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2020年12月19日土曜日

隣りの席の中村さんが気になる

 見るものと見られるものを見るもの


 突然ですが、皆さんの学生時代の教室を思い出していただけますでしょうか?
 どんな風景でどんな匂いがしていて、どんな音がしていたでしょう?

 ちなみに、僕は男だらけの高校にぶち込まれていたので、教室に匂うのは早弁の匂いとコンビニで売っている1000円以下のデオドラントの匂い。隣りの席の川田は眼鏡の猫背で、ひたすらオリジナルのカードゲームを作っていました。かくいう僕も「キング・オブ・ファイターズ」のチーム表を学校の先生で作ったり、校歌の新しいバージョンを作っていたりというボンクラぶりを発揮していたものです。なんていうか、オビワンが来る前のルーク・スカイウォーカーみたいな毎日ですよ。

 共学の人の高校時代の話を聞くと本当に羨ましくなるんですね。
 で、そんな僕でも素敵な青春体験を出来る動画を発見しましてね。
 それがこちら!


 STU48の中村舞さん演じる「中村さん」が隣りの席の「サカモトくん」をからかう動画なんですが、なんていうんでしょうね。もう、ただただ、観ていて握手会のレーンの帰り道みたいなニヤニヤした顔になってしまいます。
 特にスマホのやつとか、素敵ですよね。
 そして、これを中村さんがじっくり家で考えているところとか、コンビニでわざわざ新しいジュースを買っているところとか想像すると、更にニヤニヤしてしまいますね。
 いやあ、STU48は同郷の兵頭葵さんを応援しているんですが、中村舞さんも素晴らしいですね。
 更に新しい動画が!


 何故だ、何故、サカモトばかり、こんな良い目に会うんだ!
 夏服から冬服に変わってるし!
 今回は、手紙編で、どんな風に駆け引きをしてくるかと思ったら、直球のメッセージですね。
 いや、あんなこと書かれたら、にやけるよとなりますね。
 ただ、ここであることに気が付きました。
 僕は決して「サカモトくん」ではないということです。
 なんなら「中村さん」と僕の苗字が同じなんですが、「中村さん」でもないんですよ。
 「サカモトくん」目線で「中村さん」とのやりとりを見ている。
 つまり、見る者である「サカモトくん」と見られる者である「中村さん」(同時にこの関係は逆転もしている)を見る者としての僕らが居るわけです。
 「サカモトくん」にライドすることによってドキドキ感を楽しむわけですね。
 ということは、「中村さん」の方にライドする楽しさもあるわけですね。
 「うわあ、来るかなあ、来るかなあ、来た来た」みたいな仕掛けの面白さもあるかも知れません。ちなみに、僕の中での「サカモトくん」のヴィジュアルはトム・ホーランドです。
 
 さて、こちらの二つの動画で「中村さん」を演じている中村舞さん。
 素の表情もなかなか素敵でしてね。
 ちょっとこちらの動画で観てみましょう。


 ううむ、普段の少し落ち着いた喋り方も素敵ですね。 
 出身地の愛媛県やおすすめの場所として宇和島市を挙げてくれているのも、同郷の人間としては嬉しくなります。
 STU公式チャンネル以外にも彼女の魅力を感じられるのが、「せとうちチャンネル」での動画です。いやあ、彼女を通して、内子の新たな魅力を知りましたよ。


 この辺りは、以前、兵頭葵さんの記事でも書きましたが、アイドルが自分の地元や地方に新しい文脈が加わることが、地方とコラボした48グループの魅力ではないかと思っています。

 ちなみに、先ほどの100の質問を見ていると、なかなか中村さんナイスキャラではないか、と新たな発見がありましたよ。
 STU48公式チャンネルさんの方で、これからも「瀬戸内学園」が展開していくと、兵頭葵さんも順番が回ってくるんですかね。その時にはどんなキャラクターが彼女に付与されるのか楽しみです。


 それにしても甲斐心愛ちゃんって可愛いよね?

 「ハートの独占権」もいいけど、眼鏡姿もいいよね。
 いやあ、「瀬戸内学園」でどんなキャラクターが付与されるんだろう?
 組手上手とかかなあ、パルクール上手とかガンフー上手とかかなあ、くふふ。
 いや、待て、待て待て。 
 もし、仮にこんな感じで欲望を剥き出しに発信し続けたら、どうなる?
 多分、こうなるぞ!


 ふう、危なかったぜ。なんとか「逆行」して防いだか。
 何回観ても、「TENET」の序盤のシーンは最高だぜ。
 さて、まだまだ魅力的なSTU48の愛媛県出身メンバーの中村舞さん。
 あと、1回ぐらいからかわれに行こうかなあ。

※兵頭葵さんについて書いた記事はこちら!

