２０１４年２月のこと②
さてさて、今回は名古屋ドーム２日目について書きたいんですが、どの曲を取り上げようかと迷ったんですが、今回は珠理奈がソロで唄った「大声ダイアモンド」を紹介したいと思います。
なんでこの曲を紹介しようと思ったかというと、当時、大組閣が発表されていて、一部ファンの間で「いよいよ珠理奈がＡＫＢに持っていかれるのでは」「ＫＯＦ９７でオロチが出る裏ワザがあるらしい」などの噂がまことしやかに囁かれていたんですね。
不安と期待が入り混じる中、２日目はスタート。
１曲目の「escape」から「うおおお、２日目が勝ち組！」とか１日目のことをすっかり忘れながら、楽しんでいたわけです。
そして、２３曲目の「大声ダイアモンド」なんですが、唄う前に急に珠理奈がこれまでの振り返りを始めたんですね。ＳＫＥ４８と出会えたこと、ＡＫＢの選抜に選ばれたこと、ファンの皆さんに励まされたこと。もしや。そうです、卒業発表をするんじゃないか、と皆が心配になったんです。
僕の周りの席でも「うそ…」とつぶやく女性の声が聞こえたり、「えっ、マジ…」と戸惑う男性の声が聞こえてきたりしていました。筆者も、まっ、まさか、こんな中間で卒業発表か、と震えていました。
「私にとっても色々と胸がキュンとするこの曲を聴いてください」
そして、アコースティックギターのメロディが流れ始め、大声ダイアモンドを歌い始めます。珠理奈のＡＫＢ初選抜曲であり、初センター曲です。
うーん、珠理奈頑張って歌ってていいなあ、と思いながら見ていたんですが、サビで違和感が生まれます。
それは１番ではなく、２番のサビを唄っているんですね。
「絶対に 君を 絶対に 君を 二度と離しはしない 絶対に 誓う 絶対に やっと巡り会えたんだ 絶対に 君を 絶対に しあわせにしてみせる 聞いてほしいんだ 大声ダイアモンド」
コンサート会場では、「ふーん、２番なんだあ」というお茶の間で映画「コマンドー」を観るぐらいの受け入れっぷりだったんです。しかし、よく考えるとなんで２番なんだ、と誘拐された娘の場所がまだわかってないのに、敵のアジトを破壊しまくるシュワちゃんを観ているぐらいの疑問が湧いてきましてね。
こっからは完全に僕の推論なんですが(いつも推論なんですがね)、珠理奈のＳＫＥへの思いを考えて、２番をチョイスしたのではないか、と。ＳＫＥと「やっと巡り会」い、大組閣なんかで「二度と離しはしない」、そして「絶対にしあわせにしてみせる」と。
今でも、僕の中ではこれを超える大声ダイアモンドは出てきていません。
珠理奈のその思いは届き、大組閣で珠理奈は持っていかれませんでした。
その代わり、本店運営の最悪手がＳＫＥ４８を襲います。
それが大組閣です。
たとえば、アベンジャーズから、スパイダーマン持っていかれたら、どう思います？キャプテンアメリカがジャスティスリーグと兼任になったらどう思いますか？
急にＳＫＥの曲にダイレンジャー加わったら、どう思いますか・・・。めちゃくちゃ燃えるじゃねえか！
アホなたとえは放っておいて、ＳＫＥに関して言うと、もうね、ＳＫＥの未来を担うゆりあを持っていかれて、人気メンバーが兼任になってしまったのは、今、考えても痛かったんですね。特にチームＳがその象徴みたいな感じになってしまって。
あれから４年。
みんな、移籍してきてくれてありがとう。
みんな、兼任してくれてありがとう。
当時はイコライザー２のマッコールさんぐらいキレてましたが、今はみんな受け入れてます。
でも、２度とあんな思いはしたくないですね。
名古屋ドームコンサート自体もセットリストは納得のいかない部分があって、メンバーとスタッフ間でも揉めたことはかおたんたちのコメントで語られています。いつか、また名古屋ドームに立つ時は、最高のセットリストで挑んでほしいですね。
混沌の予感がする中、珠理奈のＳＫＥ愛を感じた１曲でした。
