈卒業コンサート」のブルーレイを観てたんですね。その中で1日目のメイキングで、1期生3人で披露する「神々の領域」の感想をみきてぃこと矢方美紀さんが語ってましてね。

 「あれを一番最初披露した時の人数と今の1期生の人数を観た時に、指で数えるぐらいになってしまったんだなっていうのを思ってしまって、歴史を感じたんですけど、そこに残っている3人の姿が本当に勇ましくて。カッコ良くて。でも、周りにやっぱり1期生の姿が見えるんですよ、見えないけど。それが凄いね、胸が痛くなりましたね。感動しました」

 いやあ、流石みきてぃ。
 曲の見方が違うぜ、と感動したものです。
 そして、僕にもそんな風に見える曲がつい最近ありました。
 それが、2018年のリクエストアワーで披露された「目が痛いくらい晴れた空」でした。 
 この曲は5期生の為に書き下ろされた曲で、「アイシテラブル!」のカップリング曲として収録されていました。リクエストアワー2014のコメンタリーの中で、須田亜香里が、「SKEで一つの期の為に書き下ろされたのは初めて」的なことを語っていましたが、確かにそうですよね。この後、1期生の「神々」とかが来たわけですから。

 当時まだ研究生だった5期生に曲が来たのも衝撃でしたが、リクエストアワー2012で4位にランクインされたことも驚きでした。公式に曲がなかったので、ファンの方が作った動画で聴いてみましょう。



 うーむ、いつ聴いても素敵なバラードですね。
 風船と風の関係とかも良くてね。
 「目が痛いくらいはれた空」とうのもまるで、スポットライトが当たったステージのようにも読めますしね。
 「その先に君が居た」と並ぶ研究生時代の名曲だと思います。

 SKE48の中で何回か1回に来る黄金期の一つが5期だったかと僕は思います。
 個人的には3期が黄金期だと思ってるんですがね。この3期と5期の共通点を6位にランクインしたリクエストアワー2013のコメンタリーの中で松井玲奈はこう語っています。
「5期は3期に似てる気がする。みんな結構バラバラのチームにいって、でも、みんな頑張ってるっていうのが」と。
 確かにそうなんですよね。
 こういう一つの曲のおかげで、みんなが再集結するのもまたドラマですよね。

 そして、5期生といえば、最強研究生時代。
 降格してきた2期生たちや3期のかおたんや今出さんたちが厳しく指導しながらも、5期への期待と信頼も強く表れていた時代だったかな、と思いましてね。ドキュメンタリー映画「アイドルの涙」の中でこの頃のことを斉藤真木子がこんな風に語っています。
「あれは、でもSKEの、今、振り返るならSKEの人生の中で分かりすく言うと青春じゃないけど。5期子たちが凄くみんなが物分かりの良い子たちばかりで、本当にいい子たちばかりで」
 一方、5期の古畑奈和ちゃんの方は「研究生っていうチームって私は思っちゃってました。このままチームになりたいって思うぐらい、楽しいチームでしたね。やっぱ、2期生の先輩が強かったですね。怒りながら、アハハ」と語っています。

 この先輩後輩の信頼関係があったからこそ、2011年11月10日のセントレアでの無音の「オキドキ」も出来たんでしょうね。何億回みてもここのシーンは、SKE48のイズムがきちんと継承されている、と感じました。ドキュメンタリー映画「アイドル」も6期生のマイク無し「オキドキ」を入れてたら、と思う次第です。

 やがて、年が経っていくにつれて、一人、また一人と卒業が続き、「目が痛いぐらい晴れた空」を披露する機会は減っていきました。
 それでも上位にこの曲は入り続けました。毎年、一人また一人と減っていき、センターポジションに来るメンバーも変わっていきました。
 そして、2018年のリクエストアワーでは、古畑奈和、江籠裕奈の二人になりました。
 この曲を披露した時、どんな会話がされたのか。
 江籠ちゃんの公式アメブロを読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12405701819.html

 なるほどね、二人にとって大事な曲だったんですね。
 じゃあ、解散!
 というわけには行かなくてですね。
 「卒業公演で歌うことが多くて」という言葉があったじゃないですか。
 次歌う時はひょっとしたらどちらかの卒業公演かも知れないんだよなあ、と思って切ない気持ちになりましてね。思えば、江籠ちゃんも奈和ちゃんも自分の同期の相棒的な存在を見送ってきたしなあ、とも思いまして。特に2013年はこの曲のセンターを務めた菅なな子と約束した、奈和ちゃんの「いつかセンターになる」という話も思い出してね。

