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2019年2月22日金曜日

夏よ、急げ!①



始まりの予感


 先日、「風を待つ」の記事を書いた時に、こういう空間を一発撮りで撮るMVって、SKE48にもあったはずだよなあ、と思って色々と映像ソフトを観ていると、「夏よ、急げ!」があったのを思い出しましてね。

 まずは聴いてみましょう。
https://youtu.be/34jJr9C23sA

 うーむ、ワクワクするイントロから、明るいサビまで、もうすぐ始まる夏を期待させる曲ですね。曲終わりの映像が空へと上がっているとこもいいですね。ロケ地は横浜の大さん橋ですね。2018年の春にさいたまスーパーアリーナで行われたシングルメドレーでバラード曲「金の愛、銀の愛」が終わった後、この曲が来た時の解放感たるや。

 この曲は2017年2月22日に約4年半ぶりに発売された2枚目のアルバム「革命の丘」に収録されています。ベスト盤的なこのアルバムのリード曲になっています。

 「まだ何もない 白い砂浜」、「真っさらなまま 新しい世界」ともうすぐ10年を迎えようかというSKE48の新しい出発をイメージさせるかのような歌詞から始まり、「骨組みが出来た海の家」や「人影すくないこの渚」もそうですね。

 もうすぐ来る「夏」への期待と君への気持ちの盛り上がりが歌われています。
 よく、SKE48が暗黒期からV字回復していったと言われますが、この「革命の丘」がきっかけだったのではないかと思っています。

 SKE復活の要素の一つとして、アルバムリリースへの草の根的な訪問プロモーションを始めたことが挙げられます。詳しくは「100%SKE48 vol.3」に書かれていますが、大場美奈のマネージャーさんの一言「これだけメンバーがいるんだから全国回ればいいんですよ」というアイディア。ほら、演歌歌手とかが地方のスナックとかにサイン付きのポスターとか貼ってもらってるでしょ。みなるんは事務所所属メンだったので、運営とは違う芸能事務所の方の視点が入ったわけです。

 丁度、SKE48単独で紅白にも出られなくなっていました。
 かつて、僕が働いていた職場の同僚がハロプロ大好きで、「ヲタ仲間がみんな紅白に出られないことが当たり前になっている。なんでみんな悔しがらないんだ」と言っていましたが、当時は48グループ全盛で、「ほほ、そんなことは当たり前だろ。これからも永遠にな」と、藤原家を見る平家一門のようなことを生意気にも思ったもんですが、気付けばSKE単独での紅白出場はなくなりました。このことに危機感を覚えた平家一門じゃなかった、SKEのメンバーやスタッフさんたちは動きます。

 まず、みなるんが東京のCDショップを周り、ポスターやメッセージカードにサインをしていきます。やがて、その動きは多くのメンバーに広がっていきます。

 たとえば、あなたがCDショップの店員だとして、サノスがやってきて「ひまわりと子犬の7日間」の宣伝に来たら、棚にあった「世界の処刑 中東編」を全部捨てて、「俺も、ガンダムで行く」と決意するでしょ?それは、極端でも、「ちょっと見た目は怖いけど、応援しようかな、わざわざワガンダ共和国まで宣伝に来たし」とその人への思い入れを持つきっかけになるかも知れません。

 たとえがとっ散らかりましたが、わざわざメンバーがサインしにくるという、地方のアイドルだったら、当たり前にやってるようなことをこの辺りからSKE48も「当たり前」にして行ったわけです。お渡し会も積極的に行うようになりました。レコード会社・メンバー・運営の足並みがついにここに来て揃ったわけです。

 紅條も何枚か写真を撮っていましてね。
 タワーレコードなんばには、地元大阪の真木子の写真が。おーちゃんもありますね。上は意外にマンゴーのサインも。

 それから、TSUTAYA名古屋店も。じゅ、珠理奈のサイン!

 この草の根運動は、次の「意外とマンゴー」から常態化していき、やがてSKE48のセールスを復活させていく土壌を作っていきます。

 そして、待ちに待った「夏」
 ゆななをセンターに据えた「意外にマンゴー」でSKE48が復活していきます。

 

 紅條がお渡し会に挑んだ「TSUTAYA戎橋店 お渡し会」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/tsutaya.html

 ゆななの卒業発表を受けて書いた「意外にマンゴー」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_13.html