全てが繋がっていく幸福
皆さん、好きなラジオ番組ってありますかね。
僕は「オードリーのオールナイトニッポン」が大好きでしてね。
仕事をしてた頃から、楽しみによく聴いてたんですが、無職になってからは過去の回も遡って聴くようになりました。
一番好きなコーナーは、「死んでもやめんじゃねーぞ!」です。
さて、この日本武道館公演、発表された時は、「多分、この頃には就職してるから、遠征は無理だな」と思って、チケットは買わなかったんですね。次にライブビューイングの発表があった時に、「多分、3月には職が決まってるでしょ」とヘラヘラしながら申し込んだんですね。
迎えた3月2日。
かなり、震えながら京都へ旅立ちましてね。
まさか、まだ決まっていないとは。
ライブビューイングの会場は、MOVIX京都。
映画館に着いたのは、14時頃だったんですが、既にグッズはほぼ売り切れで、唯一残っていたのが、ラスタカラーのリストバンド。買っておきましたよ。若林さん風にいうと、「あとで、『あんときの俺どうしたんだろう』と思うやつだな」というグッズです。
ちなみにこのグッズ後日販売もあるので、転売で買わないで欲しいと、昨日の1時からの本放送の方で話してました。
暫く近所をぶらついて、いよいよ公演開始。
会場はほぼ満席でしたよ。
オープニングトークから飛ばします。
僕が印象に残ったのがリトルトゥースかどうか確認する為に「お弁当に」と言ったら、会場から「グー!」の声が。ライブビューイングを観ていた僕も思わず言ってましたよ。120000人のリトルトゥースに対して、「お前ら静かに生きろよ!」と世間から隠れて生きろ的な言い方が面白くてね。
若林さんが着ているパーカーに、オードリーのお父さんの顔がプリントされてるんですが、「俺の親父の頭の上だけ天使のわっかがある」というお隠れになった親父さんの方を指さしてるんですね。「でも、春日の親父さんも死んだようなもんだもんな」というボケ。個人的に春日さんのお父さんをいじる回が好きだっただけに武道館で聴けて嬉しかったです。
前日も変わらず自分磨きをした春日さんのストイックさもね。朝4時までやるとは。
若林さんのトークブロックでは、親父さんの墓が決まらず、家族3人で意見が分かれたので、青森のイタコに聞きに行こうという話。
一人目の若手40歳フリースイタコのトーク力の無さと3000円を要求してくるところで、若林さん達は終了後、暫く無言。全然、親父さんの情報と違うことを言うんですね。
続いて、60歳ぐらいの小笠原イタコへ。
先に若林さんが設定を細かくイタコさんに伝えたことによって、イタコもガンガン喋ってくれます。「エピソードトーク、まわしもできる」という若林さんからも高評価。最終的に若林さんも同行したサトミツさんも、案内したあどばるーん小野さんも号泣。何故か小笠原イタコも泣いている、という謎の空間に。「もう、親父じゃなくて、小笠原と話したかったもん」と若林さん。
若林さんの描写説明が凄く詳しくて、フリースイタコの家にトランスフォーマーのおもちゃがあったことで「よせてんのかなあ」と思ったり、小笠原イタコの数珠の描写が面白かったり、とかね。
春日さんのトークブロックでは、「フライデー」報道から狙ってる女こと「狙女」のご家族へのフォローから始まります。
まず、狙女を泊りで温泉に連れて行って11万払った話。
続いて、狙女のご家族にも挨拶しなければと春日さんのご家族を対面させるために場を設けるんですが、ちゃんとした場所じゃないとと指摘されましてね。用意したレストランは、レストラン内にある離れのようなところ。若林さんの「キン肉ハウスね」。これだけで18万。さらにお母さんが眼鏡を買い替えたいと言い出しましてね。ここでメガネのつるの話が出るかとワクワクしました。
最終的に狙女のお父さんから「結局どうなの?」という真剣な問いに「付き合っています」と真剣に答えるしかなかった春日さん。すると酔っぱらった春日さんの親父さんが「そこはお笑い芸人だと、狙い合っていますだろ」という身もふたもないツッコミ。爆笑でした。
「チェ・ひろし」のコーナーでは、春日さんが武道館のたまねぎになるというゲームだったんですね。若林さんが投げるボールを胸に当てられずに、乳首が見えなければ優勝なんですね。武道館を模したセットを玉ねぎの被り物を着て台車に乗せられる春日さん。何故か、「肩をやっている」という設定で最初は全然、ボールが届かない若林さん。次第にボールだけじゃなく青銅さんたちのパネルで攻撃する若林さん。
次にはバレーボールを自動で飛ばすマシーンが!
