人気の投稿

ラベル #高柳明音 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル #高柳明音 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年5月8日土曜日

証言 高柳明音

言葉に変えるなら 


 

 趣味でSKE48の楽曲やメンバーのことを書いているんですが、時々、好きなのに上手く言葉で魅力を捕まえきれないメンバーがいます。
 高柳明音もその一人で、もう、色々な要素が渦巻いていて、自分でも何回かチャレンジしたものの、「これだ!」というものが、まだ書けていませんでした。ちゅり自体は「マジカルラジオ」がきっかけで好きになり、仕事が本当に辛い時に、帰宅してからの「マジカルラジオ」の明音さんの活躍に力を貰い、「暗黙の了解」での喋りも大好きでした。でも、これだというものが見つからない!
 そこで、アメブロのメンバーたちの証言から、ちゅりの魅力について探していこうという超他人まかせの企画が今回の記事です。
 それでは、早速探してみましょう。
 まずは、中坂さんのブログから!


 ① 歴史を作ったところ
 ② 優しいところ
 ③ 声 

 いきなり一人目で模範解答が出てしまった感じがしますが、①の歴史を作ったところというのは、SKE48ファンの間では有名な「私達に公演をさせてください!」という直訴ですね。そこからやってきたラムネの飲み方公演。
 ②の優しいところは、実は多くのメンバーのブログでも触れられています。
 ③の声もちゅりの魅力で、「ヘビーローテーション SKEver」の伝説の出だしも良いですが、「夜風の仕業」の彼女の歌声も良いですよね。

 よし、まずはこの中坂さんが挙げた3つの要素を足掛かりにして、さらに明音さんについて考えていきましょうよぉ!(急に「マジカルラジオ」の若林さん風になる)
 
 まずは①の歴史を作っていったことについてですが、歴史を作っていったからこそ、できることがあります。
 
 ううむ、オリメンがもう少なくなっているからこそ、彼女だけが覚えている細かい点とかも多そうですね。川嶋さんのブログの文章も凄く良いですね。
 今回の卒業コンサートのリハーサルでも、曲への愛が彼女の口から語られていることが、この後の坂本真凛さんのブログからも分かります。
 くしゃみするところがカワイイというのは、ちゅりのちんちくりんな可愛さを想像させていいですね。
 ここまでは後輩たちのブログですが、同期の斉藤真木子のブログが少し違った視点で彼女について語っています。

 長くSKE48にいたからこそ、同期の卒業も経験していく。
 24人居た同期もあと二人。
 でも、そんな中で思いを新たにした貴重な1日。
 今は、2期生は真木子一人になりましたが、真木子にはまだまだ色々なSKE48で体験した話を書いて欲しいなと思います。

 次は②の優しいところを掘り下げていきましょう。
 まずはみよまること、野村美代のブログから。
 
 これは、カミングフレーバーのリーダーを務めているみよまるだからこそ見えた部分でもあるかも知れないんですが、マンツーマンの優しさだけではなく、グループ全体への細かい心遣いも良いですね。

 次は5期生の江籠ちゃんのブログを読んでみましょう。

 ううむ、二人の背中の写真が良いですね。
 

 野島樺乃さんは、二人だけの体験を教えてくれました。
 
 メンバーたちの心のドアを自然にノックできるちゅりの優しさを感じるエピソードですね。
 さっきの江籠さんの時とは違う背中の写真も面白いですね。ちゃんとパパの背中に見えるという。

 また、後輩たちへの言葉も印象的なものが沢山あります。
 6期生の二人のブログを読んでみましょう。


 二人のこれからの指針になるような言葉を残していますね。
 特に熊ちゃんの「理想の後輩」という言葉が、これからのSKE48がうまく先輩メンバーたちが育ててきたものを、どう継承していくかの間接的なロールモデルになる可能性を感じました。

 また、ブログでもメンバーたちへの優しさを発揮することがあります。

 決して幸せなスタートばかりではなかったドラフト1期生についての心遣いも素晴らしいですね。
 凄く良いブログなので、是非、これは読んでおいていただきたいです。

 更に、彼女の言葉は直接語るだけでなく、間接的にLINEの文章で優しさを見せることもあります。

 アイドル活動に一生懸命にな時、ふと立ち止まって考えさせてくれる言葉ですね。こういう風に相手に気づきを起こさせる言葉を、自分がどれぐらい発信できているんだろう、と考えさせられました。これもちゅりの優しさからですよね。
 もう一人、LINEの言葉をあげているメンバーがいました。

 見ていてくれる先輩がいるというのは、後輩としては本当にありがたいですよね。
 しかも、上手く行かなかった日は特に。
 偶然にもおしゆきがLINEの言葉を通してというのも興味深いですね。

 さて、最後の「③ 声」については、実はここまでのブログで「煽り」や「歌声」として書いているメンバーたちがいますが、少しだけそれを拡大して「表現力」にしてみたいと思います。
 まずは、先ほど挙げたおしりんのブログをもう一つ、観ているファンだとなかなか気づかないメンバーならではの学べる点があります。

 言われてみると、曲のフリーパートの部分でのちゅりは、凄く自由に曲の世界を表現していますよね。
 次は舞台でも共演したおーちゃんこと、末永桜花さんのブログを読んでみましょう。
 曲だけでなく、舞台での演技について書いています。

 「マジカルラジオ」大好き勢としては、もう10年ほど前の作品なんですが、未だに彼女の演技には、元気をもらいますし、舞台「ハムレット」での父親役も凄くハマり役でしたよね。「仁義なき戦い」は残念ながら観られなかったんですが、これからちゅりが出演する作品をまだまだ見て行きたいと思います。

 あとは、舞台だけでなく、コンサートでの時の年を取らないフレッシュさですよね。
 キャリアが長くても若いメンバーと変わらないフレッシュな表現が出来るのも彼女の凄いところです。

 ううむ、多くのメンバーが彼女の変らない若々しさを挙げていますが、個人的にはみなるんの「顔天才」という言葉が印象的でした。

 ここまでは、劇場だったりコンサートという場でしたが、握手会という場ではどうでしょう?
 同期の真木子のブログを読んでみましょう。

 ファンの方とのコミュニケーションもメンバーと変わらない優しさで接していたのが、分かるエピソードですね。後半の歌が上手いというエピソードも、やはり、という感じですね。

 さて、中坂さんのブログに乗っかって3つのキーワードに沿ってみてきましたが、徐々に本質に近づいてきた気がします。
 上記の3つを踏まえて僕が本能的に、一番自分に近いなと感じたと感じたブログを挙げていきたいと思います。
 まずは、倉島杏実先輩のブログ。

 ちゅりが居ることで、場の空気が明るく変わる。
 そして、更にその現象を言語化したメンバーがいます。

 もう、タイトルを見た時に「これだー!」となりました。
 そうか、握手会・コンサート会場やMVやライブ映像から感じる、ちゅりの持つ明るい感じは「楽しさの伝染」だったのか、と膝を打ちました。
 伝説となっている「チームC」の「未来とは? ZEEPコンサート」に行ったことがあるんですが、もう楽しさがチーム全体に広がっていて、丁度、大組閣の影響でチームが終わるコンサートの筈なのに、最後の曲「S子と嘘発見器」まで楽しく騒いで終われたのを覚えています。
 もう、ちゅりはSKE48を卒業しましたが、きっとこの明るさの片鱗は、SKE48に(特にK2には)残っていると思います。新しい明るさを伝染させてくれるメンバーも育ち続けています。
 新しい世代から、いつかちゅりのようにメンバー、観客、そして、自分自身も楽しくさせてくれるメンバーが沢山出て来てくれると嬉しいなと思います。
 
 次の場所でちゅりがどんな「楽しさの伝染」を生むか、今から楽しみです。

2021年4月10日土曜日

自由の翼

 自由について


 19歳でシリコンバレーで企業し、siriの開発プロジェクトにも加わった台湾デジタル担当大臣オードリー・タンが、日本向けに書いた「自由への手紙」が面白いです。IQ180の彼が著作の中で様々な自由について語っていますが、冒頭で2つの自由を挙げています。
 一つ目は、既存のルールや常識、これまでとらわれていることから自由になる「ネガティブ・フリーダム」。「ネガティブ」というと悪い意味にとらえられがちですが、第1歩という意味でここでは使われています。
 2つ目は、自分だけではなく他の人も自由にしてあげること。自分が変えたいと思っていることを変えられること。自分が起こしたいと思っている変化を起こせる人。それが「ポジティブ・フリーダム」であり、この2つ目が出来ている人が自由な人だと定義して、彼の著作は始まります。
 

 この本を読みながら上記の2つの自由を体現しているメンバーは誰だろうと考えました。頭にすぐ思い浮かんだのが、高柳明音と古畑奈和でした。

 
 

 SKE48のファンだけでなく他グループのファンの方にも、高柳明音が総選挙のスピーチでしかけた秋元康への直訴は有名です。
 彼女の直訴があったからこそ、閉塞感に覆われたK2に「新公演」を持ってくることで変化を起こしました。
 そして、古畑奈和は既存のアイドル像から自由になり、徐々に後輩達の選択肢を増やしています。
 今回はこの二人の「自由人」の関係を見て行きたいと思います。
 

 まず、この二人の関係性ですぐに思い浮かんだのが、755の写真集争奪ウォッチバトルです。
 思えば初日4,213,851ウォッチの単独首位でスタートし、5月3日の最終日(正確には3日の23時から4日の0時までの1時間で)。NMB48の上西恵さんに逆転を許してしましまいます。あの時の絶望感の話は、以前書いたので是非幻の写真集という記事を読んでみてくださいませ(記事の一番最後にリンクを貼っておきますね)。ちなみに、あの時書けなかったことを補足しておくと、かおたんが凄くコメント欄とかでファンの皆さんを鼓舞していましたね。最近、つくづく奈和ちゃんとかおたんの関係の面白さも感じていますが、本筋とずれるので今回は置いておきます。

 5月5日。
 21時から今度は高柳明音の755のウォッチバトルが始まります。
 20時頃、奈和ちゃんは755にこんな投稿をしています(現在はアプリが終了しているので観られません)。一部を引用したいと思います。

「うずうず、しません?熱い気持ちが急に冷めた今、うずうずしてません?(はてなマークのと『ん』の間に顔文字あり)」

「とにかく、21時には、皆さんがなくした気持ちを一緒に取りに行こうと思います(顔文字)」

「私で学んだことは生かす!
 それが私と私を応援してくれてた
 ファンの方のできること!

