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2021年10月10日日曜日

みなるんが教えてくれたもの

 太陽は何度でも


  

 2021年10月9日夜、東海ラジオ「1+1+1は3じゃないよ!」で、チームK2の大場美奈の卒業が発表されました。

 僕の中でみなるんは、SKE48の中で貴重な俯瞰で物が見られる人でした。
 公演やメディアで語られる水野愛理の育成、ゆなながセンターになるタイミング、奈和ちゃんがセンターになることについて、対象となるメンバーのことだけではなく、SKE48やファンのことを考えた視点が多かったと思っています。

 そこには、AKB48の9期生という、AKBの第2の春の時代を経験した世代だからこそかもしれません。彼女のドラマを考える時に、AKB48のドキュメンタリー映画の2作目と3作目は無視できません。

 2作目でのチーム4結成とみなるんの謹慎。
 あの映画のラストで一番印象に残っているのは、過呼吸に倒れるメンバーたちやラストの「フライングゲット」で不死鳥のごとく復活する前田敦子を挙げる方が多いと思いますが、僕は、被災地の一本松を見上げるみなるんの顔が一番印象に残っています。
 被災地という一度ボロボロになってしまった土地と、自分のアイドルとしてのキャリア。それでも希望のように残った一本松は、彼女の復帰を待っていたファンの方々の気持ちや自分の中に一本通ったアイドルとしての矜持かも知れません。

 3作目の映画では、東京ドームでのコンサートで彼女の所属するチーム4の解散が告げられます。
 リーダーを務めていた彼女は、チームの一人一人に前向きな声をかけ、このチームに9期や10期の逸材が揃っていたことを未来の人々に思い出させようという話をします。
 多分、一番泣きたいのはみなるんだと思うのに、彼女の視線は揺るがずに前を向いています。
 二つの映画では直接言及されていませんが、彼女はチームAでは前田敦子や篠田麻里子のアンダー、チームBでは柏木由紀のアンダーを務めるほどの実力者でもあります。ゆいはんのアンダーでの頑張りが語られがちですが、彼女も次世代のエースとして期待をされていました。

 そこから、SKE48への兼任。
 兼任の挨拶に来た時の涙。
 今と比べるとSKE48はAKB48の背中に追いつけ追い越せムードが、まだ残っていた中での兼任でした。一抹の不安を抱えながらの兼任スタートだったと思います。
 しかし、彼女はSKE48に昔から居たかのように馴染んでいきます。
 大組閣での完全移籍。
 AKB48として思い描いていた未来は、一旦ここで終わることになります。
 ただ、SKE48に移籍することで、彼女は新しい才能をどんどん見せていくことになります。
 「エビショー!」からの彼女のシーソー対決における「太っているのでは?」というキャラは、「エビカルチョ!」まで続く名作を生んでいきます。
 また、「AKB48SHOW!」の「妄想少女大場」シリーズも名作で、共演の野間口徹さんの振り切った演技も素晴らしく、僕は一番好きなコント劇でした。
 勿論、アイドルとしての魅力も磨きをかけていて、一番僕が印象的だったのは、ななせまる大好きキャラが爆発した「気づいたら片想い」のコント劇で少しだけみせる、もしみなるんが坂道に移籍していたら、という妄想をかりたてられる正統派のアイドルとしてのパフォーマンスが素晴らしかったです。
 

 やがて、彼女はチームK2のリーダーになり、2018年総選挙ではAKB48時代ではかなわなかった総選挙選抜入りを果たします。

 SKE48時間が過ぎて行くと共に、彼女の雰囲気は張りつめたものから柔らかいものに変わっていったのは、と僕は思っています。それはSKE48に馴染んだからかも知れませんし、仕事と自身のバランスが取れてきたからかもしれません。
 ソロプレイヤーとしての彼女は、映画出演や写真集の出版。舞台出演と活躍の場を広げていきます。
 もうタレントとしても安定している感じがするんですが、もし、欲を言えば一つだけ必要なものがあると思います。
 それは、彼女のセンター曲、或いは卒業曲。
 勿論、「アンチ」という名曲もあるんですが、今の彼女にあった一曲でアイドル人生を終えて欲しいです。

 みなるんの48人生を知って行くと、学べることが沢山あります。
 人生の中で自分のキャリアが揺らぐことがあっても、自分の中に芯があれば、待っていてくれる人がいれば何度でもやり直せること。
 そして、どんな場に置かれても、そこで腐らずにチャレンジを続けることで未来は広がっていくこと。
 丁度、今観ている大河ドラマの「青天を衝け」で、主人公の渋沢栄一は何度も運命の悪戯で自分の活躍する場所を移されます。しかし、その場その場で自分が学んできたことや思考力を生かして、乗り越えていきます。
 大河ドラマ「大場美奈」はいよいよ新章に向けて動き始めたのではと思います。
 次はどんな場でどんな活躍をしていくか、今から楽しみです。

※みなるんの2nd写真集「答え合わせ」の感想はこちら!

栄、覚えていてくれ SKE48の曲と映像の魅力: おすすめの本「答え合わせ」 (oboeteitekure.blogspot.com)

※みなるんの1st写真集「本当の意味で大人になるということ」の感想はこちら!

栄、覚えていてくれ SKE48の曲と映像の魅力: おすすめの映画と本「本当の意味で大人になるということ」 (oboeteitekure.blogspot.com)

※みなるんのセンター曲「アンチ」の感想はこちら!

栄、覚えていてくれ SKE48の曲と映像の魅力: アンチ① (oboeteitekure.blogspot.com)

※みなるんの「気づいたら片想い」の感想はこちら!

栄、覚えていてくれ SKE48の曲と映像の魅力: 気付いたら片思い① (oboeteitekure.blogspot.com)

 

 

 


2021年3月11日木曜日

AKB48グループ「東日本大震災復興支援配信〜誰かのためにプロジェクト2021〜」配信の感想

 忘れないことずっと仲間なこと


 本日で、東北で震災があってから10年になります。
 AKB48グループは、震災があった東北地方への訪問を続けています。
 これまでの歩みがまとまった映像が本日、生配信で公開されました。
 ちょっと観てみましょう。

 


 ううむ、こうして年代順にみて行くと、最初は不安の中、表敬訪問をしていった彼女たちが徐々に元気を与えられる存在になっていき、その関係が形になって残り始めているフェーズになったのかな、と思います。
 ある人は48グループから生きる希望をもらい、ある人は48グループから未来へのヒントをもらう。


 印象に残った点をいくつか挙げて行くと、まずは10年前の東北のリアル。
 特に2011年から14年ぐらいまでの町の光景は、観ながら絶望感を感じるぐらいの瓦礫の山がそこにはありました。怪獣映画が好きな僕が見ても、こんな絶望感がフィクションではなく、リアルの中にある恐ろしさを感じました。自分の故郷がこうなったら、と仮定した時に凄まじい喪失感を抱きます。
 
 次に家や家族を失った子供たちが、はしゃいで踊っている様子を見て、ある小学校の教頭先生が「子供たちのありえない姿、見させていただきました。肩組んで、ジャンプして、手を振って。あり得ないんですよ。あの子供たちのかなり多くの子がおうち流されました。親戚、家族、亡くした子もいます。思い出の品も大事なものも、全部流れて無くなって、今、住まいも仮設住宅にいる子もいっぱいいるんですけど、あんな姿はじめて見ました。皆さんの力ですね。すごいです。ぜひ続けてください」という場面がありました。
 ここでアイドルというものが、決して不要不急ではなく、誰かに力を与えるものなんだと感じました。それが、子供たちという忖度を知らないものたちだからこそ、余計に。
 この教頭先生の話を聞いている、珠理奈が思わず泣きそうになっているところも印象的で、他者の痛みを想像できる優しい人だと思いました。

 優しさで言うと、かおたんの寄り添い方も素敵でしてね。
 山田町との付き合いはSKE48ファンの皆さんの中では有名だと思いますが、現地のお子さんからの手紙を聞いていると、東北への訪問を点で終わらせずに線にしていく感じがしましてね。しかも、その点と点とつなぐ線は運営が用意したペンだけではなくて、自分がプライベートで行って、より太い線にしていくところが流石だと思いました。
 2013年から2019年にかけてどんどん成り上がって行ったかおたんですが、どんなに立場が変わっても、東北の人たちとの関係が変わらないのが彼女の良いところだと思います。特に、お手紙を聞いている時の眼差しと表情の豊かさを観ていると、本当に良いアイドルがSKE48には居てくれたな、と嬉しくなります。
 
 それから、東北の映像を観て、必ず思いだすメンバーがいます。
 それがみなるんこと大場美奈です。 
 今日の配信でもコメントを求められて、凄く良い言葉を残しています。
 「沢山の言葉を現地の方からかけていただくんですけど、その中でもやっぱり『忘れないでいてくれてありがとう』って言われたことを凄く印象に残ってて。私達としては、絶対忘れることは無いのに、被災された方々はそういう言葉をかけてくれているっていうことは、そういうことに不安だったり、何か思っていることがあるんだって感じた時に、これから自分がいくつになった時も絶対に忘れないでいようと思ったし、これから私たちが出来ることは少ないかもしれないけど、全力でやっていけたらいいなって、凄く強く思いました」
 丁度、彼女が被災地へ行き始めた時、彼女はスキャンダルで様々なものを失っていました。
 もう一度、大場美奈を再興させ始めていた時でもあったのでは、と僕は思っています。
 ドキュメンタリー映画の2012年のエンディング付近で、100年松を見上げるみなるんの表情が未だに忘れられません。あの時、彼女はどんなことをイメージしていたのか。
 10年近く経った彼女の顔は穏やかでした。

 震災から10年。
 東北出身の48メンバーも増え、気づけば新潟にNGT48も出来ました。 
 総選挙の会場にもなりました。
 未だに、「掌が語ること」も歌い継がれています(本気を出した時の秋元康って本当に良い歌詞かきますよね。最後の「ラララ」のとこで毎回号泣してしまいます)。

 
 そして、ヒット曲があるって大きいことだな、とも思いましてね。
 大人から子供までみんな知っている曲がある。
 一緒に歌ったり、踊るだけで少しだけ気分が明るくなる。
 いや、口ずさんだり、メロディーにゆられるだけでも良い。
 大変な「日常」を乗り越える力をもらえる。
 それは、問題の規模こそ違えど、僕らも同じかも知れません。

 次の10年で、東北がどんな風になっているのか。
 ずっと、48グループとの線がつながり続けて欲しいなと今日の配信を観て思いました。

2020年12月29日火曜日

「KARAAGE WARS:カラアゲウォーズ」の感想

 仮説を通して見えてくるもの

 ある物の価値や必要性を考えていく上で、「もし、〇〇が無かったらどんな世界があるか?」という考え方があります。
 今回、紹介する「KARAGE WARS カラアゲウォーズ」は、もし、唐揚げを食べることを禁じられたら、という仮説のもとに物語が展開されていきます。
 まずは、公式チャンネルをチェック!



