人気の投稿

2019年1月31日木曜日

前のめり②



二人の5期生の今①


 皆さん、好きな期ってありますか?
 最近だとドラフトと合わせて、6D1とか、7D2とかね。
 僕は奇数期のメンバーが割と好きでしてね。
 元推しの中西優香は1期生ですし、3期はやはりSKE48の黄金世代だと思うんですね。
 そして、5期生ですよ
 かつて、僕がSKEを知り始めた頃、とてもキラキラしていたのが彼女たちでした。
 日産スタジアムで「美しい稲妻」が初お披露目された時に、うおっ、なな子と奈和ちゃんとぺんぺんって、これからは5期生が引っ張っていくんだなあ、がんがん「結果」だしていくんだろうなあ、としみじみ感じました。

 やがて、5期生たちは一人、また一人と辞めていきます。
 それぞれに辞める理由はあったでしょうが、とても個性的なメンバーが多かっただけに、卒業発表がある度に悲しい気持ちになったものです。

 今回は時計の針を2015年11月29日で止めましょう。
 この日、「SKE48 リクエストアワーセットリストベスト30 2015」が行われましてね。この年はシングル曲部門と公演曲部門に分かれたんですね。「桜、覚えていてくれ」が入っていて嬉しかったなあ。紅條はどちらも映画館のライブビューイングで観てたんですね。やがて、「前のめり」が6位にランクイン。既にセンターである松井玲奈は卒業していたので、「果たして誰が?」と思っていたんですが、ここでセンターとして出てきたのが奈和ちゃんでした。

 最初の「風の中で~」の奈和ちゃんコールに涙ぐみ、やがて歌いながら泣いていく奈和ちゃん。最後は覚悟を決めたような顔の後に笑う奈和ちゃん。
 この時の心境をアメーバブログの方で奈和ちゃんは書いています。
 ちょっと読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12101752443.html
 そういうことだったのかあ!
 よし、解散!
 というわけにもいかなくてですね。
 当時の「悔しかったこと」とは何なのか。
 これはですね、2015年冬コンのDVDのオーディオコメンタリーで、松村香織先生がコメントしてくれているので、引用させていただきましょう。

「嬉しくてだと思うよ。うん。なんかさ、奈和ちゃんもさ、結構さ、次世代ってされてるしさ、玲奈さんのさ、アンダーのポジションをよくずっと色んなところで。奈和ちゃんはなんかアンダーのポジションでよく玲奈さんのとこをやってたの、当て込みで。でさ、そういうのをもらうとさ、意識も結構さ、変わるじゃん。任せてもらってるしって、で、そういう中で。あのユニット曲の発表があった時に、表題のメンバーに入れなかったじゃん。で、それで、奈和ちゃんはやっぱり色々思うところがあったりして。で、楽々とかも新しい子たちもどんどんくるからさ。たぶん、色んな思いもたぶんあって、今回センターこうやって、珠理奈さんをさ、センター移動するのもあったわけなのにしなかったじゃん。たぶんそういうのもあったと思うよ、奈和ちゃんは。任せてもらったのも絶対嬉しいだろうし。だって今までさあ、珠理奈さんスライドさせてたじゃん。しなかった意味って絶対あると思うし」(一部割愛)

 そう、この時、奈和ちゃんは運営、ファンどちらからも「松井玲奈がセンターの曲」のセンターを担当できる存在として認められたわけです。しかも劇場ではなく外箱のコンサートで。果たしてこれが任せられるメンバーは何人いるでしょう?
 古畑奈和が名実ともにSKE48のセンター争奪戦で充分戦える人間として大々的に認められた瞬間だったのではないでしょうか。
 
 そして、2019年1月。
 気づけば5期生は二人になりました。
 奈和ちゃんは、まだシングル表題曲のセンターになっていません。 
 「前のめり」のセンターも他のメンバーになることも多いです。
 しかし、彼女は自分だけの「結果」を手に入れました。
 総選挙は2年連続選抜入り。
 ソロアルバムも発売。
 ここまでの「結果」を出しているメンバーってグループ内で何人いましたか?
 僕が思い浮かんだのは、高橋みなみ、山本彩、柏木由紀です。
 勿論上記の三人と入った期や立ち位置は違います。
 48グループを取り巻く環境の違いを考えるとかなり凄いことだと思いますよ。
 そして、選抜争いをする相手も違います。
 評論家の宇野常寛さんが、「AKBの総選挙にランクインするよりもSKE48の選抜に入る方が大変になってきてるよね」とおっしゃっていましたが、その通りだと思いますす。
 
 すでにシングルのカップリング曲ではセンターを取っています。僕個人としては、幻に消えた写真集もいつか出して欲しいと思ってます。あの755戦争の時の心無い人に対する、誠実なコメント。今でも僕は忘れていません。先ほど挙げたレジェンドメンバーの「結果」を超える可能性があるのは、ひょっとしたら、奈和ちゃんかもしれません。たとえば、2019年、演技の方でも飛躍があるかもしれません。ミュージカル「AKB49」主演を務め、「花より団子」の舞台にも出演した経験は、今年更に活かされてくるのではないでしょうか。

 奈和ちゃんと奈和ちゃんのファンの皆さんが、笑顔で喜び会える時がこれから1回でも多く来て欲しいな、と色々と過去のことを遡りながら思いましたよ。もし、次に奈和ちゃんについて書くことがあったら、あの独特の言語センスについて書きたい今日この頃でした。
 
古畑奈和ちゃんの2018年の代表作になりそうな「観覧車」の記事はこちら。
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_30.html

スリリングな内容の「本性」の記事はこちら。
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_9.html

ユニットコンで踊った「スクラップ&ビルド」の記事はこちら。
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_63.html

歌唱力と世界感が融合した「10クローネとパン」の記事はこちら。
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/11/blog-post_30.html