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2019年4月18日木曜日

思い出せてよかった①

特別な声

 皆さんは、今、故郷に居ますかね。
 それとも、故郷を遠く離れて別の地方にいますかね。

 僕は愛媛県宇和島市出身で、ひょんなことから(この表現使ってみたかったんですよね)STU48の兵頭葵さんと出身地が同じだということを知りましてね。これも何かの縁だと思い、STU48ではこの子を応援するか、と思って曲を聴いて、それを自分なりに解釈して、ブログの記事にしてたんですね。

 ほんとにね、ブログ始めて思ったんですけど、瀬戸内のファンの人がめちゃめちゃ親切でね。ブログで分からないことがあったら、その答えをTwitterに書いてくれたり、メンバーの名前やあだ名とかも教えてくださいましてね。ありがたい限りです。
 そんな中、STU48のメンバーがshowroom頑張ってるなあ、ということを感じましてね。もちろん、劇場がまだ完成してなくて、各地でのイベントと握手が中心ということもあったのかも知れませんが、積極的に配信しているメンバーが多いんですね。
 ただ、SKE48のメンバーの配信ですらあまり観てないので、どうしたもんかいのう、と思って観始めたんですね。一先ず、同郷の兵頭葵さんと中村舞さんの二人をとりあえず登録しまして。
 この3月から4月中旬までの間、時間があったら観ていくことにしたんですね。
 結果から言うと、非常に懐かしかった。
 最初は標準語で始まって、時々出てくる方言がどこか懐かしくてね。
 既に故郷を離れて関西に住んで15年以上経っているので、もう、伊予弁や宇和島弁よりも日向坂46の東村芽衣やSKE48の岡田美紅(ここまでただの推しメン)元NMB48の渡辺美優紀みたいな、柔らかい関西弁の方が、しっくりくるんですね。全然実家とかも帰らなかったんで。
 ところが、久々にshowroomで彼女たちの言葉を聞いてると、なんとも言えない懐かしさを感じましてね。顔も声も違うけれど、聞いたことのある言葉。自分が居た街の言葉。懐かしいイントネーション。
 この感覚をなんと言えばいいんだろう、と思ってた時にSTU48の2周年コンサートで「思い出せてよかった」を聴きましてね。

 ああっ、これだ!と思いましてね。
 まずは、聴いてください。


 街の中で聴いた「懐かしい言葉」をきっかけに主人公が、何故この街に来たのかを思い出す歌詞になってましてね。

 1番では出逢いを思い出せていなかったのが、2番では花火大会で出会ったことを思い出します。 
 都会に一人でいる孤独を花火に喩えて、気付けば自分の夢を忘れてしまう。1番のサビ前の「見失う花」とかがまさにそうではないかと思います。
 「懐かしい言葉」を喋る人との出会い。つまり、自分と「原点」が同じ人と出会うことで、何故自分がこの街にきたのかを思い出し、思いは遠くにいる友に広がっていきます。これは、STU48のシングル曲が故郷の海がある街で、遠くにいる友への思いを語っていることと対照的ですね。
 肉体的に乖離した自分の原点、しかし、気付けば精神的にも乖離してしまっていた。忙しさにかまけて、夢はまるで、その日その日ですぐに消える花火のように消えていく。こんな感覚は、夢を求めて都会に出た人なら一度ぐらいは味わったことがある感覚じゃないでしょうか。
 「君」と出会うことで、夢を捨てずに頑張ることが出来たという終わり方も良くてね。
 たとえば、秋元康作詞でラストアイドルが歌う「バンドワゴン」と比較してみると、この曲に登場する「君」の存在感が出てくると思います。



 曲調もSTU48の世界観を感じさせる歌詞がゆっくりと入ってくるメロディでしてね。もう最近、ガンガンピコピコ系がしんどくなってんのよ。だから、丁度良いんですよね。散歩にも合っててね。
 話をshowroomに戻すと、兵頭葵さんのピアノ配信が良くてね。
 特に「暗闇」のピアノ演奏は、曲の世界を波のように広げていく演奏で、ああ、これはまた曲の世界が広がってる、と思いましてね。もちろん、歌詞が頭に入った上で聴くことで、より主人公の繊細さが際立ってるんだとは思うんですが。夜の海の風景が目に浮かんでくるような演奏でしてね。演奏という曲の解釈方法も面白いですね。あと、「風を待つ」とか「365日の紙飛行機」とかも素敵でしたね。
 博多の森保さんみたいに、ピアノのアルバムを出して欲しいなあ、と思いますよ。
 全体コンサートとかでも特技を活かした見せ場があればな、と思います。
 ただ、これってshowroomでピアノ演奏をしてるからこそ知ったことですから、ここから更に広がっていけばな、と思います。