 ううむ、みなるん、今年は「ウォーズ」続きだな(意味が分からない人はリトルサブカルウォーズを観よう!)。
 まずは、お腹が空いてくる動画でしたね。
 今はコンビニで唐揚げが24時間売っているので、もう、気軽に買いに行ける素晴らしい世界だと改めて認識しましたよ。
 そして、我らがみなるんこと、大場美奈が今回は、どこかサントリー角ハイボールのCMの井川遥さんを彷彿とさせる唐揚げバーのママ的な役をしています。


  このCMの加瀬亮いいなあ。って、田中圭が出てたのか!
 ほんの3年前のCMなのに、早口のナレーションや賑やかな音楽もない、ちょっと上品な感じでいいですね。
 ううん、お酒呑めないですけど、ウイスキーとハイボール略して「ハイカラ」がさっきの動画の後だと似合いそう。

 さて、話を戻すと「カラアゲウォーズ」は、唐揚げの良さを改めて認識する以外にも、様々な面白みがありましてね。
 まずは、音ですよね。ASMR動画的な楽しみがあります。
 ちなみに、僕は咀嚼音が大の苦手なので、アゲヒコさんが食べる音とかを聴いている時がわりと大変でした。ただ、何かを食べるという人間の3大欲求(食欲・性欲・睡眠欲。『映画秘宝読者』は食欲・性欲・殺人欲)はどこか繋がっている気がして、食べている様子が少しセクシーな感じもします。
 
 そして、この動画のもう一つ面白みは「あげる」という動詞を活かしたストーリーラインです。今年公開された「とんかつDJあげ太郎」も、「あげる」という動詞がとんかつとDJをうまく繋げましたが、こちらの作品では「3あげ禁止」という言葉遊びのうまさに加えて、「一旗あげる」という更に意味を一つ増やしてストーリーラインを作れているところが本当に凄いんですよね。
 
 警官たちの「もう我慢できない!」はケロッグコンボのCMを思い出しましたよ(子供の頃、というか大人になっても何か食べる前、よく言ってましたねえ)。


 もし、唐揚げじゃなくて、違法薬物がメインだったら、警官たちが「もう我慢できない!」と言って薬物をキメ始めるのは完全にアウトですし、やっぱり無くて良かったとなるんですが、唐揚げは一回外してみたことで、やっぱり在って良かったとなるわけですね。
 
 終わり方を見ると、続編を期待させるような感じですが、果たしてどうなる?
 ずっと夜の風景で解放されてからの昼の風景の描写や主演の方の演技も素敵だったので、是非、次のエピソードがみたいですね。
 コミカルなだけでなく、オフビートの大人なみなるんが楽しめる作品です。

※リトルサブカルウォーズの感想はこちら!

2020年11月19日木曜日

おすすめの本「答え合わせ」

 彼女と一緒に住むと…



 ついに大場美奈のセカンド写真集「答え合わせ」が発売されましたね。
 ※まだの人は今すぐチェック!写真集の電子書籍版も出ると保存しやすくていいな、ともふと思いました。



 さて、まずは写真集の内容なんですが、1st写真集がアイドルの大場美奈だとしたら、2nd写真集は大場美奈個人にフォーカスした感じです。僕自身は、1st写真集が「旅行」だとしたら、2nd写真集は「滞在」という感じでしょうか。

 みなるん自身は発売記念のshowroomで普段の顔が沢山みられると言っていましたが、素の笑顔が素敵でしたね。配信では気を使って若い子たちのことも言っていましたが、大場美奈という人の新しい魅力が感じられるものになっています。

 じゃあ、その新しい魅力っていうのは、何だと。
 僕はどうしても文章が気になるタイプの人間で、写真集でも文章があると、注目してしまうんですが、その中の記述で気になるものがありました。

 「無が好きなところ」

 「無」?!となりましてね。

 でも、みなるんは、確かにコントとかで、無の表情になることがありますが、好きなところだったとは。
 でも、「無」とみなるんの相性って凄く良い気もするんですよね。
 今回の写真集でも、目線がカメラを捉えているものが多いんですが、雨のべランドを見ている背中とかからは、「無」になってどんな表情をしているんだろう、とふと考えてしまいます。
 この「無」は、かつての前田敦子が様々な楽曲や作品の世界に対応していけたように、大場美奈という人が、コメディの世界やホラーの世界、サブカルの世界でも対応していける秘密かも知れません。

 写真集に話を戻しましょう。
 個人的に好きなカットは、6~7ページの映画のタイトルが出てきたようなカット。海を見るリラックスした視線がいいですね。
 そして、美しい青い色の花を持ってこちらを向いている視線の強さも素敵でした。
 セクシーショットもありましたが、僕が一番セクシーを感じたのは、パジャマ姿のみなるんの後ろに洗濯物があるところです(川端康成の読み過ぎ)。

 ちなみにロケ場所は「シネマアミーゴ」があるから、神奈川の逗子の辺りでしょうか?
 
 さて、この写真集のタイトルは「こたえあわせ」です。
 出題された問題はそれぞれが設定するとして(僕は『大場美奈の人生』と設定しました)、その答えは最後のページの見開きの表情だと僕は思っています。

 みなるん推しの方には、あのテッドのぬいぐるみとの同棲も絆を感じられて良いですが、みなるん推しではない僕から見ても、良い時間を切り取って本にしたなあと感じます。

 ぜひぜひ、みなさんも答え合わせをしてみましょう。
 3rd写真集がもし、出るなら、どんなアプローチをするのか、今から楽しみです。
 それにしても、良い年の取り方をしてますね。
 

※みなるんの1st写真集「本当の意味で大人になるということ」の記事はこちら!

https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/08/blog-post_3.html

※みなるんのセンター曲「アンチ」についての記事はこちら!

https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_27.html

2020年9月20日日曜日

12周年公演に向けての短期集中連載第19弾「星座をもう一度なぞる時」

次はどんな絵が浮かび上がるのか?


 皆さん星座はお好きでしょうか?
 僕は去年の夏ぐらいから少しずつ覚えている途中でして、「あっ、あれはオリオン座」、とか夜の道を歩く時の楽しみが一つ増えました。
 一つ一つの星座の作られ方は時代や文化によってさまざまですが、 夜空に散らばった一つ一つの星を線で結び、一つの形を作り、それが広がっていったというのが、なかなか文化として面白いな、と思っております。

 さて、48グループの中には無数の曲が存在します。
 その一つ一つの並べ方に関しては、かつてプロデューサーの秋元康が線を引き、「公演」という一つの形を作ることがスタンダードでした。
 ところが、次第に「公演」が更新されることが少なくなり、メンバーたちが曲と曲を繋ぐ線を引いていくことになりました。
 SKE48の「0start」公演もそうです。
 この時、線を繋ぐペンを主に握ったのは、大場美奈でした。

2016年6月7日の彼女のブログを2つ続けてみてみましょう。

① 公演の紹介

https://gamp-ameblo-jp.cdn.ampproject.org/v/s/gamp.ameblo.jp/ske48official/entry-12168382949.html?usqp=mq331AQFKAGwASA%3D&amp_js_v=0.1#aoh=16006015247061&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&amp_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24s

② 公演に関する質問について

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12168398844.html?utm_source=gamp&utm_medium=ameba&utm_content=official__ske48official&utm_campaign=gamp_paginationThumbnail

 この二つのブログを読むと、みなるんがなんとなくで線を引いたのではなく、どうやったら一番綺麗な星座になるのか、一つ一つの曲とメンバーたちの関係はどうなのか、ということを考えて作られた公演だということが分かります。

 ちなみに、この時のセンターに選ばれた奈和ちゃんのブログも2つ続けて貼っておくので、お時間がある方はどうぞ。

① 0start 初日

https://gamp-ameblo-jp.cdn.ampproject.org/v/s/gamp.ameblo.jp/ske48official/entry-12168164282.html?usqp=mq331AQFKAGwASA%3D&amp_js_v=0.1#aoh=16006016482240&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&amp_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24s

② 2017年9月7日

https://gamp-ameblo-jp.cdn.ampproject.org/v/s/gamp.ameblo.jp/ske48official/entry-12308478022.html?usqp=mq331AQFKAGwASA%3D&amp_js_v=0.1#aoh=16006016482240&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&amp_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24s


 うーむ、奈和ちゃんらしい、公演の捉え方ですね。そして、センターについて、という避けられない命題も。チームK時代の思いがここで繋がるのも良い。

 さて、話を戻すと、今回の12周年公演というのも、いくつもの公演を並べて一つの形を作ろうとしています。また、「0start」公演に集められたメンバーたちも、普段の「チーム」という形とは違う線で結ばれています。この「0start」公演が、元々あった公演というものをバラバラのチームにいるメンバーたちでやるという、公演フェスの特徴を表す公演なのではないかと思いました。バラバラのものを繋げる面白さ。

 個人的には、研究生で9期生の竹内ななみが「0start」公演に入ることに注目しています。
 果たして、この公演で彼女はどんな成長を見せてくれるのか。
 後で振り返った時に、あの時の出演が彼女の表現をさらに成長させた、というものになるではないか、と期待しています。

 かつて、みなるんが「今は奈和ちゃん」と奈和ちゃんをセンターに選んだように、なーやんの良いポイントをきっと見つけてくれるのでは、と密かに期待もしています。

 コロナの影響で、元の形とは違う生活、違うライブ、違う毎日が始動しました。
 12周年公演も本来のものとは違っていたかも知れません。
 簡単に人とも会いにくくなりましたし、新しい出会いも減ったかも知れません。
 でも、こんな時だからこそ、巡り会えた組み合わせは、きっと後々に意味を持ってくると信じています。

 離れてバラバラになった今だからこそ、離れたところ同士を線で結び、何か新しい星座が出来るとSKE48のメンバーが作るはずです。

 

 

2020年9月7日月曜日

「趣味どきっ!」第1回の感想

 新たな組み合わせの妙

 さあ、ついに今週からNHK Eテレで「趣味どきっ!」で新シリーズ「アイドルと仏像の世界」が始まりましたよ!

