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2019年9月10日火曜日

7月から9月10日までの備忘録



7月から9月10日までの備忘録


 いやあ、転職してから資格試験に追われる日々でしてね。
 もう、毎月試験を受けてるし、自主的に申し込んでる資格試験もあるんで、毎日勉強して、ブログを書ける時間が限られていて、「一瞬で掴み取るのさ、アーユーレディ」ですよ。
 しかも転職して、お給料の手取りが半分になって、あんまりヲタ活もできてない、という「エマージェシー、デカレンジャー」って聞こえてきそうなぐらい危機的な状況ですが、まずは12月まで頑張らねばと思っていますよ。



 さてさて、このブログ、備忘録の一番閲覧数が少ないので、書く優先順位が低いんですが、ようやく時間が出来てきたので、書きますよ。この2か月間で色々な映画を観たんですが、もう、覚えてない映画もあるんですが、覚えてないってことは、面白くなかったんでしょう。面白かったのは、個別に「おすすめの映画と本」で記事にしてますしね。今回は、そこから漏れた映画の感想を書いて行きますね。あとは、DVDで観たやつも。基本、全部ネタバレ全開で書いてますよ。

アルキメデスの大戦


 

 山崎貴監督の作品が全く、趣味に合わないことが多かったので、観る前は凄く不安だったんですが、面白かった!
 菅田将暉演じる櫂直が、戦艦大和の建造を止めるために、数学を使って頑張るんですがね。やっぱりフィリップという天才を1年間演じていた菅田将暉だけあって、天才役が凄く似合っていて、前半は彼の魅力に惹かれていきました。
 また、舘ひろしが優しい山本五十六を演じてるんですよ、前半はね。言われなかったら、山本五十六って気づかないぐらい。
 まあ、正直、ご都合主義なところもあるんですがね、お嬢さんが来るとことか、徹夜で計算して、櫂はともかく他の二人は計算ミスないのか、とかね。
 でも、最後の「君は一度、頭の中で大和を完成させてるんじゃないか?」という田中泥が演じる、平山忠道の言葉が彼に囁きかけるんですね。この辺りは、菅田将暉と同じ事務所の松坂桃李が演じた「新聞記者」を思い出しましたね。
 最終的に、軍人の中で浮いた存在であった筈の櫂が、一兵卒のように大和の船上で山本五十六に敬礼していたところは、とても悲しくてですね。戦争は、こんな天才を潰していくのか、と感じましたよ。
 本当に、山本五十六が真珠湾攻撃の話をし始めた時は、鳥肌がゾワゾワと立ちましたよ。
 山崎監督、次も頼むよ!
※「新聞記者」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/06/blog-post_28.html

菊とギロチン


 

 なんというか、心を揺さぶられる映画でしてね。
 関東大震災後の日本を舞台に、女相撲に入った菊とギロチン社の若者たちの運命が交差していく物語なんですが、最初は、ギロチン社の行き当たりばったり感に、「おいおい、『アイトーニャ』の自称ボディーガードが雇ったやつらぐらい行き当たりばったりじゃん」と思ったんですがね。
 物語が進むにつれて、もう、女性蔑視や人種差別の問題にぶち当たっていきましてね。東出昌大さんが叫んだ、「隣りのの人は仲間じゃないのか?結束だ」的な言葉は、僕は涙しましたよ。また、DVを繰り返す菊の夫を爆弾でぶっ倒すシーンは、思わず声を挙げてしまいましたよ。
 ずっと「〇〇と〇〇」という文字が出ていた演出は、「菊とギロチン」って出す為だったのか、と思いまして。なんというか、このワンシーンのガツン感も良かったですね。これは、劇場で観たかったなあ、という作品。

天気の子


  
 もう、僕が語らなくても、みんな語ってるから、いいじゃない、と思うんですが、一言で言うと、なんか、歌、多いなと思いましてね。あと、風景キレイなのはいいけど、なんで人は死なないの?あんな、天変地異が起こってるんだから、大変なことにならないのは、何故だ?「ガメラ3」の渋谷みたいなのを期待していた僕は、そこだけ疑問に思いました。

 でも、基本的には良いシーンばかりでね。
 僕が一番好きなのは、水浸しの線路を走っていくシーンで、「いるんだよなあ、ああいう馬鹿」っていうセリフが凄く印象に残ってましてね。社会から見たら、馬鹿に見えることでも、君の為なら全力で出来るぜ、馬鹿と言われても良いぜ、という感じが僕は、とても好きでした。
 今の職場は一日中、ラジオがかかってるんですが、FMの曲がかかってるんで、よくこの映画の曲がかかりますよ。僕がリクエストしたSKE48の曲もかけてちょうよ。

ライオンキング



 
 
 たまには、自分が観ないジャンルの映画をみよう、と思ってチャレンジしたんですが、一言で言うと、可もなく不可もなくという感じでした。なんていうんでしょう。「オリエント急行殺人事件」を読んだ時みたいな、ああ、知ってる知ってる、という感じでしょうか。吹き替え版で観たんですが、言葉が通じてリアルになったことで、意思の疎通ができる相手を食べちゃう怖さが前面に出てきたな、と感じましたよ。 


守護教師


 

 みんな大好きマ・ソンドクと、出演したらだいたい不幸になるキム・セロンがタッグを組んだとなりゃあ、観に行くしかない!という映画でしてね。
 元ボクシング副チャンプのマ・ソンドクが、女子高の先生になって、「拳一つでなりあがる」という鬼邪高校的なストーリーになるのか、と思いきや、そうではなくてですね。同級生の誘拐事件を追うキム・セロンとひょんなことから知り合って、彼女を助けていくんですが、なかなか練られたストーリーで。
 序盤のへこへこしてるマ・ソンドクの可愛さ。そして、高範、我々の期待通りにドアを拳で破壊してくれるマ・ソンドク(この辺も映画ハイロー3の琥珀さんを思い出しましたよ)。キム・セロン主演の「冬の小鳥」のラストシーンに心打たれた僕からしたら、やっぱり不幸になった後、幸せを手にしたキム・セロンの笑顔は最高だな、と思いましたよ。

 そうか、あいつが犯人か、という感じだったんですが、キム・セロンがピンチになる度に、「何故ウォンビンは助けにこない!(『アジョシ』の観過ぎ)」と叫びそうになりましたよ。噂によると、マ・ソンドクはマーベル作品にも出るらしいので、どんな感じになるか、楽しみです。

 他にも「塔の上のラプンツェル」とかも面白かったし、「バーニング劇場版」も面白かったし、「チワワちゃん」はあまりにも僕とかけ離れた青春過ぎて「悪い奴ほどよく眠る」の最後のシーンの「本当にいいのか、これで!」と3回連続で叫びたくなりましたよ。

 この備忘録もそろそろ元のペースに戻していきますね。
 今週チェックしときたいのは、これです。