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2020年5月23日土曜日

熊崎晴香 リアルエースへのカウントダウン

偶然の出会いをプレゼントする


 皆さんの推しが、もし卒業を考えた時に、皆さんはどんな言葉をかけるでしょう。
 そして、戻ってくるまでどれぐらい待てるでしょう。

 初めて熊ちゃんこと、熊崎晴香をしっかりと認識したのは、2013年12月5日の全国ツアー「箱で推せ!」横浜アリーナ初日だった。
 「フィンランドミラクル」を松井珠理奈、宮前杏実と一緒に踊っている研究生を観て、なんとも爽やな笑顔のメンバーだな、と感じたのを覚えています。あとで、確認すると、研究生としては、決してめぐまれたポジションでのスタートではなかったんだ、と知ります。
 「箱で推せ!」名古屋ドームで研究生MCの時間に「やっぱ、ダジャレと言えば熊ちゃんやろ!」と後ろの席で仰っている方が居て、ああ、この子はダジャレも得意なのか、珠理奈みたいに頭の回転が早いタイプかな、それにしても、見ていてこっちも笑顔になる明るい笑顔だな、と思ったもんです。

 2014年2月24日にさいたまスーパーアリーナで行われたコンサートで、ステージから彼女は落下。右手首を骨折し、全治3か月の怪我をします。
 この期間についてドキュメンタリー映画「アイドルの涙」4枚組の特典映像の中で、その時の心境が残されています。

「何もかもがダメになっちゃった。
 学校も書けないし、SKEの活動も何もできないし。
 どうしようって悩んで悩んで。
 とにかく誰とも話したくないって時がありました。
 自分の部屋から出なかったこともありました。
 けど、その時期があったからこそ、ファンの方とのきずなができたり、とか自分自身を見つめ合う時間があったし、気持ち的にも強くなれたんじゃないか、と思います」

「出遅れたっていうそこが悔しくて。
 なんですかね。
 その頃は、この活動をまだ続けていけるかなという思いも出てきて、骨折も治らないかもしれないって言われて、もうひっつかないかも知れないって言われて。
 ここで諦めろって言われてるのかな、と思って。
 何度もそういうのも考えましたし、ここが卒業する時期なのかなって、考えたりもしたんですけど。
 けど、ファンの方から凄く会えなかった分、手紙とか、その時丁度ぐぐたすっていうツールも増えていて。
 コメントしてくださる方が沢山いて。
 『(卒業したら)絶対ダメだよ』
 『待ってるから』っていう言葉が、凄い皆さんからいただいて、ここで諦めたらダメだなって元気をもらいましたね」
 

 この言葉を聞くと、相手に応援のメッセージを伝えることの大切さをつくづく感じさせられます。「味方がいるよ」、「待ってるよ」と伝えることの大切さ。そして、会えない時期をどう乗り越えるのか、というのは、新型コロナウイルスの影響で、活動が止まっている今だからこそ、考えさせられるものがあります。
 
 この時期、SKE48モバイルでは、「ハルカミライヘ」というWEB連載がスタートし、彼女の様子をマネージャーの八木さんの筆で語られます。怪我をした彼女をそのままにしない、ちゃんとファンの皆さんと繋げるという凄く良い企画でした。

 骨折したまま出場することになった総選挙では、速報にランクインします。
 活動できていない状態でのランクインは、彼女への大きな後押しになったのではないでしょうか。
 そして、2014年7月10日の公演で「不器用太陽」の選抜としてお披露目に参加します。
 この日のファンの皆さんの「おめでとう!」という言葉と熊ちゃんの涙が本当に良いんですよね。
 
 同年8月18日に公演に復帰。
 元気な姿を見せます。
 この年の終わり、「12月のカンガルー」で、彼女の同期の北川綾巴は宮前杏実とのダブルセンターに選ばれます。選抜に入れたものの、まだセンターとの距離は遠く離れていました。

 2015年には、カップリング曲「制服を着た名探偵」のセンターに選ばれます。
 さらに、年末にはSKE48の次世代ユニット「ラブクレッシェンド」に選ばれ、各種メディア出演を続けていきます。このメンバーの中には、同期の北川綾巴だけでなく、この数年後にセンターになる小畑優奈がいました。年末には、眼鏡のブランド「メガワールド」のCM選抜に抜擢されます。
 実は、彼女の魅力を活かせる分野がこの年から、徐々に見えてきたんじゃないか、と思っています。