 テキストも買って予習したんですが、番組で触れきれなかった情報や各ロケ地のアクセスや美しい写真も多いので買っておくと更に面白くなるかもです。



 さて、まずはオープニングですね。
 ナビゲーターは和田彩花さん。
 この方、前から美術分野の本で存じ上げていたんですが、生で動いているところは初めてです。先生は駒澤大学の村松哲文先生。
 まず、二人がやって来たのは、奈良県の春日大社の敷地内。
 係りの人が吹く、謎のメロディによって鹿たちが「マトリクス・リローデット」のミスタースミスのようにガンガンやってきます。


 今回のゲストはみなるんこと、大場美奈!
 いやあ、奈良県民としては、みなるんが奈良に来てくれたのが嬉しいなあ。
 しかも、NHKで「ソーユートコあるよね?」が流れるのも。
 そして、みなるんのソロ写真集、重版してたのか!
 本当に、可愛くてすいません。
 みなるんの仏像のイメージは「真面目なイメージであとちょっと難しいのかなって思ってます」とのこと。確かに、「シャーマンキング」で仏教界を知ったレベルの僕としても、仏像の美術的な価値については、まだまだなので、この番組で勉強していきたいと思いますよ。
 しかし、二人と並ぶとみなるんのちいさカワイイ感じが出ますね。
 服が長袖なのが気になったんですが、なんと2020年3月の収録だったんですね。
 スカートの柄が素敵です。

 

 今回のテーマは「美しく魅せるフォーメーション」です。
 アイドルのフォーメーションが複雑という話になった時に、みなるんが「モーニング娘。さんとか、いっつも凄いですもんね」という何気ない言葉の中にちゃんと他のアイドルもチェックしている感じがして素敵です。
 モー娘と同じハロプロ出身の和田さんも「ホント、複雑な。しかも何曲もフォーメーション変えていくので」と共感。
 ちなみに、僕はハロプロはぶっ飛んでるBYOOOOONDS派です。
 さらにフォーメーションの紹介で「Stand by you」も流してくれるなんて嬉しいじゃあないですか!

 仏像のフォーメーションのイメージを語るみなるんの横を通りすぎていく鹿さん。思わずみなるんも、「おっ!」と声が出ます。
 果たして、どんなフォーメーションを持った仏像に出会えるのか?

 まず、3人は新薬師寺にやってきました。
 山門をくぐって入ると、広々としたスペースが広がって奥に本堂が見えますね。
 このお寺は天平19年に光明皇后が旦那さんの聖武天皇の病気を治すために建てたお寺なんですって。なんとなく、お寺が完成する前に治ってるんじゃないか、とふと思いました。そういう時はどうしていたんでしょう?
 新薬師寺の「新」は「新しい」ではなく「霊験新たか」の方の意味なんですね。
 「外から見るとシンプルですけど、中は凄いことになってますよね。えへへ」と和田さん。どういうことだ。中は映画「ファイトクラブ」みたいなことが行われているのか。

 とにかく、中に入ってみましょう。
 僧侶の中田定彗さんが、出迎えてくれます。
 中には、本尊の薬師如来坐像を取り囲む十二神将が立っています。
 カッコいい!
 お賽銭を入れて手を合わせた時のネイルがおしゃれ。
 ううむ、こういう神社仏閣に行く番組だと手を合わす機会も多いからネイルは大事かも。
 さて、この薬師如来像は仏教界のお医者さん的な存在だそうで、左手の壺にはあらゆる病気を治す薬が入っているそうです。そうか、聖武天皇の病気を治したいという思いから作られたお寺ですもんね。
 「何で出来ていると思いますか?」という先生の質問に「金?」と答えるみなるん。
 こちらは全て木造で、素材を活かしたものになっているんですね。個人的に、時間が経って色が落ちていく過程も芸術品の良さだと思うので、こういう仏像は好きですね。

 ここで、仏像の種類をピラミッド方式で紹介。
 48の総選挙で同じような図で説明してるのがありましたね。
 「菩薩」の説明でちゅりの笑顔が出てくる辺りが素敵。
 ちなみに、STU48の兵頭葵さんも菩薩とコールされる曲がありますね。
 各グループの特徴も分かりやすくて面白いですね。基本的な見分け方も面白い。

 さあ、いよいよ今回のテーマであるフォーメーションにまつわる十二神将立像。
 みんな武器を持っていてカッコいいんですが、名前もカッコいい!
 「伐折羅大将」とかね。ちなみに僕はイノシシ年なので、「宮毘羅大将」なんですが、テキストの表紙にもなっているカッコいい仏像です。
 ここで再び、先生の「何で出来てると思いますか?」クイズ!
 「木ですか?」とみなるん。
 正解は、なんと土や粘土を固めて作ったんですって。粘土なんかは作り直しがきくんですね。
 十二神将は様々な怒りを表しているんですが、怒りで髪が逆立つのを「怒髪」というんですね。そういや、「サムスピ」の「アスラ斬魔伝」で八角泰山が「怒髪衝天」って使ってましたけど、ここから来てるのか、流石はSNK(何人がついてこれているか分からない話)。

 伐折羅大将が作られた当時の彩色を再現したCG絵も登場したんですが、皆さんはどちらが好みでしょうか?
 色がついたバージョンも鮮やかで美しく、どこか中国やインドっぽい色使いですよね。本堂の白壁に映った12神将の影もカッコいい!

 次に3人がやってきたのは、白毫寺。
 素敵な石段と奈良の景色が一望できる素晴らしいところですね。
 ちなみにテキストによると100段ぐらい階段があるそうです。
 これはもう少し涼しくなったら行きたいですね。
 さて、こちらの宝蔵では珍しい仏像がいらっしゃるそうで。
 ご本尊の阿弥陀如来坐像。死んだ時に浄土へ案内してくれる仏様だそうです。
 そして、重要文化財である「閻魔王坐像」。
 顔、めちゃくちゃ怖いですね。
 なんと、目のところは水晶のはめぬきになっているんですね。
 左右の役人の顔もめちゃくちゃ怖いじゃない。
 ここで、みなるんの「最近の悪いこと」トーク。
 大丈夫か、NHKで言える内容か?とヒヤヒヤしていましたが、朝まで起きていて夕方まで寝ていたという話でした。
 ちなみに、こちらには地蔵菩薩立像もあって、地獄に落ちた人も救ってくれる素晴らしい菩薩様です。「地蔵信仰」といって「生きているうちに一度でも地蔵に手を合わせれば地獄に落ちても助けてもらえる」という素晴らしいシステム。よしっ、僕も昔、手を合わせたことがあるから、明日からは悪事に励むぞお、と思ったあなたは気をつけてください。

 最後は奈良の景色を見る3人の背中で終了。
 うむ、なかなか発見の多い素敵な番組ですね。
 アイドルという入り口から様々な美術品や建築物に触れられるのが面白いですね。
 丁度、関西に住んでいるので、良さそうなところがあれば実際に行ってみることができるというのもいいですしね。
 

 次回は古畑奈和ちゃん登場!
 果たしてどうなる?
 

 

 

2020年7月19日日曜日

ファンの皆さんがくれたもの

声が届く幸せ




 皆さんは、推しと会えない時間をどのように過ごすでしょうか?

 かつて大場美奈は、2011年9月2日から2012年1月4日まで過去のプロフ流出で謹慎したことがありました。
 このことに関するWEB上の関連記事は4万を超えます。
 4万全てを確認できてないですが、まず、本人への過去のことに関するプロモーションも兼ねたインタビューの記事がいくつか出てきます。
 次にあることないことを書いたり、ニュースをそのまま書いただけだったり、「調べてみたけど分かりませんでした」みたいな記事が多かったです。
 しかし、その中で気になるものもありました。
 以前、このブログでみなるんこと大場美奈のことを取り上げる為に、色々と調べている時にあるファンの方のブログを発見しました。そこには、推しには会えないけども、それでも変わらずに応援する旨が日々書き綴られていました(URL貼りたいんですが、もうネットの海に飲み込まれて見つかりませんでした。画像にメッセージを書いてるタイプのブログだったので、アメブロとかではないはずです)。
 他にもいくつかのブログで、彼女を待つメッセージを書いてらっしゃる方を発見しました。Googleプラスも見たかったんですが、こちらはもう閉鎖されていて確認できませんでした。
 僕の話になって恐縮ですが、かつて自分の推しにスキャンダルが出て、何も運営から発表がなかった時に、「いや、僕は推しを信じる!イモーターン!」とも「裏切り者は許さん!滅亡迅雷!」となることもなく、凄い宙ぶらりんな気持ちで推し続けることしかできませんでした。信じてるんですが、心の中が少しもやっとするという感じです。
 だから、みなるんのように謹慎を申し出て、ファンの方々が1回それを受け入れて待ち続けるというのはとても羨ましかったな、と思います。

 復帰した彼女のチーム4での活躍はここでは控えますが、ドキュメンタリー映画の3作目を観ていくと、ようやく物語が少しずつでき始めていた時に組閣で解散が発表されます。
 毎回ドキュメンタリー映画でこの場面を見ると、胸が締め付けられるような気持ちになります。
 
 2013年4月28日からSKE48のチームK2兼任が発表され、2014年2月24日の大組閣からSKE48に移籍します。
 彼女が4回チャレンジしてついに入ったAKB48を離れる決断をします(4期・5期・7期)。
 その時の気持ちはこちらのアメブロをチェック!
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12591379484.html?frm=theme

 そこから大場美奈は、SKE48を引っ張っていく存在に成長していきます。
 ファンの皆さんとの関係も高めていき、最後の総選挙では自身が憧れた柏木由紀さんが2010年にランクインした8位まで昇り詰めました。
 この時の気持ちは2020年3月15日のブログで確認しましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12582440492.html?frm=theme

 総選挙のスピーチのためのマイクに向かうまでの幸せな時間。
 彼女とファンの方々との関係が、形になった一つの瞬間だと思います。

 しかし、僕は今、彼女とファンの方々との関係はより強固になっているのでは、と思います。それはコロナ禍でSKE48での活動が止まった数か月間、自身のアメブロでファンの方との質問に答えていきます。
 握手会という限られた時間で話す場合と違って、彼女がじっくりと考え丁寧に答えられる。そして、多くの人が確認する場なので質問のリテラシーも上がっていくこと。さらに、他推しの人も参加しやすい。
 さらに、彼女がきちんとコメントに目を通してくれる。

 会えなくてもちゃんと声が届く。

 テーマトークで一番印象的だったのが、SKE48に来て変わったことについて書いた「過去の自分にソーユートコあるよね?」の回です。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12561114956.html?frm=theme

 自分なんかが、と思っていた彼女が素直に自分の思いを表して、選ばれる人になっていく、その気持ちを作ってくれたのがみなるんファンの皆さんだった、というのが凄く良い関係だなあ、と僕は思います(2020年2月12日のブログでも『自信』を作ってくれたファンの皆さんへの感謝を述べています。https://ameblo.jp/ske48official/entry-12574604155.html?frm=theme)。
 チーム4時代に応援ブログを作っていたあの人は、今でもみなるんファンでいるんでしょうか。この写真の中に居たりするんでしょうか。今も彼女を推し続けているんでしょうか?

