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2022年11月26日土曜日

時間がない①

声という楽器の快楽

 2022年もあと一か月と少しで終わりですが、今年のベスト曲やベスト映画は決まったでしょうか?
 ベスト曲に関しては、また年末ぐらいに発表しようかと思うんですが、まだ映画は考えあぐねていましてですね。今年も面白い映画が沢山ありましたね。今年の日本映画の注目作の一つだった、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」もその一つです。
 村上春樹の「ドライブ・マイ・カー」を原作に、静かな演出で喪失の痛みを乗り越えて行く主人公の心情を描いています。
 主人公の家福さんは、俳優で舞台演出家です。彼は車の中でいつも自分が演じる舞台の台詞を練習します。妻が吹き込んだ台詞をかけて(家福さんが喋るところは空いています)、運転中練習します。この物語ではチェーホフの「ワーニャ伯父さん」が練習されます。
 しかし、物語の3分の1ぐらいで妻は死んでしまいます。
 車に残った彼女の声、そして、専属で運転手になった女性みさき。
 いくつもの言語で行われる舞台「ワーニャ伯父さん」は、ソーニャ役の女性の手話で(また、この手話を顔で追う西島さんの演技が素晴らしい!)幕を閉じます。
 「仕方ないの生きて行く他ないの」
 車の中で流れていた声は、声にならない手話の字幕で家福さんに届く幕切れでした。

 この物語については、既にいくつもの評論が出ているので、興味のある方は是非読んでみてください。
 車という拡張した身体を他者にゆだねることで村上春樹の作品には珍しい傾向にあることを書いた評論や、物語のレイヤーについての評論もあります。ちなみに、僕は前者の評論も後者の評論も好きです。色々なアプローチが出来る作品だと思っています。ちなみに、家福とみさき、ではなく、家福と高槻の物語だという読み方も面白かったです。
 
 車の中で台詞を聴きながら何度も自分の中に落とし込んでいく練習法は俳優のブラッド・ピットもしているそうですし、タランティーノ・監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッド」でディカプリオも役の中でそんな練習をしていましたね。
 繰り返し聞く言葉が自分の中に落ちて行く。
 作中で専属運転手のみさきに家福が聞きます。
「君はずっと聞いててうんざりしないか?」
「しません。この声が好きなんだと思います」
 
 この映画では言葉と同じぐらい声についても意識させられます。
 死んでしまっても残る声、知らない言語で読まれる声、字幕を読む時に心の中で変換される声。僕らは様々な形で声を受け取ったり、受け取れなかったりしながら、生きて行きます。
 奇しくもこの「ドライブ・マイ・カー」が受賞を逃したアカデミー賞を受賞したのは、耳の聞こえない両親と兄をサポートする娘が歌うことを夢見る物語「コーダ 愛のうた」でしたね(こっちも素晴らしかったです)。
 話を戻すと皆さんの中にもずっと降り積もってきた言葉や声があると思います。
 ばかばかしい例を一つ挙げると、僕はうっかり欲しいものを買わずに帰って後悔すると「こんな簡単な答えが出てるのに、何故にためらって見送ったのだろう!」とあのリズムで言います。これは「大声ダイヤモンド」が自分の中に落ちていないと、多分言わない言葉ですし、あの曲の中で流れる声が好きだからだと思います。

 さて、今年、印象的な声を意識させられる曲が生まれました。
 チームK2の新曲、「時間がない」です。
 ちょっと聴いてみましょう。

 

 まだ正確な歌詞が出ていないので、歌詞についてのアプローチはまた後日に行おうと思うんですが、タイパを優先する世界において、怖いけれど変化を望む感じかな、と初めて聴いた時は感じました。正確な歌詞を読んでどうなるか、楽しみです。
 さて、この楽曲の発見は、何といってもこれまでのSKE48には無かったメロディの誕生ですよね。
 Night Tempoさんの得意とする80年代のジャパニーズポップスの匂いをさせながらも、チームK2のメンバー一人一人の声をこれでもかというほど、引き立たせる楽曲になっていると思います。
 一度、この曲をMV無しで聴いてみてください。
 いや、分かる、青木莉華さんがカワイイのは、分かる。
 でも、声に注目する意味では、このMV無しの聴覚だけで聴いてみるのがおすすめです。
 いや、分かりますって、青木莉華さんが可愛いのは。
 僕の推しメン遍歴知ってまか?中西優香→岡田美紅→五十嵐早香ですよ。
 そんなのショートカット大人メン大好き人間には、苦しい。
 チャドウィック・ボーズマンを失ったライアン・クーグラ監督ぐらい苦しい、ワカンダ。フォーエバー、略して「ワカフォー」ですよ。




 それでも、悲しみを乗り越えて、声に注目してみましょう。

 声のリレーを思わせる冒頭から、Aメロの江籠ちゃんの声が印象的です。
 個人的に、この曲で( もしかすると新公演で )江籠ちゃんは新しいカードを一枚手に入れた印象があります。それは、江籠ちゃん推しの方やSKE48ファンが彼女の次のステージとして期待していたものと合致するのでは、と僕は思っています。
 そして、水野愛理の歌唱部分ですよね。
 彼女の声って、本当に良くて次に歌唱力の大会があるならば、是非、参加してほしいメンバーの一人です。今の彼女は内側での評価ではなく、そろそろ外に打って出るフェイズではないかと思っています。公演ではソロ曲が来ても面白いかもしれません。彼女のパブリックイメージを少しずらすような。
 で、サビの印象的なリズムですよね。
 最近、僕は仕事が終わってから雑誌の編集作業をする時のプレイリストを作っているんですが、このサビの自分への蓄積は凄くてですね。普段の仕事中もちょいちょい頭の中でリフレインされます。特に「ないない」の部分が。
 そして、不思議と飽きがこない。
 うんざりしないわけです。
 それはメロディの素晴らしさもありますし、声の居心地の良さもあります。
 僕は車の運転をしませんが、きっと夜のドライブ中に流しても、邪魔にならずにかといって味気ないものでもない1曲になっていると思います。

 果たして、この曲が公演初日でどんな感じで披露されるのか、楽しみです。
 西井美桜さん、伊藤実希さんの二人は、MVでは出番が少なかったものの、ダンスが素晴らしいと思いますし、研究生公演ではフロントを務めることも多かった二人なので、この公演で一つ変身することを期待しています。僕はこのMVでこの二人の静のシーンとサビの動のシーンを見て、いや、もっと観たいな、と感じました。
 勿論、青木莉華さんがカワイイのは、分かってるんですよ、ええ。
 こっちもね、卒業した早香先生の応援が優先なので、あれですが、陰ながらチームK2の10期生がどう変化していくかも注目しております。Night Tempoさんという日本や韓国だけでなく、国際的に有名な方だけに、拡散の仕方次第では序列もガラッと変わるのでは、一気に愛される層も広がるのではと思っております。西井さんのキレのあるパフォーマンスや伊藤さんのダイナミックなジャンプは、選曲次第では海外のファンも増えるきっかけになるのではと思っています。
 他にもあーやのこととかも書きたいんですが、一旦ここで終えます。
 聴けば聴くほど、自分の中に留まっていく曲、「時間がない」。
 皆さんは、誰の声が心の中に蓄積されていますか?
 

2022年4月3日日曜日

過剰な期待と過剰な幻滅の先に

最後まで信じられるか?

 

 先日、幻冬舎から発売された佐藤航陽さんの「世界2.0」が面白いです。
 メタバースの歩き方と創り方について書かれた本で、この1ヶ月間で何冊Web3.0関係の本が出たんだ、と思うんですが、その中でも語り口が見事な1冊だと思っています。


 ちなみにシステム的に理解していきたい方には、國光宏尚さんの「メタバースとWeb3」(MdNコーポレーション)がおすすめです。ビジネス活用のヒントが多かったです。当事者の話が聞きたい方は、バーチャル美少女ねむさんの「メタバース進化論」(技術評論社)がおすすめです。なぜ、人は美少女のアバターや声を使いたがるのかが面白っかったです。雑誌の特集だとWIREDのVOL44の執筆陣が非常に豪華です。コムギさんの図表がピカイチでした。なんでこんなにWeb3.0関係の本ばっかり読んでいるかというと、完全に自分が勉強したいだけなんですが、SKE48とも関連した記事をそのうち書けたらいいかなあ、と思っています。


 さて、話を佐藤航陽さんの「世界2.0」に話を戻すと、彼の語り口のうまさとしては、システムを歴史の軸に乗せて語っていくということがあります。
 早すぎた天才テスラの物語から、テクノロジーの進歩と民衆が気づくまでの速度についてなどごりごりの文系出身の僕にも親しみやすい語り口で書かれています。
 その中で印象的なエピソードがありました。
 新しい技術は「過剰な期待」と「過剰な幻滅」に交互にさらされながら、普及していくそうです。
 何かのきっかけであるテクノロジーが注目を集めると、大衆は「過剰な期待」をします。期待から多くの投資家たちは資金を投入します。しかし、期待というのはずっと続きません。なぜならテクノロジーが実際の経済の中で活用されて価値を生むまでは時間がかかるからです。
 目の前のリターンが期待できなかったり、参入してみても四半期単位で結果が出ないので、多くの投資家たちは撤退し、市場からそのテクノロジーは消えていくことになります。
 そんな幻滅期の冬の時代でも一部の人たちは市場に残ってコツコツと技術を磨き続けるそうです。そして、社会実装が進みいよいよ本格的に経済価値を生む状態になった時に、残った人々が収益を大いに得るわけですね。
 僕はアイドルにも「過剰な期待」と「過剰な幻滅」のサイクルはあると思います。
 新人としてデビューした時に、「この子ならグループに新しい風を吹かせるかも未来のセンターだ」と「過剰な期待」を持たれ、「でも、なかなか選抜に入らないなあ。みんなが期待しているほどでもないのかなあ」といった「過剰な期待」をした分だけの「過剰な幻滅」もされるのではないかと思います。
 

 SKE48なら誰を思い浮かべるでしょう?