 私たちにしかない感情とできることをちゅりさんの
 ソロ写真集企画へ!

 (省略)」


 僕は奈和ちゃん推しではないですが、この755戦争の頃の奈和ちゃんの言葉はとても好きで、スキルや見た目だけでなく人間性で推しになる人が沢山いる理由の一つではないかと思っています。
 自分が起こしたいと思っていた変化は起こせなかったけれど、その直前まで行っていたからこそ、誰かの変化の力になれる。「ネガティブ・フリーダム」でも「ポジティブ・フリーダム」でもありませんが、より等身大のやり方でちゅりのチャレンジに寄り添います。

 翌日5月6日の奈和ちゃんのアメブロを2つ続けて読んでみましょう。

 ただいまです(*´-`)#古畑奈和 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 K2ポーズ#古畑奈和 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 ううむ、5月4日まで睡眠時間を削り続けていた人なんですよ。
 卑小な例で申し訳ないですが、自分だったらすぐに誰かの為には動けません。
 なのに、ここまで動くなんて。
 人間って極限の場面だったり、その後の対応だったりでその人の本質が見えてくるんですね。

 極限の場面といえば、ちゅりの総選挙直訴と同じぐらい、総選挙復活は忘れられません。
 「豆腐プロレス」ではネタにされていましたが、「最後」を何度も考え直したからこそ、最高の瞬間を手にすることが出来たわけです。
 そこに辿り着くまでの葛藤もあったと思います。ファンに宣言したことを反故にするのかと。でも、常識に縛られずもう一度チャレンジしたから、彼女はまた選抜の景色を見ることが出来たのではと思います。

 高柳明音*私は人生かけて皆に恩返しをしていく。 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 丁度、2017年は奈和ちゃんも総選挙で選抜入りを果たした年ですが、スキルや実績を見ていくとちゅりと奈和ちゃんは重なる部分が結構あるのでは、と思っています。
 まず、なんと言っても演技。
 特に舞台での共演は、「AKB49」、「仁義なき戦い~彼女たちの死闘篇~」、「SKE48版 ハムレット」と3度にも渡っています。
 皆さんはそれぞれの舞台をチェックしてらっしゃいますでしょうか?
 僕は「仁義なき戦い」だけ観られていませんので、今回は一旦こちらは省いて「AKB49」と「ハムレット」で語ると、二人の魅力的な部分を感じられる配役でどちらも好きです。
 「AKB49」の実の真っすぐさと岡部愛の負けん気の強さ。
 「ハムレット」におけるクローディアスの妖しい美しさ、ポローニアスのオモシロ感とフォーティンブラスの強い眼差し。
 どちらも古畑奈和と高柳明音にあてはまるハマり役だと思います。
 「AKB49」は奈和ちゃんのブログを「ハムレット」はちゅりのブログを読んでみましょう。

AKB49♯古畑奈和 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)


高柳明音*SKE48版ハムレット | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 それぞれが自分と違う人間を演じることで、役を離れて自分に戻る時、自分がどんな人間でどんなものを持っていたかを感じたかも知れません。
 そして、二人の演技を観ていると「アイドルなんてこんなもの」という観客側の偏見や忖度を全部壊していきます。それだけに、「仁義なき戦い」も観ておけば良かったと最近後悔しています。


 舞台以外でも超名作である「マジカルラジオ」での共演も忘れられません。特にあのドラマのおかげでちゅりが好きになった人間からしたら、2019年3月の炎の全国ツアーでの復活は本当に嬉しかったです。
 そういえば、二人とも単独のラジオ番組を経験していますね。
 音声メディアから聞こえてくる二人の声は、どちらも聴き心地が良いんですよね。
 それは歌声でも同じで、二人とも魅力的な歌声で僕らを魅了します。 
 ミッドナイト公演での身体的な重なり合いも良いんですが、純粋に歌で重なり合う表現が卒業コンサートで観られたら嬉しいなと思っています。

 現在、SKE48のアメーバブログでは、卒業するちゅりや珠理奈に関連したテーマで多くのメンバーが思い出を語っています。
 「ちゅりさんに言われて印象に残っていること」や「高柳明音の何が凄かったか」というテーマの日を読んで行くと、後輩達がちゅりの素晴らしいところを挙げています。特に期が離れた後輩たちのブログが印象的で今回のコンサートでリハをみながら様々なことを学んでいるのが分かります。
 たとえば、ちゅりと同じように身長が低いなーやんの気づき。
高柳さんのすごいとこ!竹内ななみ | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 公演MCを仕切ることも多いあいあいあの気づき。
ちゅりさんの凄いところ( * ॑꒳ ॑* )♥杉山愛佳 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 凄く気になる青木さんの一言。

心に残った一言✩︎⡱ #10期研究生 #青木莉樺 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 多くの後輩達が「語彙力が足りなくて」と書いていましたが、この言葉にしにくい良さというのはなかなか難しくて、「ちゅりが居る空気」ではないかと僕は思っています。
 彼女がいるだけで場が明るくなる。
 握手会で遊びに行った時、紅白のリハでみんなが追い詰められた時、彼女の言葉や表情でファンもメンバーも少しだけ未来への兆しが見えて、不安から自由になる。
 SKE48や48グループの中の常識を破壊した彼女は、今度はソロで誰に「ポジティブフリーダム」を与えるでしょう。
 鳥が飛び立った後のように、羽は静かに降りてきます。
 残される古畑奈和の最近のブログで印象的なものがあります。

古畑奈和 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 いったいどんな言葉だったんでしょう。
 実はこの記事を書こうと思ったきっかけはこのブログからでした。
 いつ言われた言葉なんだろう?
 舞台の時か、奈和ちゃんがセンターになった時か、それともプレイべートの時でしょうか。
 ちゅりが残していった羽の色は奈和ちゃんにしか見えない。
 見せてくれない。
 言葉を大事に自分の中でしまっておくところが、奈和ちゃんらしくて良いですね。
 個人的には23歳の生誕祭の時の手紙ではないかと予想していたんですが、最後まで読むと違いそうなんですよね。

 「奈和には人との距離がめちゃくちゃ近い反面、絶対的なパーソナルスペースがあって、そこには誰も踏み入れさせないっていう雰囲気があったり、私生活もあまり見せないし、まぁ割と謎多いよねってメンバーにもよく言われてて、確かにって思ったんだけど、でもそこに最近少しずつ入れてくれるようになりました。
 (省略)私もまぁパーソナルスペース強めの人間だけど、気付いたら奈和に対してはなくなってて、自分ではビックリしてます。
 これも理由の1つ、奈和が「FRUSTRATION」のセンターになって、きっと色んな意見とかぶつけられたと思うけど、『私は私にしかできないセンターになる』って自分を貫く、そうやって強く持てることは私にとっては簡単なことじゃなくて尊敬するし、そういうところのリスペクトもあった上でなるのかもなって思いました。

 SKE48にあった色々なしがらみや当たり前や暗黙の了解とか正面突破でぶっ壊していって、それを大人たちに新しい魅力として認めさせたのは結構、SKE48の歴史の中では革命だったと思います。
 私はルールに縛られるタイプだから純粋に凄いなって思ったし、素直におめでとうって伝えられました。(省略。この後、ちゅりが卒業発表した時に奈和ちゃんが泣かなかったエピソードトーク。理由は『もっと仲いい子とか親しくしてくれてる子がきっといるから、私なんかが泣いて、寂しいとか言って気遣わせたくない』から)
 私はただただ私にために涙を流す奈和がを見てみたいです。フラグじゃありません。演技は嫌です。(省略)そして、いつか私たちの夢である熊本、馬刺しでお腹いっぱいの旅しようね」

 自由な奈和ちゃんの姿勢が、後輩たちも自由にしていく。選択肢を増やして、次のブレイクスルーへ繋がっていく。
 「馬刺し」と「火鍋」はジャンル的に近いんでしょうかね?15万円あれば博多旅行をプレゼントできそうではあるんですけどね。

 話を二人の関係に戻しましょう。
 似た物同士ですが、役やポジションが変わることで受ける刺激も変わっていく二人。
 先輩後輩でありながらも、親友というよりはプレイヤー同士の関係にも思えます。
 そして、いよいよちゅりのポジションが大きく変わります。

 果たして本日、どんなコンサートになるのか、アイドル高柳明音は最後にどんな飛翔を見せるのか。そして、奈和ちゃんの眼からは涙の雫が最後に零れるのか。
 未来への兆しを見届けましょう。

 

※「幻の写真集」という記事はこちら!