 2019年4月13日にあった生誕祭では、「来年もし、総選挙があったら7位になりたい」という目標を掲げました。
 僕は「ひょっとしたら、行けるんじゃないか」と思っています。
 8位という結果を出したことで写真集を出版することが出来たというのは、目に見える大きな成果ですし、また、次の仕事に繋がっていくかも知れません。その可能性にかけたい、彼女の未来に投資したいと思う人はこのコロナ禍の間に増えたんじゃないでしょうか。
 
 ウイルスも不安も目に見えませんが、可能性も希望も同じように目に見えないと僕は思っています。
 同じように信頼関係も。
 会えない間に彼女はファンの声を読み、ファンの声に応えていった。
 そうすることによって、信頼関係はより強まっていったのではないか、と思います。

 かつて、自分が絶望に落ちた経験は映画「地獄少女」での経験で生きていますし(詳しくはこちらをご覧あれ!https://townwork.net/magazine/job/workstyle/89514/)、かつて憧れた柏木由紀のような正統派アイドルは、先日の「コップの中の木漏れ日」でしっかり表現できていると僕は思います。

 最後に2020年4月6日の彼女のブログを貼っておきたいと思います。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12587640572.html?frm=theme

 この文章を読むと、本当に彼女は状況を客観視して分析できるところが、本当に唯一無二の存在だと感じます。
 演技する彼女が映画館やテレビ、配信で沢山観られる日がこれからも増えて欲しいです。個人的にはコメディ演技が大好きなので、野間口さんとのコントがもっと観たいなあ、とも思ったりしてます(https://ameblo.jp/ske48official/entry-12562392357.html?frm=theme)。

 ファンの皆さんと作った「自信」。 
 これも目に見えないです。
 けれど、目に見えない「自信」が、ファンの皆さんという帰る場所が、時計の針が進み始めた時に、きっと彼女が外の世界で戦える原動力になるのではないか、と思います。


2020年5月27日水曜日

2020年も大場美奈が面白いぞ!

何度でも輝く人




 キャリアが長いメンバーになると、「おっ、またこのメンバーが凄くなっている」ということがあります。

 SKE48の場合、そういうメンバーが沢山いるんですが、今年のみなるんこと、大場美奈が凄いことになっていることに気づきましてね。

 きっかけは、週末に更新予定のあるメンバーの記事の為に、「ソーユートコあるよね?」選抜のコンサートを何度も映像倉庫で観ているんですが、その中で選抜メンバーが一人一人ソロ曲を唄うところがあるんですね。
 そこでみなるんが選択した「コップの中の木漏れ日」が凄くてですね。 
 「コップの中の木漏れ日」は、SKE48の次世代ユニットラブクレッシェンドのデビュー曲なんですが、あれ、このみなるん、全然次世代感の爽やかさがあるぞ、と思いましてね。
 よし、今日はこの曲について書こう!と思いきや、既に書いてましてね。

※みなるんが披露した「コップの中の木漏れ日」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/01/blog-post_74.html

 いやあ、老いの恐ろしさを感じましたよ。
 今年の1月30日に書いたのを完全に忘れてました。

 さて、話を戻すと、みなるんがアメブロの中で書いている「推しとファンは似る」理論も面白いですね。
 10期生の五十嵐早香推しの僕もどこか似たところがあるんでしょうか。
 
 さて、こちらのアメブロを遡って読んでいたんですが、理想的な空間を彼女は作りつつあるんじゃないでしょうか?

 毎日、ファンの方からの質問を聞いて、それに答えていく。
 それだけだと、いやいや、Twitterとかでよくメンバーがリプライ欄に返事してんじゃん、と思う方もいるかも知れませんが、一味違うんですよ。
 まず、質問の文字数が自由であること。そして、みなるんが選ぶのと他のファンの方が読んでいることもあってか、結構良い質問が多いこと。小説家の高橋源一郎が「答えよりも問いを見つけられる人の方が素晴らしい」という旨で書籍まで出していましがが、僕も読んでいて、ああ、この人の質問面白いな、とか答えが広がりやすいな、と思う質問がいくつかありました。裏話シリーズも良いんですよね。
 僕が印象に残っているのは、本店ドキュメンタリー映画をみなるんはまだ観ていないことですかね。
 あの震災から生き残った一本松を見上げるみなるんを観て、なんて綺麗な横顔なんだろう、そして、この子もアイドル業界で強く生き残ってくれ、と願ってからもうすぐ8年ですね。
 あれから山を越え、谷を超え、忍びの国からニンニンなアイドル人生のみなるん。
 だからこそ、一緒に歩いてきたファンの方々と理想的な空間をアメブロに作ることに成功していると思います。タイムラインに消えずにずっと残ってくれるのも嬉しいですね。
 かなり質が高いコミュニティになりつつあって、素晴らしいです。
 今年のリクアワでの「動機」も凄く気になっているんですが、これも触れる機会があれば是非、さわりたいと思っています。

 個人的には2020年のみなるんに演技の仕事が沢山あるといいなあ、と思っています。「ハケンアニメ」での演技を生で観て、コメディエンヌだけでなく、正統派の女優としても活躍できる人だと期待しています。

 まだまだアップグレードを続けて、進み続ける大場美奈の2020年後半も楽しみです。

※「ハケンアニメ」の感想はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/10/blog-post_13.html

※移籍組について書いた「引っ越しました」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/10/blog-post_8.html

2020年2月29日土曜日

SKE48のアメブロが面白い!大場美奈編

我々はどこから来てどこへ行くのか?


 
 新型コロナウィルスのせいで、色々なイベントが中止、自粛が2020年2月29日現在、進んでいます。
 その中でSKE48もコンサートやイベントの延期や中止を行っています。
 メンバーたちもSNSを利用してファンとやりとりする時間を増やしていますね。あえて、強行するかおたん軍も、かおたんらしいなあ、と思っています。
 showroom配信やTwitterのリプライだったりと様々なんですが、僕は、一人面白い取り組みをしているメンバーを見つけましてね。
 それが大場美奈です。

 まずは、こちらのブログをご確認ください。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12578290476.html?frm=theme

 うーむ、推しメンと推すきっかけを質問するというね。
 普段はめまぐるしく流れていくSKE48の時間が、少し遅くなっている今、じっくりと過去を振り返る試み、凄く良い。前にみなるんの分析力は凄いということをブログで書きましたが、良い発信だなあ、と思いましてね。
 コメント欄にはファンの皆さんのそれぞれの推し履歴が書かれていて、みなるん推しの方だけでなく、様々な推しの方がコメントされていました。
 印象的だったのは、AKB48から来た人や動画サイトから人の多さですね。
 かく言う僕もAKB48経由でSKE48に辿り着いた一人です。
 そういえば、AKB48の黎明期は、youtubeとかに色々な番組がアップされてたなあ、と懐かしくなりました。今は全国放送がないですが、また、復活してほしいところです。
 それから、握手会で別のメンバーと一緒に、という方もいらっしゃいましたね。
 実際に本人にあってみると、特別になることもありますよね。僕はどんちゃんが、それで実際に会ってみると、凄くしゃべりやすい人なんだな、と認識が変わりました。

 ちなみに、今はSKE48の好きな曲について質問していますよ。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12578460385.html?frm=theme

 もし、良かったらこの機会に自分の好きなことについて、整理してみるのも良いんじゃないでしょうか。

 ここからは、おまけで僕の推し遍歴と推しになったきっかけを細かく書いていきますので、もし、興味がある方は読んで行ってくださいませ。

① 宮澤佐江(ライト)

 AKB48は、「会いたかった」が良い曲だなあ、と思ってダウンロードしましてね。その中でボーイッシュな子がいるなあ、と思うぐらいだったんですが、「大声ダイヤモンド」で、あっちゃんにビンタしてる姿を見て、素敵!となりました。
 けれど、握手会に行ったりとか、そういうレベルではまだなかったです。

② 横山由依(ライト)

 「大声ダイヤモンド」からAKB48に入って、当時研究生だった横山由依はんの努力家エピソードを沢山聞いて、良いじゃないか!と思いましてね。チームKに昇格した時は、良かった良かったと思ったもんですよ。当時、すごい服がダサかったことも話題になってましたね。ただ、その純朴な感じが素敵でした。この頃から、周りにAKBが好きなんですよ、と言い始めました。

③ 松井玲奈(ライト)

 AKB48ブームが到来して、「マジすか学園」が始まります。これが当時のAKB48のヒエラルキーを反映した感じがして面白かったんですよね。マジ女四天王の一人、ゲキカラの衝撃。本人は知的な美人。さらに、当時「BUBUKA」がSKE48を推していたんですよね。その時、「青空片思い」をダウンロードしたんですが、まだメンバーの区別がつかず、顔だけだったらゆっこが一番好きだな、と思っていました。

④ 秦佐和子(ライト)
 はい、「AKB48のネ申テレビ」ですね。
 こんな謙虚で面白い人が居るんだ、と興味を持ちましてね。
 そこから、youtubeとかで過去の動画を探したものですよ。
 そして、2次元同好会というものを知り、彼女のゲーム愛や声優業への憧れを知ることになります。ちなみに総選挙の時の写真が素敵だったので、気持ち悪いなと言われるかもしれませんが、いまだに写真フレームに入れて飾っています。




⑤ 中西優香(ディープ)

 初めて握手会に行った人で、初めて「推し」と言えるぐらい推した人ですね。
 2次元同好会でのトークやAKB48研究生時代のエピソードを読んで、あ、この人を推そうと思った人でした。総選挙も初めて参加して、納得が得られる結果になりました。今は、主婦をしながらお仕事も頑張ってるみたいですね。もうすぐ、「桜、覚えていてくれ」の季節か。


⑥ 岡田美紅(ディープ)

 自分は異性の声に惹かれるタイプなんですが、素敵な声の持ち主だな、と思いましてね。志半ばでSKE48を去ることになりましたが、総選挙やSSAでの「夢の階段を上がれ!」のセンター。今も覚えています。
 
 ざっと、こんな感じです。
 今は、SKE48に推しメンはいませんが、またいつか、推しができますように!