 色々と思いながらもう一度曲を観ると、周りに他の5期生たちの姿や思い出が蘇ってくると共に、この先、あと何回この曲を聴けるのかな、そして、どちらかの卒業公演の時に聴くことになるのかな、と思うと切なくなります。

 でも、まだまだ二人とも叶えたい夢の為に、頑張り続けると信じています。

 去年読んだ奈和ちゃんのブログの中で一番好きなものを貼って終わりにしますよ。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12411941054.html

 いつかなな子との約束が叶いますように。

 そして、二人の5期生が「私の夢 叶う場所」で輝き続けますように。

奈和ちゃんのソロ曲「オルフェス」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_81.html

江籠ちゃんセンターの「花の香りのシンフォニー」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post.html
 
 江籠さんセンターの「奇跡の流星群」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_6.html
 
 


    

2019年4月6日土曜日

奇跡の流星群①



江籠さん2019


 気づけば、江籠裕奈ちゃんも19歳ですか。
 先日、江籠さんの誕生日をお祝いするイベント、生誕祭をDMM配信で観てから、ずっと考えていることがありましてね。ほとんどは、ミュージカルで共演しただーすーの手紙から考えたことなんですがね。
 小学生の頃にSKE48に入って、気付けば8回目の生誕祭。
 他の女の子が青春を謳歌する中、アイドルにすべてを捧げてきた江籠さん。
 彼女が思い描いていた通りのSKE48人生になったかは、彼女にしか分かりません。
 ただ、一つ言えること、それは彼女が真面目に8年間アイドルと向きあってきたこと。
 決して、道を外れることなく、辛いことがあってもアイドルというステージで戦い続けたこと。
 
 年若くしてSKE48に入ったが為に、運営がどのタイミングで推しだすのか、という機会を逃し続けた気が僕にはしましてね。これは、すぐ下の期に綾巴が居て、更にその下にゆなな、楽々、菅原がいるSKE48の層の厚さも原因にあると思います。
 キャリアを経るにつれて、「期待の若手」というには、難しい状況になっていきます。まだ若いのに。SKE48歴が長ければ長くなるほど、ファンは他のメンバーに流れていくこともあるでしょうしね。

 しかし、生誕祭でのかおたんの言葉にもあったように、KⅡを引っ張っていける存在になっています。彼女の強さは、同世代のメンバーにはない経験にこそあると思います。簡単に言うと、くぐってきた修羅場の数が違うわけです。多分、流してきた涙の数も多いでしょう。けれど、1期生の時代を知っている彼女には、後輩達に当時の熱さや全力を伝える存在であってほしいと思います。今、それが出来るメンバーは非常に貴重になっていると思います。

 今後の選抜枠に関しては、2019年4月現在は、安定している、というのが僕の個人的な感想ですが、そこから更に上に行こうと考えた時に、何で勝負していくか。握手・総選挙・外仕事という3本柱のうちの選挙が今年はありません。
 となると、握手か外仕事か。
 江籠さんの場合、外仕事に関しては、「もっと売り込んでよ、運営さん」という感じなんですね。

 ただ、運営が推すかというと、他の若手が居るのもあると、思うのでそう簡単には推せないかもしれませんが、だったらファンが推すしかない。だから、ゲームで1位とるのは、別に当たり前のことで、それをとやかく言うのはピントがずれていると思うのが、僕の意見です。キャリアとしては、もう自分とファンの力でのし上がっていくしかないと思いますしね。

 彼女がしたいモデルの仕事は、最近だと『OVERTURE』の最新号でのファッショングラビアでの掲載ですが、これは携帯ゲームP4Uでのイベントの結果なんですね。もっと言うと、「奇跡の流星群」「花の香りのシンフォニー」も、次のイベント曲も。で、これは、別に運営さんの力じゃなくて、江籠さんファンの皆さんの力で押し上げて行ったわけです。これからも、全力で勝てるものは勝ちにいくべきだと思いますしね。

 

