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2019年3月4日月曜日

ペダルと車輪と来た道と①



一人の少女からアイドルへ

※僕がSTU48に興味を持つきっかけになった「故郷に帰る」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_17.html

 おい、紅條、最近お前、STU48の曲を触り過ぎじゃない?
 そう思っているブログ読者の皆さん。
 すいません、SKE48が一番好きなんですが、今、STU48の曲もすごく興味があるんですね。例えば、これまでのMVを観てると、自分が抜け出したくて仕方なかった四国がとても美しく見えるんですね(紅條の故郷は愛媛県宇和島市。兵頭葵さんの故郷)。ロケーションは曇り空だったり夜の薄闇の中だったりなのに。
 とても新鮮だったわけです。
 それで、「風を待つ」を購入して、元を取るために収録されている曲をくまなく扱いましてね。1600円だから、ブログの広告クリック数何回で元取れるんだとか、下品なことを考えながらね。
 まあ、そんな下世話なことは置いておいて、SKE48を考える時とはまた違った思考が出来るんですね。場所のこととか、詞の中の言葉とかもね。
 それで、まあひと段落ついたわい、と思って家にあるCDをガサゴソしてたら、「ジャーバージャ」が出てきましてね。その中に「ペダルと車輪と来た道と」という「酒と泪と男と女と」みたいな曲名のSTU48の曲を発見しましてね。
 どうれ、一つ聴いてみるか、と役所広司みたいなことを言いながら聴いてみましたよ。
 皆さんもまずは聴いてみてください。

 なんとなく「ウルトラマンレオ」のブラック指令を思い出した人は、僕と特撮の話が出来ると思うので、どこかで会ったら是非!

 さて、まずは歌詞の世界を考えて行こうと思います。
 曲の主人公は、様々な疑問を抱きつつも進んでいる人です。
・ 誰の為に走っているのか。
・ どこへ向かっているのか。
 このことに関して既に答えが出ている人はいらっしゃるかもしれません。特にお年を召した方は。しかし、この曲の主人公は「ペダル」を漕ぐ、自転車で移動しているようなまだ若い人のような気がします。
 そして、サビ前に「風を味方にして」という表現が出てきます。
 この「風」は、何だろう、最初に聴いた時に感じました。
 自分の背中を押すということは、後で出てくる「夢」に近づくこと。
 周りの「支え」ではないかな、と思います。アイドルとしては、「ファンの後押し」かなと。
 サビで主人公は、自転車を漕ぐという隠喩が出てきます。
 ペダルを漕いだ分だけ、汗は出てくる。
 そして、主人公が走っているのは、平坦な道ではなく「坂道」であるということ。
 消して楽な道を進むわけじゃないぞ、ということです。
 「夢に近づけばいい」というアドバイスの形も気になりましてね。
 まるで、秋元康がこれから走り始めるSTU48へのメッセージにも聞こえましてね。

 2番では、立ち止まりたくなったり、自分が急いでいることに疑問を抱いたりします。目指すも場所もどこにあるのか、分かりません。
 止まったら、その分夢は遠ざかる。
 時間は過ぎてしまうけれど、「星」が自分の進む道を指し示すというのは、夜が自分の思考を進めさせるという「暗闇」にも通じるのかなあ、と感じます。
 
 そして、いよいよ大サビへ。
 「生きることは」から始まります。
 はい、SKEヲタだったら「走ること」ですよね。


 STU48の場合は、「ペダルを踏み続けること」なんですね。
 つまり、どちらも「進み続けること」なんです。
 そして、走っている理由は「自分のため」と答えを曲の中で見つけます。
 自分が進んできたどんな道も「人生」であると。

 大サビは、1番のサビで終わります。

 曲調は疾走感が続いていて、凄く好きなんですが、初期のAKB48を思い出させるのは野中さんのアレンジだからですかね。

 MVは、メンバー達が拾う謎の球体をメンバーが拾っていく。
 僕だったら、「ネオゼクトは俺が潰す」と嘯いて破壊すると思うんですが、どうやらメンバー達にとっては良いものみたいなんですね。映るのは瀬戸内の景色。





 後半のライブシーンでは、ファンの皆さんも持ってらっしゃいます。
 ファンの皆さんの持っている玉は青くなってる!

 ファンの皆さんは白い服を着てます。
 持っている青い球がアクセントに。
 STU48のメンバーの衣装は白と青のアクセント。
 どちらも同じ配色のバランス。
 メンバーとファンどちらも同じ夢を目指して走るように見えて、とても素敵なMVだと思います。余談になりますが、今、このブログの為にTwitterを始めて感じたことですが、STU48のファンの方々、SNS活動が凄い上手だなと思いましてね。この2週間で「勝手に四国親善大使」とか、船が出来るまでどんな活動をしているのか、とかを受動的に知っていくことが出来ましてね。中々自分から調べない人間に色々な情報が入って来ましてね。STUのことを色々知ることが出来ましてね。ファンとメンバーの両輪で進むという良質なコミュニティーを作っているなあ、と感じました。「風を味方」にしてるなあ、ともね。

 話を戻して、じゃあ、この曲はどんなことを表してるんだろうと考えてみると、これから始まるSTU48のメンバー達へのメッセージではないかなと思いましてね。アイドルをしてたら、立ち止まることや、他の同い年の子と比べて自分が進む道の苦しさを感じることもあるでしょう。でも、そこで止まったら、夢へのチャンスは遠ざかるわけです。自分が今までペダルを漕いできた道は、まだ平坦な道だったかも知れません。ただ、アイドルになると、それが坂道に変わるぞ、ということですね。
 この曲の新鮮なところとしては、「海」が出てこないんですね。
 リリース曲の順で言えば、「坂道」を越えたら「海」が待っていた感じでしょうか。
 乗る物も自転車から船へと変わっていく。
 これからも「ペダル」を漕ぎ続けるSTU48とファンの皆さんの活躍が楽しみです。


 なんとなくイメージしたザ・ピロウズの曲を貼っておきますね。



 SKE48の名曲「前のめり①」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/11/blog-post_29.html
 STU48の「風を待つ」の記事はこちら!
 https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_60.html
 自転車から船へ「出航」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_82.html