 2016年9月21日の熊ちゃんの生誕祭で、彼女は「SKE48の表題曲のセンターに立ちたい!」という目標を語ります(奇しくも手紙は、松井珠理奈から)。
 この日のアメブロを読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12202321564.html

 この時の正直な感想としては、「いや、確かに熊ちゃんはカワイイけど、まだ早いんじゃないか?」というのが僕の正直な感想でした。2016年の総選挙の順位は67位、外仕事もまだソロでガンガン取ってきている、というものでもないですし、握手もグループの中でナンバー1という状態でもありませんでした。
 じゃあ、「12月のカンガルー」はどうなんだよ?と思われると思いますが、あれは運営からの「実績を一旦無視した未来への投資」だったのではないか、と思っています。
 また、この年は、SKE48モバイルで、彼女の特集も組まれました。
 SNS上で「あのポニーテールの可愛い子は誰だ?」となっていたんですね。
 また、MBSラジオの「オレたちゴチャ・まぜっ!集まれヤンヤン」の第8期ヤンヤンガールズとして、極楽とんぼの加藤さんと共演もしています。
 
 2017年から彼女の進撃が始まります。
 総選挙の順位を63位に上げ、「アームズマガジン」の表紙になり、ファンの方々の後押しを得て、「P4U」のイベントで優勝。「漫画アクション」で漫画になります。
 個人的には、自分の物語が漫画になるというのはなかなか凄いことだと思っています。
 そして、忘れてはならないのが、この年の9月から始まった愛知トヨタさんの「ハルCarクラブ」です。
 残念ながら、現在youtubeの公式動画は、非公開になっています。
 ただ、インターネットの海を探せば、この世のどこで光ってるので、どうしても見たい方は「そいつ探しに行こうぜボーイ」。
 地元企業の商品を紹介していく動画の顔になるというのは、彼女の魅力や誠実さがあってこそだと思います。
 ファン、運営、外仕事の企業、みんなから愛されるメンバーになってきたわけです。

 この頃、SKE48は「意外にマンゴー」で徐々に復活の兆しを見せていきます。ゆななもこの「はるCarクラブ」に出ていましたね。
 
 2018年、最後の総選挙で最高位の46位にランクインします。
 この年の選挙期間中は、「#くまチャレ」や願掛け投票などをして、ファンの方との関係をより深めていきます。
 そして、この年、忘れられないのが、「P4U」イベントで獲得した、名古屋駅前のナナちゃんストリートを、推しメンをメインにした広告に変えられるイベントでした。
 このイベントでファンの皆さんの後押しを受けて、彼女は1位になります。
 その時のアメーバブログを確認してみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12419554563.html

 そして、2019年2月27日。
 くまちゃんストリートが名古屋の駅前に現れます。
 この時の彼女の喜びを確認してみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12443136381.html

 このイベントは翌年の2019年の秋にも行われ、見事に2連覇翌年もくまちゃんストリートを翌年の2020年2月に名古屋に出現させることに成功します。
 この時の彼女のアメブロも良いので、ご確認あれ。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12576739399.html

 なんと、今回のラッピングでは、QRコードも入れてもらえたおかげでSNSのフォロワーが増えたというのも良いですね。「このカワイイ子は誰だ」と思ってすぐにチェックできるっていうのは便利です。
 そして、ファンの方々のプレゼントとしては、かなり良いプレゼントだと思いましてね。
 その地方の有名な景色に自分の推しがいる。きっと熊ちゃんだけじゃなく、ご家族、親戚の方なんかも見て喜んでいただける。
 これは、普段、SKE48に興味がない人の目にも止まるのが良いですね。こういう推しの広め方もあるのか、と衝撃でした。

