選ばれし者ならば
昔から流行りすたりってものがございましてね。
ことわざもそうで、今の若い人はあまり使われないかもしれませんが、日本には「触らぬ神に祟りなし」という言葉がございます。「その物事にかかわりさえ持たなければ、災いを招くことはない。めんどうなことによけいな手出しをするな」という意味でしてね。
「あっ、旦那。15時17分パリ行きの電車がテロにあってますよ。助けないといけねえ。おっと、なんで手を引っ張るんですよ」
「おいおい、何馬鹿なことを言い出すんだよ。危ないねえ。素人が行って余計な迷惑かけたら、どうするんだい。触らぬ神に祟りなしだよ」(映画から何も学んでいない発言)
まあ、こういう風な使い方をするんでございますよ。
じゃあ、この「神」が「ロマンス」になったら?
あなたは触りますか?
今回紹介する「触らぬロマンス」は、その「触らぬ神に祟りなし」精神で、揺れ動く主人公の心情が書かれていますよ。
歌うのはサクララブレター32。
32だと・・・。
サニーか!(絶対違う)
北原里英出てたなあ。
まあ、そんなことは置いといて、まずは曲を聴いてみましょう。
https://youtu.be/SbEgTbLRwjY
ラガーシャツを着たメンバーが可愛いですね。
ラグビーボールを前にパスするという衝撃もありましたが、これ、たぶん、ラグビーじゃなくて、ボール奪いゲーム、略して「ワガンダ滝相撲」をやっている可能性がありますね(ブラックパンサーの観過ぎ)。
まあ、まずは歌詞の世界から見ていきましょう。
「偶然の出会いならどこにもあるけど 僕たちの“始まり”はどこか違ってた」
この歌、「始まり」について語ってる歌だったんですね。
「何十回 すれ違っただろう 待ち伏せされたみたいに… 気になっていたのは前の彼女と似ていたからさ」
なるほど、偶然、ばったり出会ったんじゃなくて、何十回もすれちがってはいたわけですね。「前の彼女」に似ている。うーん、これは難しい。いきたいけど、いったら同じ目にあうかも。過去の恋を引きずるタイプの人だと余計つらいですね。
「恋をしても同じこと 絶対上手くいかない 付き合ったて別れるよ すべては繰り返される 声をかけずに通り過ぎろ! 触らぬロマンス」
すっげえ、後ろ向き。「声をかけずに通りすぎろ!」って、フィラデルフィアの街を通る時ぐらいだぞ(超失礼)。フィラデルフィアの皆さん、ごめんなさい。また恋をしても、いいことないだろうなあ、という感じなんですね。
「運命に抗えず言葉を交わして 僕たちは何となくそこに立ち止まる」
思いっきり、運命のせいにしてますけど、どっちから声をかけたんでしょうね。サビで「触らぬロマンス」って言ってたのに。
「何百回 見つめ合っただろう 視線を外してたのに… こういう状況 昔あったと 思い出したよ」
通り過ぎた回数を遥かに超えている!
うーん、この人、昔も似たような恋の始まり方をしたんでしょうね。
「キスをしたら同じこと きっと元の木阿弥 我慢したって今だけさ そのうち抱き合うだろう 抑えきれない愛の火花 触ったロマンス」
「我慢したって今だけさ」とか「抑えきれない」とか、もう運命に抗えない感がどんどん出てますね。
「前の恋はトラウマだ 過去を忘れたいけど」
いや、いったい何があったんだ?
映画「悪魔の手毬唄」の青池歌名雄?
「自分自身に言ったって ダメな気がするんだ」
もう、完全に恋の方へ舵を切ってますよ。
そして、1番のサビを大サビで持ってきた後、最後にこんなフレーズで終わります。
「触らぬロマンス 触らぬ神より…」
「やらぬ後悔よりやる後悔」という言葉とかけてるんですかね。
結局、ロマンスに触る方を選ぶわけです。曲の最初に「始まり」についての物語だと明かしているのでそうなるのは必然なんですが、サビでこんだけ「触るな!」「声かけるな!」「通り過ぎろ!」って、言ってるんで、この記事を書くまで「反射的スルー」と同じような世界かと思ったら違うんですね。
※反射的スルーの記事はこちら。読み比べてみてね!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_29.html
で、真面目な話をすると、この曲に共感してしまうのは、推しが卒業した後に、次の推しを見つける時の感覚に似てるんですね。凄く良い卒業の仕方をしたメンバーもいれば、「トラウマ」級の辞め方をする人もいたかも知れません。こっちから一方的に見てるだけなんですが、「触ったロマンス」になるまでの心の動きになっている気もしますよ。
おーちゃんこと、末永桜花ちゃんがセンターです。
サクララブレター32もそこからですかね。
おーちゃんがいる赤白ボーダーチームとはたごんのいる青黄色ボーダーチームのボールの取り合いが始まりますよ!
パスをガンガン回しておーちゃんにつなぐ!
そして、おーちゃんのクロックアップ!
「高速のビジョン見逃すな! ついてこれるなら!」
今すぐペイトリオッツにスカウトしたい!(それはアメフト)
このゲームって何がゴールなんだろう、と画像を観ながらふと思いましたよ。
石に躓いてしまったおーちゃん、転がったボールははたごんがゲット!
色々とメンバーでパスを回してはたごんへ。
ついにおーちゃんとはたごんでボールの取り合いへ。
このマニュキアは!
おーちゃん!
ボールは転がっていき、みんなで拾いに行きますよ。
誰が次拾うのかは分からないままMVは終わります。
このMV、メンバーがスポーツ(?)をする姿が良くてですね。
ボールを投げたり蹴ったりを観ていると、今度はSKE48球技大会とか観たいですね。
ラグビー経験者としては、愛理とまっちのキャッチとキックの仕方がいいな、と思いましたよ。
このサクララブレター32のセンターから次の「いきなりパンチライン」でおーちゃんは選抜に選ばれました。次の選抜では、果たしてこのメンバーから誰が入るのか。
紅條としては、「スポーツ選抜」で爽やかな曲とかも観てみたいですよ。
2019年1月現在、おーちゃんは、握手会でガンダム系のコスプレをしています。女性キャラが中心ですが、おーちゃんのティエリアみたいなあ。と、謎の願望を書いて今回は終わりです。