美しい醜さも見ないふり
皆さん、特撮はお好きですかね。
SKE48が好きで特撮も好きっていう方は最近、よくTwitterなどで拝見しますし、身近な僕の友人でも昔からの特撮ファンという方がいらっしゃいます。
まあ、そんな僕の特撮人生の中で忘れられない1作とキャラクターがいましてね。
それが、「仮面ライダー555」に出てくる草加雅人という人物です。
こんな嫌な奴、特撮史上居たのか、というぐらい毎週イライラさせられつつも、視聴当時、大学生だった自分の醜い部分を見せられているかのような感じがして、「僕の心の柔らかい場所」をしめつけそうなキャラだったんですね。
メアドに「913」は必ず入れてましたし、「DXカイザブレイガン」のCMの発音の真似をよくするぐらい好きでしたよ(なんじゃそりゃ)。
嫌いな人はとことん嫌いだと思うんですが、素晴らしい魅力と持ったキャラでしてね。
とりあえず、名曲、「ジャスティファイズ」を聴きながら、僕の超偏見に満ちた草加の魅力を語っていきましょう。未だに、仕事帰りに「悲しみを~繰り返し~、ぼぉくらは!どこに行くのだろう!」と歌います。
草加と言えば、名台詞の宝庫だと思うんですよね。
たとえば、これ。
「勘違いするな、今はキミが持っていた方が都合がいいんだ」
ファイズがアクセルフォームになる回なんですが、えっ、「ピーポーノーザネーム(空耳)」と流れる中、サイドバッシャーに乗った草加が、アクセルポインターでハンドルをゆっくり叩きながら、555を見ているシーンがまたいい。結局、今は555が強くなった方が都合が良いということだったんですかね。前の会社の555好きの先輩とよくこの真似してましたね。あと、会議資料の準備ができた後に「戦う準備ならとっくに出来ている」とかね。
「お前、死にたいんだってな。俺は木場とは違う。望み通りにしてやる!」
このセリフから流れる挿入歌のエモーション!
そして、特撮好きのお友達に会うたびに言っているのが、草加のデルタ最強説ですね。どう考えても、あの時のデルタは強すぎでした。いくらカイザの方が相性が良いとはいえ、また、デルタに変身した草加がみたいなあ、と思う次第ですよ。
ついに漫画化も決まったカイザ。
当時、草加雅人を見ながら、人間のずるい部分や醜い部分、独善的な部分を感じつつも、自分の中にもやっぱりそういうところはあって。僕は「555」を観ながら、そんな男が自分の愛する女性の為になりふり構わず行動するところをみて、草加に救われていたのかもしれません。彼の死に方は未だに伝説となっていますし、時を経て何度か復活しているのも、皆さんから愛されている証拠かもしれません。
変身すると、人間はもれなく砂になるカイザのベルト、それを操る屈折した選ばれし者である草加は、これからも僕らを惹きつけ続けると思います。
※4月5日は「よこにゃんの日」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_63.html