 CMという全国で流れる媒体での露出は、大きな効果があったのではないでしょうか。僕の周りにもこのCMを観た人は結構居ましたよ。

 次の一手としては、以前も書いたかも知れませんが、他の媒体への露出ではないかと思います。
 みなるんのように写真集という手もあると思いますし、以前、「ラジオ惑星開発委員会」で言っていたようにスタイルブックという手もあると思います。更に、動画に強いKⅡだけにyoutubeやshowroomでの発信も効果的ではないでしょうか。例えば、ブログなどがあまり得意でなかった珠理奈がshowroomと相性が良かったように、ひょっとしたら、江籠さんも、「書く」よりも「語る」ことの方がやりやすいかもしれません。また、せっかくオシャレな人なので、世の女性へのフックとなるようなことが、これから増えていくと、またファン層に広がりが生まれていくかもしれません。なんとなくですが、佐藤すみれさんとのコラボがもっとみたいな、と僕は思っています。


 だーすーからの手紙にもありましたが、真面目にアイドルをしてきた彼女は、これからも後輩たちの良き見本であってほしいですし、SKE48の今を引っ張る人の一人であってほしいな、と思います。

 小畑優奈という大きな星が流れていった今、一概に、「次にシングル江籠さんセンターで行こうよ」と言えないぐらい、今のSKE48は層が厚いです。しかし、江籠裕奈という星が流星群の中を抜けて、シングルのセンターで輝くところを1度見たい、と僕は思いますよ。

※曲の内容に関しては、また、今度じっくりやりますよ。

江籠さんのセンター曲「風の香りのシンフォニー」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post.html

 


  

2019年2月19日火曜日

「SKE48の楽屋ばなし 第5回」の感想



メンバーしか知らない顔


 今回の「SKE48の楽屋ばなし」は、大谷悠妃ちゃんの題字で始まりますが、「演人全開」と書いて「エンジンぜんかい」と読ませるところがいきなりですが、面白い。頭が実は柔らかいタイプなのか、まだドラフト3期生なので、彼女のこともどんどん知っていきたいと思います。

 今回は、江籠裕奈、鎌田菜月、竹内彩姫、荒井優希、松本慈子の5人。
 まずは、芝居のダンスをした感想。
江籠「新しい感じ、うちらのダンスとは違う。先生の目がめっちゃ怖かった」
竹内「もう1回やりたい。二人目だったから、先生のアドバイスを受けてもう1回やってみたかった。だから、怖めの先生が私は嬉しかった」
 珠理奈も最近厳しい先生がいないから、と喜んでいたみたいですよ。
 江籠ちゃんは未公開の「激流と葉」という演技で苦戦していたと慈子が言ってますね。こういうのって本当に難しそう。
 このメンバーでのダンス評で、みんな感情的ではなく無難に踊ると江籠ちゃんが言ってましたが、実は感情的な江籠ちゃんも観てみたいですよ。

 そして、いよいよ本題。
 「人間観察で芝居力アップ?メンバーのゴシップ発表会」が開催されます。
 まずはさきぽん!
 「慈ちゃんのことなんですけど、前東京にお出かけしに行った時に、もう、(在籍して)6年目で東京にも(握手会などで)来慣れてるはずなのに、渋谷とかに行くと『ここが渋谷か~』と感激する。お目当てのタピオカ屋に行くと『ここがタピオカ屋か~』ともなる。新鮮な反応が田舎者過ぎてカワイイ。だが、一人だけ騒いでいる。田舎者が出すぎている」
 いや、いきなりほっこりするエピソードじゃないですか。
 確かに松本慈子さんは大阪の田舎出身で、ペットは野ウサギのぴょんちゃんですからね。しかもおじいちゃんが拾ってきたという。だが、最近は「都会に染まったね」と言われるそう。さきぽんの「愛知には染まったけど、東京には染まれてない」という冷酷なツッコミ。いつかぴょんちゃんにも都会を。