ここでも若林さんが容赦なく攻撃を加えていきます。
さらに春日さんが狙ってる女「K美さん」が初めて登場。
当日本放送の若林さんの「春日の好きそうな顔」と言われてましたが、美人でしたよ。
最後はなぜか、若林さんが出てきたゴンさんとかにボコボコにされるというオチでした。
ここで、15分の休憩へ。
休憩明けはショーパブ祭り。
一人目のバーモント秀樹さん。バー秀さんですね。
バチバチにリハやったらしいですが、初めてのバー秀さん恐ろしいですね。
二人目はビトたけしさん。
アウトレイジ最終章モノマネから、「浅草キッド」。ちょっとうるっときましたよ。
この後のMCは地獄でした。
でも、昔の仲間を大事にしているところがオードリーの良さだと思いますね。
三人目は松本明子さん。
デビュー曲の「オス・メス・キッス」を熱唱。
途中から登場した春日さんに「ヒルナンデス!」同様、キスをしましたよ。
本放送での若林さん曰く「ヤバさが同じじゃないといけない」というヤバさの面で負けてないんでしょうね。
シークレットゲストは梅沢富美男さん。
夢芝居を唄っているとMC wakaが登場して、ラップをかぶせていきます。
もう歌詞が面白くてね。
これは是非映像化してほしい。
最後はケツバットで盛り上がりました。
お二人を挟んでのMCでも松本明子さんのヤバさが光りましてね。
梅沢さんをなめるとことか最高でしたよ。
ここで、死んでもやめんじゃねーぞのコーナー。
武道館なのに、まさかの全部風俗ネタはすさまじかったですね。
「おい、三四郎相田!『誰がいいと思う?』とデリヘルのサイトを母親に見せて相談すること、死んでもやめんじゃねーぞ!」と「おい、風俗の受付!何か睨んでくるなあ、と思ったら、爆笑問題の宣材写真だったこと、死んでもやめんじゃねーぞ」が面白かったですね。なんであるんだよ、と。
ここでブリッジ映像。
なんと、イタコのところに行った写真と録音した声が。
次に春日さんが狙女の家族に挨拶に行った写真も。
ここで、ライブビューイング会場は大うけでした。
最後はオードリーの二人による漫才。
暗闇にスポットライトが当たって、そこからマイクが上がってきて、アナログフィッシュの「SHOWがはじまるよ」が流れるのがカッコ良くてね。
30分にも及ぶ漫才なんですが、死んだ若林さんのお父さんの魂を春日さんの身体に戻して話したいという内容。個人的には、春日さんが若林さんのお父さんを呼ぶときに「お父さーん」と地面に向かって叫んで「地獄じゃねえか!」というところが好きでしたよ。この漫才についての裏話は昨日の本放送でも語られてますよ。
この漫才は、映画館でも大うけでした。
特に魂を抜いているところとか、途中で笑ってしまうところとか、爆笑でしたよ。
エンドロールではスタッフ一人一人の名前と顔が。
カラーボトルの「10年、20年」が流れます。
オードリー二人のこれまでの歴史。
椅子をぶち壊したところまでやってるのは最高でしたね。
最後のMCでは、「トゥースなんだよな」となんでも「トゥース」にする話でした。なんというか、中邑真輔の「イヤァオ!」みたいですね。至福感に包まれながら終演でした。
いやあ、終わった時には頬が滅茶苦茶いたくなっていました。
なんというか、オードリー好きでよかったなあ、という公演でした。
これからも週に1回の楽しみがずっと続けばいいなあ、と思いますよ。
それぞれのエピソードトークの写真が残ってたり、漫才にも若林さんの体験が反映されているというのもすべてが繋がっていく喜びを感じて、なんとも言えない幸福感を抱きました。
若林さんの書籍を中心に紹介した「おすすめの本と映画 オードリー」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_27.html
オードリーのキン肉マンたとえが炸裂した「ひらがな推し」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_11.html