人気の投稿

2019年2月8日金曜日

不協和音①


可能性の獣


 2019年2月5日に行われた「かおたんのリクエストアワーセットリスト25」の中で11位に欅坂46の「不協和音」がランクインしました。
 まあ、まずは聴いてみましょう。紅條は平手ちゃんがこぶしを突き出して、全員集合するところが好きですよ。
https://youtu.be/gfzuzDrVRVM

 うーむ、「僕は嫌だ!」の叫びが印象的ですね。
 確か2017年の紅白はこの曲で出てましたよね。
 欅坂46の紅條のイメージとしては、社会であったり共同体であったりに対して、簡単にはなびかない、自分の価値感を持った人の歌が多いな、と思うんですね。最近だと「黒い羊」もそうですかね。その反面、美しい情景であったり思い出であったりを歌っている「二人セゾン」なんかは本当に綺麗なメロディと歌詞だな、と思います。

 さて、この尖った歌をSKE48がしたらどうなるか。
 幸い、かおたんがTwitterに動画を挙げてくれているので、ちょっと観てみましょう。
https://twitter.com/kaotan_0117/status/1093534049417625600

 この曲を選んだ理由に関しては、かおたんが2019年2月7日のTwitterの中で理由を語っています。重要な部分を引用すると、こんな感じです。「不協和音というこの楽曲のパワーをお借りして今のSKEの現状を打破してほしい、今までのやり方ではない切り口でなにか強い想いを表現して伝えてほしい、もう卒業する私のこのような考えもあって選曲しました」また、欅坂46の「不協和音」を選ぶことのハードルの高さと欅坂46へのリスペクト、振り付けも完璧にしたいとこだわったことを書いています。
 うーむ、ここまでかおたんが書いているというあたり、坂道ファンの皆さんへの配慮もあるんでしょうね。Twitterの返信欄は今のところ町田康の小説によく出てくる「関係ねえ、ぶっ殺す」みたいな返信はないようですが、足を引っ張りたがる人はどこにでもいますからね。

 話を戻すとTwitterの動画だけ観ても、迫力が伝わってきますね。特にセンターを託されたゆななの「僕は嫌だ!」と会場のどよめき。
 ゆななをセンターに持ってきたのも、期待の表れだと思ってるんですね。大事に育ててきたゆななに叩かれるかもしれない不協和音に挑戦させるというのは。彼女は見事にその期待に応えていると思います。早く全部観たいなあ。

 2月9日に行われた全国握手会のトークで、かおたんがこの曲の配置について解説してくれているんですね。完全に名古屋に行ったお友達からのまた聞きですが。
センターは最初からゆななに決めていた。
 そして、後ろから撃つのはゆななと対になるメンバーじゃないといけない。となると、楽々になる。ダンスの中でゆななを引っ張るのは、普通に考えたら真木子だが、普通じゃないとしたら、センター経験で苦しんだ綾巴だろうということで選んだ。
 関東のコンサートで他のグループの歌をするのは、色々と思う人もいるかもしれないが、好きな歌なんだからやってしまおうということで、不協和音や野蛮な求愛を選んだ。
 ダンスについては引きでみて揃えたいので、ダンスがうまいけど癖が強いぴよすは野蛮な求愛に回ってもらった。他にも早い人はいったん外した」ということを語っているんですね。そういうことだったのか!一人一人に意味がある。流石はかおたん。これ、松井玲奈卒業コンサート1日目並みにセトリや人選に苦労したんじゃないですかね。

 僕が今回の映像を観ていて感じたのは、2016年のソロコンのその先を見せられたような気もしたんですね。ゆななは、各グループの曲を歌うことで、様々な顔を見せました。明るい顔もシリアスな顔も。その時の欅坂46曲は、「サイレントマジョリティー」でしたね。それから時が経って成長した姿を見せられたというかね。ゆななの持つ陽の要素が一旦隠れて、陰の要素が爆発したようなこの表現は本当に素晴らしくてですね。もう定期的にゆななは欅坂46系の曲をやってみるのもいいんじゃないでしょうか。まあ、「誰かの耳」もありますけど、感情の爆発という意味では凄く相性がいいと思います。余談ですが、逆に平手ちゃんの「意外にマンゴー」とか見たいですね。「風に吹かれても」の笑顔が素敵なだけに。

 SKE48のセンターを珠理奈以外で2曲連続で務めたゆなな。どちらも明るい感じの曲ですが、次は思い切って感情爆発系の曲を持ってくるのもいいんじゃないか、と思いましたよ。
 あとは、完全にどうでもいいことですが、次にソロコンやった時にまた全グループチャレンジするなら、こんなのどう?というのを紅條なりに作ってみましたよ。ほら、学生の頃、授業に集中できない時に「僕が考えた新日本プロレス1・4東京ドーム大会」とか「最強の日本代表スタメン」とか考えたでしょ?ああいうのだと思って読んでください。

・AKB48「NO WAY MEN」
・NMB48「ワロタピーポー」
・HKT48「最高かよ」
・NGT48「青春時計」
・STU48「風を待つ」
・乃木坂46「帰り道は寄り道したくなる」
・欅坂46「ガラスを割れ」
・ひらがなけやき「JOYFUL LOVE」
 
 こんな感じでどうでしょう?
 なんとなく、紅條がどこのグループが弱いか見えてきた気もしますが、皆さんも妄想を働かしてセットリストを組んでみるのも楽しいと思いますよ。
 かおたんの思いはきちんと形になり、これからのSKE48を切り開く礎になったのではないでしょうか。あの時のチャレンジがあったから、そういうターニングポイントになるかもしれませんね。

48と46が融合した「誰のことを一番 愛してる?」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_68.html
かおたん最後のセンター曲「サンダルじゃできない恋」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_18.html
かおたんの成り上がりを思い出させる「ぐぐたすの空」に関する記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_4.html