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2019年3月1日金曜日

愛の存在①



夢を諦めたくない、輝いている未来


 2014年のAKB48のドクメンタリー映画って、皆さんご覧になりましたかね。
 観てない方は是非。





 この映画を観た時の感想としては、「大組閣という自爆行為の愚かさ」と「それに振り回されるメンバー達」、そして「握手会襲撃事件」が印象に残りましてね。ちなみに、大組閣というのは、全グループのメンバー編成を一度考え直そうということで、AKBから各支店にメンバーを移籍させたり、支店の人気メンバーを他の支店と兼任させたり、と今考えても大失策だと思います。各グループの色を薄めてどうすると。SKEに移籍したメンバーは皆さん選挙も跳ねて結果を出すことが出来ましたが、果たして、大組閣で動いた人みんな本当にみんな幸せになったのか、それがなければ卒業しなくて良かったメンバーが居たんじゃないのかというのが僕の意見です。

 映画本編が終わった後に主題歌の「愛の存在」が流れます。
 予告編に入っているので、ちょっと聴いてみますか。


 うーむ、やっぱり秋元先生は、映画の主題歌になると、気合いの入った作品を作ってきますね。SKE48の「僕は知っている」しかり。イントロのギターが強烈でね。むちゃくちゃシリアスな曲が来たな、と最初は思いましたよ。

 この曲、いきなり「この世界は幸せなことばかりじゃなかった 時に悲しい出来事がある」から始まるところなんですね。ドキュメンタリー映画を観てると、2014年の48グループは、本当に呪われてるんじゃないかというぐらい不幸にみまわれています。

 曲中で「僕ら」「みんなの声」に励まされ、サビで変わらない「愛の存在」を感じます。この曲の印象的なフレーズとして大サビ前の「夢をあきらめたくない 輝いている未来 10年後の僕らへと 叫ぶ」の部分でしてね。様々な「悲しい出来事」に逢ってもそれでも夢を諦めないという姿勢。そして、未来の自分へ叫ぶ、というのがとても良くてね。

 今回、この記事のために改めて映画を最初から最後まで観たんですよ。
 まあ、まず感じたのが「いや、名古屋はそんな魔境じゃないぞ!」だったんですね。
 みんなそこまで嫌がらんでも、と思ったんですが、完全にそれって大人の目線ですよね。10代後半とか20代前半に「お前、今日から愛媛を離れて、1980年代の韓国行けや」という映画「タクシー運転手」も真っ青なこと言われたら、確かに「どうすれば!」となりますって、だから、生きるか死ぬかの場所じゃないですって。
 でも、家族と離れて、知らない人ばかりと0からのスタートというのは辛いもの。何より、「〇〇48」の自分が変わるというのは物凄い負担だと思います。

 もう「大組閣」の阿鼻叫喚を見てるだけで、辛くなります。

 本店の映画なので、玲奈ひょんも谷もあっさり目。
 



 でもね、佐藤すみれさんの一部始終を観ていると、凄く励まされましてね。最初は、もうどうしようという不安の渦中に突き落とされるわけですよ。



 
 そこから翌日、すみれさんの「今回はスタッフとか家族とかのこと、聞かなかった」という強い決意。

 なんとなく、この後の会話で名古屋に行くまでにご家族との話し合いもあったんでしょうね。まあ、家族の立場だったら行かせるのは辛いですよね。
 彼女の「研究生やドラフト生の子たちと同じ、未来は同じだけある」という言葉は、輝いている未来へ向かう人ならではの言葉だと思います。
 そして、残りの48人生をSKE48で頑張るという選択は、彼女に明るい未来をもたらします。
 シングル曲の選抜復帰、名古屋まで来てくれる前からのファン、新しい名古屋のファンの獲得。
 
 どこか、「愛の存在」と重なっていく気がするんですね。
 自分への試練を、勇気とみんなの声で乗り越えていく。
 そして、今、10年後の自分へと新しいフィールドで戦っている彼女。
 アイドルのセカンドキャリアについて、最近よく考えさせられるんですが、彼女も新しいモデルケースになって欲しいと思う次第です。オンラインサロンという人としての魅力や発想力が試される場は、アイドルとは相性が良いと思います。日本ではまだ理解されてない部分もあるかも知れませんが、成功例の一つになって欲しい次第です。
https://lounge.dmm.com/detail/963/

 話を映画に戻すと後半は、握手会襲撃事件に触れて、東北からの暖かい声が紹介されます。



 かつて震災の時に元気をくれたAKBを今度は僕らが守る番だ!と暖かい声が!襲撃事件からこの励ましまでを全部無音で流していくんですね。
 僕は劇場で観たんですが、あらゆる席からすすりなく声が!
 かくいう僕も最後の川栄の手で泣いてしまいましたよ。

 ちなみに劇場版かおたんも出てます。
 勿論、山田町にいるから美人度もアップ!
 



 高橋監督最後のAKBドキュメンタリー映画なので、まだ未見の方は是非!正直、精神的に来るものはありますが、我々SKEファンは、大組閣でメンバーが来た側ですが、行く側の視点が描かれている貴重な作品です。

 佐藤すみれさんのセンター曲「君の背中」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_15.html
 かおたんの成り上がり方について考えさせられる「ぐぐたすの空」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_4.html