 2019年の生誕祭では、再び彼女は「SKE48のセンターになりたいです!」と宣言します。この時の僕の感想は、「ひょっとしたら、そろそろタイミングかも」と2016年の時とは、彼女を見る目が違っていました。
 総選挙が無くなっていた、というのも勿論あると思います。
 それよりも、彼女がSKE48の広告塔として、色々な人に注目してもらえる要素があるんじゃないかと。
 2020年5月現在も、「パートナーエージェント」の広告のメンバーに選ばれています。きっと、彼女を全然知らない人も広告を見て、「この子は誰だろう?」と気になって、SKE48の入り口に立っている人が全国にいるんじゃないでしょうか。


 2017年5月22日や2019年8月23日のアメブロでは、腰の悪化について語っています。腰に関しては、松井玲奈を始め、多くのメンバーを悩ませてきたことです。現在の自粛期間が、彼女の体調回復に少しでも繋がればな、と思います。

 滑舌というバラエティ的にいじりやすい入り口もあると、思いますが「制服を着た名探偵」で見せた明るい笑顔や、「パートナーエージェント」の広告で見せた静かな美しさを持っていると思います。
 最新シングルの「ソーユートコあるよね?」では、センターの須田亜香里の後ろのポジションまで来ました。
 彼女が、新しいSKE48のセンターになるカウントダウンは、もう始まっているのかも知れません。


2020年1月14日火曜日

ソーユートコあるよね?メイキングビデオの感想

七転び八起きスタイル


 本日、2020年1月14日は、SKE48の新曲「ソーユートコあるよね?」フライングゲット日ですね。さっそく全タイプ購入して、まずはメイキングが入っているタイプĄから観ることにしたんですが、なかなか面白くてね。



 まずは、センターに選ばれただーすーこと、須田亜香里。
 このメイキングの中で彼女の夢が一つ叶った喜びと、センターとして多くの人に認められるのかという葛藤が入り混じってましてね。

 「SKEのファンの人たちに受け入れられるかどうか」

 ファンの総意というのは、なかなか計れないですが、僕個人としては納得ですよ。
 2019年から2020年にかけて、誰が一番世間に届いていたのか、求心力があったかを考えると、自然なセンターだと僕は思っています。
 彼女自身は自分が正統派じゃないこと、ブスと言うキャラを受け入れることで、自分たちの好みを傷つけられた須田推しの人達も喜んでもらえるんじゃないか、という思慮深さは本当に凄いなと思います。同じく、他のヲタへのメッセージも、凄く良くて、広い視線で観ているんだなあ、と思いましたよ。

 MV撮影中に自分が「ブスだ」ということに泣くだーすー。
 そのだーすーを、ファン目線で観てる「ゆうかたん」こと、浅井裕華も良かったですね。「めっちゃ可愛いですよね。世界で宇宙一かわいいんで」と真っすぐにいう台詞に観てるこっちがニヤニヤしてしまいます。
 スマホのストレージの空きがなくなるまで、だーすーの姿を撮り続けるヲタの鏡ですね。でも、ギターぶん回しながら踊っているところは、一人のアイドルとして、凄く魅力的でした。でも、いつかだーすーの写真集をゆうかたんのカメラで撮って欲しいなと観ながら思いましたよ。
 そして、このゆうかたんが、また、後輩に憧れてもらう側になる日が遠くない未来に来るんだろうな、と思っています。今回の映像の影の主役は彼女ではないかと思っています。
 また、スタッフさんたちのセットに込めたちょっとしたしかけも粋でしたね。
 みんなでこのセンターを盛り上げようとしてくださっているのが嬉しい。


 今回、振り付けを担当してくださったのは、「DA PUMP」さん。
 どっかで観たことあるなあ、と思ってたら、クォーツァーじゃないですか!