 僕は水野愛理を思い浮かべます。

 彼女ほど多くのファンに「過剰な期待」をされ、そのせいで「過剰な幻滅」をされたメンバーもいないのではないでしょうか?
 ドラフト2期生としてSKE48に来た彼女は、多くのファンが「期待」しました。
 しかし、当時のSKE48は群雄割拠の世界でした。
 先輩にはセンター候補がゴロゴロいますし、同世代には新センターになる小畑優奈や最速選抜入りの後藤楽々、後に本店超選抜まで行く菅原茉椰や配信の女王である白井琴乃がいました。
 才能が渋滞中だったわけです。
 やがて、彼女にかけられた期待は「幻滅」に変わっていきます。
 それが彼女のせいなのか、周りの「期待」のせいなのかは、分かりません。
 何度か波のようなサイクルでそれは続きました。

 やがて、時は経ち2021年10月11日。
 この日は彼女の生誕祭でした。
 ちょっとその時、読まれた手紙を読んでみましょう。


「愛理へ

 19歳のお誕生日おめでとう。

 まさか、卒業してから約5か月経つのにお手紙を書かせてもらえるなんて思っていなくてビックリしています。

 愛理もファンの皆様もお久しぶりです。竹内彩姫です。

 愛理と仲良くなったのは同じチームになってからかな?由麻奈さんと3人で毎日のように一緒にいたあの時を思い出します。

 公演終わり、盛れなかった写真を見ながら誰が一番ひどい顔をしているか勝負したり、急に3人でミュージカルを始めてみたり、動画配信を始めようって1日中撮影したり、いつもひっつき虫の愛理は冬、ニットを着ている由麻奈さんの服を引っ張って『伸びるからやめてよ』って毎年怒られていたり、SNSを更新しないで遊んでいると、『由麻奈さん、愛理、ブログ・メールやったの?』って私にしつこく言われたりはいつもの恒例で、傍から見たらきっと何が面白いのかわかんないようなくだらない出来事だらけだと思うけど、毎日息が苦しくなるくらい笑ってたね。

 今考えても3人とも加入してきた時期、年齢、性格もバラバラなのに未だにぜっと仲良しなのって凄いことだよね。

 だからこそ、愛理を残して2人とも卒業しちゃって寂しい思いをさせちゃってるかな?ごめんね。

 最近はこの状況だから会うこともできないし、話せてないから無理を隠して活動していないか心配です。

 愛理は強がりだし、素直じゃないから誤解されやすいけど、誰よりもアイドルが好きで、アイドルがファンにもたらすパワーがどれだけ凄いものか知ってるよね。

 急なポジション変更に徹夜で対応して完璧にこなしていたり、振り入れがある日はあらかじめ予習してきて誰よりも早く踊れていたり、最近では後輩に注意してたり、教えてあげている愛理を見かけると『先輩になったんだな』と微笑ましく思います。

 アイドルに対して本気だからこそ納得できないことも多くて反発したり、病んでしまうことも多いのかな?

 でも『由麻奈さんと彩姫さんがいなくなったら愛理はもう無理です。やっていけません』って泣きながら言っていた子が、私たちが卒業してからもアイドルとして輝いているところを見ると頼れる先輩、同期、可愛い後輩ができたんだなって嬉しく思うし、安心します。

『公演でセンターがしたい、もっと上に行きたい』きっと思う気持ちがあると思います。本当の気持ちに蓋をせず、素直な気持ちで真っすぐに努力を惜しまず、愛理が大好きなアイドルってお仕事を楽しんでね。

 私にとってはずっと可愛い妹みたいな存在だから、いつでも甘えて頼るんだよ。

 ずっと応援してるからね。

 改めて19歳のお誕生日おめでとう。

 竹内彩姫より」

 

 ついつい、僕らはメディアやSNSなどの彼女の発言や物販での大活躍に目が行ってしまいますが、忘れてはならい水野愛理という人の根幹の部分をさきぽんが、何か思い出させてくれた気がします。
 可愛い後輩だった愛理が、やがて先輩になっていく過程が伝わってくる手紙でもありますが、中でも後輩に注意や振り付けを教えてあげられるようになったところが素晴らしいですね。
 いや、ドラフト2期なんだから当たり前だろ、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、K2の妹だった彼女が今は引っ張る側になっているんだなあ、と感じます。
※昔の彼女が分かるアメブロはこちら!

トラウマを成長に...水野愛理 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)

 彼女はこの日のスピーチで、「ファンの方がいれくれること」に対して、嬉しさや救いを感じていると語ります。また、自分がアイドルに向いてないんじゃないか、辞めたいと思ったこともあると語りながらも、皆との関わりを切りたくないからここにいるとまだアイドルを続ける理由を明示していきます。
 そして、忘れられないのが、スピーチが後に江籠さんとの会話でちらりと言った一言です。


「このご時世になってファンの方のありがたみが凄く伝わったし、いなくなっちゃった方もいるし、知らない間に。だから、凄い今いる方を大切にしたいなって思います」

 

 「期待」と「幻滅」はひょっとすると、ファンからアイドルへだけではないかも知れません。
 居なくなっていくファンに「幻滅」することもあるかも知れませんが、それでも残ってくれるファン、新しく入ってきたファンへの「期待」をし続けることが出来る。そんなファンに僕らはなっているでしょうか?
 双方向的に「期待」と「幻滅」が起こっていたのではないか、とふとこの記事を書きながら思いました。
 ブロックチェーンが誕生した時、ビット・コインに関するサトシ・ナカモトの論文がはっきりとわかる人は専門家たちだけだったそうです。
 そこから普及していくまでに時間がかかりましたが、最初からチェックしている方は、現在多大な収益を得ているそうです。
 同じく、水野愛理から目を離さなかった人は、きっと「推してて良かった」と思える瞬間が来ると僕は思っています。
 彼女はアイドルについて、続けてこう言っています。

「ライブがしたい。そう、アイドルである意味ってやっぱライブだったりとか、特典会とかもそうなんだけど、こうやってイベントして踊ることがアイドルの職業だと思ってるから、それが出来いのは凄く悲しいので、ライブがしたいなと思います」

 水野愛理の「回遊魚のキャパシティ」のサビ前のキックが大好きです。
 水野愛理の「雨のち奇跡的晴れ」のMVの1分20秒ぐらいの手の動きも好きです。
 歌って踊る水野愛理は、彼女の発する言葉よりもファンの方々の言葉よりも、アンチの言葉よりも饒舌で説得力があります。
 ああ、だからこの子はSKE48なんだな、という説得力です。

 もし、歌って踊る水野愛理が素晴らしいのだとしたら、もっとみんなが見られる場所に配置してみるのも面白いと僕は思います。
 チームでもなくユニットでもなくあの場所へ。


※以前、水野愛理について書いた記事はこちら!

栄、覚えていてくれ SKE48の曲と映像の魅力: 共鳴が証明する瞬間を待つ (oboeteitekure.blogspot.com)


2021年8月9日月曜日

共鳴が証明する瞬間を待つ

お互いの歩調が合う瞬間へ

 もうすぐパラリンピックですね。
 僕はオリンピックにはあまり興味がなくて、もう記録の伸びの幅が短くなり始めたオリンピックよりも、パラリンピックにおけるパラリンピアンたちを支える様々な技術の進化が凄く楽しみで、我々人類の将来の身体拡張にもつながるのでは、とワクワクしています。
 だって、何かが欠けていることは、埋まっているものから脱して、進化するための余白と可能性でもあると考えられますから。

 そのパラリンピックの中で、マラソンがあります。
 車椅子での形態と目の見えないランナーと目の見えるランナーが、ロープを輪っかにしたものを掴み、一緒に走る「ブラインドマラソン」というものがあります。
 哲学者の伊藤亜紗さんは、2020年に講談社選書メチエから刊行した「手の倫理」の中で、「さわる」と「ふれる」の二つの概念から不自由論について考えます(ちなみに、その前の2019年刊行の『記憶する体』の身体のローカル・ルールも面白いです。たとえば、目が見える僕らと目が見えない方では、『居心地の良い席』の概念が全く違うとこなんかは特に)。
 その中で、目の見えるランナーは一見すると、目の見えない人の水先案内人に見えると「設計上の非対称性」はあります。
 しかし、伊藤さんがそれぞれのランナーの方々に取材していくと、全く違う答えが返ってきます。
 ロープを持って二人で走っている時は、『共鳴』するような感覚があり、楽しい心が躍る感じがするそうです。
 伊藤さんはどちらかが介助するというよりは、「生成的な関係」を生み出しているのではと書いています。勿論、『共鳴』がバンバン起こるわけではなく、走りながらどちらかが「ここは攻めたい!」と思ってももう片方が「いやまだ無理!」と思うと、スパートをかけることが出来ません。双方のフィードバックループを通してコミュニケーションを生成していくのがこのスポーツの面白さだと思います。

