全てを壊し、総てを繋ぐ
1月17日は阪神淡路大震災の日ですね。
災害に逢われた方々には、深くお見舞い申し上げます。
さて、1月17日。
なんと、かおたんこと松村香織さんの誕生日なんですね。
かおたんの説明をしてと言われたら皆さんどう説明しますか?
僕がぱっと思いついたのがタイトルにした言葉なんです。
なかなか居ませんよ、前職がキャバクラ嬢→メイド喫茶→アイドルという流れの人は。
なかなか居ませんよ、色々な企業さんや地方自治体から仕事を連れてくる人は。
散々、ファンにネタにされながらもファンから愛されてるメンバーって珍しいですよ。
僕が一番凄いなと感じているのは、干されメンからAKB総選挙選抜までのし上がったバイタリティだと思うんですね。「1コメダ」という独自の動画チャンネルを持ったというのは、2019年の今では当たり前かもしれませんが、2010年代が始まった当初では斬新でした。メンバーの裏話やステージの舞台裏が見られるコンテンツというのは、とても目新しくて。
そして、そんなところを面白がれる余裕がまだみんなにあった頃なんでしょうね。
2013年4月14日で発表されたかおたんのソロデビュー。
最近、某バラエティ番組で、実はかおたんにバレバレだったという運営のポンコツっぷりが露呈されていますが、これは本当にまさか、という感じだったんですね。当時、SKE48では、まだ誰もソロデビューしていなかったので。きてもJRのどちらかかな、という感じだったんですね。
そして、この発売の動画を観た時の衝撃!
https://youtu.be/zEjcZDxBJw4
いやあ、智也カッコよいですね。
じゃなくて、手売り?
名古屋ドームの駐車場?
かおたん本人が?
などなど、面白要素満載でしたよ。
まあ、まずは曲を聴いてみましょう。
公式に上がってなくて困ってたら、「かおたんちゃんねる」にあったんで、こちらをごらんあれ。
https://youtu.be/-NJPidkCbEY
いやあ、流石かおたん。
あんなところから落ちてもノーダメージでしたね。
もう、トム・クルーズかかおたんか、というぐらい危険に飛び込んでいきますね。
この曲、聴いていただいたら分かる通り、王道アイドルソングなんですね。
作詞は秋元先生ではなく、指原莉乃。
今はイコラブのプロデュースをしてますね。
これがなかなか良くてね。
「歩いて帰る 学校の帰り道 今日も発見!」
秋元先生ソングだと自転車が多いですが、歩いて帰ってるわけです。
「あなたを見ると 胸がときめいてる バスケ部の先輩」
なるほど、バスケ部の先輩に片思い中ですね。
「夢見がちな私に どうかチャンスください 先輩のことだけを 研究ね!」
謙虚な主人公。先輩のことを「研究」というのもいいですね。
「こっち見てよ どんな時でも 考えちゃうの 誰が好き? 私かな? ずーっと グルグル…」
同じことばっか考えてるわけです。
「私の気持ち 嫌じゃないかな? 言葉遣い 気をつけて 話しかけようかな マツムラブ!」
うーん、なんて控えめな女性なんでしょう。「言葉遣い 気をつけて 話しかけようかな」というところもいいですね。普通、「話しかけようかな」なんですが、そこに「言葉遣い 気をつけて」とあるところから、話しかけることに対して真剣なんだな、そして、慎重なんだなと感じさせます。
「国語のテスト 科学の実験も 手につかないわ 責任とってよ 私の勢いは もう止まらないかも」
2番では、先輩に対しての気持ちがどんどん高まっていることが分かります。「責任とってよ」のとことかは、もう自分だけではどうしょうもないとこも表現されてていいですね。
「茶髪なのは嫌かな… ピアスしてて、いいかな… ささいなことなのに 気にしてる」
アイドルがアイドルヲタから叩かれやすいとこですね。これは、指原さんと思います。「ささいなことなのに 気にしてる」のところも非常に片思いの気持ちを表現できていて良いですね。
「信じてるの いつか二人で カフェに行ったり 映画観て ショッピング 期待していい?」
妄想は広がりますね。宝くじ買った時とか、皆さんこうなりません?