 次は鎌田さん。
 「江籠さんの朝の支度が早すぎて怖い。私はギリギリで起きるけど、パッと起きたら、暗い部屋で江籠さんが準備済まして、暗い部屋で座っている。まだ集合時間20分、30分前の暗い部屋のベッドに座っている」
 これに対して江籠ちゃんは「逆にみんな遅くない?」と返答。集合時間の1時間前には起きているそうです。
 それに対して、鎌田さんは「限界まで寝るためにパジャマ代わりにリハーサル着を着て寝ていることもある」とか。粗忽すぎる。なっきぃは暗くして寝るため、江籠ちゃんは携帯電話を懐中電灯のようにして準備しているとか。先輩、大事にしよう。
 さきぽんとかからは、「早い時間の集合は遅刻しないから同室で嬉しい」とも。確かにそうですよね。なんでも余裕を持った行動をしないと大変なことになるぞ、なっきぃ(経験者は語る)。
 ここで、さきぽんから新たな江籠さんの一面が語られます。
 それは、「寝ても2時間おきぐらいに起きて、携帯電話をいじってまた寝ること」そして、荒井ちゃんからは「ウチラがどんだけ騒いでも起きないイメージ」と語っています。江籠さんと睡眠の謎は深まるばかり。

 さらに「急に起きるシリーズ」で、今度はなっきぃの話が。
 荒井ちゃんから「私は夜更かしなんで起きてて、なっきぃさんは疲れて寝ていた。1時間ほどしてから、急に起き上がって正座。そして、枕の方へ再びひっくり返るということがあった」というエピソードが。な、何故正座。まさか、難波のシングルの影響?
https://youtu.be/q4FwKFk658c

 次は慈子。
 さきぽんに関するゴシップ。
 「さきぽんは何でも笑う。極点に言えば、『布団がふっとんだ』でも」
 ここで爆笑するさきぽん。う、嘘だろ?
 「オードリーのオールナイトニッポン」を聴かせたいぜ。
 慈子の面白かった話としてメンバーに言いふらす、だが、結果として慈子の株を下げてるのでは、と笑いながらも心配するさきぽん。実は「布団がふっとんだ」で江籠ちゃんも笑っています。実は江籠ちゃんも…。

 さあ、どんどん行きましょう、江籠ちゃん。
 荒井優希ちゃんに関するゴシップ。
 「優希ちゃんは食に対して、制限を決めてない。夜遅い時間でもコンビニに行く。一緒に行くと私まで食べてしまう」流石は大食いキャラ。同じ食生活をしているおしりんがどんどん太って行くとか。これに対して、アルパカさんの回答は「朝・昼・晩の概念を無くした」というサンドウィッチマンも愕然の説を提唱しましてね。
https://youtu.be/XWo627F7CeU
「朝、朝、晩でも良い。別に3色食べても次の日の朝を持ってくればいいんですよ」という、タランティーノの「俺がパクりたい時に、好きな映画を好きなだけパクる理論」みたいで豪快!

 そんなアルパカさんも最近は胃もたれを経験しているそうで、かおたんが「どうしてもラーメン食べたいぉ」と言った日があったらしく夜11時にラーメンすると、その日から胃もたれでシングルのキャンペーン取材にも影響が出たとか。
 液キャベ飲め!
 かおたんは大丈夫だったんでしょうか。
 その経験があってから、アルパカさんはめちゃめちゃ食べなくなったそうじゃ、めでたしめでたし(ただし、その日、東京から名古屋に帰って鍋パーティをしたという豪傑ぶり)。ちなみにさきぽんは胃もたれの先輩のようですよ。
 そういえば、僕も「シビ辛ラーメン」を2杯連続で食べたら、お腹をシュワルツネッガーに「OK!」と撃ち抜かれたぐらいの痛みが一日続きましたよ。みんな、食べすぎはダメ!

 他にもさきぽんが飛んでもないもんを優希ちゃんの家に置いていったエピソードや江籠ちゃんのぬいぐるみがあるメンバーに恐ろしい目に遭わされるエピソードも語っているので、是非観て下さい。最後に後ろの掛け軸が!

 いやあ、今回の放送でしみじみ、江籠ちゃんの育ちの良さを感じましたよ。
 さすがは昔のSKE48も知ってる世代。
 そして、アルパカちゃんの超理論。
 さらにそのアルパカちゃんを弱らせるラーメンを食べても、恐らく平気であろうかおたんの生命力。世界は広いぜ。

 次回は若手スペシャル。
 いったいどうなる!