 このスポーツのことを読みながら、ふと、あるSKE48のメンバーのことを思い出しました。
 ドラフト2期生、水野愛理です。

 彼女が48グループの歴史に登場した時、様々な期待を多くの人がしました。
 ただ、当時の水野愛理はまだ13歳でした。
 全ての期待に応えられるほど、彼女が出来上がっていたかというと、それは違っていたと思います。
 僕らSKE48グループファンは松井珠理奈という超例外を知ってしまっているので、ついついその物差しで若手を見てしまうことがあるかも知れません。しかし、珠理奈自身のバックボーンや彼女がデビューした時の環境を忘れてはいけないと思います。
 運営やファンの方々の期待と水野愛理は、「ブラインドマラソン」のように、お互いの持つ紐を交互に引っ張りあいながら、走り始めます。

 その中で水野愛理は多くの感情を知っていきます。
 2016年10月3日に行われた水野愛理14歳の時の手紙を読んでみましょう。


「愛理へ

 水野愛理ちゃんお誕生日おめでとう。
 愛理ちゃんとはいつ、どんな理由があって仲良くなったのか全く覚えていません。
 なぜか私の携帯に愛理のどうしようもなくしょうもない動画があります。あの時仲良かったのかな。

 でも本当に仲良くなれたね。愛理とは色んなお話をします、お仕事のお話はもちろん、他にも学校の話、趣味の話、服とか髪型とか、ほとんどはホンマにくだらんくてしょうもない話ばっかりやけど、私は二人で笑ってる時間がホンマに好きやねん。

 愛理が初めてチームK2の『ラムネの飲み方』公演のアンダーに出演してくれた時、思うようにできひんくてたくさん責められたね。そのあと愛理が電話で泣きながら私の話をちゃんと聞いて愛理自身の気持ちの話をしてくれたことすごく覚えているよ。
 

 そんな経験があったからかな、『0start』公演にアンダーで出てくれた時は殆どミスもなくて成長したねって沢山褒めてもらったね。私はそれが嬉しくて泣きそうな顔の愛理を見てニヤニヤしてた。
 頑張ってたんやなぁってすごい伝わったよ。

 この間ね、愛理のバックダンスを見ていた先輩が、すごい褒めてたよ。『愛理ちゃんが1番上手で1番可愛かった!』って。良かったね。

 愛理はプライドが高くて、自分が『コレだ!』って思ったことは、先輩の私相手でも絶対曲げへん。いつも言ってるけど、良いところでもあるけど折れることも時には大事やで。これからもな曲一緒に頑張っていこうな。って、私もこんなこと言える立場じゃないけどな。

 でも、ちょっと仲良くなり過ぎたんかなぁ。コイツなめれんのか?って思うときがいっぱいある。急に電話かけてくるし、すぐメールしてくるし、『この写真本当にブサイク』とか毒吐いてくるときもあるし。かと思ったら会う度に『髙塚さ~ん、なんでいるんですか~?』ってすごく寄ってきてベタベタして離れへんし、ホテルの部屋は私のところに来て同じベッドで寝るし、私がお風呂に入る時もずっと隣にいるし。
 ちょっと可愛いなとか思ってるよ。大抵は、ホンマ子供やなぁって思ってるけどな。

 待ち受けが斉藤真木子さんと私なのもちょっと嬉しい。なんだかんだ可愛い後輩です。そんな愛理が好きやで。だから、ずっとそのまま素直で無邪気で子供みたいな愛理でいてね。はやくお家においで。いつでも電話でもメールでもしておいで。話には乗ってあげるよ。長くなりましたが最後に、お手紙を書かせてくださった生誕委員の皆さん本当にありがとうございます。

 SKE48チームK2 髙塚夏生より」


 この年のスピーチで水野愛理は、この1年は沢山の「感情を教えてもらった」と語ります。それは「悔しさや悲しさ」でした。最近ポジションが下がってしまったことや、チャンスを逃してしまったことを語ります。
 彼女の破天荒さは、誤解を招くこともあったかも知れません。
 僕なんかは、こちらの予想の範囲内に収まる才能や人間性の素晴らしさよりも、どこか飛びぬけた才能に惹かれるタイプでしたので、時々聞こえてくる彼女のエピソードについては、面白く感じていたんですが、みんながみんなそうではないのも分かります。

 

 それから、1年。
 2017年9月29日の水野愛理の生誕祭で読まれた、大場美奈の手紙を読んでみましょう。


 「愛理へ

 15歳のお誕生日おめでとう。私にとって、愛理は娘のように愛おしくて、本当にかわいくて仕方のない存在です。

 ドラフト会議で愛理を見つけた時、一瞬でこの子いいなと思いました。愛知県出身で、どこかクールで、それいて熱い、一生懸命な愛理がSKE48に居てほしいと思いました。SKE48として、一巡目で選択したこと、左手で交渉権を獲得した時の感動。全部忘れられません。


 愛理にみんなが期待しました。どう育てていこうか、どんな子になるだろうか。そんな期待を、私たちもスタッフさんもしていました。幼いながらにも、48グループが大好きな愛理はきっと感じたんじゃないかな。自分が期待されていることを。プラッシャーになったよね。ごめんね。


 本当は、愛理がSKE48に入ってくれたら、すぐに私たちチームK2のもとで、こっちゃんと共に、二人をしっかり面倒みたかった。先輩と過ごす環境って、後輩にはとっても心狭くて、常に緊張していて、居心地のいいものではないけれど、それが成長につながって、仲間としての絆も強くなっていく大切な時間だから。でも、それを愛理とこっちゃんにしたげられなくて、本当にごめんね。


 ファンの方伝いで、メンバー伝いで、スタッフさん伝いで、愛理の近況を聞くのがとても悔しかったです。おまけに、一番なついたのが、チームK2でもない斉藤真木子で心が折れかけもしました。でも、無事に昇格してくれて、遅くなったけど、チームK2で愛理の成長を見守れる、今の環境がすごく嬉しいです。

 愛理のいいところはね、熱くて一生懸命なとこど、がむしゃらに頑張るところ。そこに私たちは惹かれました。誰も、愛理をとったこと、後悔してないよ。

 今の自分に納得していないと思う。後輩もできて、抜かされてると思うこと、たくさんあると思う。追い抜かさなきゃって焦ると思う。これは個人的な私の願いだけど、愛理は17歳くらいまでは、焦りすぎす、気持ちも折らず、しっかりまっすぐ勉強して、学んで成長してほしい。

 まだ15歳。この先に愛理のチャンスの順番は絶対にきます。今焦ってジタバタするより、チャンスの順番が来たときに、しっかり掴める子になってほしい。だから今は、まっすぐのびのび、楽しいこと、つらいこと、全部吸収して、一歩一歩成長していってください。

 今、愛理には細かく注意はしていません。でもね、実はこっそり後ろで見ています。細かく注意するより、思いっきり注意した方が響く子だから、ずっと見ています。それを忘れずに。

 いつでも周りの人に感謝の気持ちを忘れずに。これからも、ずっとずっと愛理のこと応援してるよ!

 チームK2 大場美奈より」


 もう、水野愛理のここが素敵、という部分を見事に言語化してくれた語ってくれた手紙ですね。思えば、AKB48のチーム4のリーダーであり、研究生時代はチームAの前田敦子ポジションを任されていたみなるんだからこそ、説得力を持つ言葉なのではと思います。
 この年のスピーチでも、水野愛理は「悔しさ」、「後悔」、「反省」を語り、ファンの方が居て当たり前だと思っていた反省を語ります。初期は握手会が完売していたのに、今ではそうではなく、来てくれたファンの方が「完売できなくてごめんね」と言わせてしまうことにも触れています。これを語るのは、愛理自身も辛かったのではと思います。
 そして、8期生の加入や第3回ドラフト会議の開催に危機感を覚えたこと、発してはいけないと思っていた「センターになるぞ」という言葉を発したことを振り返っていきます。また、こっちゃんが水野愛理の影での努力についても語っていました。
 ちょっとずつ、愛理自身が理想と現実のギャップを超えるために、運営やファンの方々の期待に応えるために、前に進み始めます。7D2のメンバーたちが、少しずつ選抜に選ばれてはじめたことや、小畑優奈のセンターも刺激になったのではと思います。
 物販で名を馳せ始めたのも、この年ではなかったでしょうか?
 コロナ禍の2021年現在では、貴重な体験となってしまいましたね。
 僕もデコライトを彼女から売りつけられたかったです(良い意味で『売りつけられる』と書いています。念のため)。
 

 話を戻しましょう。
 再起を誓った生誕祭から1年、2018年9月27日にあった水野愛理生誕祭で読まれた、小畑優奈からの手紙を読んでみましょう。

「愛理へ。

 お誕生日おめでとう。

 愛理のはじめましての印象は、とってもがむしゃらで、ショートヘア―が似合っていて、メイクが濃いという印象でした。そこから一緒にレッスンをしていくうちに、少しずつしゃべるようになっていきました。ですが、特にそれ以上のこともなく、いつからこんなに距離が近くなったのかなと振り返ってみると、多分だけど、一緒に「ラムネの飲み方」公演に出演するときくらいかなと思っています。

 出演することが決まって、二人ともすごく緊張していて、なかなかうまく行かなくて、愛理は泣いてしまうことだってあったけど、それでも次には強くなっていて、かっこいいなと思ったよ。