2021年4月4日日曜日

2021年4月3日「高柳明音のオールナイトニッポン0」の感想

 声の力

 

 昨夜4月3日土曜日は、「オードリーのオードリーのオールナイトニッポン」からの「高柳明音のオールナイトニッポン0」というリトルトゥースでSKE48推しの人間としてはたまらない夜になりました。
 ただね。
 「オードリーのオールナイトニッポン」の春日さんのお子さんが幼稚園に入園したエピソードトークの後で爆笑した後に(春日さんのトークゾーンで茶々入れる若林さん好きとしては嬉しい回でしたが)、寝落ちしてしまい、起きてから「しんやめ」とエンディングを聴いていたんですが、若林さんが先日語っていた「高柳明音さんのラジオを聴いている」という話から、今週のエンディングでも「何年か聴いてんだよなあ。すっごい知ってんだよね。わざわざいうことじゃないけど」と若林さんらしい控えめな言葉でしたが、「間違いなく聴いては帰りますけど。(中略)いま、挨拶きてくれましたけど、なんか『パーソナリティだ!』いつも聴いてる。「実在するんだ!」昔共演したことあるけど」と「マジカルラジオ」について少しだけ触れてくれたのが嬉しいですね。

 そして、いよいよスタートした「オールナイトニッポン0」。
 まずは「マジカルラジオ」以来の若林さんとの7年ぶりの再会についてのトーク。
 「マジカルラジオファン」の僕としては、ここで鳥肌が立ちました。
 「マジラジ」の頃よりもテンション高めに接してくれたという話も良かったんですが、「ラジオ」という場で二人がニアミスするのが良いですね。
 僕は「マジカルラジオ」のおかげでオードリーのことが好きになり、そこからオールナイトニッポンを聴くようになり、ラジオが好きになった人間としては、たまらない組み合わせです。
 ちゅりの元気な声も素敵ですし、若林さんの「~なのよぉ」というぼやき方も好きですし、春日さんの「そんなわけねーだろ!」というツッコミも大好きです。
 音声メディアの価値が、再評価されている今、ラジオというパーソナリティとの距離が近く感じるこのメディアで好きな人達の声が聴けるのは、本当に幸せですね。
 1曲目で「バンドをやろうよ!」という「マジラジ3」から生まれた幻の曲から始まったのも最高でした。


 
 CMを挟んでラジオニッポンで放送中の「うまかた」でのまとめ録りエピソードを挟んで、ゲストの5期生コンビである古畑奈和と江籠裕奈のコンビが登場。
 ラジオで聴く奈和ちゃんの声も良いんですよね。
 まず、江籠ちゃんに関するエピソードについて。
 ちゅりが何故、江籠ちゃんのことを「江籠さん」と呼ぶのかという由来と二人の距離が縮まったエピソードが良かったですね。
 江籠ちゃんのことを「心のない人形」という印象から「人間にしてもらった」という江籠ちゃんの言葉を聴いていると、「君の名は希望」を僕はふと思い浮かべました。
 江籠ちゃんを託した2015年ぐらいに卒業した先輩が気になりますね。
 奈和ちゃんとちゅりの関係トークでは、様々な舞台での共演を経てミッドナイト公演で極まるというのが印象的でした。あと、チームE時代にチームK2に居た同期(はるたむ?)が可愛がられているのが羨ましかったというエピソードも良かったです。

 そして選曲されたのが「夜の教科書」!
 まだ1回しかライブでやってない曲!
 聴いているこっちがテンション高柳になりそうでした。

 しかし、5期生コンビに高柳明音を挟むことで色々な関係性が見えてくるのが面白いですね(同じことは、ひょっとするとみなるんやかおたんにも言えるかもしれませんが)。

 ここから3人の母親の呼び方についてなんですが、ちゅりの「おかあちゃん」→「おかあ」→「かあ」に変わるというのが面白かったですね。「うちにカラスはいない!」というお母さまの言葉も。
 更に懐かしトークとしての「1/149」の幻のエンディングについても面白くてですね。
 焼き鳥食べながらのエンディングは流石にショッキングでしょう!

 もうすぐ4時になろうかという時に、番組がスタートした頃にちゅりがフォローした若林さんのインスタからフォロー返しがきます。若林さんのインスタは夜にバスケをする動画やキン肉マンの画像も好きなんですが、NFL倶楽部の「熱視線プッシュ」のコーナーの補足も好きだったりします。
 

 そこからちゅり、奈和ちゃん、江籠ちゃんの前髪かぶりからの奈和ちゃんにヘアチェンジをそれとなく勧めたエピソードも面白かったですし、服へのこだわりで「量産型は嫌!」というのは凄く共感できますね。
 江籠さん選曲の「夜明けのコヨーテ」を挟んで「マジラジ」が始まる時のエピソードへ。
 ここでのスタッフさんたちがくださった言葉である「これから作るこの作品が君たちにとって宝物のになればいいと思っているから」でもう、感動ですよ。
 これはもう、メンバーだけでなく多くのファンにとっても宝物になった作品ではないかと思います。
 
 更に、色々なリスナーさんたちのメールが読まれている中で「声の力」について考えさせられましてね。
 辛いことがあっても、「みんなの『声』がなかったら、私は12年続けられなかった」という言葉にも感動しましたし、番組のスタート時に語った夢を「声」に出すことで実現していくのではということを考えさせられました。
 
 コロナ禍でちゅり自身が「アイドルの映像を観て元気をもらったんですよ」という経験から「アイドルとしてみんなに元気を与えられるんじゃないか」という発見。
 そこから配信をすることで、何もない日常に「楽しみ」を付加するというアイドルだからこそできることを改めて発見できたというエピソードも良かったですね。

 「アイドル」から「女優」へ変わっていくこれから、果たしてどんな形で新しいちゅりが見られるでしょう?
 おまけコーナーで語っていた「高柳明音と松井玲奈のオールナイトニッポン」もどうか実現してほしいですね。個人的には「オードリーのオールナイトニッポン」にゲストで呼ばれて欲しいところですが、裏番組だから難しいですかねえ。別の場でもいいので、いつか共演して欲しい(なんなら『オールナイトニッポン0』でも)!

 そして、これからも夜更かしの僕らの為に、こっそり声を聴かせてほしいです。

 

2020年11月29日日曜日

FRY AGAIN

もう一度


 2017年4月18日。
 チームK2公演で大場美奈の生誕祭がありました。
 この時、主役のみなるん宛の手紙を書いたのは、高柳明音でした。
 手紙の中で「今年は一緒に総選挙に入りたい」ということをみなるんに向けて書いていました。前年の高柳明音の順位は20位と選抜までもう一息でもあり、このあと一息をつめるのか、という順位でした。
 

 松井玲奈や古川愛李という彼女と親しかったメンバーが卒業していく中、グループに残った高柳明音の姿に何を抱くかは人それぞれだと思いますが、2年前に14位で選抜入りしていました。また、メディア出演も安定しており、ある意味、アイドルとしては「上がり」に近いところまで来ていたのかな、と思っていました。
 なので、再び選抜を目指す宣言は、「な、なにぃ!」という驚きに近い感じでした。
 当時のSKE48は、「革命の丘」が出て、何かが変わる予感がしていましたが、先ほど書いたように人気メンバーの卒業や7D2が徐々に形になり始めた頃で、必ずしも彼女にとって有利な状況ではないはずでした。
 それでも戦うという姿勢が本当にカッコいい、と当時の僕は思っていました。前年から「来年も出ます」という宣言をしているのものの、必ずしも有利ではない状況でした。

 6月1日。
 速報が発表されました。
 彼女の結果は5523票で56位。
 前年は最終結果が20位で、速報時の票数は6318票で44位。

 まずは、この日の彼女のブログを読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12279991458.html

 最後の「這い上がるだけだ」という言葉が印象的です。
 自分のファンの総数とそれが作られる背景については、2020年の今に置き換えても通じる話ではないかと思います。
 この問題をどうクリアーしていくのかは、また別の機会に考えたいと思います。

 6月9日。
 あっという間に残り一週間になりました。
 この日、ちゅりのshowroom配信に野口五郎さんが登場します。
 前年、二人はデュエットで曲も出していました。
 この日の彼女のブログを読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12282306450.html

 ううむ、五郎さん、熱い方ですね。
 わざわざ投票してくださっていたとは。
 メンバーが投票を煽る行為に関して、興ざめるする方もいらっしゃると思います。
 メンバー自身が投票することも初期段階の趣旨と大きく外れていっているのではないか、ということもあると思います。
 しかし、それだけ後がない状況だったわけですね。
 また、ちゅり推しの方々は、彼女自身が投票を発信することを歓迎しているということが書かれていましたね(2017年6月16日のブログ参照)。少なくともそのコミュニティの中で歓迎しているのであれば、良いのではないかと僕は思っています。
 

 それから3日後。
 6月12日。
 選挙前の最期の握手会が行われました。

 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12282926773.html

 「次世代」という言葉が印象的ですが、次のシングルである「意外にマンゴー」のセンターや彼女の立ち位置を考えると納得の言葉ですね。
 「いろんな人を見返したい」、「今もこの場所にいる意味を残したい」、この2つの言葉だけで彼女が当時、どんな自己評価をしていて、その背景にある声も見えてくるのではないでしょうか。僕自身は、ベテランメンバーが居ることに関しては、非常に頼もしさを感じますし、彼女たちが入り口になってくれたからこそ、というものもあると思います。正直、卒業コンサートを大会場で出来るレベルの人は、選抜から外してソロを定期的に出して、時々選抜に合流という流れを作っても良かったかも知れません。

 6月16日。
 投票期間が終わります。
 この日のブログを読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12284340089.html

 様々な葛藤が彼女の中にあったものの、ファンの方々、野口さん、みなるんといった周囲の応援からそれが解放されていくのを感じます。有名なメンバーだけに言動が本来のものより、大きくなってしまうということもあると思います。だから、慎重になる。でも、なりふりかまっていられない我武者羅さを感じます。そして、そういうところこそが、高柳明音という人の魅力ではないか、とふと思いました。

 そして、いよいよ総選挙当日。
 彼女の名前は15位で呼ばれました。
 再び、選抜入りを果たしたわけです。
 前日のブログで書いた、「繰り上げ」ではなく実力での選抜。

