配役の妙
今回は、いよいよ4月からあるSKE48の単独公演「SKE48版 ハムレット」に向けての最終オーディション。誰がどの役になるのかが楽しみです。僕も今日の為に、10年ぶりにハムレットを読みましたよ。新潮文庫版が手に入りやすいですが、「世界名言集」とリンクしてる岩波文庫版もおすすめですよ。
いつもと違ったスタジオで収録していますよ。今回スタジオに集まったのは選ばれる可能性のあるメンバー達。小宮さんから「選ばれない人もいますからね」という冷酷なツッコミも。
スタジオには9期生のゆっちこと白井友紀乃さんも来ています。スタジオにはドラフト2期生のこっちゃんこと、白井琴望さんもいます。この二人は姉妹なんですが、こっちゃんが先輩なんですね。ちょっと複雑。間に挟まれてる期のメンバーからは「どうしたらいいですか?」と相談を受けることもあるとか。家ではゆっちの方が上なんですね。この辺りのことは、「SKE48の楽屋ばなし」の第10回で語られていますよ。
珠理奈の「メンバーの前ではお芝居をしてるってことですもんね」というコメントも凄い。
さらに、かおたんこと、松村香織も!
ベテランアイドル芸を爆発させてますよ。
「一回ぐらい呼べよ!」って圧すごいな!
さて、今回のオーディションは自分で撮った演技の動画によって出演メンバーが決まります。どの部分の誰を演じるかも重要そう。前回登場された丸尾丸一郎先生が選んでいきますよ。
まず前半の4人は、ちゅり、さりー、奈和ちゃん、珠理奈の演技経験者たち。
特に奈和ちゃんが演じたハムレットは凄かったですね。有名な場面ですが、見事に演じきっていました。先生も「セリフへの感情の入れ方を知っている。鬼気迫る感じを出せている」と高評価。
珠理奈の演技に対しては、「声がいい。見せ方を知っていて自分の空間を持っている」とこちらも高評価。確かになあ、「赤いピンヒールとプロフェッサー」の記事でも書きましたが、彼女は場の空気を持っていける力があるんですよね。流石。
次は「圧が強い部門」!
まずはだーすー。演じているのは第4幕第5場で狂乱の態になったオフィーリアを演じます。
花言葉まで調べたとは、流石は努力家のだーすー。
演じている時の表情も凄い良いですね。
先生の評価は「一青窈さんみたい」確かに!
スタジオでは、昭和感をつっこまれてましたね。
お次はぴよす。
髪をオールバックにしてライダースを着て黒で身を固めてますね。
かおたんが「ぴよすは勝ちに来てるわ」というだけあって、感情が乗った本格的な演技でしたね。先生からは「男役できそう」と期待のコメント。確かにぴよす、男役とか少年役もできそうですもんね。
次はくまちゃん。
いつもより滑舌がいい!
表情もじっと一点を見つめて語っていますね。
「人に伝えようとする熱があるから、セリフが入ってくる」と高評価。
さあ、次はゆっち。
ワイプを見ると、自分の演技に照れて顔を隠してますね。そして、隣りで抜かれてた妹のこっちゃんも照れてます。
先生から「心身の弱り方が秀逸」と高評価。
確かに、この時のオフィーリアに一番近い気がします。
ゆっちは、オフィーリア行けそうですけどね。
最後はよこにゃん。
なんか、鳥の声がする野外にいるぞ!
「あたし、あたし、あたし、あたし、ああああ」と苦悩する様を演じます。
先生からは「気合いが違う。自分アレンジが凄い」と高評価。
舞台「猩獸」でも頑張ってたもんなあ。
小宮さんから、「下手したら通報される」というツッコミも面白かったなあ。
今度は「色っぽい部門」!
