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2018年12月3日月曜日

赤いピンヒールとプロフェッサー①

伝説誕生


 スポーツで、その選手が出るだけで場の空気を変えてしまう選手がいます。
 映画でも、その俳優が出るだけで緊張が走る俳優がいます。
 じゃあ、アイドルは?
 
 その問いの答えが今回紹介する「SKE48 SOLOCON 2016」にあります。

 このソロコン、始まる前は文句ばっかり言ってたんですよ、僕は。
 「なんだよ、ソロコンって、素直にリクアワやりゃいいんだよ」なんてぶつくさ文句を言いながら、ちゃっかりコンサートの応募はするという、映画「ゴーン・ガール」の亭主ぐらいのせこさを発揮しているわけです。それで、おそらく、運営サイドも「なんか、ゴーン・ガールの亭主みたいな奴が応募してきたな、5階席に飛ばしとこう」という感じで、僕に2日目夜公演、5階最前列という、立ち上がってバランスを崩そうもんなら、即落下という危険度120%の席を用意してくれたわけです。おそらく、ここで悪質なファンを一人減らしておこうという考えだったんでしょう。


 また、「赤いピンヒールとプロフェッサー」も本店のAKB48のアルバム「ここがロドスだ、ここで跳べ」の中の曲で、はっきり言って「いや、付き合いで聴くけどさ。そんなにね」という感じだったんですね。「一応、スピルバーグだから観るけどさ」みたいな感じだったんですね。


 そして、迎えた当日、山田樹奈から始まり、さきぽんの朗読に感動したり、谷の歌のうまさに驚いたり、真木子のコントに笑ったりとお腹いっぱいだったわけですよ。で、とどめにゆななの「ウルトラ兄弟を超えていけ」的な全グループ早変わりで、もう満点だったわけです。いやあ、良かった良かったと。そして、最後に珠理奈の出番が来るんですが。

 はっきり言って、度肝を抜かれたといいますか。
 これは、強すぎる。
 ラスボスという言葉がふさわしいか分かりませんが、これが王者の実力だ!と言わんばかりのパフォーマンスを見せまして。
 そう、これだ、これが見たかったんだ!と「13人の刺客」を観た時のような気分になりましてね。MCなしで10分間踊りまくるわけです。


 最後に「赤いピンヒールとプロフェッサー」を披露するんですが、あえて間を作るんですね。靴を履き替えて(曲ごとに靴が変わってます)そして、履いてからのドゥーンというあの効果音と共に始まるんですが、もう、平成ライダーの最終フォームを思わす無敵感なんですね。
 5階席から見ると、男性のバックダンサー陣とも動きが合っていて、来るまでなめていたあの曲が、帰り道には「ウォウ、ウォウ、ウォウ」の動きをしたくなるぐらいの名曲になっていたわけです。
 たった1回のパフォーマンスで曲のイメージを変えてしまうとは。
 前々から松井珠理奈、バーフバリ説を唱えている僕からすれば、やはり、彼女のセンター適正はすごいなと。そして、くぐってきた修羅場の数が違うと。

 なんとなく、バーフバリの動画を張っておきますね。
https://youtu.be/ox5_z35dF_w

 今、彼女のレベルに迫りつつあるゆなな、そして、実は今、だーすーの赤ピンが一番みたいです。総選挙2位になり、珠理奈の代わりにパンチラインセンターを務めた彼女がどんな赤ピンを見せるのか。いつくるか分かりませんが、楽しみに待っていたいと思います。

 そして、運営さんゴメン、またソロコンもみたい!
 えっ、珠理奈がバーフバリなら2作目はって? 
 ほら、まだ今年のリクアワのDVD出てないから。お茶でも飲んで待っててください。