 この結果を受けて書いたブログを読んでみましょう。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12285235071.html

 まず、総選挙直後の楽屋の光景。
 以前、かおたんが映像に残していたものがありましたが、やはり、様々な感情が渦巻く場所なんですよね。
 「自分の気持ちを吐き出せる場所なんてなくて」という言葉が、「総選挙」というイベントの特殊性を感じます。
 マネージャーさんたちや玲奈ひょん、古川プロからの言葉が温かいですね。

 ここから、彼女は更に結果を出していくことになります。
 もはや、当たり前のようになっている「ちゅりカメラ展」も素敵ですし、2nd写真集での彼女が撮った写真のページは、自然なメンバーの顔が印象的で、彼女の被写体を観る時の感性がそのまま出ていると思います。彼女ならではの「安心感」もあると思いますしね。

 2020年、世界的なコロナ禍の影響で、彼女自身の卒業コンサートも中止になってしまいました。
 



 横浜アリーナに久しぶりにSKE48が単独で立つチャンスでもあったのですが、こればかりは仕方ありません。おそらく、卒業後の彼女のスケジュールも大きく狂ってしまったかもしれません。
 ただ、彼女は逆境の中で我武者羅になった時に、大きくジャンプする人ではないかと思っています。もう一度、彼女が飛び立つ日を今は待ちましょう。次はどんなジャンプをしてくれるのか、今から楽しみです。

 ※なんとなくイメージした曲を貼ってお別れです。

2020年5月12日火曜日

緊急企画!あなたが好きなSKE48の写真集は?

写真で時間を切り取ること


 
 先日、松井珠理奈と古畑奈和「二人に惹かれる理由」という記事を書いてから、ちょっとした燃え尽き症候群状態になりましてね。
 毎回、このブログの軸がぶれそうになった時に、喝を入れてきたのが、松井珠理奈や古畑奈和だったんですね。「映画秘宝」が、定期的にゾンビ特集やブルースリー特集をして自分たちのルーツを確認するように。
 ブログを更新する度に読んでくださっている方ならば、薄々気づいているかも知れませんが、少し精度が落ちてきている気がしています。
 書きたいことがあるんですが、仕上がりというか、自分の求めているクオリティに達していない。でも、書き続けないと精度はさらに落ちていく。

 そこでだ!

 今日は肩の力を抜いて、久々に緊急提言シリーズをしてみたいと思います!
「あなたが好きなSKE48の写真集は?」をやってみたいと思います。

 写真集に何を求めるかは人それぞれだと思うんですね。
 メンバーのいつもと違う表情がみたいとか、メンバー自身や仲間による撮影じゃなくてプロの方が切り取った推しの姿が見たいという人もいるでしょう。
 ちなみに、僕は、SKE48を知るまでは、写真集というものは松田優作とかキーファー・サザーランドとかのしか持っていなくて、どちらも文字情報がめちゃくちゃ多いんですね。写真だけでなくその人のパーソナルな部分が浮き上がってくるものが好きなんでしょうね。
 あとは、ロケ地ですよね。
 時には一緒に旅をしているような気分にさせてくれたり、同じ部屋にいるような気分にさせてくれたり。1枚の写真から曲が思い浮かぶことがあったり、言葉が思い浮かぶことがあったり、はたまた、思い出が甦ったり。
 こう考えていくと、写真集って色々な楽しみ方がありますね。
 全然関係ないですが、メンバーが載った時に買う「週刊プレイボーイ」とかのあのグラビアの文章は、いったい誰が書いてるんでしょうね?編集者さん?

 さあ、それでは、僕が独断と偏見で選んだ好きな写真集ベスト3、いってみましょう!

第3位 高柳明音写真集「いつか、思い出したいこと」



 最初はちゅりとベトナムってどんな感じだろう、と思ったんですが、夕方の写真や夜の街の写真が凄く良くてですね。旅に出たくなる写真集なんですよね。
 そして、「ちゅりカメラ」のページは、かつて発売された「友撮」を思い出しましてね。メンバーにしか撮れない姿がそこにはありますし、ちゅりから見たSKEの歴史がそこにはあります(しまった。多分、ここから記事一つ書けたぞ)。
 メンバーからのメッセージの水野愛理のメッセージが凄く熱いんですよね。
 こちらもじっくりと読む楽しさがあります。
 
 

第2位 須田亜香里写真集「可愛くなる方法」



 とにかく、景色とだーすーのバランスが良い。 
 キューバの偉大な文化遺産に佇むだーすーの姿。
 詳しくは、こちらの記事を参照していただきたいのですが、彼女と一緒に旅をしているような気分になりますよ。
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_21.html


第1位 松井玲奈写真集「ヘメレット」


 松井玲奈という人の内面により深く迫ったという意味では、「きんぎょ」よりもこっちかな、と思いましてね。
 とにかく、彼女の「好き」に関するものがこれでもかという文字量で紹介されていきます。要所要所に彼女の小説「カモフラージュ」につながる要素もあるなあ、と思います。
 そして、古畑奈和ちゃんファンの方なら、年を経るにつれて変わっていく彼女に「~年頃の奈和ちゃんの髪型が好き」というのがあるように、僕はこの時期のひょんさんが好きなんですよね。
 いつかまた、彼女の写真集が発売されないかなあ、と期待しています。 
 
 なんで、「無修正」が入ってないんじゃい!
 みなるんやさりー、くーみん、珠理奈は?
 そうお怒りになる方もいるでしょう。
 まあまあ、お茶でも飲んで落ち着いてください。
 あくまで、僕の主観なので、もし、これが良いぞというのがあったら教えて下さい。

 さてさて、今度はこのメンバーの写真集が欲しいベスト3行ってみましょう!

第3位 末永桜花

 おーちゃんほど、写真集の妄想を色々と広げられる人はいないんじゃないでしょうか?
 電車に関すること、ガンダムに関すること、和食麺処サガミさんに関すること、様々な可能性があると思います。
 鉄道博物館とか、京阪での撮影とかも観てみたいですね。前の仕事で京橋と丹波橋の間を週に1度は移動していた人間としては、あの風景におーちゃんが居るのも見てみたいです。

第2位 山内鈴蘭

 もうね、1回、全部彼女に開放させてあげたらいいと思うんですよ。
 ロケ地、衣装、ページ、全部彼女にプロデュース権を預けて。
 ただ、「アイドルの涙」で語っていた彼女のシリアスな一面や最近の「ソーユートコあるよね?」のお家バージョンでの魅力的なダンス。そういうところも文面で読んでみたいな、と思っています。

第1位 古畑奈和

 最近、奈和ちゃんファンになった方なら、あまりピンとこないかも知れませんが、卒業までに奈和ちゃんには、写真集を出すチャンスが来て欲しいな、と思います。詳しくは、「幻の写真集」という記事を読んでいただいきたいんですがね。

https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/04/blog-post_18.html

 「オルフェス」の時みたいに、SHOWROOMから出せないもんでしょうか?
 コロナがあと2年続いて撮影が難しいのであれば、かつてのオフィシャルヒストリーブックみたいに、これまでの写真を集めたもので出せないでしょうか。
 それこそ、「乙女酒」・「えにし酒」から写真集だしても良いと思うんですよね。
 

 惜しくもランクインしませんでしたがが、江籠ちゃんや菅原、平田さんや青海さんの写真集なんかも見てみたいと思っています。
 あとは、今の推しメンである早香先生とかとゆいによる観察日記形式の写真集も見てみたいですね。かとゆいのグラビアに早香先生が文章を書いていくとかね。
 色々な可能性があると思いますが、皆さんはいかがでしょう?
 

2020年3月16日月曜日

不死鳥!高柳明音総選挙!

すれ違う人の数だけロマンチックになるの


 ちゅりこと、高柳明音さんの卒業コンサートが延期になりましたね。
 どこまで自粛が続くのか分かりませんが、これのせいで人生のスピードが殺されるのは、SKE48ファンの一人としては心配な限りです。彼女の卒業延期に関して、グダグダ文句を言う輩には、「すっこめ臆病な Hater」とだけ言いたいですね。

 
 さて、今回はちゅり関係で16位から1位まで並べていこうと思うんですが、珠理奈や奈和ちゃんと比べると、ちゅりについて知っていることが少ないので、果たしていけるか分かりませんが、「実はこういうのも私は印象に残っているぞ」というのがあったら、皆さんも教えてくださったら嬉しいです。なんというか、曲でとらえるというよりは、出来事でとらえた方が良い気もするんですね。ちゅりカメラで切り取った時間を見ていくと、関係性や何か別のアプローチも考えられますが、まずは曲と映像メインで並べてみます。
 じゃあ、行ってみましょう。

 第16位「ファッションモンスター」

 ソロコンサートでの、きゃりーぱみゅぱみゅのカバーなんですが、彼女が総選挙のポスター撮りの時に着てた衣装で個人的に凄く好きなので、選びました。にんじゃりばんばんといい、ちゅりは色々なキャラクターを持っているなあ。

 

 第15位「エビフライデーナイト」

 大久保さんとの関係も面白かったんですが、なんと言っても最終回!
 かおたんとのコンビは最高に面白かったですね。
 ちゅりはバラエティ向いてるなあと改めて感じさせられた番組でした。
 

 第14位「枯葉のステーション」

 横浜アリーナ1日目で披露した枯葉。
 音響のトラブルがあったんですが、後ろの映像の演出が曲の世界観とあっていて、コンサートの映像演出の中でもベスト3に入るぐらい良かったので、映像ソフトに残っていないのが勿体ない。ちゅりの貴重な枯葉衣装も似合っていましたね。