まずは、なっきいこと、鎌田菜月さん。
ベットにカメラを置いて、バストショットを中心に撮っています。
「色っぽい、演技的な色気を感じる」という評価。
次はさとかほこと、佐藤佳穂。
チャームポイントとして、笑顔とセクシーさとちょっぴりあざといところを挙げる手練れです。途中で目薬を入れて涙の演出をしてくるあたりも。先生も「演技よりあざとさが勝っている…目薬!」と衝撃を受けていますね。
最後はみこってぃ。
ひ、ひどい。完全にふざけにいっている。
「水商売の匂い。色気の安売り。村芝居」。
そりゃ、そういわれるわ。
「頑張ってアピールしてる部門」に行きましょう。
まずは、のじのじこと野島樺乃ちゃん。
歌は事情で無音なんですが、オフィーリアって歌う場面があるから、彼女も適役では、と思いますけどね。「ミュージカル女優になれそう」と先生も高評価。
次は、ゆうかたんこと、浅井裕華さん。
後ろのだーすーのポスターが強くて演技が入ってこない!
番組で須田好きをアピールしたいと語っていましたが、小宮さんの「そこじゃない!」というツッコミはごもっとも。
今度はるーちゃんこと、井上瑠香さん。
いや、こっちもくまもんがうるさいのよ。
先生も「くまもんの印象しか残らない」と残念。
動画撮る環境も大事ですね。
さあ、最後ははたごんこと、髙畑結希。
セリフを間違えてしまってるんですが、着ている「ぽんこつ」と書かれたTシャツが説得力を増してしまっている!先生からの評価は「人のよさは伝わってくる」。そうなんです。良い人なんです。
最後は「受からないだろ~な~部門」。
下手すると悪口になりかねないので、メンバーと先生の評価だけ。
荒井優希 評価コメントなし
平田詩奈 「寝起き感!」
日高優月 「特になし」
大場美奈 「番組ではよかったのに、今回はイマイチ。アウターは脱いでほしかった」
「座ってるだけでドラマ部門」てか、一人しかいないじゃん!
前回、座っているだけでドラマと言われたいずりんこと、仲村和泉です。
本人は滅茶苦茶照れてますが、先生は「リアルであろうとする。それが良いところ」と高評価。スタジオでも、「渋谷に座ってそう。リアルにドラマを感じた」と見事に先生にハマっていますね。「家出少女じゃねえか」と小宮さんにつっこまれてましたね。
そして、いよいよキャストの発表です!
演技の上手い下手ではなく、その役に合っているかで選んだそうですよ。
最初に選ばれたのは熊ちゃん。
ハムレットの友人役です。
次に選ばれたのは、野島樺乃ちゃん。
ハムレットの恋人である、オフィーリア役です。
確かに歌のシーンもあるし、徐々に変わっていくところも演じられそう。
3人目は鎌田菜月さん。
ハムレットの母親役。
ああ、確かにあの母親演じるならなっきぃは合うかも。
4人目はさとかほ!
オフィーリアのお兄さん役。レアティーズか!
じゃあ、ハムレットとの試合のシーンが見物ですね。
5人目は奈和ちゃん。
演じるのは、叔父のクローディアス。
ハムレットの父を謀略で殺した男ですね。
先生は「ハムレットの相手として、強力な相手が必要だったんですね。その時に強い気持ちがある方に演じていただきたいな、と思いました」と選ばれた理由を解説されていました。確かに奈和ちゃんなら出来そう。
最初、処世術に関するめちゃくちゃ長いセリフがあります。ここが超楽しみ。
6人目は松井珠理奈!
役は主役のハムレット!
初舞台初主演!
選んだ理由としては、「ハムレットには求心力のある方と考えた時に、松井珠理奈さんの姿が」とコメント。こりゃ楽しみだ。
7人目と8人目はちゅりこと高柳明音とよこにゃんこと北川愛乃に決定。
ちゅりは宰相ポローニアスを、よこにゃんは、ハムレットのかつての学友であるローゼンクランツを演じますよ。てことは、熊ちゃんが演じるのは、多分、ホレイショーになってくるのかな?最初はギルデンスターンの可能性も考えてたんですが。
そして、舞台スタッフは番組前半でお世話になった先生たちが参加。
これは楽しみ。
そして、次回は最後の1役が決まる!
なんとなく、ゆっちの映像が映っているからゆっちが来そうな気もしますが、果たして!
「赤いピンヒールとプロフェッサー」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_36.html
よこにゃん出演の猩獸の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/03/blog-post_21.html