「今すぐにでも 伝えたいけど 慎重に 行きたいの! この想いはまさに マツムラブ!」
1番の歌詞から「慎重に」、2番の歌詞から「今すぐにでも」が伝わってきて、この辺りは、指原さんうまいな、と感じます。
「近づいてる 夢にまで見た あなたの隣」
どうやら、なんらかの理由で「あなたの隣」に位置することができたようですね。
「どうすれば いいですか? 触れてみたいの」
妄想じゃなくて実体として相手が隣にいるわけですから、「触れてみた」くなりますよね。ただ、焦り過ぎじゃないか?
「私の気持ち 嫌じゃないかな? 言葉遣い 気をつけて 話しかけようかな マツムラブ!」
1番は、先輩から離れているところで思っているのに対して、今度は先輩の隣で同じことを考えている。この距離の違いで同じ言葉の意味が変わってくるというのもうまいですね。
指原さんのこのアイドルソングの作詞力の高さは、流石は元アイドルヲタだと思います。僕もこの記事の為に、彼女が作詞している「=LOVE」の曲を聴ける範囲で確認しましたが、「この曲」とか「マツムラブ!」のアンサーソングっぽいと感じてます。(ちなみに一番紅條が好きになったのはこれ)
さて、次はMVの世界を観ていきましょう。
テレビで再生しながら、読んで行ってくださいね。
目覚まし時計が鳴ると…。
かおたん、起床!各自配置につけ!
「マツムラブ」の文字!
どんな仕様で売ってるんだこのトースター!
静かな朝の住宅街を走るかおたん。左手には朝食のパン。
転校生とぶつかって、怒るかおたん!
昔の漫画か!
教室に入ると、智也が同級生にチョップしてます(前の人でも見えにくいですが)。
彼も色々ムシャクシャしてたんでしょうね。
先生が入って「転校生を紹介します」みたいな展開で入ってきたのは、朝にぶつかったアイツ!
授業中も気になって見つめちゃうかおたん。
ただ、顔が怖いよ。
「責任とってよ!」かおたん。
本屋に出現したかおたん。競馬の本探してるんですかね。
湯浅さんかい!
そういえば、昔AKBで感想文やってたなあ、あの本買ったなあ。今、どこに置いてるんだろう。
なんと湯浅さんと指原がいちゃいちゃしているところを見てしまう!
(左の子かわいいな)
変身を決意します。
オーラ出しまくて、残像すら残すかおたん。
智也も湯浅さんもびっくり!
最後はウインク!
これキャプションを撮るために、コマ送りで観てたんですが、かおたん、両目閉じてない?
スタッフロールはジャッキーチェンの映画のようにメイキングがあるので、最後まで観ましょう。
さてさて、このマツムラブなんですが、気付けばかおたんの代名詞的な曲になっていて、KⅡ公演では様々なメンバーが歌って踊ってますが、やはりオリジナルのかおたんが好きですね。
この曲の衣装も凄くてですね。
新聞紙で出来た衣装は、予算1万円という制約の中でよくぞ作ったという作品です。
なんというか、金がなくてもバイタリティで乗り越えていくぜ、というかおたんを表現しているようで、忘れられない衣装の一つです。
決して彼女の代わりはいないと思います。
こんなに色んなことのオチに使われる人いないでしょ。
でも、みんな大好き。
それがかおたん。
みんな、マツムラブなんですね(強引なオチ)。
(「マツムラブ!」より引用)
かおたんがこれからのことについて語った「ラジオ惑星開発員会 松村香織編」の記事はこちら
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/11/blog-post_26.html
かおたん卒業曲「ありがとうはいいたくない」の記事はこちら
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_13.html