 第13位「二人だけのパレード」

 組閣後のチームKⅡ一発目のチーム曲なんですが、何かが始まるワクワク感が感じられるんですよね。
 みなるんが加わって、いったいどんな感じでこのチームは動きだすんだろう、そして、ちゅりは、と考えさせられた1曲です。この曲良いんですが、そのうち触れたいと思います。

 第12位「Bird」

 本店のSSAコンサートでの、本当にちゅりが空を飛んでしまった演出ですね。
 たかみなセンターですが、黒い羽の衣装がカッコいい1曲です。
 サビでふわりと浮き上がるところが凄く良いので、未見の方は是非。

 第11位「SKE推し」

 「堂本兄弟」に出演した時の1曲で「キスだって左利き」選抜が唄っているんですが、この時のちゅりの「アイラブバード!ちゅり!」の言い方が凄く好きなんですよね。
 また、別の回で秋元康とSKE48が出演した時に、秋元先生の著作を読んできて付箋を貼りまくっていたのも、番組1本1本にかける本気度が伝わってきて、彼女の人柄が垣間見える良い回でした。

 第10位「青春の宝石」

 凄く良い曲なんですが、まだ卒業の実感がないんですよね。
 変な話、明日もまたSKE48に居るんじゃないか、と思わせるような不思議な存在感があります。MV内では、女優の付き人をしながら頑張る新人女優を演じているんですが、これがまたいいんですよ。ちょっとしたチャンスから自分も出演できるんですが、これから彼女が旅立つ世界を連想させられて、良いMVになっています。
 でも、実感がわかないんですよね。本当に個人的な内容だけになってしまって申し訳ないんですが。受け入れたくないんですかね。

 第9位「2015年総選挙」

 ちゅり初の選抜入りの総選挙。
 「ハロウィンナイト」の時ですね。
 僕は福岡のヤフオクドームに居ましたが、16位まででちゅりの選抜入りの確定の瞬間は、凄く嬉しかったですね。
 ちゅりの「最後の選挙」宣言から「再出馬」に関して、色々と思うところがある人もいらっしゃると思いますが、1年前の自分と同じ考えでいることもあれば、ガラッと変わることってないですか?環境の変化もあってね。特に目まぐるしく変化していた当時の48グループのことを考えると、しょうがないのでは、というのが僕の考えです。

 第8位「兆し」

 ちゅりの元に届いた「ラムネの飲み方」公演の1曲目であり、最初の曲です。
 歌詞の一つの要素が、夜明けを待つKⅡの状況と重なっていて、「希望をください」の部分とちゅりの直訴が重なるように僕には感じます。
 東日本大震災の時なんかも僕はよく聴いていました。
 リクエストアワー2011でのちゅりの表情が凄く良いので、未見の方は是非チェックを!
 
 


 第7位「虫のバラード」

 えっ、ちゅりが虫のバラードなんて歌ってた?と思った方もいるかも知れませんが、「AKB49」の中で唄っているんですよね。彼女はこの舞台の中で前半のストーリーで非常ン重要な存在なんですよね。この役の為に喉に負担を強いてしまいますが、ライブビューイングで観た、この「虫のバラード」は凄い悔しさが伝わってきて、僕は好きなんですよね。主演の奈和ちゃんと真っ向勝負で向き合います。

 第6位「クロス」

 初めて観た時の、これを踊っているパワフルなセンターは誰だ!という衝撃。
 歌詞の世界もカッコいいんですが、松井玲奈のリクエストアワーでのオーディオコメンタリーの言葉を借りれば「ちゅりのKⅡへの想い」として聴くと、また違った味わいがあるんですよね。個人的には、トヨスタでの「クロス」がカッコ良くて好きです。果たして、卒業コンサートでは、どんなクロスになる?

 第5位「S子と嘘発見器」

 1回目の組閣の後のチームCが大好きでしてね。
 このチームを経験したことで、多くのメンバーがアイドル活動への取り組み方が変わったとインタビューなどで答えています。印象的なのが、須田亜香里と柴田阿弥でしょうか。どちらも元居たチームでのワンアーミーっぷりは凄かったですが、ここに来たことで「チームの大切さ」を知ったというね。さらにここに惣田紗莉渚まで来るんですから、凄いチームでしたよね、今考えたら。
 そんなチームCを象徴するのが、この1曲。
 とにかく遊び心に溢れた一曲になっています。衣装もカワイイんですが、ちゅりの「えっ、しょうがないの?」という台詞が好きです。ZEEPなんばであった最後のライブは、本当に楽しかったですね。
 

 第4位「高柳明音の暗黙の了解」

 SKE48のラジオ番組の中で一番好きだった番組がこれでした。
 毎週、SKE48のメンバーをゲストに迎えてトークを繰り広げるんですが、ちゅりのトーク力が炸裂するんすよね。
 ドラフト生たちを掘り下げていってくれたり、松井玲奈さんの濃い部分を引き出してくれたり。毎週、楽しみにしていました。今は「生まれてこのかた」ですが、卒業後も喋る仕事は続けていってほしいですね。行くことは出来なかったんですが、朗読劇とかも聴きたかったなあ。
 

 第3位「DADAマシンガン」

 コメディエンヌとしての高柳明音の魅力が爆発した1曲。
 「KⅡ探偵事務所」というもう設定だけで素晴らしいのに、そこの探偵として奈和ちゃんと一緒に事件に臨むちゅりの姿が最高に面白い。もちろん、曲の終盤でのシリアスな感じも良いんですが、「ひぃぃ」みたいな顔になっているところやダンスシーンを観ていると、謎の多幸感に包まれる1曲です。
 僕が富豪になったら、間違いなくネットフリックスでドラマ化すると思います。
 ちゅりが卒業した後、みなるん辺りが探偵事務所長になって、新たに入ってきた破天荒探偵とか、右手ぶん回し探偵とかと、謎を解いていくんでしょうね。事件証拠、すぐ無くなりそう。最終的に事務所から一歩も出ずに江籠さんが情報を分析して解決とかになる予感もしています。

 第2位 総選挙での直訴

 やっぱり、ちゅりと言えばこれでしょう。
 彼女の切実な願いというか、人生の中の間違いなく大勝負の場面。
 その心からの願いが、秋元康を動かした。
 この直訴から、総選挙で直訴するフォロワーのメンバーも出てきましたしね。
 自分一人のためじゃなくて、チーム全体のこと、いや間接的にはSKE48のことを考えた一言。
 ドキュメンタリー映画「アイドルの涙」でのこの場面は、何を言うか分かっていても泣いてしまいます。
 この人の行動をどれだけの人が真似できるか、アイドルですが本当に尊敬できるメンバーだと思います。


 第1位「マジカルラジオ」シリーズ

 いきなり、極端なことを言いますが、「マジカルラジオ」を好きになれるかは、高柳明音を好きになれるかだと思います。もちろん、役の中の「明音さん」と高柳明音は違いますが、彼女本人とどこか繋がる感じもしましてね。
 3シーズン通して彼女が大暴れするこのドラマ。時々、あの物語の中に帰りたくなります。その大事な要素は明音さんなんですよね。もう、ちゅりが卒業することで復活することは難しいかもしれませんが、僕は本当に「明音さん」を演じる明音さんが好きでした。調子に乗りまくるところ、シリアスに大切なことを知るところ、ラジオが大好きなところ。ああ、明日休みだし、大好きなマジカルラジオ2観よう。
 今、作るとしたら、どんな組み合わせがあるでしょう?


 うーむ、こうして並べていくと、ちゅりって、個人でも凄いんですが、周りへの影響力が凄いと思うんですよね。彼女が持つ独特の雰囲気がそうさせるのか、ただ、彼女がいる「場」の空気がたまらなく好きなんですよね。
 「ラジオ」も「マジカルラジオ」も高柳明音が楽しめる「場」なのかもしれません。そう考えると、「公演」もそうか。
 ちゅりがSKE48に居てくれることは嬉しいですが、ここから先は本来の予定とは違う「寄り道」の時間かもしれません。でも、「寄り道」の時間で過去を僕らに振り返る機会をくれたのかも知れません。
 それにしても、ちゅりのSKE人生はドラマチックだなあ。

2020年1月21日火曜日

青春の宝石①

幸せの磁場



 2019年のSKE48の11周年公演前日のミッドナイト公演で、高柳明音の卒業宣言がありました。
 僕も完全に油断しきって生で配信を観ていたんですが、「まさか、このタイミングで」という感じでした。
 彼女のための卒業曲「青春の宝石」がまた名曲なんですよ。
 まあ、聴いてましょう。