 それはSTU48の船上公演も同じでしてね。
 まだセットリストしか観てないんでなんとも言えないですが、「あっ、これはひょっとして、本格的に観光にしようとしてるんじゃないか」と感じましたよ。
 48グループの曲だけでなく、「島唄」や「亜麻色の髪の乙女」や「め組の人」を中間に入れたセットリスト。
 内側で盛り上げつつ外側の人も楽しめるものをというのを意識してるんじゃないかと思いましてね。
 特に初見組を。
 皆さんが48のグループコンに行った時のことを思い出して欲しいんですね。たとえば、僕は去年、名古屋ドームでの総選挙の開票前ライブに行った時に、わりと知らない曲だらけだったんですね。成功か失敗かで言うと、体感としては流石にやりすぎで失敗だろ、と思ったんですけどね。その中で知っている曲が出てきた時の嬉しさ。あとは、このメンバーがこの曲にチャレンジするのね、という驚き。「誰を一番愛してる?」に岡田奈々さんがチャレンジした時は、「うわあ、相手が悪すぎる。センターの色が強すぎる」と思いつつも懸命に表現する姿は素晴らしかったですし、普段は聴かない博多の曲を初めて知ることが出来たという良い面もありましてね。
 知ってる曲と初めて聴く曲のバランスも大事だな、と思いましたね。
 たとえば、修学旅行生の団体が公演に入ったら?
 たとえば、地元の老人会が公演に入ったら?
 みたいなことを想定してるのかなあ、とも思いましてね。

 いや、公演入るなら予習してこいや、なんでセットリストをよそ行きにしなきゃいけないんだよと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、そうなると、急に敷居が上がりますよね。あと、年齢層の広がりが難しくなると思うんですね。もちろん、youtubeなりで全曲、予習用に無料配信したら別かも知れませんが、少なくとも今は難しいと思います。

 話を戻すと、今回のセットリストは、上の年齢へのアプローチを感じますが、別に下へ広げる曲も入れていいんじゃない、とも思いますしね。なんとなく、ヲタだけで閉じるんじゃなくて、外の人が入ることができる隙間を作ろうとしてるのかな、とも。あくまでセットリストを見ただけの感想なので、悪しからず。まあ、まだ走りだしたばっかりです。
 個人的には「瀬戸の花嫁」の若林さんバージョンを入れて欲しいですね。


 真面目に考えると夏に「真夏のサウンドグッド」とか「Everydayカチューシャ」とかやったら盛り上がりそうです。48関係なしなら、吉田拓郎とか似合いそうですけどね。「落陽」とか「唇をかみしめて」とかね。

 
 
 と、まあ、これだけ色々な可能性を考えられるだけでもこの公演が通常の公演とは違う楽しみ方が出来るし、「公演」という名前だけど、「コンサート」的な要素もあるのかなと。あとは、メンバーの選出などは詳しくないので、なんとも言えませんが、実際に観てみてから書きたいと思います。

 まあ、難しいこと、色々書いたけど、甲斐心愛ちゃんって、カワイイよね。


 
「巌流島はそこ!」だって。可愛いよね。クフフ。
 船上公演も始まったし、僕も船に乗っちゃおうかなあ、クフフ。
 いや、待て!
 冷静になれ、仮にお前が船に乗ったとしよう。
 すると、どうだ、急に嵐がきて、こんな音楽が流れ始めて。
  


 神様の使いみたいな化け物が「お前たちもまた悪しき光を浴びた。あの男と同様、やがて人ではなくなる。だが、それまでは生きられるだろう。覚醒の前兆が訪れるまでは。ただし、このことは誰にも言ってはならない。決して。忘れるな。お前たちの時間は長くない。お前たちには未来はないのだ!」とか言われて、最終的に色々あって、こうなるぞ!



 ふう、今回も危なかったぜ。
 危うくアギトになって、人類の未来を背負うところだったぜ(水のエルはアギトシャイニングフォームに倒されたので、瀬戸内ファンの皆さんはご安心あれ)。
 まあ、推しが4月末に卒業するんで、先のことはゆっくり考えようじゃあないか、と思う次第ですよ。実は2周年コンサートで知ってまだ触ってない曲もありますし。

 話を戻すと、これからも「懐かしい声」と曲の違った側面を見せてくれる素敵な演奏を、showroomで聴けたらいいな、と思ってますよ。

 ※あっ、書き忘れたけど、中村舞さんの方はまだ、ちょっとしか観てなくて、配信で出てくる登場人物の名前が把握しきれてないので、また詳しくなったらいつか。沖さんは覚えました!
 「STU48 2周年公演」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/03/stu48.html

 「STU48関連の曲 まとめ」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/03/stu.html