※なんとなく、書きながら、頭の中で流れていた曲を貼っておきますね。
 
  

2020年2月25日火曜日

ヒグラシノコイ

夕暮れ時の独り言


 最近、ちょっと家財をほとんどお金に変えなきゃいけない感じになりましてね。
 最後に観ておくかと、思いまして、過去の48グループの公演DVDを観ていたんですね。
 チーム4「僕の太陽」公演と、チームE「僕の太陽」公演を連続して観ましてね。
 
 

 この公演で、僕が一番好きな曲は「僕の太陽」です。
 Aメロの爽やかな感じが凄く好きなんですよね。
 そして、ユニット曲だと「アイドルなんて呼ばないで」が好きなんですが、久しぶりに聴いたら、「ヒグラシノコイ」凄く良いじゃない、と思いましてね。
 まず、歌詞の世界から見ていくと、片思いの女性を昆虫のヒグラシに見立てて、「16歳の夏」という、どこかまだ未熟な恋の終わりを予想させる寂しさを表してましてね。
 同じ「カナ・カナ・カナ」という音なのに、「ガラスのI LOVE YOU」の「かなかな」と違う寂しさがあるんですよね。
 あなたに見つけて欲しいという思いが、鳴き声になる。けれどそれは、多分「独り言」で、あなたからすれば「友達」である、という切ない感じが良いんですよね。

 さらに、この世界観を盛り上げるメロディーは井上ヨシマサ先生。
 象徴的なイントロのメロディや、サビに入る前のメロディがとても素敵です。
 
 色々なメンバーが歌っているこの曲なんですが、皆さんは、どの組み合わせが好きでしょうか。
 チーム4だとみなるんと竹内美宥のコンビ。こちらは、竹内さんの歌声が曲の雰囲気と合っていて好きです。みなるんの「悲しい独り言ね」の時に一瞬、指を見る切ない感じも。


 チームEでは、松井玲奈と東李苑のコンビ。今度は松井玲奈の表現力が凄いんですよね。彼女の儚さが曲の雰囲気と合っていて良い。そして、李苑の歌唱力。最後の振りは、リクエストアワーの玲奈ひょんのオーディオコメンタリーによると、サナギになるイメージだそうです。

 ちなみに、本店チームKでも、大島優子と古畑奈和のコンビでやってましたね。このコンビは観てみたかった。この頃のチームKって、大島優子がいて、板野友美がいて、秋元才加が居て、珠理奈まで居た。凄いメンバーの中で奈和ちゃんは歌ってたんですね。


 最近だと、2019年にあったイオンカード公演で、昼は江籠さんと奈和ちゃん。夜は珠理奈と谷。なんか、珠理奈と谷の組み合わせは観て観たかったなあ、と思いました。
 ちなみにオリメンにあきすんが居たことをAKB4期生公演で知りましたよ。
 
 僕が観てみたいなと思っているのは、大場美奈と山内鈴蘭の元チーム4コンビか、野島樺乃とさとかほのコンビなんかのバージョンも観てみたいと思います。

 ヒグラシノコイを聴いていると、メンバーの儚い危うさや切なさを引き出す名曲だと思っています。

 上に書いたことに当てはまる要素となると、今の奈和ちゃんは、どう歌うのかを見てみたいですね。あとは、凄い条件を絞りますが、病み上がりの時の珠理奈とかも凄く似合いそうです。こっちゃんの上品さも、この曲とは相性がよさそうです。

 今、SKE48で「ヒグラシノコイ」が似合うメンバーは誰でしょうか?


2020年1月30日木曜日

コップの中の木漏れ日②

それでも変わらないもの


 皆さんの住んでいる街に(村でも屋根裏でも独房でも可)美術館や映画館はありますかね?

 僕の地元の愛媛県宇和島市は、僕が成人するまでに町に二つあった映画館は全て閉館し、博物館や美術館もどんどん減っていきました。
 理由としては、来場者数の少なさや市政からの援助が得られなかったということなんですね。閉館後、博物館や美術館の展示物は、遠くの美術館や博物館に送られることが多いそうです。つまり、今まで見ようと思ったら、すぐに観られたものが観られなくなってしまうという問題があるんですね。
 もちろん、インターネット社会なので、検索さえすりゃ、すぐに出てくると思うんですが、じゃあ、日常生活で画家の作品や20世紀の巨匠の映画監督の作品を能動的に検索する人がどれぐらいいる?という話ですね。
 博物館や美術館での偶然の出会いや、映画館から感じ取るその時代の空気感は貴重だと思っています(たとえば、2019年だったら、僕は圧倒的に「格差」と「歴史」だと思います)。

 芸術なんざ、何の役にも立たんわい、という方もいると思うんですね。でも、チームラボの猪子寿之さんが、「人類を前に進めたい チームラボと境界のない世界」の中でアートは美を拡大したり美の基準を変えていくので、社会を変えようと思っている人にも有効だということを語っていました。アンディ・ウォーホールの作品が起こした大量生産品に対する価値観の変化を起こしたことを例にだしながら。さらに言うと、美の基準が変われば、人類の行動も変わるし、産業も生まれるし、政治や経済の在り方にも実は影響を及ぼせるという考え方が面白くてですね。
 「カッコいい」とか「キレイ」の基準が変わるだけで、僕たちの行動原理や思考も変わっていくわけです。

 小学校の頃の課外授業で、ほとんどの目的が美術館の美術品ではなく、遠足形式で歩く行きかえりの道の非日常感の方がメインだった僕も、一つぐらいはインパクトのある美術品や建築物があって、家に帰って「カッコ良かったもの」を家族に語ったものですし、「キレイだったもの」をうろ覚えで授業中にノートの隅に描いたりしたもんです。
 自分の幼少期や思春期の美術基準が、地元の町でもある程度確立させることがまだ出来ていたんですね。美術館や博物館や映画館の功績ってそう考えると大きいなと思います。

 やがて、僕は建築学や文学の方に傾倒していきますが、大人になった後、仕事の関係で関西にある美術大学で教鞭を奮っている准教授の方と、1日ゆっくり話すことがありました。その方はある程度の美術賞を取っていましたが、それだけでは生活が不安定で大学の仕事とアルバイトである会社の事務職をしているそうでした。
 芸術で食べていくことの難しさを話すと、「国の補助もそんなに頼りにならないし、大学の授業コマ数も限られてますしね。やっぱり数字を見られるんですよね」と寂しそうに笑っていました。
 いくつ賞を取ったとか何人が授業を取っているとか、「お金」を動かす為には「数字」という裏付けが大切なんですが、その反面、実学が強くなっていき、芸術というものの価値が変な「教養」とかの枠に入れられて、徐々に「数字」の理論の方が強くなっていくのはどうかなあ、と思うんですね。確かに若い子がいま、芸術とかに興味をあまり持てないのも分かるんです。
 でも、まだyoutubeやTikTokが価値基準の形成やロールモデルの役を担える段階ではないと思いますしね。
 
 ええ、長いこと前フリしたんですが、先日、「私たちソーユートコあるよね?」コンサートでみなるんこと大場美奈「コップの中の木漏れ日」をソロで披露しました。
 公式のレポートの中で「若手メンバー中心の曲だからこういう時出ないとできないからね」と言っていたことが書かれていたんですが、全く良いと思うんですね。
 だって今、彼女はアイドル人生「2周目」が始まっていますから。
 アイドル人生の「1周目」が終わったことについては、こちらのインタビューをご覧あれ!

https://news.merumo.ne.jp/article/genre/9364088

 インタビューの中で女優を目指しているよこにゃんが、みなるんの姿を見て励みになった、というところも良いんですが、既に彼女が15周年を見据えているところも凄いですね。
 そして、彼女がしたこのツイートが凄く印象に残ってましてね。
 

  
 キャリアが10年を超えるベテランメンバーが言う説得力もあるんですけど、「数」だけじゃない、何かアイドルとして大事な根源のものを考えさせられる気がしましてね。

 選抜の基準に握手の売り上げが前に出てきたことで、合理的になったものの、「数字」の要素が前に出すぎてしまったことにしんどくなっていた僕にとっては、とても心に刺さりましてね。
 もちろん、握手売り上げを前に出すことで「聖域」とかそういう言葉はここ数年聞かなくなってメンバーが傷つけられることが減ったのは良いことだと思います。
 でも、そのせいでワクワク感はセンター争いの方に移行したかな、と思っています。
 
 みなるんのこのツイートを綺麗ごとのように感じるかも知れません、いや「数」の方が合理的で役に立つでしょ、と思う人もいるかも知れません。
 でも、こういう価値観の彼女はグループにとって大切な存在です。チーム4立ち上げからの苦労を知っていて、復帰からのリスタートもありました。色々なものを潜り抜けて、無駄なものが削られていった、言葉だと思います。

 彼女の「2周目」は、どれだけ時代が進んでも忘れてはいけない価値観や、「これから来る者」への「成功の前例」としてのロールモデルとしての活躍もして行って欲しいなと勝手に思っています。
 美術館で美術品をみることで自分の「キレイ」や「カッコいい」が更新されていったように、彼女の言葉から大切な価値観が浮き上がっていきますように。
 
 150文字に満たないツイートなのに、僕の迷いを照らす木漏れ日のような文章でした。

※人を応援することについて考えさせられた「HANGOUT PLUS 松村香織編」の感想はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/06/hangoutplus.html

2020年1月25日土曜日

SKE48 次にソロコンが見たいのは誰だ?

4年に1度ぐらいでもいいから


 本日、2020年1月25日は、おーちゃんこと末永桜花さんのソロコンサートがありましたね。
 僕は現場に行けなかったんですが、なかなか良いコンサートだったことがSKE48公式さんの動画から伝わってきました。推しメンのソロコン。セレッソールの皆さんからしたら最高の時間だったと思います。
 で、おーちゃんのソロコンの動画を観ながら考えたわけですよ。
 次にソロコンするなら誰が観たいかな、と。

 そこで、今回は次にソロコンが観たいメンバーを考えてみました。
 ルールとして、今回のおーちゃんのコンサートみたいにゲストもありとします。
 そして、既にソロコンサートをしている、珠理奈、奈和ちゃん、野島樺乃さんは無しにします。まあ、この辺りのメンバーもまた観たいんですけどね。個人的には、奈和ちゃんのソロコンの配信すら見逃したので、是非2回目をやってほしいです。

 さあ、それじゃあ、行ってみましょう!