 なんとも豪華なキャストと制作陣。
 特典映像で堤監督が語っているように、あえてフェイクドキュメンタリーで「女優 高柳明音」を描いています。
 違和感なく女優の付き人を演じているんですよね。メイキングを観るとアドリブでリアリティを上げるための工夫もしていたりね。
 周りの人からのコメントも高柳明音という人が浮き彫りになってくるんですが、山内鈴蘭がちゅりについて詳しく語ったのって、初めてじゃないでしょうか。
 初めて一緒に仕事をした「君の背中」についてのエピソードからは、ちゅりの真面目さが伝わってきます。今年のリクエストアワーでちゅり、みなるん、鈴蘭という組み合わせが実現して良かった。
 また、「ちゅり」というニックネームについても、真木子が語っていたシリアスな場面で言うと笑ってしまうというエピソードも良かったですね。
 ニックネームについてだけでなく、彼女の存在自体が周りを明るくしたり、プラスに作用したりすると僕は思います。
 僕はその最もたるものが、「チームC」だと思うんですよね。
 当時、シングルプレイヤーとして活躍していた須田亜香里や柴田阿弥に(将来的には惣田紗莉渚も)、チームとして進んでいくということを教えたのは彼女が作ったチームCだと思うんですよね。コンサートで「チームK2推し」が流れた時の幸福感。zeep nambaであった「未来とは?リリースイベント」でのこのまま終わらないで欲しい、ずっとみんなでバカやってて欲しいと思えるのは、彼女が空気を作ったチームだからこそだと思うんですよね。
 また、ドキュメンタリー映画「アイドルの涙」の中で、紅白のリハーサル中にくーみんがメンバーへ「頑張ってるっていうのは自分で決めることじゃない」と怒る場面で、張り詰めた空気を溶かして行くのは、ちゅりなんですよね。もちろん、くーみんが言うことは間違ってないですし、こういうことを言うのは凄く勇気がいることだというのも分かっています。ただ、先輩が作った張り詰めた空気を明るく変えられるというのは凄いと思うんですよね(しかも、当時のSKE48で)。彼女だからこそだと思います。
 かく言う僕も「SKE48のマジカルラジオ」シリーズで彼女の魅力に気づき、事実上の主役である(とくに2,3)彼女の活躍を観て、本当に仕事が嫌で嫌で仕方なかった時に、1日1時間のマジカルラジオで救われたんですよね。いっぱい失敗するけど、めげずに毎週ラジオブースに座る明音さんの姿に。だから、彼女がこれから演技をやっていくことに僕は凄く期待しています。
 それだけじゃないですね。「DADAマシンガン」のようなドラマ仕立てのMVでも続きが見たいなあと思わせる演技力を見せてくれてますもんね。

 時代背景もあるかもしれませんが、高柳明音のような存在がこれからのSKE48に果たして出てくるのかな、という不安があります。それだけ、存在の大きな人なので、この「青春の宝石」の歌詞も説得力があるんですよね。
 これから彼女が放つハッピーオーラがテレビや映画館、そして、ラジオから流れてくるのが楽しみです。それまでに特番で「マジカルラジオ」やりません?

※今回はふれていなかった「お待たせセットリスト」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/11/set-list.html
 
※「マジカルラジオ」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_55.html

※ちゅりといえばこれ!「ヘビーローテーション」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/10/blog-post_52.html

※「DADAマシンガン」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/11/dada.html

2019年12月8日日曜日

愛のルール①

カッコいいとは、こういうことさ


 最初に存在が目撃されたのは(『彼女はそれでも』風)、2014年の名古屋センチュリーホールで行われたリクエストアワーのこと。
 18位の「ヒグラシノコイ」がしっとり終わった後、事件は起こりました。
 幼稚園児に扮した山田樹奈ちゃん斉藤真木子内山命演じる、ヤンキー二人に絡まれているじゃないですか!
 しかも、理由が「SKE48には山田が4人もいる」というあまりにも理不尽な内容。そんなこと言い出したら、「しおり」が何人いると思ってるんだ!
 ちなみに、この時の「空気読んでもらえる?」の「る?」の時の二人の表情が最高です。
 そこに、颯爽と現れたのが、フォーカードの皆さん。
 戦隊もののような色分けされたコスチューム。
 もう、ちゅりがはまり役過ぎて最高なんですがね。
 あまりの浮世離れ感に、みこってぃも真木子も「ヤバイ、ヤバイヤバイ。怖い怖い」と去っていくという、誰も傷つけないで戦いを終わらせる「デッドプール2」の上を行く解決策。
 しかも、曲を披露していくんですが、大サビのところのライティングが超カッコいいので、まだ観てない人も、もう観た人も是非、観て欲しいです。
 MVも愉快な内容になってますよ。
 ちびっ子がヒーローショーに参戦してくるのは、僕も小さい頃見たことあるなあ。
 


 いやあ、真のヒーローになっていくという意味では、「仮面ライダー剣」のトライアルE戦と一緒ですね(超拡大解釈)。
 リクエストアワーのオーディオコメンタリーでは、「曲だけ聴くとめちゃくちゃカッコいい」、「みんな歌がうまい」と玲奈ひょん、あいりんも大絶賛だったんですけどね。
 そりゃ、高柳明音・古川愛李・佐藤すみれ・大場美奈という安定感しかないメンバーですからね。
 このメンバーで色んな営業していくところも観たかったですね。

 それから、暫くは我々の前から姿を消していたわけですよ。
 多分、平和を守る為に、海外に行ったんですかね(昭和の仮面ライダーのノリ)。
 
 やがて、メンバーが変わってチームS公演で、全く違うメンバーで「愛のルール」が披露されます。
 今度の敵はいたずらしちゃう子供や、仕事に疲れたうどんが好きそうなOLなど、ちょっと敵の規模は銀行強盗より縮小化されましたが、大きな闇が生まれる前に小さなところから解決していこう、ということなんでしょうね。

 特撮好きの僕としては、SKE48でこんな感じのユニットがあることは、本当に嬉しい限りでしてね。
 また、こういうちょっと遊びがある感じのMVが来て欲しいなあ、と思う限りですよ。

 個人的には、ちゅりの卒業コンサートで流れたら、絶対に上がる1曲だと思います。
 次に現れるのはいつなのか、我々は青空を見ながら待ちましょう。

 




   
 

2019年10月30日水曜日

ヘビーローテーション①

夜ふかしのうた



 みなさん、「ヘビーローテーション」って言ったら、AKB48の代表曲ですよね。
 でもね、SKE48も歌ってるんですよ。
 「ヘビーローテーション」。
 聴いたことない人はちょっと聴いてみてくださいな。

 

 びっくりしませんでした?
 最初の「1、2、3、4!」に。
 これこそ、伝説の「ちゅりロテ」と言われているものです。
 この「1、2、3、4」を見事にいじったラジオ番組がありましてね。
 それが「高柳明音の暗黙の了解」です。

 いやあ、この番組、ちゅりのレギュラー番組でメンバーがゲストにやってきて、30分間語るという番組なんですよね。この番組って、本当に音楽がよくて、BGMはクラシックがメインなんですが、エヴァの日常シーンの音楽が流れてたりしてましてね。
 そして、なぜかジングルが凄く良くて。
 GLAYの「誘惑」のイントロと「ちゅりロテ」をミックスするというね。
 デデデデデーデデ、1,2,3,4!
 デデデデデーデデ、1、2、3、4!
 初めて聴いた時、笑いが止まりませんでした。
 他にも「今、お聞きのラジオ番組は」の時の90年代っぽい音楽。
 「暗黙、暗黙、暗黙!了解、了解、了解!」というなんか、ちゅりっぽい連呼。
 「ダンシング・ヒーロー」に乗せてのジングルなど、本当に面白かったなあ、と思います。

 それでこの番組、数々の名言を生み出してきましたが、僕はぺんぺんが「北斗の拳」のセリフを言った「お前は、も~う死んでいる~」が凄く印象に残っています。
 それから、松井玲奈がゲストに来た時。
 ちゅりが神門沙樹をドラフトで獲得した時に、挨拶に行くために島根に電車で行ったエピソードを話したんですよね。その電車が玲奈ひょんが乗りたかった電車らしくて、「なんでお前が乗ってるんだよー」と悔しがっていたのが、なんだか良くてね。

 なんとなく、好きだったリーダー集結公開収録の動画を貼っておきますよ。
 この服のにしし好きだったなあ。




 あと、自由過ぎるこの二人との公開収録も面白かったですね。
 さて、この「暗黙の了解」に限らず、SKE48はラジオ番組のレギュラーを沢山もっています。オールナイトニッポンへのゲスト出演を除けば、だいたい30分間で話したり、曲をかけたり、ということが多いです。放送作家さんが作ったコーナーやはがき職人の方のお便りを読んだりね。
 今、インターネットで自分で散々と発信できるのに、それでもラジオに出たり、ファンが聴いたりするのは、何故なんでしょう?
 僕には、はっきりとした答えがまだありませんが、ぼんやりと出てきたワードは「内輪感」でしょうか。
 「オードリーのオールナイトニッポン」が大好きで、毎週聴いているんですが、テレビとは全然違うオードリーの姿が観られるんですよね。ここだけで出来る悪ふざけとか、聴いて本当に楽しいんですよね。番組の裏話とか、プライベートな話とかね。
 SKE48についても同じことが言えて、「CULUTURE BROS」VOL2の中で矢方美紀が、ラジオについて「メンバーの素が見られる場所」という風に評していますが、その通りだな、と思いましてね。
 暗黙の了解で、ちゅりと色々なメンバーとのトークを通してそれぞれの魅力が浮き彫りになっていく。素の感じも少しずつ見えてくる。それが面白いんですよね。
 それから、徐々に覚えていく葉書職人の名前。「オードリーのオールナイトニッポン」や「アフター6ジャンクション」とかのリスナーは結構覚えてるかもですね。
 ああ、またデレクジーカがカスミンファンのメール送ってるよ、とかね。
 
 話を戻すと、SKE48はラジオ番組が沢山あるアイドルグループだけに、全部聴いていくのはなかなか大変ですが、その中でも面白いものを探して今夜もラジコの電源をオンにしますよ。
 そういえば、ゆりあが「暗黙の了解」に来た時に「マジカルラジオ」みたいだ、と盛り上がりましたが、ちゅりを好きになる過程で、ラジオって結構重要なものだったのかな、とふと思いましたよ。
 マジカルラジオに関する記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_55.html

 
 

2019年9月22日日曜日

「~戦いは終わった、さあ話そうか~なぜSKE48は選挙に強いのか?」



それは必然


 近頃、AKB映像倉庫に入った関係で、映像ソフトが色々観られるようになったんで、今まで購入できなかったソフトを観てるんですがね。その中でもちょっと興味をひいたのが、タイトル総選挙総括的な映像なんですね。
 なんとなく、かおたんのこの年の総選挙映像を貼っておきますね。



 これは、2017年に沖縄で行われた49thシングルの総選挙を受けての対談なので、松井珠理奈、須田亜香里、高柳明音、古畑奈和、惣田沙莉渚、の当時の選抜入りした5人が参加。徳光さんを中心に語っていきますよ。