 そこから、昇格が決まって、もっと一緒にいる時間が多くなって、色んな話をしているうちに、好きなもの一緒だったりで盛り上がって、一緒の関係がった。SHOWROOM配信のノリで作ったコンビ「小野」も、今では私の中では、なくてはならない存在になっています。

 私たちは、どちらかというと、タイプも性格も全然似てなくて、なんなら真逆かもしれないけど、その分、すごく似ているところがあるとすれば、行動力かな?
 何かしたい、食べたい、やりたいってなったら、とにかく行動。その日のうちに決まって行動することなんて当たり前。それくらい行動力がすごいよね。

 でも、そんなことしてるうちに、私の中で愛理は本当に大切な存在になっていったし、なんでも話せる人になりました。何かあったら、しょうもないことでも、悩みでも何でも話したいと思うのはやっぱり愛理だし、それに対してちゃんと言ってくれるのが嬉しいです。例えば、『似合ってないものは似合ってない』とかね。

 愛理は、『破天荒』とか言われてて、何でも思ったことを口にしちゃう素直さが、たまに誤解されちゃうこともあるかもしれないけど、それが愛理の良さだと思うので、これからもそのままの愛理でいて欲しいなって思います。

 何も考えてないように見えて、愛理も実は色々悩んでたり、考えてたりしてたり。すごく優しいから、ご飯に行ったら、さりげなく食べ物をよそってくれたり。実は、すごく色々考えてるんです。

 だから、愛理のファンの皆さん、愛理を信じて、これからも応援してください。絶対に、応援していて飽きないと思います。

 愛理は、これからも愛理らしくいてね。そして、「小野」コンビ、もっと頑張ろうね。最近「小野」コンビで少しずついろんなお仕事できてること、すごく嬉しいなって思ってます。

 最後に、こうやってお手紙を書かせてくださった生誕委員の皆さん、愛理のファンの皆さん、本当にありがとうございました。


 あ、最後に愛理。出かける時にレッスン着で出歩くの。そろそろやめてください。それも愛理らしいけどね。


 小畑優奈より。」


 この翌年の2月にゆななが卒業発表することを考えると、なんとも切ないですね。これまでの先輩からの手紙と違って、同じぐらいの視線から水野愛理を見つめた貴重な手紙だと思います。一見するとタイプの違う二人が、実は行動力という共通点を持っているというのが面白いですね。片やSKE48のセンターを任せられたメンバー、片や悔しさの先にこの年初の総選挙ランクインを果たし、少しずつ呼ばれる仕事が増えてきたメンバー。実績だけを見ると大きな差がありそうですが、持ち合わせえているポテンシャルで見ると、実は近いものがあったのではないか、と僕は思っています。
 少しずつ、水野愛理と運営やファンの方々の走り方が合わさり、「共鳴」が起こったのではと思います。

 最後は2019年10月9日の水野愛理、17歳の生誕祭で読まれた日高優月さんからの手紙を読んでみましょう。


「お誕生日おめでとう。


 今年はこうしてお手紙を書けて嬉しいです。

 いつも私のそばにいてくれてありがとう。一つの支えなので凄くありがたいです。

 16歳の1年はたくさんの葛藤や衝動があって、愛理にとって身も心も忙しかったんじゃないかなと思います。

 泣きながらたくさん話てくれた時に『愛理には愛理の考え方があるんだな』ってちゃんと伝わったよ。

 4年目になるのかな?
 5年ですか。失礼しました。

 5年目になりますね。それでもたくさん失敗して、たくさん壁に当たって、たくさんの経験をしてください。

 愛理自身が「こう」って思っててもそれが間違いのこともあるからね。でも、もちろんそれが間違いのこともあるからね。でも、もちろん正しいこともあります。それも全部経験として糧にしてください。それがいつかちゃんと自分のためになるし、時間が経った後に『あの時はこうだったな』って感じられると思うよ。

 納得いかないことも絶対にこの先あると思うけど、愛理が愛理らしくやってれば大丈夫だよ。敵がいたとしてもその分ちゃんと味方がいるから。上手な言葉はかけられないかもしれないけど、愛理のためになるなら何でもするし、優月は味方でいるからのびのびやってください。

 応援してくれる人も私も笑顔で踊ったりしてる愛理が大好きだから、自分の好きなことに熱中してそのままの愛理を表現してください。

 プライベートでもたくさん遊んでくれてありがとうね。たくさん思い出を作ろう。たくさん遊ぼう。たくさん話そうね。

 何にでも一生懸命な愛理が大好きだよ。
 これからもたくさん可愛がります。
 17歳、たくさんの願いが叶うといいね。たくさん笑って過ごそうね。

 本当にお誕生日おめでとう。

 SKE48チームK2 日高優月より」


 この年の生誕祭でも、水野愛理は悔しいという言葉を発しています。
 総選挙後は仕事が増えたものの、今年は上に上がりたいと思えば思うほど、下に行き、空回りしてしまったこと。ファンの方の入れ替わりが激しかったのではないか、ということ。多分、ファンの方に「ダメ」と言われても歯向かうこと、でも、一人になった時には「失敗しちゃったな」と反省すること。
 K2の層の厚さを感じたこと、諦めて無理だと思ったこともあったが、諦めずに次の一撃で壁を壊せるのでは、と考え直したこと。K2で嫌だなと思ったこともあったけれど、今はK2で良かったと思えることを語りました。
 最後に目標として選抜を目指すことを彼女は挙げます。
 自分の努力不足で、ファンの方々にお金と時間をかけさせてしまったことも語ります。
 再び、水野愛理と「期待」を繋ぐ紐が、少しずれてしまっていたのかも知れません。

 あれから、もうすぐ2年。
 水野愛理は松井珠理奈が選ぶ次世代選抜に選ばれ、ティーンズユニットにもファンの方の協力でランクインします。

 初めまして!想いとか...水野愛理です! | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)



  この曲に出て来る歌詞が、まさに水野愛理にフィットしましてね。
 「壁」、「今の自分じゃダメなんだ」「批判だって自分の手で変えていけ」、「何度でも立ち上がれ」とかね。
 初めて聴いた時は、あまりピンとこなかったんですが、こうして水野愛理目線で聴くと違った響き方がします。
 再び、共鳴を始めた水野愛理と多くの人々の「期待」。
 時には彼女を苦しめたかも知れませんが、今は追い風になり始めているのではと、ここ数年の実績から感じます。「期待」に応えるためには、まだ欠けているものもあるかも知れません、でも、それはきっと埋められる「可能性の余白」だと僕は思います。
 「共鳴」して走る時に「主」、「客」の関係は消えていきます。
 ファンとメンバーが一体となる瞬間を感じることは、アイドルを推していく中で何回あるか分かりません。
 ただ、水野愛理なら、必ずその瞬間をファンの方に感じさせてくれる、期待して間違いなかったと証明すると信じています。
 
 水野愛理さんの一日も早い回復を祈っています。

2020年11月23日月曜日

SKE48「 27thシングル特番」の感想

予想を超えた選抜


 本日、19時から27枚目のSKE48のシングルに関する発表がありました。
 ちなみに、僕はうっかり寝てしまいましてね。
 「スターウォーズ エピソード9」などこの世になかったし、「ガメラ4」が完成したし、京極夏彦の「鵺の碑」も完成、リトルトゥースパーカーが我が家に届く、という夢のような夢を観ていたんですね(語義矛盾)。
 「ここは夢の中だ!起きて戦え、戦えええ!」と日本映画の興行収入を更新しそうな声が聞こえたので、目覚めて動画の方をつけたら、もうわりと最後の方でしたよ。ええ。昔の映画って入れ替え制じゃなかったから、映画の途中から入ってしまって困ることありましたよね(どうでも良い追想)。

 さて、表題曲なんですが、まさかの全員選抜!!
 やったぜ、10期生の五十嵐早香も選抜入り!
 しかも、選抜ってことは全員にアメブロというこのブログとしては、ありがたい限りです。
 店舗別のオリジナル生写真とかどうなるのかも気になりますね。
 全員選抜となると、「強き者よ」以来ですかね。
 他のグループだと難波のさや姉卒業曲や日向坂46とかが全員選抜ですね。
 多分、MVはコロナ対策で蜜を避ける為に、それぞれで撮って、「ロッキー・ザ・ファイナル」のエンドロールみたいに、メンバーどころか世界中の人々がサンシャイン栄の前に集まるものになるに違いない(馬鹿の文章)!