江籠さんの魅力について考えた「花の香りのシンフォニー」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post.html

さきぽんとファンの方たちのドラマを綴った「あなたがいてくれたから」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_8.html 
 
 

2018年12月11日火曜日

2018年12月11日 TSUTAYA戎橋店 お渡し会 イベントレポート

はじめに


 今回は、イベントレポということで、いつもの記事より遥かに雑な内容ですので、それでも良いよ、という方はどうぞお付き合いくださいませ。




12時 券を当日にゲット

 12時から参加券をCD購入者に配布ということで、朝からのこのこと難波まで出てきましてね。11時30分ぐらいに着いたんで、先にタワーレコードの方を観に行ったんですが、まだ店頭にCDは並んでおらず。仕方ないので、TSUTAYAへ仮面ライダーBLACKのエンディングテーマぐらいのスピードで進んでいきましたよ。
 戎橋のTSUTAYAは6階建てなんですが、4階でCDを販売しております。ここは以前、バーフバリグッズを売っていたバーフバリファンの僕にとって、とても良い店です。
 さて、とりあえずいつもの癖でCDを4枚持ってレジに行くと、「てめえみたいな屑に売るか」と冷たくあしらわれることもなく、女性の店員さんが「イベント参加ですか?」と聞いてくださいました。「はい」と久しぶりに声を出しましてね。「それでは2枚までになりますが、どうしますか?」と改めて聞かれてですね。最初は2枚の意味が分からずに、大河ドラマ「女城主 直虎」の高橋一生みたな顔になりましてね。


 もう一度聞き返してみると、どうやら「2枚しかお渡し会ではCDを渡してもらえないぞ、お前みたいにメンバーは暇じゃないんだ」という店員さんからのメッセージをやっと受け取りまして。とりあえず、タイプAとタイプBを選んで整理券とお渡し券をもらいましたよ。整理券は12時の時点で13番でした。映画「13人の刺客」好きにはたまらない数字ですね。で、集合時間が17時、お渡し会開始が17時30分からとあるので、空いている時間で、他のタイプも買いにいこうかしら、と難波を後にして、梅田へ向かいましたよ。

13時 修羅彷徨

見出しの元ネタが分かったあなたは、かなり講談社ノベルスマニア。
 さてさて、梅田に着きましてね。なんとなく、お腹が痛くなりまして。その反面お腹がすき始めまして。アンビバレントな感じなんですが、CDを買わないと始まらないので、
紀伊国屋書店梅田店で1枚購入。店舗特典はさきぽんでしたよ。先日、「あなたがいてくれたから」の記事でさきぽんを取り扱ったので、ちょっと親近感。で、本は春日太一さんの「泥沼スクリーン」を購入。これをどこかのカフェで読んで時間をつぶそうと梅田を彷徨開始。
 タワーレコード梅田店でも1枚購入。ここはタワーレコードカフェがあるんで、何のコラボか分かりませんが、お姉様方が沢山きていましたよ。写真特典はだーすーでした。
 梅田駅前のタリーズで、読書と軽い昼食開始。『鬼龍院花子の生涯』の章あたりで、お腹が痛くなり始め、トイレを探してルクアへ。なんとか5Fのトイレへ。しかし、すぐにまた腹が痛くなり7Fへ。
 手持ちの腹痛用薬を飲んだんですが、大河ドラマ「女城主 直虎」の高橋一生みたいな効き目なんですね。



 ルクアまで来たのでヨドバシカメラへ。1枚購入。写真特典はえごさんでしたよ。このヨドバシカメラの地下2階で売っていたカイロ・レンのライトセーバーが凄く欲しかったんですが、移動の邪魔になるので、断念。
 グランフロント大阪のHMVへ。たこやきレインボーを凄く応援している店舗でしたね。特典は鳥さんでしたよ。このあたりで、足がパンパンになりましてね。このグランフロント、ソファがいたるところにあるんですが、疲れたお父さんたちが寝てるんですね。仕方ないので、地下鉄に乗って梅田へ。僕自身も疲れた高橋一生みたいな状態でしたよ。



16時 命の選択を

 難波に帰ってきましてね。少し時間がまだあるので、ソフマップへ行って1枚購入。写真特典はりょうはたんでしたよ。で、お腹は相変わらずの状態なので、無印良品のカフェで語感だけで体によさそうと選んだホット黒豆茶を飲みながら過ごしまして。16時40分ぐらいになったので、店を退出しましてね。出ようと思ったらまた、腹が痛くなったので、トイレへ。集合時間が迫っているので、もう一回、腹痛用の薬を飲みましたよ。頼む
薬!