 有料コンテンツなので、印象に残ったところだけ書いて行きます。

 須田亜香里の選抜入りまでの努力と分析による努力が凄く素晴らしくてですね。
 
「第2回に出馬して、そんとき入って半年だったんですよ。で、入って半年だから、入る訳ないと思ってて、で、実際入んなくて。で、だけど、同じ日にお披露目デビューしたのが、AKBの9期生なんですけど、島崎遥香ちゃんとか、山内鈴蘭ちゃんとか。そう、その二人が同じ日にデビューしたのにランクインしてたんですよ。それを見た時に、同じスタートなのに、こうも差が出るのは、私の努力不足だ、と思って。他に出来てる人がいて、自分に出来ないことがあるのはダメだ、と思ってちゃうんで」

 もうね、この負けん気の強さというか、ストイックさ。
 やっぱり、だーすーは尊敬できるなあ、と思うエピソードの一つです。

 また、そこから上に登っていくための分析も凄くてですね。
「まず、人気がある人を分析しました。一番身近だったのは、松井玲奈さん。劇場公演でのパフォーマンスや表情のなんか、もう、一曲に同じ表情が一度もないんですよ。そのファンの方の書いてるブログも検索したんですよ。で、玲奈さんとか柏木由紀さんとかのファンの方が書いてるのは、『この子の公演の表情を観るためなら、公演のお金を払う価値がある』。全部を観るためじゃなくて、その子の表情を観るためにお金払う価値があるっていうのを見て、これは、絶対大事なことだ。まず、それを取り入れるためにがんばって」

 これは、今、劇場で頑張ってる研究生たちにも、ヒントになる言葉かもしれませんね。っていうか、だーすーにブログ読んでもらったファンの人が羨ましい。今は、それがTwitterとかになってるんですかね。僕は、どうしても語りたいことが多いので、ブログを使ってますが、このブログも誰か読んでくれてるといいな、なんて思ってますよ。
 さて、今度はアイドル活動で大事なブログについて。

「あとブログとかも、マメに書いてる方がいいのかな、とか、夜書いた方がいいのか朝書いた方がいいのか、どっちが閲覧数が伸びるかを分析しました」
 
 だーすーは、多分、ビジネスマンになっていたとしても成功してるんじゃないかな、とこの言葉を聞いて思いました。
 また、16位になった後の本音を言えなくなってしまった状態、そして、そのせいで長くなった翌年のスピーチ。
 そして、更に翌々年のランクダウン。
 この時、だーそーが裏で過呼吸になっていたり、かおたんが泣いていたり、というのもあったんですね。この時の心境は、是非、「コンプレックス力」を読んでいただきたいですね。

 2019年現在、だーすーが総選挙へ向けて、奮起するきっかけになった鈴蘭が同じグループにいるのは、不思議な巡り合わせですね。
 2018年、だーすーが2位を取るのは、必然だったのかも知れないな、と過去のエピソードを聞いていると思えてきますよ。
 
 また、ちゅりこと高柳明音の松井珠理奈分析も面白くてですね。
 
「アイドルのジャンルが全員違うじゃないですか。指原さんは、アイドルのバラエティ、麻友さんは王道アイドル。だったら、珠理奈さんは、スポーツ的なアイドルだと思うんですよ。こうステージで立つ姿がアイドルで終わってない。なんかこう、汗の姿だったりとか、息を切らせて踊る姿とかは、アイドルで終わってないところだから、その3人が上にいることが、アイドルの可能性を拡げてるんじゃないかな」

 凄い。
 ちゅりから見た、平手友梨奈はどう映るのか、小坂菜緒はどう映るのか、とかも知りたいですね。
 そして、これからの世代で、上記の3ジャンルに誰が当てはまっていくのかを考えるのも楽しいですね。

 そうそう、何故SKEが選挙に強いかって、それは是非、映像を観て確認してください。僕は、なんとなくAKB49を思い出しましたよ。

※だーすーのソロ曲「今の私じゃダメなんだ」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_40.html
 
 

2019年9月11日水曜日

S子と嘘発見器①



あの日の言葉


 2013年4月13日。
 SKE48初の組閣が行われました。
 僕は、公式サイトで発表されたメンバー表を見て、愕然としました。
 「W松井が離れ離れになってる! えっ、まなつをKⅡから離すの? チームEってこれからだったじゃん!えっ、なな子がチームE、彼女はSじゃないの?  かおたんが推され始める?」とか、もう僕でさえ、こんな感じだったので、当時からSKEが好きだった方々も、藤原竜也みたいに「どうしてだよおお!」と叫んだんじゃないでしょうか。

 当時、推しがチームSに居たので、チームSのメンバーを見た時に、各チームの若手有力株で、更にダンスもいけるメンバーを中心に集めたのかなあ、と思ったんですね。

 そして、チームKⅡを見た時に、なんか、凄いメンバー集めたなあと思いましてね。
 なんていうんでしょう、一人一人がレギュラー番組持てそうな個性派集団が集まったな、と。


 ただ、その反面、何がしたいのかよく分からんわい、というところもありましてね。たとえば、だーすーと阿弥ちゃんという、当時、シングルプレイヤーとしてよくも悪くも浮いていたメンバーを融合させることに一体、どんな意味があるのか、と。

 この辺りはですね。
 須田亜香里の著書「コンプレックス力」を是非、読んでいただきたいんですが、自分が2番手になっているにも関わらず、初の選抜入りで振りがあまり入っていなく、自分が浮いている涙しているだーすーに、同じく仕事が忙しく、フリが入っていなかったちゅりに、「もう無理です!」というんですね。
 これに対して、ちゅりが、「今までのKⅡが変わってしまって悔しい、でも、あかりんが来てくれたから、頑張ろうって思ってるんだよ」的な内容のことを言って、二人でレッスン場で抱き合って泣いたという素晴らしいエピソードがあるんですよ。これはね、このエピソードで満足せずに是非、原書にあたって欲しいです。彼女がチームKⅡに入ったことで、協調性や仲間への愛を知った、という話も好きです。
 他にも素晴らしいエピソードが多いので、まだ未読の方は是非。


 
 さらにここへ、春の人事異動で、当時AKBにいたみなるんこと、大場美奈が兼任で入ってきます。
 そして、9月に山田みずほが昇格してきます。
 この頃には、チームKⅡは恐ろしい個性を爆発させていきます。
 そんな油が乗り切ったKⅡを楽しめるのが、この「S子と嘘発見器」です。


 もうね、この曲の楽しそうなMVに、チームⅭことチームちゅりの素晴らしさが、詰まっている気がしましてね。
 この頃のショートカットのだーすーもいいなあ(遠い目)。
 ちなみに、このチームCで、まいたけこと、竹内舞さんの良さを凄く感じた僕ですよ。
 また、高柳・古川の古柳にみなるんが加わり、古柳場が誕生。愉快なトークを繰り広げていきます。また、みこってぃやるみといったトークができるメンバーが伸びていき、はるたむがみんなからの愛されキャラになっていく、という今のSKE48の流れの原点をチームⅭは作っていったんじゃないかなと思っています。

 そして、時は流れて、2014年5月13日。
 Zeep Nambaでのイベントで、チームCはその歴史に幕を引きます。
 この時の最後に歌った「S子と嘘発見器」が凄く良くてですね。 
 なんか、最後のバカ騒ぎというか、48グループのチームの一つの理想形を見せられたような気がしました。ちなみに、この日配られたチームTシャツは、今でも大事に使ってます。
 この模様は、「不器用太陽」のタイプBの特典映像に入ってるので、持ってない方は、是非、チェック!


 こんな楽しいチームの雰囲気を作ることが出来たのは、やはり、高柳明音というリーダーがいたからこそだと思います。彼女に影響されたメンバーは沢山いると思いますが、この時のチームCメンバーが2016年頃から2018年にかけて、ガンガンブレイクしていくのを見ていると、凄く嬉しかったです。
 今の各チームも魅力的ですが、このチームCは、僅か7か月間でしたが、今観返しても不思議な魔法がかかった、二度と観られない良いチームだったな、とこの曲のMVを見る度に思います。

※ちゅりと言えば、マジカルラジオ「復活してほしいドラマ マジカルラジオ」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_55.html

※君はもう買ったか?「須田亜香里写真集 可愛くなる方法」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_21.html


 

2019年5月30日木曜日

復活してほしいドラマ マジカルラジオ



中毒性が凄いだぎゃあ!


 昨日の関東ツアーで久々に観ることが出来た「マジカルラジオ」
 まあ、とにかくこのドラマ中毒性がありましてね。
 軽く、シーズン1の1話だけ見るか、と思ったら、そのままどんどん観てしまうドラマなわけです。しかも、小ネタが多くて、スタジオにあるものやちょっとしたセリフだけでも色々と楽しめます。メンバーが笑い堪えてるシーンとかも。

 ドラマに登場する主要キャラはほとんどキャストと同じ役名なんですが、レギュラーの佐藤次郎さんだけ「鬼丸P」という役名だったので、未だに佐藤次郎さんを観る度に「ああ、鬼丸Pだ」と思ってしまいます。

 さて、このシリーズ。
 タイトル通りラジオ局が舞台なんですが、まあ、毎回色んな事件が起こるコメディ作品なんです。良い話が多くて、ドラマとしても十分楽しめる作品になっています。


 マジカルラジオ1は、高柳明音と松井珠理奈がMCをするマジカルラジオが舞台なんですが、マジカルラジオ2からは高柳明音と木﨑ゆりあの二人がMCを務める形で続いていきます。当時の背景としては、JRの二人がどんどん活躍していったこともあると思うんですが、僕はこの番組のおかげで高柳明音という人が好きになりました。もう、主人公と言ってもいいんじゃないかと思うぐらいシリーズを通して活躍しています。
 そして、2からは、ゆりあ、秦さん、小木ちゃんという3期もメインに活躍してくのもいですね。
 おかげで、ラジオ番組「高柳明音の暗黙の了解」でちゅり・ゆりあコンビになった時の嬉しさたるや!