 
 今回の新しい試みとして、ティーンズユニットを巡る投票も来ましたね。
 「未来は少女たちの手の中」という、ブルーハーツみたいなタイトル。
 くっくっく、投票しまくって早香先生をランクインさせてやるぜ(現在、無職の言葉)、と思っていたんですが、2021年12月31日の時点でのティーンだったんですね。なるほど。ダブルセンターで、カミフレ以外となると、誰が出るか楽しみですね。
 SKE48をマーベルで喩えて、珠理奈がキャップ、玲奈ひょんをスタークにして、線を伸ばしていくと、スパイダーマンの位置に来そうな倉島杏実ちゃんには是非、ランクインして欲しいです(8期生をガーディアンズにして、ロケットの位置でも可)。
 そしてですね、いよいよ水野愛理にチャンスが来たのではないでしょうか?
 巻き返すなら今でしょう?
 7D2の秘密兵器で終わらしていいんでしょうか?
 2015年から2017年の勢いを思い出して欲しいです。
 彼女はやはり、ゆななの横に立っても違和感がなかった魅力があるだけに、このチャンスを生かして欲しいです(水野愛理こそがピーター・パーカーかもしれません)。
 よく考えたら、この二人、「わがままな流れ星」でコンビでしたね。

 さらに、珠理奈の発言は、プロデューサー視点のものが多かったですね。
 気になったのを簡単に。

 「SKE48にしかできないことをどんどんやって、ニュースをいっぱい作ってほしい」
 「私だったら、江籠ちゃんの良さを絶対に引き出す自信があるな。もう、浮かんだもん。なんかね。メンバーのことをね、好きな人がやらないとダメだと思うよ。その人のことが好きだとその人がどう映ったら魅力的に映るかが分かるじゃんか?」

 流石ですね。秋元康の著作の中にも出てきそうな言葉だと思います。
 また、真那の曲を引用してくるのも良かったです。

 また、最初は「もっと発表をじらして」とダメだしされたものの、「セブンネットショッピング」というワードをあそこまで面白くしたどんちゃんは、流石でした。どんちゃんの写真集も観たいですよ。ちょいちょい、珠理奈ファンに戻っているのも面白かったです。

 とにかく、全員選抜ということで、珠理奈の姿から、後輩たちが様々なことを学んでいってほしいなあ、と思いますね。あの時、松井珠理奈と一緒に踊ったというのは、必ず財産になると思います。
 
 

2020年2月20日木曜日

「#7D2に曲を」について②

恐れるな、ためらうな


※「7D2に曲をについて」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/10/7d2.html

 本日は、0ポジでのSKE48の公開プレゼン大会。
 しかし、その裏では7D2による裏討論会が行われていました。
 論点は「7D2に曲を持ってくるにはどうすれば良いのか?」
 水野愛理、末永桜花、杉山愛佳、白井琴望、浅井裕華、相川暖花、はたごんによる配信でした(こっちゃんは途中退場)。

 プレゼン大会の方では、牧野アンナ先生から「7D2はSKEを任せられる存在ですか?」という言葉はなかなか芯を食った言葉でしてね。
 まだまだU18公演に出ているメンバーが多い現状ですし、残念ながらキャプテン格はまだ居ない。
 でも、カミングフレーバーという自分たちよりも若手は曲をもらっているという現状ですよね。
 僕の認識では、「7D2」に風が吹いていたことがあったと思うんですね。「意外にマンゴー」から「無意識の色」の期間ぐらいまでは。
 もっとはっきりと書くと、小畑優奈という唯一、松井珠理奈以外で2作連続センターになってグループの未来を託された人がいたこと。後藤楽々という抜群のリーダーシップを持った人が居たこと。一色嶺奈という選挙で躍進した将来のエース候補がいたこと。この3人の存在はとても大きかったと思います。正直、この3人が居る時なら、「SKE48、全然任せられるじゃん」という感覚です。同じく重要なピースの一人だった菅原も休む前でしたしね。

 しかし、過去には戻れません。
 今いるメンバーで戦っていくしかない。
 まだまだ可能性を持ったメンバーは沢山います。
 その上で、曲をもらっていくには、どうしたら良いのか。

 僕の考えとしては、一人突出したメンバーが必要だということです。
 今、歌が評価されている野島樺乃でも、ソロコンをしたおーちゃんでも、モデルとしてまだまだ活躍できそうな菅原でも、何か爆発するきっかけがあれば全部好転しそうな愛理でも良いんです。いるだけで空気が柔らかくなるはたごんやほののでも。
 「7D2はこの子が居るから」というメンバーが誰か出てくる必要があるのでは、と思います。「この子がいるから集客が見込める」という部分でも良いですし、「この子の熱いドラマにファンが共感する」というものが必要な気がします。
 その為に、ハードな試練だったら総選挙のような競い合う系のものでしょうし、ソフトなものであれば、劇場公演や動画配信のような毎日の仕事の中でのものでしょうか。毎日の発信に関しては、さとかほよこにゃんのような8期生は本当に上手いなと思います(奇しくも二人とも選抜)。
 
 一人一人の個性を外にアピールして、運営が取ってくる以外の仕事を持ってこれるようになったら良いのではということですね。そうして、実績を積んでいけば、発言の説得力が増してくるのではと思います。少なくとも運営が投資するターンはもうカミングフレーバーに移り始めていると思います(ちなみに、僕はカミングフレーバーはSKE48の別動隊として僕は応援しています)。

 あいあいの「自分がどれだけ仕事をとってきたか」という視点もSKE48への貢献の仕方の考え方に近いかも知れません。ただ、SKE48の場合、非選抜でも仕事を取ってくる先輩たちが沢山います。そこから、どんどん可能性が広がっていきますしね。かおたんみたいに選抜にあまり入ってなくても恐ろしいぐらい存在感を出す人もいますしね。今だと鈴蘭のような全国区の非選抜もいますしね。

 SKE48のファンの中での認知度を上げつつ、いかに外の人に知られていくか。

 カミングフレーバーが「AYAKARNIVAL」に出て外の層にアピールしたり、SKE48が初めて劇場の外でやったライブハウスでの単独ライブをしていくなどで、確実に「物語」を紡いでいっているのに対して、「7D2」はどうするのか。
 
 エコパの空席を観て、危機感を覚えて「がむしゃらなこともやらないとヤバいと思う」という愛理の認識。ちゅりと珠理奈が居なくなることに対する危機感。「SKEって誰ってなった時に、珠理奈さんってなるわけじゃん?これからは須田さん?」その後は誰なのか、という問題も出ましたしね。
 今、焦りを感じていたり、不安を感じるのは、ちゃんとグループのことを考えられている証拠だと思います。ここで「7D2」が埋もれてしまうにはまだ早い。

 運営が推している「カミングフレーバー」と「7D2」が対バンで行うライブとかも、面白いかもしれません。
 ただ、「カミングフレーバー」は後輩なんですよね。
 先輩に噛みついていく方が絵になるとは思います。世代交代という意味では6期生やドラフト1期生を脅かす存在になれるかが勝負だと思います。
 とにかく、ちゅりと珠理奈という大きな柱がいなくなる今年、SKE48の若手たちがどこまで成長できるか。
 配信を観ながらこの記事を書いていたんですが、はたごんの冷静な分析は、流石は年上メンバーと思います。また、おーちゃんの視点は流石はソロコンサートを経験した人間だと思います。

 どうか停滞せずに、どんどん動いて行って欲しいな、と僕は思います。いつか、今日の議論が一つの分岐点となったと言われるように。とりあえず、ほのののあの歌を配信販売ですね。

 最初のアンナ先生の言葉に戻りますが、今の7D2にSKE48を任せられる存在になれるように。

2020年1月29日水曜日

コケティッシュ渋滞中①

バッドエンドじゃない、僕たちはまだ途中だ


 なんでも「~はできない」とか「~はだめだ」という人よりは、「~がしたい!」という人の方が好きでしてね。
 もちろん、何の努力や実力もなしに言っても説得力はないと思うんですが、やっぱり言う人が言うと期待してしまいたくなるんですよね。

 SKE48の11周年記念公演の映像をぼんやり観ていると、「コケティッシュ渋滞中」が流れてきましてね。
 メンバーはドラフト2期生の4人。
 上村亜柚香、白井琴望、水野愛理、菅原茉椰の4人が踊ってるんですが、これが凄く良くてですね。
 開幕の上村プロの「ドラフト2期生の可愛さが渋滞中!」と言う台詞、そして、「回遊魚のキャパシティ」の時もカッコいい足上げをしている水野愛理がキックをしたら、飛んで行く靴。ミュージックステーションに出た時の松井玲奈を思い出した人も多いんじゃないでしょうか?(僕の記憶が正しかったら、真那もしてませんでしたっけ?)
 要所要所でぬかれるこっちゃんの笑顔、ライトの当たり方で、さらに美しさが際立つ菅原。
 どのサイトの方が書かれていたか忘れましたが、卒業した一色嶺奈を含めた5人で「恋愛ゲームの主要キャラが全員揃っている」という話がありましてね。
 確かに、それぞれが別の魅力を持っていてそれぞれの華がある(誰を攻略するかとかいう話をしたいけど、それは脱線するので、一旦置いておきましょう)。
 文字通り「く・ぎ・づ・け」だったわけです(バカの文章)。

 でもですね。
 うーむ、と僕は思ったわけです。
 こんなに逸材揃いの期が選抜に入れないほど、今のSKE48の競争は厳しいのかと。
 もちろん、各自の環境や選抜基準の問題もあったかとは思うんですけどね。
 ただ、そこで甘んじずに、生誕祭で選抜入りを誓った菅原はやっぱり素晴らしいと思うんですよね。
 水野愛理が、K2の中心へ再び躍り出ようとしているも良いですしね。
 各チームのアンダーを体験した亜柚香ぴょんの「チームリーダー」になりたいという目標も頼もしいですし、こっちゃんの海外でもどんどんyoutubeなどで配信していきたい、という野望も相変わらずスケールがでかくて最高ですしね。個人的には、最近のこっちゃんの動画もシリアスで好きです(鏡越しに見守るパンダが素敵)。


 

 やっぱり、アイドルはストーリーがあると、強いと僕は思うんですよね。
 ストーリーがファンを動かすとも思います。
 「7D2に曲を」という大きなストーリー、そして、それぞれの個人の目標。
 個人的には、ゆななの居ないKⅡを覚醒した水野愛理が、再びセンターになって引っ張るストーリーなんかも観てみたいと思います。同じく、菅原が楽々のいないEのセンターとして動いていく時もみたいですしね。
 こういう風に色々な想像や期待ができる人ってやっぱり魅力的だと思います。
 
 時が経って、彼女たちが中心となったSKE48は、いったいどんな風景になっているのか、何人が夢を叶えているのか、彼女たちのストーリーをまだまだ見守っていきたいと思います。

※「7D2に曲を」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/10/7d2.html

2020年1月2日木曜日

2020年SKE48注目のメンバーは誰だ?