 
  あの映画のあと、こっちの時間軸に来てたか!
 というのは冗談として、めちゃくちゃありがたい言葉をくださってましてね。

 メンバーのDAICHIさん「時間ないなかでこれだけ、すぐ覚えれるっていうのは凄いことなんで」と誉めてくださってるのが、ありがたくてですね。振り付けを作るにあたって過去の映像も調べてくれたことも語ってくれてましてね。本当にありがたい。思わず、「P.A.R.T.Y」をダウンロードさせてもらいましたよ。
 振り付けを凄く丁寧に優しく教えてくださってたTOMOさん「対応力が凄いなと思って。瞬時に与えられたものを自分のものに吐き出すっていうのにびっくりしてて」とおっしゃってましたが、TOMOさんも映画の中でなかなか印象的でしたよ。「どんどん回を重ねると表情もよくなっているので、瞬間瞬間よくなっているので」というアドバイスも、これから披露を続けていくメンバーの励みになります。
 同じくU-YEAHさんからも対応力を褒めていただけて、「タイトなスケジュールの中で普段から鍛え上げられてるんだなっていう感じがしますね」とおっしゃってましたね。根の真面目さも誉めていただけてね。また、最後に言っていただいた言葉もありがたかったですね。
 擬音語と共に振り付けを語ってらっしゃったKENZOさんなんですが、この方、スゴイ良い説明をされてましてね。「楽しさを伝える」ってよく言いますけど、それをする為にどうしたらいいのか、という具体的なアドバイスまでしてくださってましてね。振り付けに関しても「サビだけで4パタン以上作って」とおっしゃってくださってて、本当にありがたい!
 「可愛さのスキル」と「カッコ良さのスキル」、この二つが入り混じった世界観。
 もう一度、MVを見たくなってきます。

 

 本当にアイドルというものに真摯に向き合ってくださったDA PUMPの皆さんには、感謝です。


 そうそう、今回は、はたごんとよこにゃんの初選抜組もフューチャーされてましてね。
 よこにゃんがみなるんに、おーちゃんの「髪ライバル」と呼ばれてたのが面白かったですね。あと、江籠ちゃんとのからみも。選抜だと、こういうチームを越えたからみが見られるからいいですよね。
 美容院に行って綺麗にしてきたはたごんも良かったですね。
 奈和ちゃんと熊ちゃんのからみが多かったのも面白かったです。
 センターを経験している奈和ちゃんが、「熊ちゃんが(センターに)一歩近づけているのが嬉しくて」と言えるのは、やはり頼もしいですね。

 ブリッジ代わりになっている「ソーユートコあるよね?」で色々なだーすーやメンバーたちが観られるのが嬉しい。
 
 この新曲が一人でも多くの人の手に渡って欲しいな、と思う今日この頃ですよ。

※「ソーユートコあるよね?」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/12/httpsameblo.html


2020年1月2日木曜日

2020年SKE48注目のメンバーは誰だ?

動かすのか、動くのか


 お正月は皆さん、いかがお過ごしですかね?
 僕は黒澤明の作品を順番に観てましてね。
 昨日は「生きる」、今日は「椿三十郎」を観ましたよ。
 で、このブログのことをすっかり忘れてたんで、何を書こうかしらと2018年のリクアワを流していたら、占いのコーナーになりましてね。
 2日目の昼公演で、「2019年の運がいい人ランキング」の1位が「古畑奈和」と占い師の先生がおっしゃってるじゃないですか!
 2019年の奈和ちゃんの大活躍ぶりは、皆さんもご存知の通りでしょう。
 「この人、で、できる!」と2020年の僕は思いましたよ。
 
 さて、じゃあ、占いはできないけど、僕も今年活躍するメンバーを勝手に予想してみようと思いましてね。
 それで、珠理奈とかだーすーとか、奈和ちゃんとかみなるんとか、いやもう、普通に来年も活躍してるじゃん、というメンバーは除きます(だーすーとか、年明けからテレビで活躍してましたね)。

 ① 水野愛理・菅原茉椰
 小畑優奈も後藤楽々という2本柱に、総選挙にランクインした一色嶺奈もいなくなった「7D2」。
 2019年は野島樺乃が頭一つ抜けた活躍を見せ、おーちゃんはサガミさんなどの仕事で確実に爪痕を残し、裕華たん、はたごんの選抜入り、と目まぐるしい動きを見せてきた7期。それに対して、ついに選抜0人になったD2。
 2020年はD2の4人、特に「7D2に曲を」運動の言い出しっぺの愛理と、「枯葉のステーション」の後継者である菅原には、活躍を期待していますよ。もちろん、こっちゃんねるで、ダンス動画を最近は挙げているこっちゃんや、大晦日も大活躍だった上村プロもこれからの動きに注目なんですけどね。