※「思い出せる恋をしよう」について記事はこちら!

2019年8月14日水曜日

海の色を知っているか?①



海が教えるもの


 皆さん、四国の海ってみたことありますかね?
 僕は愛媛県宇和島市出身なんですが、生活のすぐ側に海がありましてね。
 今回、紹介する「海の色を知っているか?」という曲は、STU48のユニット「勝手に!四国観光大使」が歌ってましてね。皆さん、四国出身のメンバーで構成されていて、この人たちは、きっと四国の海を見て過ごしていたんだろな、と考えられます。
 まあ、まずはMVを観てみましょう。


 すごいうどんが食べたくなった。


 それでは、まず、歌詞の世界を見ていきましょう。
 
 とても印象的な歌い出しで始まります。
 「海の色は青いなんて 誰が勝手に言ったんだろう」
 ターンAガンダムの歌い出しみたいだな、と思った人はガンダムの観過ぎですね。
 海の色=青という固定概念をまずは疑うところから始まります。実は、空だったり、太陽だったり、潮の流れで変わってくると。
 この辺りは、海の近くで育った方なら、分かるかもしれませんが、本当にそうなんですよね。最悪の場合、赤潮なんて時もありますしね。
 実は、同じ青なんて存在しないということ。

 サビで海から大事なことを教わってきたことが見えてきます。
 その大事なこととは、変化する何かと変化しない何かがあること。
 いったい主人公がいる「ここ」がどこなのか、はっきりとは分かりませんが、海の傍なのでしょう。
 そんな海を何色で描けばいいのか、と捉えきれない海についての思いを吐き出します。
 だから、最初の言葉になるのか、というつながりも感じます。
 そして、同じように変わらないものや変わるものである「陽」が登ったり沈んだりすることが語られます。

 2番の歌詞では、心の動きが海に喩えられます。
 いつも穏やかではなく、風が吹くいたり雨が降ったりすることで、波は荒れていきます。
 しかし、雨が降ったあとに太陽が昇るように、陽がさして美しい四国の海が広がります。つまり、辛いことがあっても、穏やかな時間が再び帰ってくるということが描かれます。

 そして、2番のサビ。
 「言葉じゃなくて景色が教えてくれた」
 ここが本当によくてね。
 海という「景色」が教えてくれたというところが素晴らしい。
 「波」と同じように悲しみもいつかは穏やかになっていくということを学んでいたんですね。
 ここからちょっと気になる表現がありましてね。
 「一緒に育った故郷の海」
 誰と「一緒に」なのか、とふと考えたんですが、この場合は、「海」と一緒に育ったんだろうなあ、と感じました。
 ここでまた、気になるワードが出てきます。
 「あの頃の記憶で何を描けばいいのか?」
 「何を」と書かれていることで、じゃあ、1番で描かれた目の前の海を描きたいわけではないのか?
 過去の海が描きたいのか?
 「青じゃない青 今も・・・」
 これは、捉えきれない何かのことを指している気がします。
 先ほどの「海」とリンクするもの。
 人の心なんじゃないかと。
 それを進めて考えると、1番で景色が描かれ、2番ではその景色の奥にある心を描いていく構成になっているのではないかと考えましてね。
 「ちゃんと自分で見てごらん」
 という1番の歌詞も全く違った意味を持ってこないでしょうか。
 今も変わり続けている自分の心を、何色で描けばいいのか、という内省的な曲なのではないかと僕は考えました。また、自分自身とも一緒に育ってますしね。
 
 最後は大サビで1番のサビを持ってきます。
 この終わり方は、考えているうちに時間が過ぎて行ったという風にも捉えれますし、新しい始まりも感じさせられます。僕はなんとなく、「暗闇」と同じような自己内省を感じさせられる曲なのではないかと思います。「海」と「陽」という「水平線」を連想させる歌詞も出てきますしね。


 要は、「自分自身の色を本当に分かっているのか?」という風に読み解くことも出来るのではないかと、考えさせられる曲だと思いました。海というのは、本当は何色なのか?青と決めつけられないという。

 さて、MVはというと、まず目に飛び込んでくるのが、瀬戸内の海のような衣装の色です。これが広がるところが美しい。
 また、メンバーたちが写真を貼り付けながら、「勝手に!四国観光大使」のボードを作っていく過程や四国の名物を楽しむところが、撮られています。

 僕は同郷の兵頭葵さんをSTU48では、ゆるーく応援しているんですが、舞Qこと、中村舞さんのセンターも嬉しくてですね。
 

 せっかくなんで、次のシングルでも「勝手に!四国観光大使」の曲を作ってほしいなあ、と思う次第です。MVは別のユニットの順番があると思うんで難しいかもしれませんが、是非、曲は収録してほしいな、と思います。

 
                     (「海の色を知っているか?」より引用)