動かすのか、動くのか


 お正月は皆さん、いかがお過ごしですかね?
 僕は黒澤明の作品を順番に観てましてね。
 昨日は「生きる」、今日は「椿三十郎」を観ましたよ。
 で、このブログのことをすっかり忘れてたんで、何を書こうかしらと2018年のリクアワを流していたら、占いのコーナーになりましてね。
 2日目の昼公演で、「2019年の運がいい人ランキング」の1位が「古畑奈和」と占い師の先生がおっしゃってるじゃないですか!
 2019年の奈和ちゃんの大活躍ぶりは、皆さんもご存知の通りでしょう。
 「この人、で、できる!」と2020年の僕は思いましたよ。
 
 さて、じゃあ、占いはできないけど、僕も今年活躍するメンバーを勝手に予想してみようと思いましてね。
 それで、珠理奈とかだーすーとか、奈和ちゃんとかみなるんとか、いやもう、普通に来年も活躍してるじゃん、というメンバーは除きます(だーすーとか、年明けからテレビで活躍してましたね)。

 ① 水野愛理・菅原茉椰
 小畑優奈も後藤楽々という2本柱に、総選挙にランクインした一色嶺奈もいなくなった「7D2」。
 2019年は野島樺乃が頭一つ抜けた活躍を見せ、おーちゃんはサガミさんなどの仕事で確実に爪痕を残し、裕華たん、はたごんの選抜入り、と目まぐるしい動きを見せてきた7期。それに対して、ついに選抜0人になったD2。
 2020年はD2の4人、特に「7D2に曲を」運動の言い出しっぺの愛理と、「枯葉のステーション」の後継者である菅原には、活躍を期待していますよ。もちろん、こっちゃんねるで、ダンス動画を最近は挙げているこっちゃんや、大晦日も大活躍だった上村プロもこれからの動きに注目なんですけどね。

 ② 福士奈央
 2019年に配信され続けた「芸人もういっちょ」は、後半の「THE W」編がとても緊張感にあふれてましてね。2019年で出会った様々な芸人さんたちとの関係や、ライブに出た経験や進化したネタ。
 これらが、2020年はどうなるのか。
 点で終わるのか、線になるのか。
 「芸人」というもう1枚の名刺を手放して欲しくないな、と僕は思っています。
 それが彼女の芸能界での「希少性」を高める武器になると思いますから。

 ③ カミングフレーバー
 もう、ここに書くまでもないかもしれませんが、2019年の後半からまくってきたカミフレ。
 外から新しいファンを連れてくる起爆剤になってくれるメンバーがそろっているんじゃないか、と期待しています。
 個人的には、中野愛理さんがグイグイきてます。

 ④ 深井ねがい
 徐々に、活躍する場所を確立させてきた感がある8期生。
 カミフレのセンターとして活躍していくみよまる、セクシーなグラビアとホラー映画の知識豊富なさとかほ、演技仕事で活躍して選抜入りも果たしたよこにゃん。他にも書いていったらきりがないんですがね。
 その中で、TCGしずおか2020の出場権を獲得した深井ねがい。
 握手会での礼儀正しさとかも伝わってきてるんですが、内面もかなり面白いというか、深みがありそうだ、ということに最近、気付きましてね。
 このイベントがきっかけで、更に彼女の飛躍のきっかけになるといいな、と思います。

 ⑤ 竹内ななみ

 去年、刊行された「100% SKE48」の中でBL好きを語っていた彼女なんですが、インタービューを読んでいたら、鎌田さん以来の久々に本物が現れたな、という感じです。
 まだまだ、語ってくれそうな作品が沢山あるので、2次元同好会に入ったことが、プラスに働いて欲しいな、と思っています。7ネットの文庫にBLはないのか?

 ⑥ 熊崎晴香
 
 皆さん、新曲「ソーユートコあるよね?」のフォーメーション観ましたかね。
 
 
 センターにだーすー、2列目に奈和ちゃんと熊ちゃん。
 も、もしや、これは次のシングルのセンターに王手をかけてきたのか?
 かつて、歌番組に出る度に「あのポニーテールの可愛い子だれ?」とSNSを騒がしてきた熊ちゃんがついにセンターまでとどり着くか。そんなサクセスストーリーが2020年に観てみたい自分もいます。

 ⑦ 山内鈴蘭

 ベテラン枠から一人選ぶとしたら、彼女でしょうか。
 本店の9期生の頃から、芯がしっかりしている人だなあ、と思うんですが、アイドルとゴルフの両立を続けているのが、本当に凄いなと思いましてね。
 試しにyoutubeで「山内鈴蘭」で検索してみると、物凄い数のゴルフの動画が出てきた再生回数もSKE48の曲よりもずっと多いものもあるんですね。
 彼女が積み上げてきたものが、今年さらに広がっていくといいな、と思います。
 ミッドナイトもまた今年もみたいですね。
 
 
 ざっくりと書いてきましたが、他にも松本慈子の逆襲とかも元中西ヲタとしては、期待していますよ。センター曲を手に入れた彼女がどうなっていくのか。
 あとは、ちゅりがどんな感じで飛び立っていくのかも、期待してます。きっと彼女らしく明るい音を立てながら羽ばたいていくんですしょうね。

 ではでは、今年も楽しくSKE48を応援していきましょう。

 
 
 
 

2019年10月10日木曜日

「#7D2に曲を」について


始めたら始まりさ


 さてさて、11周年公演も終わり、SKE48はまた新しい1年が始まりましてね。
 新しい運営になって、ゼストのスクールの方もだんだんと動きだして、新しい動きが見えてきた反面、ポジティブな刺激が最近ないな、と思いましてね。悲しい刺激はわりと続いたんですけどね。
 しかし、ここに来て、7期生とドラフト2期生が新しい動きを見せ始めましてね。
 まあ、この菅原茉椰のブログを読んでくださいな。SKE48モバイル会員じゃない人は他のメンバーのTwitterの文面から察してください。

 そして、水野愛理のツイート。

  そして、野島樺乃の素晴らしい文章のブログ。


 他の7D2のメンバーもTwitterなどで声明を出しています。
 いやあ、この動きは何か熱いものを感じてしまうんですよね。
 確かに冷めた目でみたら、「今更かよ、ゆななとか楽々やひゅーさんが居た時にしろよ」と思う人も居るかもしれません。でもね。野島さんのブログにあったように、そんなことはないと思うんですよ。ここで動き出すのは決して悪い選択じゃない。
 だって、思い出して欲しい。
 SKE48の歴史の中で、自分の力で曲を手に入れた人たちがいるじゃないですか。
 奇しくも水野愛理と同じKⅡの高柳明音が、総選挙でした直訴。
 自分の力で掴み取った公演。
 素晴らしい前例があるわけですよ。
  
 それにね、確かにゆららが居ない、れなひゅーが居ない、のんたとじゅんなも居ない。でも、まだまだ7D2は戦えますよ。逸材揃いです。
 あと、「いい人いい人詐欺」があるじゃないか、という声もあると思います。確かにあの曲の楽しい雰囲気は大好きなんですが、くじ引きで決まったし、別の期もめちゃくちゃいますしね。
 
 一つの手として、珠理奈みたいに自分で作詞して、48グループに縁のある方に作曲してもらう。例えば、高木由麻奈さんとかね。
 もしくは、奈和ちゃんみたいに縁のある有名人の方に作詞をお願いするという手もあると思います。
 とにかく7D2に新しいストーリーが動きだすことで、他の期にも別のうねりが出来てくるかも知れません。たとえば、D1とか。8期生とかね。
 
 これからどんな動きを7D2のメンバーが見せてくるのかが楽しみです。 

 とりあえず、今の7D2には、この曲を聴いて欲しい。




※「野島樺乃ソロ公演」の感想はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_57.html

※休養中の菅原について書いた「枯葉のステーション」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_85.html

※「水野愛理に期待する理由」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/09/blog-post_21.html

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2019年9月29日日曜日

「おすすめの映画と本 100%SKE vol.6」



時代を変える風になれ!