 ② 福士奈央
 2019年に配信され続けた「芸人もういっちょ」は、後半の「THE W」編がとても緊張感にあふれてましてね。2019年で出会った様々な芸人さんたちとの関係や、ライブに出た経験や進化したネタ。
 これらが、2020年はどうなるのか。
 点で終わるのか、線になるのか。
 「芸人」というもう1枚の名刺を手放して欲しくないな、と僕は思っています。
 それが彼女の芸能界での「希少性」を高める武器になると思いますから。

 ③ カミングフレーバー
 もう、ここに書くまでもないかもしれませんが、2019年の後半からまくってきたカミフレ。
 外から新しいファンを連れてくる起爆剤になってくれるメンバーがそろっているんじゃないか、と期待しています。
 個人的には、中野愛理さんがグイグイきてます。

 ④ 深井ねがい
 徐々に、活躍する場所を確立させてきた感がある8期生。
 カミフレのセンターとして活躍していくみよまる、セクシーなグラビアとホラー映画の知識豊富なさとかほ、演技仕事で活躍して選抜入りも果たしたよこにゃん。他にも書いていったらきりがないんですがね。
 その中で、TCGしずおか2020の出場権を獲得した深井ねがい。
 握手会での礼儀正しさとかも伝わってきてるんですが、内面もかなり面白いというか、深みがありそうだ、ということに最近、気付きましてね。
 このイベントがきっかけで、更に彼女の飛躍のきっかけになるといいな、と思います。

 ⑤ 竹内ななみ

 去年、刊行された「100% SKE48」の中でBL好きを語っていた彼女なんですが、インタービューを読んでいたら、鎌田さん以来の久々に本物が現れたな、という感じです。
 まだまだ、語ってくれそうな作品が沢山あるので、2次元同好会に入ったことが、プラスに働いて欲しいな、と思っています。7ネットの文庫にBLはないのか?

 ⑥ 熊崎晴香
 
 皆さん、新曲「ソーユートコあるよね?」のフォーメーション観ましたかね。
 
 
 センターにだーすー、2列目に奈和ちゃんと熊ちゃん。
 も、もしや、これは次のシングルのセンターに王手をかけてきたのか?
 かつて、歌番組に出る度に「あのポニーテールの可愛い子だれ?」とSNSを騒がしてきた熊ちゃんがついにセンターまでとどり着くか。そんなサクセスストーリーが2020年に観てみたい自分もいます。

 ⑦ 山内鈴蘭

 ベテラン枠から一人選ぶとしたら、彼女でしょうか。
 本店の9期生の頃から、芯がしっかりしている人だなあ、と思うんですが、アイドルとゴルフの両立を続けているのが、本当に凄いなと思いましてね。
 試しにyoutubeで「山内鈴蘭」で検索してみると、物凄い数のゴルフの動画が出てきた再生回数もSKE48の曲よりもずっと多いものもあるんですね。
 彼女が積み上げてきたものが、今年さらに広がっていくといいな、と思います。
 ミッドナイトもまた今年もみたいですね。
 
 
 ざっくりと書いてきましたが、他にも松本慈子の逆襲とかも元中西ヲタとしては、期待していますよ。センター曲を手に入れた彼女がどうなっていくのか。
 あとは、ちゅりがどんな感じで飛び立っていくのかも、期待してます。きっと彼女らしく明るい音を立てながら羽ばたいていくんですしょうね。

 ではでは、今年も楽しくSKE48を応援していきましょう。

 
 
 
 

2019年7月14日日曜日

「10億円会議 #20 SKE48提案SP~プラン会議」の感想



SKE48に今できること


 皆さん、アイドルに何が出来るのかって、考えたことってありますかね?
 よく「自分が辛い時に心の支えになった」、「日々を頑張る目標」とか、いう感想をアイドル好きな方のSNSで拝見することが多いです。
 かくいう僕も2014年頃に自分が何をしていたかさっぱり覚えていませんが、SKE48に何があったのかはスラスラ言えるぐらいアイドルに支えてもらえています。