① 谷真理佳

 
 2016年のソロコンを観た時に、歌の上手さとお笑いのバランスが凄くいいなあ、と思ったんですよね。それに総選挙曲にも恵まれていて、「月の仮面」、「波が伝えるもの」といった名曲が是非聴きたいなあ、と思っています。「大人の世界」というセンター曲もありますしね。
 ゲストは、同じく「波が伝えるもの」のメンバーの水野愛理はどうでしょう?仲が良い、はたごんやぴよすもいいですね。
 彼女が歌う「不器用太陽」も大好きなので、是非実現して欲しいです。

※「月の仮面」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/03/blog-post_8.html


② 大場美奈


 映画好きの悪い癖なんですが、映画を観ている時にスクリプトのことを凄く気にするんですね。どんな構成で組み立てたんだろうとか。そういう意味では、みなるんの2016ソロコンでのバランスの良さですよ。
 次も是非、野間口さんと一緒にコントしつつ、歌もしつつで、緩急をつけながらお客さんを飽きさせずに「次はどうなる?」というのを楽しめる総合的なものが観てみたいですね。
 個人的には、みなるんが乃木坂46の「きっかけ」「悲しみの忘れ方」を唄ったら、間違いなく泣くと思います。
 アンコール明けは「今、君といられること」とかも出てくるかもですね。
 ゲストとして、山内鈴蘭が来て「黄金センター」「アンチ」を唄ってくれたら、もうね…。

※みなるんの「アンチ」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_27.html

③ 竹内彩姫

 
 彼女の朗読がまた聴きたいなあ、と思いましてね。
 朗読って、声だけで表現しなければいけないんで、かなり難易度が高い表現なんですよね。ソロコンの時の彼女の読み方が凄く良かったんですよね。これまでの自分のドラマを語っていく形式なんですよね。あれから4年、彼女にどんなドラマがあったのかを聴いてみたいです。
 ゲストは、同じく本とゆかりの深い鎌田さんとかもどうですかね。
 ビブロフィリア的なアイドルもありだと思っています。

※さきぽんの「あなたがいてくれたから」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_8.html


④ 惣田紗莉渚

 
 独自の世界を持っているんですよね。
 2016年のソロコンを観た時も、宝塚の曲が凄く良かったんですが、出演した「トリッパ-遊園地」の曲も聴いてみたいんですよね(せっかく大阪に来てくれたのに、いけなかったんですよう)。凄い評判がいいのだけ、伝わってくるのが悔しい。
 ゲストは、あえて後輩のふゆっぴはどうでしょう?
 最後は「あの先の未来まで」でまだまだ、旅は続く感じで。

※さりーの「私だけに」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_16.html

⑤ 浅井裕華

 
 選抜コンサートでの「それでも好きだよ」は、ドラマがあって凄い良かったんですよね。
 一人のアイドルとして、どこまで勝負できるかを見せて欲しいな、と思うメンバーです。
 ゲストは、だーすーと見せかけて同じ須田会のレオ様かぴよすはどうでしょう。「狼とプライド」とか観てみたいですね。
 僕としては「制服レジスタンス」を聴いてみたいな、と思いますよ。


⑥ 白井琴望


 やはり、彼女の企画力は目を見張るものがありましてね。
 showroom配信での耐久力を考えると、2時間という時間の中でどこまでアイディアをつめこめるかの戦いになるかも知れません。
 ゲストはやはりゆっちでしょうか。
 「誰にも言わないで」という名曲を眠らせておくのは、勿体ない!

※こっちゃんの「誰にも言わないで」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_9.html


⑦ 佐藤佳穂


 この人は、次はどんな手を打ってくるんだろう、というのがとても興味があります。
 特に予想はできないですが、おーちゃんと「さとながちゃんねる」コンビはどうでしょうか?
 個人的には、「16人姉妹」を完成させてくれてもいいぞ、もっと色々な顔を見せてほしいな、と思っています。

※さとかほの「16人姉妹の歌」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/01/blog-post_44.html


 他にも、はたごんの落語の新しいネタやどんちゃんの新ネタも思い浮かんだんですが、2時間のライブという枠だと、ちょっと長いかなと思ったので、省きました。
 あとは、坂本真凛ちゃん、倉島杏実ちゃんと観るSKE48ライブDVD会とかもおもしろそうでしたが、コンサートじゃないじゃん、と思ったので、同じく省きました。
 あとは、現実的にはだーすーのソロコンとかやっても全く違和感がないんですが、彼女がどんな曲をチョイスするのかも見てみたいですね。「快速と動体視力」とか久しぶりにみたいです。
 どうしても、2016年のソロコンの延長線上に考えてしまう形になってしまいましたが、一人一人のメンバーの良さを知るには凄く良いと思うんですよね。
 だから、運営さん、そろそろ全体ソロコンしようぜ!




※谷のソロコンでの「軽蔑していた愛情」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_25.html

※はたごんの「鷺とり」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_44.html
  

2019年12月8日日曜日

愛のルール①

カッコいいとは、こういうことさ


 最初に存在が目撃されたのは(『彼女はそれでも』風)、2014年の名古屋センチュリーホールで行われたリクエストアワーのこと。
 18位の「ヒグラシノコイ」がしっとり終わった後、事件は起こりました。
 幼稚園児に扮した山田樹奈ちゃん斉藤真木子内山命演じる、ヤンキー二人に絡まれているじゃないですか!
 しかも、理由が「SKE48には山田が4人もいる」というあまりにも理不尽な内容。そんなこと言い出したら、「しおり」が何人いると思ってるんだ!
 ちなみに、この時の「空気読んでもらえる?」の「る?」の時の二人の表情が最高です。
 そこに、颯爽と現れたのが、フォーカードの皆さん。
 戦隊もののような色分けされたコスチューム。
 もう、ちゅりがはまり役過ぎて最高なんですがね。
 あまりの浮世離れ感に、みこってぃも真木子も「ヤバイ、ヤバイヤバイ。怖い怖い」と去っていくという、誰も傷つけないで戦いを終わらせる「デッドプール2」の上を行く解決策。
 しかも、曲を披露していくんですが、大サビのところのライティングが超カッコいいので、まだ観てない人も、もう観た人も是非、観て欲しいです。
 MVも愉快な内容になってますよ。
 ちびっ子がヒーローショーに参戦してくるのは、僕も小さい頃見たことあるなあ。
 


 いやあ、真のヒーローになっていくという意味では、「仮面ライダー剣」のトライアルE戦と一緒ですね(超拡大解釈)。
 リクエストアワーのオーディオコメンタリーでは、「曲だけ聴くとめちゃくちゃカッコいい」、「みんな歌がうまい」と玲奈ひょん、あいりんも大絶賛だったんですけどね。
 そりゃ、高柳明音・古川愛李・佐藤すみれ・大場美奈という安定感しかないメンバーですからね。
 このメンバーで色んな営業していくところも観たかったですね。

 それから、暫くは我々の前から姿を消していたわけですよ。
 多分、平和を守る為に、海外に行ったんですかね(昭和の仮面ライダーのノリ)。
 
 やがて、メンバーが変わってチームS公演で、全く違うメンバーで「愛のルール」が披露されます。
 今度の敵はいたずらしちゃう子供や、仕事に疲れたうどんが好きそうなOLなど、ちょっと敵の規模は銀行強盗より縮小化されましたが、大きな闇が生まれる前に小さなところから解決していこう、ということなんでしょうね。

 特撮好きの僕としては、SKE48でこんな感じのユニットがあることは、本当に嬉しい限りでしてね。
 また、こういうちょっと遊びがある感じのMVが来て欲しいなあ、と思う限りですよ。

 個人的には、ちゅりの卒業コンサートで流れたら、絶対に上がる1曲だと思います。
 次に現れるのはいつなのか、我々は青空を見ながら待ちましょう。

 




   
 

2019年11月6日水曜日

SKE48文庫、始まる

きっかけ


 先日、前の職場の同僚と食事に行く機会がありましてね。
 この方は僕なんかより、読書をされている方で、「最近は電子書籍が便利になった」という話題になったわけです。まず、選べる本の量がひと昔前と比べて、格段に増えたこと。新刊も発売日の0時から買えるものが増えていること。そして、持ち運びが超楽なこと。たとえば、「芥川龍之介全集」と「太宰治全集」が同時に持ち歩けるのは、超便利です。更に電子書籍だけの特典やそもそも配信限定のものもあるということ。
 以上のことから、これから紙の本を持ち歩く意味ってこれから薄れていくのかなあ、となんとなく考えていたわけです。
 そんな中、SKE48文庫がセブンネットで発売されることが決まりました。
 詳しくは公式サイトをチェック!
https://7net.omni7.jp/general/002102/191101ske48bunko

 古い48グループファンの方なら、集英社のナツイチで珠理奈や奈和ちゃんやみなるんが、読書感想文書いてたのを覚えてると思います。あの時、買った「宵山万華鏡」、未だに読んでないなあ。あと、玲奈ひょんが「人間失格」担当だったのも印象に残ってますね。
 読んだことある本の感想をメンバーが書いていて、「あっ、この子はこう感じるんだ」と少し、距離を近く感じたものです。
 


 で、今回のSKE48文庫のラインナップなんですが、選抜メンバーよりは、なんでこの作品になったのか、何か意図があってなのか、ランダムに選ばれたからなのか、ベストセラー的なものの中から選んだのか、気になります。
 
 このキャンペーン、既にスタートしており、特設ページにはここでしか読めないインタビューがいくつか掲載されてましてね。僕はだーすーとみなるんの対談がなかなか興味深くて、二人の読書する場所や時間なんかも分かっていいですよ。
https://7net.omni7.jp/general/002000/191101dokujyo?utm_source=twitter&utm_content=twitter&utm_medium=tw191101&utm_campaign=tw191101_2

 
 更に、書き下ろしサインとコメントがついてくるのも良いですね。
 既に、真木子はTwitterに感想を書いてくれてますが、こういうのを見ると読みたくなりますね。


 さて、話をこれからの本について戻すと、電子書籍ではなく、物の本として持つことに関しては、このような何か付加価値を持つことが一つ。そして、「偶然の出会い」があるんじゃないでしょうか。
 電子書籍で買い物をする時って、ある程度、作者や作品を絞っていることが多いと思うんですよね。もちろんレコメンド機能のあるサービスもありますが、自分の趣味の範囲内で、大きなジャンプは無いんですよね。じわじわと広がるかも知れませんが。
 たとえば、こういうキャンペーンでの偶然の出会い。
 とりあえず、SKE48がコラボしてるから買ってみるか、という理由での出会いも良いじゃないですか、僕みたいに読まずに終わる人もいるかも知れませんが、そこから読書の幅が広がっていくというなら尚よしです。
 メンバーきっかけで、普段は手に取らない作品に触れていくというのも良いのではないでしょうか。
 あと、視覚的な効果でもう一つ物としての本の良さを見出すとすれば、並べられるというのもあるかもですね。モニターの大きさにとらわれることなく楽しめるというね。
 