17時 集合

それで、なんとか17時ちょうどにすべりこみでTSUTAYA戎橋店に到着。
 4階のCDフロアには、一目でお仲間と分かる方々が「新感染」のゾンビたちのようにウロウロ(超失礼)
 そんな状況を見かねたのか、TSUTAYAの店員さんが、ハンドルをぐるぐる回して、水門を開放。イモーターン!というのは嘘で、階段へと続く扉の前辺りで、何か叫んでいるので、近づいていくと、「それでは、入場を開始しまーす!まずは、1番から10番の方!」仰ってたんですね。入場番号13番の僕は指をくわえて1番から10番の人が上っていくのを見ていたんですが、どう数えても10人いらっしゃらなかったんですね。それで、「続きまして、13番以外の全員」という理不尽なことを言われることもなく、僕の順番が来まして、階段を4階から6階へと登って行ったわけです。ただ、これがなかなかお腹にきましてね。まあ、覚悟を決めていくしかないわけですが。ここで、また腹痛の波が。もし、ここで万が一のことがあろうなら・・・。




 なんとか耐えて、6Fまで上がると、イベントスペースに入る前に、入場券を受け付けの方に渡して、荷物検査です。今回は2人ずつでしたね。お渡し会用のステージと、そのステージへの導線が作られてましてね。4回ぐらい折り返して、ステージに到着という導線でしたが、なんと最前になんとか紛れ込むことができましたよ。
 お客さんは、最初の方は男性多めで、平日ということもあってスーツの方が多かったです。あと、白髪が混じっている方も。男女比は8:2ぐらいだったんですが、時間が経つにつれて女性比率が増えましてね。7:3ぐらいになりましたよ。
「列が階段まで伸びているので、あと一歩ずつ動いてください」というアナウンスもあったので、結構、人が来ていたのかもしれませんね。アナウンスをしている係のお兄さん(ビーイングの人)が仮面ライダースナイプに似たイケメンだったのも印象的でしたね。そうそう、待っている間は薬が効いていて、なんとか無事にメンバーの登場を待つことができましたよ。

17時30分 イベント開始

 メンバーがいよいよ登場。まずは、メディア向けの写真撮影をした後、お渡し会へ。
 券は1枚ずつしか使えないらしくて、2枚持っている場合はいわゆるループをしないといけないみたいなんですね。
 で、最前列なんで、すぐ順番が来ましてね。荷物を握手会と同じように、手前に荷物置きの机がありまして、そこに荷物を預けて、メンバーにCDを渡してもらいます。確か、タイプAがくまちゃん、タイプBが江籠ちゃんで、あとはまーやんだったかと思います。紅條の1回目はこんな感じです。
熊「おー!ありがとう!」
紅「・・・(首だけうなずく)」
熊「いっぱい聴いてね」
え「ありがとー」
紅「・・あ、あ」
ま「聴いてくださいね」
紅「・・・ありがとう」
 おいおい、普段、長ったらしいブログ書いてるくせになんで言葉が出ないんだ、と思われた方もいるかもしれませんがね。もう、美人過ぎて顔がゆるんでしまって、ニヤニヤが止まらなくてね。終わった後の僕はこんな感じの顔になっていましたよ。


 いやいや、しかし、せっかくのお渡し会。
 何か話してみたいことはないのか、と自問自答をしましてね。
 そういえば、「Stand by you」についてここ数日考えてたんで、何かヒントになることを聞こうと思いましてね。待ち時間はそうですね、たぶん、3分ぐらいで2回目に行けたと思いますよ。
え「どうぞ」
紅「ありがとう。今回のMVのテーマは?」
メンバー全員一瞬の間
ま「ミュージカル!」
く・え「ミュージカル!」
紅「ありがとう!」
 で、上の画像みたいな顔になって、会場を後にしましたよ。
 店を出たのが17時40分ぐらいだったんで、ものの10分ほどでしたが、楽しかったです。
 あっ、TSUTAYA版の特典をゲットするの忘れてた。また、買いにいこうかしら。
 
 

おまけ 特典映像

 映画のメイキングとかが好きな紅條としては、タイプDのメイキングとインタビュー映像がおすすめですよ。こういう風に撮ってたのか、とか、待機時間のメンバーの関係性も見えて、観ていて楽しいですよ。