 ただ、上記のことって内面的なことですよね。
 じゃあ、外面的なこと、より形になるようなことって何があるのか。
 そんな、みんな考えてそうで考えなかったことに真剣に向き合ったのが、AbemaTVの「10億円会議」です。日本財団がスポンサーになり、各業界の社長や成功者にプレゼンをして、お金を獲得していくという方式の番組でしてね。僕らみたいなアラフォー世代は「マネーの虎」を思い出させる形式と言えば、分かりやすいでしょうか。世の中の役に立つ提案を募る番組です。果たして、SKE48はどんな形で世の中の役に立つんでしょう。


 まずは、番組でプレゼンする為の企画会議です。
 集まったのは、松井珠理奈、須田亜香里、大場美奈、古畑奈和、熊崎晴香、鎌田菜月、北川愛乃の7人。
 ここで、それぞれの個性が出ていて面白かった。

 まず、だーすーこと、須田亜香里の提案。
 「人と共存することを目指す。ネット配信でお互いに悩み相談ができる環境を作りたい」
 アイドルという人との共存に長けた存在だからこそできることですよね。
 また、現在48グループでもレギュラーでワイドショーやニュースに出続けているだーすーだからこそ、瞬発力が求められるこういう形式は向いているかも。
 

 次はみなるんこと、大場美奈の提案。
「就活生・新社会人にアイドルで身につけたコミュニケーション能力を伝えたい」
 就活生が握手会に来て、辛さを語ることが多いということをきっかけに思いついた提案です。握手会で学んだコミュニケーション技術をセミナー形式で伝えるのはどうか、というプラン。
 さすがはみなるん。ターゲットをきちんと絞ってきてますね。

 続いては唯一の8期生、よこにゃんこと北川愛乃の提案。
「Wordlessの殺陣芝居を海外に普及したい」
 自身が経験したワードレスの殺陣芝居を自分が経験したことで、その形式を使って日本の文化や歴史の魅力を海外の人に伝えることが出来るという内容。確かに劇団壱劇屋さんの「猩獸」を僕も観てきましたが、素晴らしい作品でしたもん。これをもし、SKEでやったらと思うとワクワクしますね。
 ちゃんと資料を作ってきて、メリットや問題点を書いてるのも彼女の仕事への誠実さが出ていて良かった。
 あと、ちゃんと現実的な問題点を語っているのも良かったですね。

 お次は7月発売のシングルのセンター古畑奈和の提案。
「周りの目を気にせず、自由に楽しめるフェスを開催したい」
 この提案はいかにも奈和ちゃんらしくていいですね。 
 「~らしく」という旧来の考え方に真っ向から立ち向かう彼女の姿勢はカッコいいです。また、マイノリティ側にいる人間にとってはとても頼もしいんじゃないでしょうか。だーすーの冷静な意見が出ることで、プランの補強ができたことも良かったですね。凄く素敵な意見だったので、奈和ちゃんの言葉を取り出してみると。

「『コイツヤバくね?』がまずおかしいからぁ。別にヤバくないし、自分がやりたいことをやることがヤバイわけじゃないし、うーん、やっていく上でその人達の目が変わればいいと思うし。本当に自分が着たいしたい、表現したい、この身体で何か表現したいっていうものをした時って、人ってそれだけでもめっちゃストレス解消になるし。日々溜まってたその人たちの気持ちが、ちょっとでもすっきりする日が、あったらいいな」

 こういう視線を持ってるところが彼女の素晴らしいところだと僕は思います。また、鎌田さんからのフリーペーパーから始めてみては?という意見もいいですね。

 次は1期生、松井珠理奈の提案。
「SKE48のパフォーマンスで幅広い方達にパワーを届ける」
 「パワーや笑顔を届ける」というアイドルとして出来ることを真剣に考えた末の意見だと僕は感じました。このパフォーマンスがきっかけでアイドルになりたいと思う子が増えたらいいと珠理奈。
 ここから、だーすーが最近感じたことを語り始めます。
 それはアイドルになりたい子が増えると社会的には、意外と大変であるということ。アイドルを失ったら何をしたらいいのか、分からないという問題を指摘します。これがあとから大きな意味を持ってきます。