 これからの展開としては、SKE48と各出版社が良い関係を続けて行ってほしいなあ、と思いますよ。
 出来たら、このキャンペーンが成功して、「今度はSKE48表紙の文庫を本屋に置いてみよう」と思ってくれる出版社さんが出てきてくれるように。だって、乃木坂はやってますからね。
 ジャケ買いで作品に出会うも良し、作品買いでSKE48に出会うもよし、色々な偶然の出会いに期待します。
 なんだかんだ言いながらも、仕事帰りに本屋さんに寄る癖が未だに抜けません。
 新刊のコーナーや書店員さんのレコメンドのコーナーに、思わぬ良作が隠れているかもしれませんからね。
 なんとなく連想した曲を貼っておきますよ。

 


 うーん、どれを選ぶか迷うなあ、全部買うべきか。
 実は既に読んでる本があるんですよね。まあ、それ言ったらハードカバーと文庫どっちも買う本とかもあるんですけどね。
 もう暫く迷ってから買おうかなと思いますよ。
 青海ひなのが表紙の「雨のなかの噴水」とか、北川愛乃が表紙の「数えずの井戸」とか、仲村和泉表紙の「オン・ザ・ロード」とか、石川花音表紙の「デジタルネイチャー」とか、水野愛理が表紙の「平家物語」とか、絶対買いますよ。妄想が広がり過ぎましたが、皆さんも「こんな組み合わせいいぞ」というのがあったら、この際ですから教えてください。

  

2019年10月14日月曜日

After rain①



終わりと始まりの2012年


 「UZA」の記事を書く為に2012年のことを色々と調べてたんですがね。
 本店のドキュメンタリー映画を参考にする為に、観始めてたら最後まで観てしまいましてね。
 エンディングで流れる「After rain」が抜群に良いんですよね。
 毎回、秋元先生は映画の曲は良い曲を書いてくるんですが、今回も良かった。
 とりあえず、歴代の予告の中でもかなり素晴らしい出来のこちらを観てみましょう。



 「少女たちは涙の後に何をみる?」というタイトル通り、様々な涙が流されていきます。それを乱れ打ちのように飛ばしてくる予告なんですよね。映画の予告って専門のチームが作ったり、助監督さんが作ったりすることもあるそうなんですが、この予告は本当に凄い。前作の戦争映画館を残しつつ、新しく恋愛禁止とAKB48第1章の終わりを感じさせる素晴らしいものになっています。
 
 今度は、主題歌ありバージョンです。



 こちらは、少し希望を感じる予告になっていますね。

 僕はこちらの作品を劇場で2回観たんですが、もうね、毎回握手会での平嶋さんの挨拶とファンの方々と、そして、戸賀崎さんの男泣きのシーンで涙が出てしまうんですよね。
 あのシーンで、「なっちゃんありがとう!」とか、「諦めちゃだめだ!」って叫んでた人を僕は絶対に馬鹿にできないです。
 それから、元推しメンの中西優香が指原さんを慰めるカットは、地方組の絆を感じる良いシーンです。

 この映画では、当時の48グループの狂乱的な時代の勢いを感じるんですよね。
 そして、「終わり」と「始まり」を感じさせる1年になってましてね。
 前田敦子の卒業、組閣によるチーム4の解体、恋愛禁止によるメンバー達の卒業・移籍。
 優子・珠理奈のダブルセンター、ぱるるのじゃんけん優勝、それぞれの新チーム、卒業後の生活。
 SKE48視点で観ると、珠理奈とみなるんが浮き上がってきます。
 みなるんのチーム4解散。

 「本当だったら、チーム4が次世代チームだったから。みんなで選抜に入るくらいなチームを作りたかったんだけど、それが出来なかったから。これからは、バラバラになっちゃうけど、みんなAKB48であることは変わりないから。でも、とりあえずこの悔しいって気持ちとか、悲しいって気持ちを、新しいチームに行った時に絶対に無くさないで、逆にチーム4無くされたから、新しいチームで1番になってやるぐらい…に、なろうみんな」

 みなるんの涙ながらの言葉は、本当に悔しさが伝わってくるんですよね。そして、ぞっとするほど美しい。何か強い気持ちを感じます。
 発表された時に、みなるんの背中に抱き着く鈴蘭の姿とか、痛々しくて、本当に組閣というものの残酷さを感じます。
 現在、チームKⅡという選抜常連軍団を引っ張っている彼女の姿は、この時を乗り越えたからこそかもしれません。当時、若手だったからこそ、上の世代の層の厚さたるや、今のSKE48以上だったと思います。もちろん、飛び出し方はまだ色々とあった時代はあったと思いますが。
 そんな彼女だからこそ、こういう冷静な分析が出来るんだろうな、と思います。※8分30秒ぐらいからを参照。
 


 そして、珠理奈ですよ。
 ラスト付近の「大声ダイアモンド」のメイキングも差し込まれている。
 わざわざ、MVの最初であっちゃんと珠理奈がぶつかるシーンは当時、ファンの間ではセンターの交代を象徴していたんじゃないか、と言われてましたが、このシーンをわざわざ入れてるくる意味って、と考えてしまうんですよね。
 「桜の花びらたち」に乗せて、階段を上る珠理奈。
 AKB48のセンターを目指すと語る珠理奈。

 すごく象徴的なラスト。
 前田敦子はもう過去の人になってしまった。
 そして、センターというものの孤独感をたかみなのナレーションで語って終わるのが凄く好きでしてね。

 「後ろにはみんなが居て、そして、前には誰もいなかった。(中略)光が私に集まっていた。暖かい光、沢山の声援。でも、凄く寂しかった。誰の姿も見えなかったから。大勢の人達に囲まれて。そして、私はたった一人だった」

 なんとなく、「強き者よ」の世界に繋がっていくような最後。
 完全に後出しじゃんけんですが、選挙でAKB48のセンターになった彼女を待っていたもの。
 珠理奈の代わりに2018年の夏、SKE48のセンターを務めただーすーが背負ったもの。
 色々なことを考えさせられる作品です。
 だからこそ、最後の「After rain」が流れることで、明るい感じで終わるのが良いんですよね。ちなみに豪華版のDVDでは、この曲のMVが入ってるんですが、最後の最後でりかちゃんすが手を振ってる映像が入ってて、涙が出ました。

 そろそろSKE48もドキュメンタリー映画の新しいの作りましょう。
 ちゃんと予算かけて、劇場も全国規模で。
 映画なら意外とアイドル観ない層の入り口になることもあると僕は思いますよ。

※珠理奈のセンター曲「センチメンタルトレイン」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_16.html

※みなるんについて考えた「アンチ」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_27.html
 

 

2019年10月13日日曜日

「舞台 ハケンアニメ」の感想



熱くなるものがある 好きなものがある


 大場美奈主演の舞台、「ハケンアニメ」が今日から、大阪のCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールというところで始まりましてね。まあ、大阪城のすぐそばですよ。
 台風が心配だったんですが、初日のチケットを確保してたので、観に行ってきましたよ



 こちらの劇場は初めて行ったんですが、なかなかキレイな劇場で、3月に行った梅田ヘップの劇場よりも更に大きい規模でした。しかもトイレが綺麗で大きいという至れり尽くせりの仕様。売店も飲み物とかも販売してて良かったですね。

 こんな感じの劇場。向かいにもう一つなんか大きい建物がありましたよ。

 会場には大きな「ハケンアニメ」のパネルが!


 入口の傍にはお花が届いていて、みなるんのファンの方々からお花が!


 しかも、花の色がサイリウムカラーという小粋な演出。
 中に入って観ると、ありがたいことに前のブロックで座ることができましてね。
 舞台はロフト形式というんですかね。階段を上って行って、もう一つ上に舞台がある形式になっていて、「猩獸」だったら高低差を利用した熱いバトルが繰り広げられるんでしょうが、今回はアニメの制作現場ということで、様々な場面で利用されます。個人的には屋上として利用されてるところが良かったですね。

 【ここからはネタバレ全開で書きます】

① 大場美奈の新しい一面を観た


 これまで、コントでの演技力を見せつけてきたみなるんですが、今回はシリアスな役。しかも主演、ということでどんな感じになるんだろう、と思ってたんですね。でも、よく考えたらコントが上手な人って演技力もあるんですよね。
 川島ちゃんを演じている間は、大場美奈が消えるというか、確かにそこに居る一人の女性として演じているところが素晴らしいな、と思いましてね。
 もちろん、面白い場面もありましたよね。
 山内圭哉さんとの夕陽の場面での、「うっ!」というシーンはやはり面白かったですし、最後の弟子入りして「おしかけ女房」としてついて行く時のやりとりは、彼女のこれまで積み上げてきたものの強みが出てたんじゃないなかな、と思います。

② 好きなものがあること、情熱を燃やせるものがあることの幸せ


 作中で小越勇輝さん演じる「王子監督」が記者会見で言う「現実逃避」逃避ではなく、「現実を生き抜く力の一部」として、アニメがあるという言葉は凄く共感できましてね。その前に語られる「一人で楽しむことが出来るものが共感されない」不幸に関しては、まさに今、僕も直面してるんで、この辺りのセリフは本当に胸に刺さりましたね。王子監督が世間の目とか関係なく、アニメを大切にしていたことが分かります。その前の「覇権」とったアニメ以外はダメなのか、という問いかけもね。
 また、作品が出来上がるのか、間に合うのか、というハラハラ感も面白かったですね。垣内さんがB案を用意してるのも凄い分かるんですよね。自分も転職する前は企画の進行管理を担当していたんですが、本当に、制作が遅れるのを知った時や担当者が急に休んだ時の絶望感たるや。色々な登場人物が出てきましたが、一人一人が愛おしいんですよね。江藤社長の声とかめちゃくちゃいい声ですしね。山内さん演じる澤田さんのこういう人いるいる感も良かったです。

 小説版だと迫水さんと有科さんの関係も描かれてるんですが、今回は有科さんと王子の関係が凄く良くて、「尊敬」という視線を持ちながらも王子の保護者に見える有科さんが素敵でした。

③ パンフが読み応え抜群!


 一人一人のキャストのインタビューは勿論ですが、対談記事も素晴らしくてですね。
 辻村さんとG2さんの対談が特に面白かったです。劇場に行ったら是非、パンフの購入もおすすめですよ!
 
