その一撃さえ言葉になる
さて、本日2019年3月24日は、大阪梅田ヘップホールで行われている劇団壱劇屋さんの「猩獸」の大千秋楽の日です。
早めにチケットをゲットしていたので、観に行ってきましたよ。
ちなみに初日に行った時は、前列の方だったんですが、今回は後ろの少し高見の位置から見ることが出来ましたよ。
※ ストーリーとかについての考察は、初日の記事で沢山書いたので、今回は省きます。詳しくは、こちらをご覧あれ!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/03/blog-post_21.html
初日と比べるとSKEのファンの方が多めでしたかね。
僕は丁度、前説の途中で入ったんで、日替わりの前説をあまり聞けなかったことが残念でした。
脚本を読んで臨んだ2回目。
それぞれの仕草から心情や思惑がより詳しく観ることが出来ました。例えば、前半の疏芭さんが愛へ向ける視線や仕草とかね。
照明と音楽に工夫がこらされてることも発見しましてね。
それぞれの殺陣の音楽に個性が出てましたし、照明に関しては、こんな細かいライトの使い分けができるのか!と衝撃を感じましたよ。柏木明日香さん演じる麩夛姫が沢山の刀を飛ばすと刀が地面に刺さっていくんですが、綺麗に証明が刀たちに当たっていて、カッコ良かったです。
こんなに良い作品なのに、映像化されないというのは勿体ないです。
そして、時代劇好きとしては、新たな発見だったんですが、殺陣を観て泣くという体験を初めてしました。最後の到知対天化の殺陣が特に好きでしてね。自分の娘にふさわしいかどうかを試すかのような闘いが本当に泣けました。
そうそう、前回の「猩獸」の記事で書けなかったことを追加しておくと、主人公が強すぎないところがいい、と思いましてね。負けそうになったり、誰かを庇ったりしながら戦うことで、常にハラハラしながら戦いを観ることができました。
それから、西分さん演じる疏芭さんの走り方が凄い好きです。殺陣も戦い慣れてる感じで、強くない相手は剣をぎりぎりでかわし、なるべく受けないという映画「るろうに剣心」の殺陣を演出した谷垣健治さんの殺陣を彷彿とさせる闘い方でした。
そう、それぞれの剣での一撃が言葉の代わりになっているというのがいいですね。
そして、何故、殺陣で涙が出たのか考えてみると、前後のドラマがしっかりしているからだと思いましてね。それこそ、アクションが凄い映画は沢山ありますけど、観てて心が揺さぶられるのは、その前後で登場人物たちの思いを丁寧に描いているからだと思いましたね。
終演後の竹村さんの挨拶で、「家族」についての作品とおっしゃられてましたが、家族のために何が出来るんだろう、あんな素敵な家族に出来るかな、と考えさせられましたよ。
ちなみに、今回のハプニングとしては、前半の場面でよこにゃんが「猩獸」の本を読む場面がありましてね。びっくりして、本を投げてしまうシーンで舞台の下まで飛んで行ってしまいました。お客さんが拾って、竹村さんに渡すというファインプレー。全力だからこそですね。
終演後、ロビーで作・演出・殺陣・主演を担当された竹村晋太郎さんとお話を少しさせていただけましてね。ご自身で「まるでジャッキー・チェン」とおっしゃってましたが、多分、サービス精神が旺盛な方なんだろうなあ、と感じましたよ。作られる他の作品の世界観も素晴らしくて、文才もあると思います。それを身体で表現して形に出来るんだから、本当に凄い。これで、主題歌唄ったり、ケータリング作ったり、率先して現場の掃除までし始めたら本当のジャッキー・チェンになってしまうので、過労死しないように気を付けて欲しい!
よこにゃんについて質問すると「本当に頑張る子。僕、努力する子が大好きなんですけど、彼女はどんどん伸びると思う。何目線だって話ですけど」と高評価でしたよ。謙遜されてましたが、竹村さんのような才能のある方に誉めていただけるとSKEファンとしても嬉しい限りです。
写真も撮らせていただきましたよ。
優しい笑顔でした。
舞台の時と違って穏やかなオーラが素敵でした。
ちなみに舞台では、こんな感じ。
今、アプリ観劇三昧で過去作を観て行ってますが、「独鬼」が入ってなくて、DVDを買えば良かったあ!と後悔しています。劇団壱劇屋「猩獸」— 壱劇屋 (@ichigekiya) 2019年3月24日
新作版舞台写真公開①
このあと18:45からの再演 #猩獣 満席祈願!!!
どうか満員御礼の客席でゴールできますように!!!(西分)#猩獸舞台写真 pic.twitter.com/3e62Kkl2i9
カーテンコールでは、涙を拭う仕草をされてましたが、皆さんの席からはどう見えたでしょうか。
よこにゃんのおかげで知ることができた新しい世界。
よこにゃん自身もまた成長したんじゃないでしょうか。
今度は4月にあるSKE48の単独公演でも選ばれるといいなあ、と思っています。
そして、また成長したよこにゃんと一撃屋さんが再会する時が来ればいいなあ、と思っています。
一撃屋さんの公式動画によこにゃんも出てるので、こちらも是非!
※「猩獸」初日の感想はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/03/blog-post_21.html
よこにゃんが殺陣に挑戦した「SKEBINGO! #3」の感想はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/skebingo.html