 次は熊ちゃんこと、熊崎晴香の提案。
「ハンディキャップを持ってる方を巻き込んだライブを開催したい」 
 ハンディキャップのある人への視線が素晴らしいですね。
 普段はコンサートだとコールとかしますけど、喋れない方もいらっしゃいますし、耳が不自由な方もいるかもいるでしょう。うーん、この辺は僕はあまり気づけなかったので、目から鱗でした。
 
 さらにこの意見を補強するかのように、鎌田さんからの提案。
「ハンディキャップ専用の器具を使ったライブを開催したい」
 うーむ、最近は便利なものがあるんですね。
 鎌田さんの「個人としてあゆみよるのも大事だけど、SKEとしてあゆみよりたい」という意見も凄く良い。

 さて、ここから本番に向けて絞り込んでいきます。
 後日劇場に集まったメンバーたち。
 奈和ちゃんとだーすーは仕事の都合でいませんね。

 2つのプランに絞られました。

 まず、みなるんの社会の中での女性の立場に対する分析が光ります。
「女性アイドルって、何か才能が長けてないと登っていけない。芸能界にいられない。それを考えた時に結構肩身が狭いじゃないんですけど。芸能界の中で。それが、世間の女性社会人の方々、男性の方がいっぱいいる企業の中で働いている方にもあてはまるのかなって」という世間の女性とアイドルのリンクについて語ります。「アイドルっていうのは、誰しも偏見が付いてしまうものだから、私はそこを絶対覆したくて。アイドルとしても一人の女性としても考えてますっていうのを会議に持っていきたいなって」

 アイドルが社会経験が乏しいし、学歴がないかもしれないけど、実はこんなことができるという、新しい就職説明会がしたいという意見が出ました。
「元アイドル限定の就職説明会を開催したい」というもの。
 うーむ、これは昨今のアイドルのその後問題の救済に一役買うことが出来るんじゃないでしょうか。

 2つ目のプランは、珠理奈の「私たちをあまり知らない人達にパワーを伝えたい。そして、一番パワーを伝えられるのはライブ」という考えと、6期生コンビの「ハンディキャップの方も楽しめるライブ」を合わせたプランが完成。

 うーむ、どちらのプランも魅力的。
 こうして考えてみると、SKE48が出来ることってまだまだあるんだな、って感じますね。運営も変わって色々な可能性が広がっている今だからこそ、SKE48が出来ることの枠を広げて行って欲しいですね。

 次回はいよいよ、プレゼンです。 
 果たして、どうなる!

 アイドルのその後について取材したお勧めの本の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_53.html

 よこにゃんが出演した「猩獸」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/03/blog-post_21.html
 
 

  

2019年4月21日日曜日

「SKE48版 ハムレット」の感想



人が生きている限りどこにでもある出来事


 日テレで放送されていた「SKEBINGO!」で、お芝居について学んできたメンバー達がいよいよ、シェイクスピアの「ハムレット」にチャレンジしていきます。

 今回はいつもの感想と違って、個別に感想を書いて行きたいと思います。

演出とアレンジ

 シェイクスピアの原作を分かりやすくアレンジしてくれています。
 ありがたいことに、SKE48要素も入れてくれてます。
・デンマーク → サカエ国
・ノルウェイ → 岐阜国

 台詞は必要なセリフに抑えて、心情を表す言葉を足したり、歌を足したりもしてくれています。
 本来なら剣を抜き合うことのないハムレットとクローディアスが、第4幕第3場で刀を打ち合う演出が入っているのも良かったです。
 今回の作品は興味を引く、入口になるようなアレンジだと思います。
 ここから原作に入るとストーリーラインは分かっているので、読みやすくなると思います。

楽曲

 どれも素晴らしいんですよね。
 同じ言葉を別のアレンジで聞かせたり、違う人間の口に歌わせたりすることで、こんなにも違う意味を持つのかと思いました。
 個人的には「恋人はもういない」から始まる曲が好きですよ。
 「愛が消えた日 心の火が消えてしまった」という歌詞がなんとも切なくて。
 「生きるべきか?死ぬべきか?」という名台詞の方も歌にしていて、これがアレンジが変わっていくところが、この後の二人の運命を暗示しているようで、聞いていて不安になりました。