 是非、全シリーズ観ていただきたいんですが、僕の一番のお勧めは「マジカルラジオ2」です。

 まず、ラブコメディ要素が入ってきたことで、明音さん、秦さん、若チンの三角関係の行方が面白いです。また、各バラエティコーナーも充実していて、1話のバラエティコーナーの「小木ちゃん黙って泣く」からして最高でした。そして、ミステリー要素もありましてね。終わり方も最高なので、是非、観て欲しいシリーズです。もう観たよ、という人とは熱く語り合いたい作品の一つです。

 おまけで言うと、僕はこの番組のおかげでオードリーファンになりました。
 この頃から若林さんはキン肉マンたとえを使ってたんですね。

 ここからは各シーズンのお勧めエピソードを!
 (一部ネタバレあり)

① シーズン1 第9話

 くーみんと若チンの明治時代コスプレが観られるというのもいいんですが、くーみん演じる時掛益代の演技とバラエティコーナーの激辛カレーを食べた時のリアクションが素敵だったので選びました(珠理奈が食べた時のリアクションも)。何気に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」風の回でしたね。
 そういえば、シーズン1では、玲奈さんの妄想が爆発してましたね。毎回の若チンのツッコミも素敵でした。
 珠理奈が憑依するスピーチの中では第6話が一番好きです。
 みなさん、春日は第5話に出ますよ。

② シーズン2 最終話
 ラジオっていいなあ、と思わせる名エピソード。シリアスなムードが続くかと思いきや、1分も経たないうちにゆりあの「木の実ナナさんですね!」で崩れるのが最高です。珠理奈の子供みたいな戦い方も。
 犯人の子の演技も本当に良かったです。最後の「ふ~られた!ふ~られた!」の連呼も面白かったなあ。
 一人一人のラジオに対する思いを語るところは、自分だったらどうかな、と考えさせられるました。
 個人的には、若チンの濃いを応援する男気あふれる小木ちゃんもシーズン2を通して良かったですね。

③ シーズン3 第6話
 ゲス林誕生の名エピソード!何気に里英お嬢様想いのなんなんも素敵です。
 マジカルラジオバンドが復活していくまでの流れも良いんですが、みんながラジオ以外にどんなバイトをしているかも楽しい回です。
 シーズン3は突然の歌要素にとまどいましたが、メンバーたちの卒業と重なったエピソードも多いんですが、第4話のみきてぃ演じるきしめんと小木ちゃんの別れのエピソードも素敵ですよ。最終回のくーみんと小木ちゃんの言葉とそれを送り出すちゅりとゆりあの言葉も。
 

 ああ、久しぶりにマジカルラジオを見たくなってきました。
 huluで全話配信しているのでおすすめですよ。
 ちなみに、DVDは初回盤と通常版で特典が少し違うので注意! 
 通常版はメイキングが入っていて、だーすーがセリフを全部覚えてきていることとかも分かりますよ。この頃から努力家だったんですね。若林さんが滅茶苦茶シリアスに台本と向き合ってるところとかも。
 初回盤はしゃちほこラジオのパスが!
 「3」はかるたが付いてきますよ。




 前に働いてた会社のマジカルラジオ好きな方に、誕生日プレゼントに「さちこ」をもらいましたよ(シーズン3で『さくらこ』とか『たちばな』とか言われてましたが)。



 この番組のおかげで、ラジオも好きになりまして、「オードリーのオールナイトニッポン」は今でも聴いてます。
 うう、もう皆さん売れっ子になっていますが、いつか「マジカルラジオ4」を作ってほしいなあ、と毎日思っています。

 ちゅりと言えば、忘れてはならない「お待たせセットリスト」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/11/set-list.html

Twitterで頂いた素敵なコメント






    

2019年4月21日日曜日

「SKE48版 ハムレット」の感想



人が生きている限りどこにでもある出来事


 日テレで放送されていた「SKEBINGO!」で、お芝居について学んできたメンバー達がいよいよ、シェイクスピアの「ハムレット」にチャレンジしていきます。

 今回はいつもの感想と違って、個別に感想を書いて行きたいと思います。

演出とアレンジ

 シェイクスピアの原作を分かりやすくアレンジしてくれています。
 ありがたいことに、SKE48要素も入れてくれてます。
・デンマーク → サカエ国
・ノルウェイ → 岐阜国

 台詞は必要なセリフに抑えて、心情を表す言葉を足したり、歌を足したりもしてくれています。
 本来なら剣を抜き合うことのないハムレットとクローディアスが、第4幕第3場で刀を打ち合う演出が入っているのも良かったです。
 今回の作品は興味を引く、入口になるようなアレンジだと思います。
 ここから原作に入るとストーリーラインは分かっているので、読みやすくなると思います。

楽曲

 どれも素晴らしいんですよね。
 同じ言葉を別のアレンジで聞かせたり、違う人間の口に歌わせたりすることで、こんなにも違う意味を持つのかと思いました。
 個人的には「恋人はもういない」から始まる曲が好きですよ。
 「愛が消えた日 心の火が消えてしまった」という歌詞がなんとも切なくて。
 「生きるべきか?死ぬべきか?」という名台詞の方も歌にしていて、これがアレンジが変わっていくところが、この後の二人の運命を暗示しているようで、聞いていて不安になりました。

末永桜花&北川愛乃

 緊張感があるストーリーの中で、ほっとするような役割を担った二人。
 リアクションがとても良くって、突然、ヲタになるところも面白かったです。
 よくSNSに上がっている写真が最初のマーセラス・バーナードの写真が多かったので、ローゼンクランツとギルデンスターンの姿がコミカルで、こっちも素敵でした。
 珠理奈の「良心の呵責はない」的な発言に「ええっ!」と登場するのが面白い演出も良かった。
 コミカルでカワイイ役のふたりでした。

高柳明音

 ボローニアスもフォーティンブラスのどちらも説得力が必要な役でしたが、見事に演じきっていました。ボローニアスとしては、元々着る物にこだわる役柄なので、ファッションモンスターの鳥さんにぴったりなんですが、お金に関する教訓を言うところとかも、ビシッと決まっていました。お手紙を読む時に急にカワイイ声になったり、ヲタになった二人が当日券を買おうと退場していくと、「もう満員だったぞ~」と登場するところは笑いましたね。
 また、後半に登場するフォーティンブラスがとても彼女に似合っていて、彼女の眼差しの強さがぴったりでした。

鎌田菜月

 怯える演技が多かったんですが、の動きに注目すると、その時に我慢しているのか、戸惑っているのか、怖いのかが見えてくるんじゃないか、と僕は思いました。最後の演技も悲しくて、毒が身体を蝕む中、息子を見る眼差しは心を動かされました。

佐藤佳穂

 一番ギャップに驚いた人です。
 普段、ニコニコしている彼女から、あんな表情が出てくるなんて。
 劇団しゃちほこの織田さんもびっくりしましたが、レアティーズの激情を表現しているところが本当に良くてですね。
 個人的に「オフィーリア、もう水は沢山だろう。涙は流すまい」というセリフを悲しみを抑えるように言っていたのが、印象的でした。


熊崎晴香

 めちゃくちゃ受けの芝居がよかったです。
 実は登場する場面が多い役柄なんですが、余計な動きをせずにちゃんと相手のセリフを受けてから芝居をしていて、凄いな、と思いました。
 手紙を珠理奈と読むシーンも息があっていて見事。
 最後はホレイショーがこの物語のテーマのようなことを言い、ハムレットの死体に跪いて終わるんですが、その悲しい背中をちゃんと背負っているのも良かったです。


野島樺乃

 はかないオフィーリアを見事に演じてましてね。
 「SKEBINGO!」のオーディション映像で散々観たはずの「これはローズマリー」のところで僕は思わず涙を流してしまいましたよ。悲劇のヒロインをこんなに儚く演じ切るとは。
 オズリックにも見事に変身してましたね。

古畑奈和

 「SKEBINGO!」を観ている限り、多分、一番ハードルを高く設定されていたと僕は思ってるんですが、見事に超えていきましたね。
 邪悪な表情、不安になる表情、全部、良かった。
 さらに、彼女の歌が活かされていたのも。
 「もっと広い世界を知れ!」や「あの世で罪滅ぼしを」というオリジナルのセリフも良かった。
 ちゅりの「ケッタ」の説明で一瞬、奈和ちゃんに戻ってたのも面白かったです。
 

松井珠理奈

 もうね、なんだかんだでうちの大将はやってくれましたよ。
 人間の中にある狂熱を見事に演じてくれました。
 特に赤い衣装を着た背中がカッコよくてね。
 復讐にとらわれて狂ったふりをする演技も良かったんですが、自分と同じように復讐にとらわれたレイアーティーズと対峙した時の表情が更に良かったです。
 一番好きなシーンはオフィーリアの頬に触ろうとした自分の手をもう片方の手で握って去っていくところが、彼の悲しさを物語っていて素敵でした。


全体を通して

 凄く面白い舞台でした。
 これは舞台に携わった先生方やスタッフの方々の力が大きいと思います。
 現在の公演・コンサート・握手に加えて、「SKE名作劇場」として、演劇の仕事を増やして、2か月に1回配信して行ったら女優志望のメンバーも更に活躍できるんじゃないでしょうか?今回参加できなかったメンバー達の演技も観てみたいですしね。
 次はシェイクスピアの「マクベス」とかどうでしょう?