 凄い挑戦的な一冊が出たなと思いましてね。
 SKE48の7期から9期生だけで一冊作るというチャレンジ。
 しかも、一人一人のメンバーへのインタビューもあり。
 めちゃくちゃ読み応えのある一冊です。



※ ここから先はネタバレありなので、是非、買って読み終わってから読んでください。


 まず、一番印象に残ったの8期生たちの個性を感じたことです。
 よこにゃんのアイドルになるまでに家族に苦労をかけた分、夢を叶えたいという想い。
 倉島杏実ちゃんの名古屋ドームへの想い。
 理想と現実の狭間で苦しみ、涙しながら、どんどん凄くなる深井ねがいちゃんの読書遍歴。
 いやあ、8期生は個性が強い。

 次に9期生の皆さんのインタビューの中では、池田楓さん川嶋美晴さんの対談が凄くよくて、本人たちの学校生活での境遇を聞くと、アイドルになって頑張って欲しい、と心から思いますし、真木子の「推されとか干されとか、考えてるうちは干されなんだよ」という一言がカッコ良かった。
 それから、石川花音さんのインタビューも凄く面白かったですね。なんとなく、宇野常寛さんの番組とかで一度呼んで、じっくり話を聞いてほしいメンバーだな、と思いました。

 そして、一番注目していたのは、水野愛理と菅原茉椰の対談。
 小畑優奈、後藤楽々という7D2を引っ張ると思っていた二人が卒業した今、この二人には期待せずにはいられません。
 愛理の同期愛の強さを感じるインタビューでしたね。
 そして、ゆななを失った大きさも。
 でも、ここからまた誰かが飛び出すしかないと思うんで、7D2にはどんどんアクションを起こしてほしいなと思いましたよ。彼女たちには、その説得力があると思いますしね。
 
 編集後記の映画「アイドル」に対する意見は大賛成。
 10月5日に対する期待が膨らみましたし、ライブの見方が相変わらず面白いな、と思いました。

 今回、インタビューしたメンバーたちの中から、珠理奈やだーすーのようにみんなが知っているSKEメンバーが、将来出てくるんじゃないか、とワクワクさせられる一冊でした。
 
 

2019年9月21日土曜日

水野愛理に期待する理由



まだまだ観たい可能性


 今日、9月21日は、水野愛理の誕生日です。
 このブログは、SKE48の映像について語っていくブログなんですが、水野愛理という人は、やっぱり映像に映っていても素晴らしい。
 ただ、悲しいかな、代表作がまだまだ少ないので、じっくり語る機会が少ないので、こうして誕生日にかこつけて、語ってみたいと思いますよ。


① 結果を出すこと

 番組の中で、平成ノブシコブシの吉村さんをして、「うちの2大看板」と評価するぐらいのバラエティ適合力の高さ。それも多分、本人は意図していない部分といいますか、追い込まれたり、理不尽な目に遭うことで発揮するオモシロ要素は、バラエティを作る側の人間からしたら、喉から手が出るほど欲しい人材なんじゃないでしょうか。
 時には過酷で疲れる時もあるかもですけどどね。



 「SKEBINGO!」はお芝居がメインでしたが、実は彼女にはお芝居も向いてそうな気がするんですけどね。
 それから、忘れてはいけないのが、総選挙のランクイン!
 これも大事な結果の一つだと思います。

② デコライトと元気な握手

 物販の女王という異名も持つ彼女ですが、別に彼女が売ったからと言って、ギャラは彼女に入ってるわけじゃない!でも、売るというね。きっかけはSKE48のグッズの中で一番売り上げが低かったのがデコライトで、それを売ろうと決心したのがきっかけだそうなんです。
 彼女に会いたくて、物販に並ぶ方も多いそうですが、是非、握手券も買って会いに行ってほしい。
 僕は握手会に行かなくなって、もうすぐ1年ですが、一度だけ水野愛理の握手の列にならんだことがあります。あれは、多分、総選挙の時。1枚個別で買ってたんですよね(もちろん、その1票は愛理に入れましたよ)。
 「気になってきました」って言ったら、「えっ、ホントですか!また、絶対来てくださいね!絶対ですよ!」とすごく元気な声で言われました。
 あれから僕は握手会に行かなくなったので、まだ行けてませんが、また行けるようになったら、また是非、行ってみたいと思っていますよ。

③ 熱さと可能性

 彼女の魅力の一つと言えば、やはり、ドラフト会議の時で3チームが競合したほどの可能性でしょう。
 気ままな猫を思わせるルックスも良いですが、僕は彼女の内面が凄く好きでしてね。
 詳しくは、みなるんのセンター曲「アンチ」について書いた記事を読んでいただければと思うんですがね。
 リンクはこちら!(https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_27.html)
 また、ゆななの卒業時の公式ブログや、楽々の卒業発表時の公式ブログは是非、ご一読いただきたい内容ばかりですよ。
 「7D2」という特別な仲間に対する想いは凄く好きです。

④ 素敵な曲


 僕は2018年のベスト5に入れるぐらい愛理が選ばれている「波が伝えるもの」が好きでしてね。最初からダッシュしてる愛理が凄くいい。
 
 
 
 このMVを観た時の笑顔と浴衣の似合い方を観てると、実は映像作品、特に時代劇とかに出たら似合うんじゃないかな、と思っています。

 そして、なんと言ってもセンター曲「いい人いい人詐欺」! 
 個人的には、リクアワバージョンのみんながわちゃわちゃしてるのが好きです。
 


 何回観ても楽しそうな雰囲気が良いですよね。
 その曲のセンターということで、よくカメラにも抜かれてましたね。
 こういうのを観ると、彼女の可能性を感じずにはいられません。

 あと、中野愛理さんも誉めてた、「回遊魚のキャパシティ」の足上げキックが、本当にカッコいい!こういう曲もこれから回ってきたらいいな、と思いますよ。こっちのバージョンなら観られたはず。



⑤ これからについて


 他にも映画をよく観に行ってことを考えたら、谷やさとかほとかと、違ったジャンルで映画の分野でも勝負できるんじゃないか、とか思うんですけどね。
 やっぱり彼女は、ステージで輝いてる姿が沢山みたいな、と思います。
 出来たら、どんどんアイドル雑誌以外のメディアにも出て欲しいですしね。
 その為にもKⅡでのセンター争いや、選抜争いにもどんどん食い込んで行って欲しいですね。今の状況には、納得していないというのが、僕の正直な感想です。
 だって、水野愛理には、まだまだ僕らの知らない可能性が秘められていると僕は思っていますから。

 「波が伝えるもの」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_6.html

 「いい人いい人詐欺」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_26.html

 「回遊魚のキャパシティ」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_80.html
 
  
 

2019年5月27日月曜日

アンチ①



ジレンマに叫ぶ声は不可能を壊していく


 「アンチ」という言葉が市民権を得たのはいつからでしょう。
 僕は48グループでこの言葉の意味を痛いくらい知りました。
 アンチが生まれる背景は様々だと思いますが、理由の一つとして、一つの事象が発生した際に「なんでアイツが?」という自分が設定する基準点に満たしてなかった場合に生じるものなんじゃないか、と思いましてね(もしくは、『こうでないと』という理想像とずれる場合に生じるかとも思ってます)。それがエスカレートしていくと、悪いところばっかり見て、毎日、その子のことを叩き続ける恐ろしい人格が誕生していくことになるんじゃないかと。
 かくいう僕も、昨年公開されたドキュメンタリー映画「アイドル」での6期生がこれからのSKE48を進めていくよ的な売り出し方に、「えっ?ホントに?」という疑問が湧き、それが正しいのかとかなり厳しい見方を彼女たちに対してするようになっていました(今はそんなことないですよ。詳しくは『オキドキ①』の記事で)。

 さて、48グループほどアンチがいるグループっていないんじゃないかと思いましてね。
 前田アンチ、大島アンチ、指原アンチ、珠理奈アンチ、だーすーアンチ、SKEアンチ、色々いると思うんですが、9期アンチって覚えてますかね。9期ってSKE48じゃなくて、横山由依、島崎遥香を始めとするAKB48のアンチですね。SKE関連だとみなるんと山内鈴蘭が関係してきます。

 いつかの「SKE48の楽屋話」の中でみなるんこと、大場美奈が「1年目で選抜の先輩たちがやっていることを全部経験していった」という話をしていました。
 
 AKB9期というのは、8期生全員のほぼ強制卒業により、AKBの歴史を一旦、リセットして新たに売り出していく期になったと思います。2015年のAKB48のドキュメンタリー映画「存在する理由」の中で「いつからAKBの第2章なんだ問題」が出てきていましたが、僕の定義では9期の登場だと思っています。それぐらい9期はいったん歴史をリセットしてもう1回作り直していくイメージがありましてね。メディア関連は9期だらけだったんですね。その背景にはいわゆる選抜メンバーたちが、忙しかったというのもあると思うんですがね。

 でも、考えてみて下さいよ。
 1年目ぐらいの子がメディア仕事出まくって結果残していくのって相当難しいわけですよ。
 その結果どうなったか。

 2015年11月25日の「オールナイトニッポン」の中でみなるんが、9期生デビュー時代を振り返ってこう言っています。

「9期のラジオくそつまらないって言われなかった?『今日も9期か』みたいな」

 まあ、こんなもんまだカワイイ方で。この記事を書く為に、久々に本店様の某まとめサイトの2011年から2012頃の記事を読んでたんですが…。
 かなり風当たりが強いな、と思いましてね。
 まず、みなるんに対する風当たりですよね。
 前田敦子のアンダーとして、チームA公演に出ていたこと、謹慎のこと、復帰後のこと、チーム4リーダーとしてのこと、解体のこと。
 そして、ゆいはんに対すること。
 ぱるるに対すること。
 その他もろもろ。
 基本的に一つ叩く要素を見つけたら、それをひたすら反復していくスタイルの書き込みが多かったんですが、中にはアンチなんですが、読みようによっては建設的なことを書いているコメントもありましてね。
 よく見ているからこそ、拙い点を見つけて行く。伝え方がひどいわけですよね。もちろん、わかっちゃいるけど、すぐに出来るかよ、というジレンマを感じることも多かったりもするんでがね。
 それは受け取り方によっては、成長するための課題点にもなります。
 そんな内容を唄ったのが「アンチ」という曲です。
 ※公式にないので、自分で探して聴いてみてくださいませ。