末永桜花&北川愛乃

 緊張感があるストーリーの中で、ほっとするような役割を担った二人。
 リアクションがとても良くって、突然、ヲタになるところも面白かったです。
 よくSNSに上がっている写真が最初のマーセラス・バーナードの写真が多かったので、ローゼンクランツとギルデンスターンの姿がコミカルで、こっちも素敵でした。
 珠理奈の「良心の呵責はない」的な発言に「ええっ!」と登場するのが面白い演出も良かった。
 コミカルでカワイイ役のふたりでした。

高柳明音

 ボローニアスもフォーティンブラスのどちらも説得力が必要な役でしたが、見事に演じきっていました。ボローニアスとしては、元々着る物にこだわる役柄なので、ファッションモンスターの鳥さんにぴったりなんですが、お金に関する教訓を言うところとかも、ビシッと決まっていました。お手紙を読む時に急にカワイイ声になったり、ヲタになった二人が当日券を買おうと退場していくと、「もう満員だったぞ~」と登場するところは笑いましたね。
 また、後半に登場するフォーティンブラスがとても彼女に似合っていて、彼女の眼差しの強さがぴったりでした。

鎌田菜月

 怯える演技が多かったんですが、の動きに注目すると、その時に我慢しているのか、戸惑っているのか、怖いのかが見えてくるんじゃないか、と僕は思いました。最後の演技も悲しくて、毒が身体を蝕む中、息子を見る眼差しは心を動かされました。

佐藤佳穂

 一番ギャップに驚いた人です。
 普段、ニコニコしている彼女から、あんな表情が出てくるなんて。
 劇団しゃちほこの織田さんもびっくりしましたが、レアティーズの激情を表現しているところが本当に良くてですね。
 個人的に「オフィーリア、もう水は沢山だろう。涙は流すまい」というセリフを悲しみを抑えるように言っていたのが、印象的でした。


熊崎晴香

 めちゃくちゃ受けの芝居がよかったです。
 実は登場する場面が多い役柄なんですが、余計な動きをせずにちゃんと相手のセリフを受けてから芝居をしていて、凄いな、と思いました。
 手紙を珠理奈と読むシーンも息があっていて見事。
 最後はホレイショーがこの物語のテーマのようなことを言い、ハムレットの死体に跪いて終わるんですが、その悲しい背中をちゃんと背負っているのも良かったです。


野島樺乃

 はかないオフィーリアを見事に演じてましてね。
 「SKEBINGO!」のオーディション映像で散々観たはずの「これはローズマリー」のところで僕は思わず涙を流してしまいましたよ。悲劇のヒロインをこんなに儚く演じ切るとは。
 オズリックにも見事に変身してましたね。

古畑奈和

 「SKEBINGO!」を観ている限り、多分、一番ハードルを高く設定されていたと僕は思ってるんですが、見事に超えていきましたね。
 邪悪な表情、不安になる表情、全部、良かった。
 さらに、彼女の歌が活かされていたのも。
 「もっと広い世界を知れ!」や「あの世で罪滅ぼしを」というオリジナルのセリフも良かった。
 ちゅりの「ケッタ」の説明で一瞬、奈和ちゃんに戻ってたのも面白かったです。
 

松井珠理奈

 もうね、なんだかんだでうちの大将はやってくれましたよ。
 人間の中にある狂熱を見事に演じてくれました。
 特に赤い衣装を着た背中がカッコよくてね。
 復讐にとらわれて狂ったふりをする演技も良かったんですが、自分と同じように復讐にとらわれたレイアーティーズと対峙した時の表情が更に良かったです。
 一番好きなシーンはオフィーリアの頬に触ろうとした自分の手をもう片方の手で握って去っていくところが、彼の悲しさを物語っていて素敵でした。


全体を通して

 凄く面白い舞台でした。
 これは舞台に携わった先生方やスタッフの方々の力が大きいと思います。
 現在の公演・コンサート・握手に加えて、「SKE名作劇場」として、演劇の仕事を増やして、2か月に1回配信して行ったら女優志望のメンバーも更に活躍できるんじゃないでしょうか?今回参加できなかったメンバー達の演技も観てみたいですしね。
 次はシェイクスピアの「マクベス」とかどうでしょう?