 今日から始まった「舞台 ハケンアニメ」。
 作中に登場するたった数分の映像がその人のその後を変えることがある、という台詞のように、今回の舞台が誰かの人生の絶望を変えてしまえるような、幸福感を味わえる作品でしてた。
 すっかり台風が通り過ぎた夜の道を、鼻歌交じりに帰りました。
 
 

2019年10月8日火曜日

引っ越しました①


引っ越したあと


 みなさん、SKE48の11周年公演は、もうご覧になりましたかね。
 2013年の日本武道館を彷彿とさせるノンストップ仕様で、進み続ける公演は、流石はSKE48と思いました。
 その中で気になる曲が一曲あったので、今日はその曲を入口に考えていきたいと思いますよ。
 それは、「引っ越しました」
 メンバーは、大場美奈・山内鈴蘭・谷真理佳の3人。
 そう、全員移籍メンバーです。
 彼女たちは、地獄の大組閣で自分のグループを離れて、SKE48に来ることになりました。皆さん一度で良いから想像してみて欲しい、自分の働いている会社、自分の通っている学校を強制的に変えられる恐ろしさ。
 しかし、3人は移籍で腐らずに、SKE48で活躍し、すっかり馴染んでいきました。
 だって、想像してみてください。
 鈴蘭の居ないチームS、みなるんの居ないチームKⅡ、谷のいないチームE。
 ちょっと、考えられないぐらい3人とも重要な役割を担っています。
 ちなみに、外仕事も安定している3人なんですよね。
 歌唱力やバラエティ力もそれぞれ高いので、この3人でのユニットももっと観てみたい気がしますね。
 
 しかも、「移籍」ということにも特別な感情を持ってくれてましてね。
 ちょいと、みなるんのブログが凄く良いので、読んでください。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12533400119.html

 うん、読んでると凄くジンと来るものがあります。マネージャーさんも優しいなあ。
 このブログに書かれていた「引っ越しました」の歌詞が良くてね。
 別れた彼女に手紙を出すような文体で、新しい部屋に引っ越したよ、ということを歌ってるんですがね。もう歌詞が凄く良くて。引っ越し先の情景が思い浮かぶ歌詞で、やがて、外から内へと説明は変わっていきます。部屋の中にいる「僕」の心の中を語って行くんですよね。
 そして、「君」が来てくれたらいいなあ、まだ、君から「引っ越しできない」と、外的には引っ越しても内面は( 心の中は )、「引っ越してないよ」というメッセージを語って終わります。
 いやあ、なんか、昔のAKB48の公演曲のラストって良い曲多いですよね。

 「生まれ変わるように」、「ここに引っ越ししたよ」、「やっと引っ越ししたよ」という3人の境遇とリンクする内容も良くて、それぞれのアイドルとしての生まれ故郷のことを思い出しました。そして、移籍したばかりの頃はこんな気持ちだったのかなあ、とも。
 でも、移籍先に曲の中の「君」である「ファン」の皆さんがちゃんとついてきたのが、本当に凄い絆だと思います。
 なんか、現実で曲の続きを観ることができた感じがします。
 ちゃんと「君」が応えてくれた。
 アイドルというカテゴリーにとらわれずに勝負できる人達だけに、これから卒業という外的な「引っ越し」があるかも知れませんが、内的な「引っ越し」は絶対にできない魅力的な3人だと僕は、この曲を観ながら思いました。

※ 谷の魅力について考えた「軽蔑していた愛情」についての記事はこちら!
 https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_25.html

※ みなるんと鈴蘭について考えた「走れ!ペンギン」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_34.html

 

2019年8月3日土曜日

おすすめの映画と本「本当の意味で大人になるということ」



波が伝えるもの


 ついにみなるんこと、大場美奈の写真集が発売されましたね。
 僕が住む町の本屋さんでは売ってなくて、大阪の梅田まで買いに行ってきましたよ。


 で、率直な感想を言うと、なんというか、「衣・食・住」全部楽しめるんじゃないか、と思いましてね。

 まず、「衣」ですが、水着は勿論、衣装、ウエディングドレス、様々なみなるんが楽しめます。特に水着や下着のカットは、みなるんと色の関係が楽しめますよ。僕は朱色のワンピースや黄色の水着といった元気な色と笑顔が凄く似合うな、と感じましたよ。

 次に「食」なんですが、ハンバーガーにかぶりついてる写真が豪快で良くてですね。買った人は分かると思いますが、凄い顔でかぶりついてます。他にもアイスをのショーケースと一緒に撮った顔も良いですよ。

 最後は「住」。
 えっ、住んでない?
 まあ、「住」というか、場所ですよね。
 大きく分けると、「海」と「ホテル」と「街」の3カ所なんですが、本当に海が綺麗でしてね(しみじみ)。この写真集の名脇役として活躍してますよ。

 今日放送されたみなるんのshowroom配信も途中から観たんですが、お気に入りのショットは、78ぺージだそうで。背中のショットの写真ですかね。僕は表紙のカバーを取った写真が好きですよ。夕日とみなるんの横顔。

 この写真集を読みながら思ったのが、「どんな曲がこの写真集には似合うんだろう」ということです。
 良い意味で余白があるというかね。
 SKE48曲だと、「素敵な罪悪感」や「アイシテラブル!」、「君について」でしょうか。皆さんの頭の中ではどんな音楽が流れていましたか?
 これはチャンスがあれば、みなるんにも聞いてみたいところです。
 
 あと、タイトルのフォントと配置も好きですね。
 映画で言えば、2回目のタイトルは、ハッピーエンドなエンドロールを僕は連想しました。

 「セカンド写真集も出したい」と今日のshowroom配信でもみなるんが語っていたので、今回の売れ行きによっては、期待できますね。まだまだ、イベントもありそうなので、スケジュールをチェック!

 
 色々と書きましたが、10年の努力の末に辿り着いた写真集と思うと、感慨深いですね。
 色んな音楽と一緒に楽しみたいな、と思う一冊です。


 

2019年8月2日金曜日

2019年7月31日「ラジオ惑星開発委員会 大場美奈」の感想



いくつになっても似合う色を選んで


 有料コンテンツなので、気になったところをざっくりと。

 皆さんは、自分の将来のこと、どれぐらい考えてらっしゃいますかね?
 大場美奈という人の分析力は、他者だけじゃなくて、自分にも向けられてるんだなあ、と思う言葉がありましてね。
 番組開始3分ほどのリスナーの方からの質問メール「卒業なんてしないですよね?」というメールが来るんですよ。その答えがこちら。

「まだしないです。(中略・27歳という年齢について触れながら)私、将来お芝居やりたいんですよ。で、お芝居って、今、20歳の役をやりたいんだったら、すぐ飛び出した方が良いと思うんですけど、お芝居って何にでもなれるから。私は将来、おばあちゃんになった時に、凄いな、と思ってもらえる存在になっていたいから、そんなに生き急いで、お芝居1本の方に行こうというのはなくて。私、アイドルになるのが夢だったから、アイドルをちゃんと全うしてから、お芝居の道一本にいけたらいいな、と思っています」

 番組が始まってすぐの発言でしたが、真剣に女優という職業と向き合っているからこその発言かな、と思いました。しかも、自分がどんな女優になっていたいか、というので、自分がおばあちゃんになった時を想定した発言が出てくる人って、なかなかいらっしゃらないんじゃないでしょうか。
 僕はコメディエンヌのみなるんが大好きで、「妄想少女 大場」もそうなんですが、「49」や「ホンマヤン」とかも好きだったんですが、今度の舞台「ハケンアニメ」でどんな演技をするのかも楽しみです。

 番組中のアンケートで自分の写真集の話題への投票が少ないことに関して、「最近、悲しいから色々言わない。(中略)この10年、私、強くみられてたなと思って。キャラ的に。でも実は裏では結構みんなの言葉とかもささってる。(中略)弱いって観られたくなくて。でも、もう10年やってきたし、いいかって。素直に傷ついたところも見せてます」と言ってるのも印象に残ってまして、良い意味で力が抜けて自分を見せられるようになったのかな、と感じました。なんか、樹木希林さんのドキュメンタリーで、自分を飾らない的な発言をされてましたが、なんだかそれを思い出しましたね。

 北川綾巴、後藤楽々、菅原茉耶が卒業発表や休業していることから、話は握手会で説教してくヲタについて広がっていきます。ちなみに上の3人は、それぞれ違う理由でSKEから旅立ったり、今は離れていたりするので、それを一括りに「SKEは終わった」とか「環境が悪い」的に言うのは暴論だと僕は思っています。

 「育ててくれるという目線でファンの人いると思うんで。それにだからやっぱり年頃の女の子が消化できないよなって。こんだけ、27とかなったら消化できますよ。でも二十歳とかそこらの子じゃあできないですよね」
「しかも、それが言われるのが嫌ならなるなよって言われるけど、女の子ってアイドルってキラキラした世界だと思ってくるから。そんなこんな握手会でなんていうかな、オーディションで説教されると思って受けてないから、中には説教されて伸びる子もいますよ。それに打ち勝って、水野愛理とか強くたくましくなる子もいますよ。でも、大半の子はキラキラ歌って踊れるっていう夢を持ってきてるから。握手会の現実が分からないじゃないですか、外にいるから」
「深い話をするんなら、ババアにした方が良い。マジで。(中略)たまに、気付いてないけど、説教になってる人もいると思うんですよ。気づいてないけど。私はその選別ができると思うんですけど、若い子からしたら、よかれと思ったアドバイスも説教になってると思う」
 
 うーむ、悪意があってメンバーを傷つける人は論外ですが、よかれと思ってというところが難しいですよね。でも、みなるんは、さらに深いところまで語っていきます。

「できないなりにはできないなりの理由があって。でもそれを全部100返せないから、余計モヤモヤしてメンバー終わるじゃないですか。(中略)もう、裏でちゃんとできなかったりとかおかしいなと思っていることは、スタッフさんや先輩メンバーに言われてると思うので、それはもう、しー、内緒」
 
 この直前に宇野さんが、面白い会話をするのはとてもクリエイティブな行為で難しい、ダメだしをするのは安直という、発言をした後で、この問題をちゃんと少し面白くして答えられてるところが流石だな、と僕は思います。
 そして、握手会という場で、多分みなるんは、楽しい思いと同じだけ、上に書いたような説教も経験したのかな、とも思いましてね。そんな彼女だからこそ、若手の気持ちも分かるし、大人の発言もできるんだと思います。こういうところは、ベテランメンバーであり、本店の超選抜も経験して、多くのファンと接してきたメンバーだからこその発言だと思います。

 今回の放送で思ったのは、改めて大場美奈がSKE48に居てくれることのありがたさ、そして、彼女の自分を含めて事態を冷静に分析することが出来る力の素晴らしさを感じました。

 他にも気になる後輩やKⅡのこれからのリーダーについて、今年なかった選挙のこと、写真集についても語っているので、是非、チェックしてみてください。

 写真集も本日発売。
 チャンスがあれば、このブログでも感想かけたらと思うので、皆さんもチェック!

 60歳になった時、みなるんがどんな演技をしているのかも観てみたいですね。それまで僕、生きてるのかな。