 この曲のセンターはみなるん。
 当時、研究生が曲をもらうのは異例で、SKE48に移籍した後、AKB7期生の佐藤すみれさんが「当時、羨ましかった」とみなるんに話していたそうです(2015年出演の『ラジオ惑星開発委員会』より)。
 こういう異例のことが、またアンチを生んでいくことになります。
 秋元康は曲の中でアンチが誕生することによって、スターが生まれる人気が上がると語ります。この当時、指原が徐々に炎上で伸びてきた頃だったでしょうか。「アンチは無料の宣伝マン」的な感じでうまく利用しながら大きくなっていきました。もう、暇さえあれば、どこでも「マジか、指スレ荒らしてくらわ」を見かけたもんです。
 ただね、自分のことを見ず知らずの誰かに叩かれる怖さたるや。
 謹慎から復帰した元3期生の菊池あやかさん(AKB7期生)が、握手会で「なんで帰ってきたの?」「お前はバツ」と言われて握手を拒否されるという直接的な被害を被ったというエピソードが僕は印象に残っていますが(インタビュー集『あなたがいてくれたから』参照)、きっと9期のメンバー達も直接的、間接的な悪意にさらされてきたんだろうなあ、と思いましてね。
 そのあたりの苦悩が2番のサビまでの歌詞で描かれています。
 アンチの声のせいで、輝いていた自分の未来に疑問を抱くまでになります。
 そりゃ叩かれたらそうなるわなと。
 そして、サビで気持ちの切り替えをしていきます。
 自分の普段は見えない、もしくは見ないようにしている部分を知った、そして、調子にのらずに驕らずに行こうとアンチとの接し方を知って行き、大サビ前では見返してやるという決意していくわけです。

 もう歌詞の世界が、まさに大場美奈にぴったりなわけですよ。
 以前、「気づいたら片思い」の記事で彼女の冷静な分析力を青い炎のようだと書きかましたが、その視点が生まれてくるまでは、実は相当苦しんできたんじゃないかな、と。きっと僕らが知らないところで。それを支えてきたのが、島田晴香たちなんだろうなあ、とドキュメンタリー映画を観ていると思います。
 アンチが居るからこそ、人がどう捉えるかという想像力も上がっていくわけです。周りが見えるからこそ、誤解されそうなことに対してのフォローも上手でしてね。
 たとえば、ぱるるの握手会での塩対応に関しても、「あれはあそこまで上がったからこそできること。元々は真面目にやっていて、みんなに認められるようになってやるようになった。だから、若手は真似してはいけない」ということを語っていました。誤解されがちな塩対応ですが、本質をきちんと分かっているからこそ言えるんでしょうね。

 やがて、彼女はSKEに異動となり、チームKⅡのリーダーとなっていきます。
 みなるんやかおたん、ちゅりが居たからこそ、ゆななの売り出すタイミングは成功したんじゃないでしょうか。自分たち9期が体験したから、タイミングの大切さには敏感だったと思います。
 一つ一つのメディア仕事を丁寧に行い、結果を出していくことでアンチを黙らせてきたみなるん。2018年は見事に総選挙で選抜入りします。今、SKE48の選抜に彼女が居ることに疑問を挟むファンは少ないんじゃないでしょうか。

 みなるんのイズムは、KⅡの後輩たちに受け継がれています。
 2018年6月2日のインスタライブで、白井琴望、水野愛理の二人がした配信の中で総選挙のことを愛理が次のように言っています。

「うちらのことを、そうやってこっちゃんだったら、お金持ちだからどうのこうの言って人たちだったり、愛理のアンチの方達だったりをランクインすることで見返せるチャンスでもあると思うんですよ!(中略)絶対嫌いな人はいるから。アンチが居てこそのうちらだと思うから。甘いコメントばかりだと成長しないから」

 不思議ですよね。言ってることがアンチの歌詞みたいで。
 言葉にせずとも受け継がれていく。
 こういうところがSKE48の面白いところだと思います。

 結果として愛理は見事にランクイン。
 こっちゃんはランクインこそ逃しましたが、現在もyoutubeでの動画配信などを中心に活躍をしています。お姉ちゃんも入ってきてここからが正念場だと思います。頑張れ、こっちゃん。

 アンチに叩かれながらも、それを結果で黙らせてきたみなるん。いや、みなるんだけじゃなく、今も様々なところで頑張っている元9期生たち。
 彼女たちの背中は、今も後輩たちの良い見本になっているに違いありません。
 若手もベテランもアンチの声に負けずに、それを糧に加速して、結果につなげて行ってほしいです。

愛理がランクインした「波が伝えるもの」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_6.html

みなるんについて書いた「気づいたら片思い」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_15.html

 
 
 

2018年12月26日水曜日

いい人いい人詐欺①



その手があったか


 今回紹介する「いい人いい人詐欺」ですが、何が斬新って、曲の立ち位置をくじ引きで決めているんですね。じゃんけん選抜よりも更に運の要素が強そうな選抜方法ですよね。なんか、色々ややこしいの抜きで楽しめるというね。だから、こっちも穏やかな気持ちで曲を観ることができましてね。これを観てる間は本当に僕は、武田鉄矢のようにニコニコしてますよ。


 まあ、まずは聴いてみましょう。


 基本的に僕は選抜人数が増えすぎるのは、仮面ライダーゾルダぐらい嬉しくないんですが、何故でしょう、この選抜は多ければ多いほど良い気がする
 仲の良いメンバー同士だからこそのプチバトルが面白いというかね。
 センターは天使サイドが水野愛理、悪魔サイドが杉山愛佳。
やんちゃな天使と優しい悪魔」はひょっとして、このダブルセンターから?と勘ぐってしまいたくなるぐらいぴったりな名称ですよね。
 1番を天使サイド、2番を悪魔サイドが歌って踊るんですが、みなさんは、どちら派ですか?
 僕はどちらかと言うと、「やんちゃな天使」派でしょうか。
 なんでって、完全に悪ガキ達が集結(無限の住人風に書くと「終血」)しているからです。僕が通っていた工業高校は、卒業式の日にヤクザの車が校門前に迎えに来る鬼邪高校みたいな高校でしたが、一番喧嘩が強い学年主任の先生が言ってましたよ。「悪いやつと悪いやつは、違うクラスにする。一緒にするとクラスが危ない
 で、この天使ユニット。水野愛理と上村亜柚香と相川暖花が同じ組なんですよ。
 クラスだったら、絶対、学級崩壊する。冷静に考えたらこの子たち、全員違うチームだし。そんな悪ガキ勢だけでなく、後ろの列の長身メンバーも素敵ですね。
 今はもうみんな、バラバラですが、考えるとかなり豪華な並びですね。
 この天使たちが、真田丸の堺雅人もびっくりなぐらい悪魔の皆さんをおちょくりまくるんですね。

 で、悪魔サイドは、どちらかというと、ベテランメンバーが多いんですが、その中での杉ちゃんの頑張りようが良くて。
 悪魔側のメンバーは、普段なかなか観ることができない怒った顔がみられますよ。

 かおたんの「ロッキー・ザ・ファイナル」のディクソンみたいな右フックも見られますよ。腰骨を殴ってしまわないか心配でした。
 何気に悪魔サイドの一番のはまり役は樹奈のような気がしますね。小悪魔感が出ています。なるぴーも新鮮な感じ。

 で、このMVの最大の見どころは、メンバーのいつもと違った顔が見られるところじゃないでしょうか。
 私が好きなゲームで「薄桜鬼」というものがありまして。アニメも映画もラジオCDもチェックしているんですが、CDの特典に怒られるCDが付いてくるんですね。皆さん、怒られたいですか?紅條はめちゃめちゃ器量が狭いので、普段の生活で怒られると思っただけで、屁理屈の一つもこねたくなるのですが、周りの女性たちにお話を聞くと、「好きな人に怒られるのは良い。アニメの中では見られない顔が見られていい」という答えが返ってきましてね。
 これって、このMVにも言えるんじゃないかと思いましてね。
 普段、握手会に行ってもみんな優しく対応してくれるじゃないですか。2018年現在、塩対応のメンバーってほとんどいないでしょう?
 こんなアウトレイジみたいな会話になることないでしょう?(西田さん達がメンバー、たけしが皆さんと思ってください)

 だからこそ、メンバーの怒った顔や相手を馬鹿にする顔、ふざけた顔が見られるのが、新鮮で楽しいんじゃないでしょうか。どこまでが素か分からないですが、本当に楽しそうですよ。

またチャンスがあれば、こういうくじ引き選抜してほしいですね。
 スギちゃんも愛理も、センターが似合っていただけに、次は誰がチャンスを掴むかも楽しみです。



 こういう、楽しい選抜、またやってほしいなあ。
 特典映像ではくじ引きの様子が入ってますよ。
 驚愕の選抜方法に驚きが隠し切れないあやめろとまっちも収録!
もっとアウトレイジに罵られたいというあなたは、こっちも張っといてやるよ、馬鹿野郎!
https://youtu.be/oIYHe-WqeKY