時間が経てば経つほど、薄れて美しくなるもの
※SKE48ファンがアニメソングについて書いたものです。勉強不足の点はご容赦ください。
最初に書いておくと、アニメソングが凄く苦手でしてね。
いや、「アニメソング」というと何か違うな。
挿入歌というか、キャラソングが苦手なんです。
なんでかというと、歌にストーリーだったりキャラクター性だったりが乗ってくることがあるでしょ?
それがプラスに働くこともあれば、歌だけ取り出すと「なんじゃいこりゃ」ということも多くてね。勿論、ストーリーを楽しんだ上で歌を聴くと、感想は変わるので、「ストーリー見ろや、殺すぞ」という方の言い分も分かります。
何より、僕のブログのコンセプト自体を自分で否定してる気もするんですよね。
アイドルソングは自分が知ってるから良くて、キャラソンは自分が知らないからダメなのかと。山本周五郎の「ちくしょう谷」みたいになってきましたが。
でもね、時々、ふっと流れてきて心が惹かれるキャラソンもあるわけです。
今回紹介する「Memories」もそんな1曲です。
まあ、聴いてみましょう。
この曲は「アイドルマスター シンデレラガールズ」の挿入歌で、僕は基本的にアニメはほとんど観ないんですが、友人が「アイドルマスター」の大ファンでしてね。ゲームもしていて、水木聖來さんが推しなんですね。
去年、職を失って、途方に暮れていた僕にご飯をおごってくれたのが、彼で、晩御飯の場でアイマスのゲームのガチャをまるで映画「クリード」最終ラウンドのように回し続ける姿は、僕がロッキーだったら間違いなく審判の示す指の数を教えず、タオルを投げていること間違いなしの苦行と喜びを乗り越える姿でした。
「今も俺の血の中で戦えと叫んでいる」という感じでしたね。
https://youtu.be/bNVnX96TmJ8?t=30
さて、お話を戻すとこの曲、アニメの中で流れるんですが、確か「LOVE LAIKA」と「new genereations」結成じゃい、という回だったと思うんですね。よく分からんというSKE48ファンの君の為に言うと、「フルマリオン」と「ラブクレッシェンド」みたいなもんだと思ってくれ。
アイマスの特徴として、番組終わりにキャラソンがかかることが多いんですが、凄く雑な言い方をすると、なかなか長い期間覚えてられてないんですね。多分、好みの問題だと思うんですが。先週流れた歌はどんなだったっけ、と。まあ、「キャラソン出るぞ!」とCM流れてるんですが。
ところが、この曲はCMで流れる度にああ、あの曲だわ、となってたんですね。
そして、第13話ぐらい(多分、1期の終わり?)だったと思うんですが、「LOVE LAIKA」のメンバーである新田美波さんが、体調不良になって急遽、神崎蘭子さんが代役を務めて、また「Memories」を唄うんですが、おおっ!となりましてね。アニメのアイドルでもこういうスクランブルのがあるのか!と3次元のアイドルヲタとしては嬉しくなりましてね。
番組が終わった後、僕はこの曲をダウンロードして、聴くことにしました。
さて、全部聴いてみた最初の感想は、「時系列が分かりづらい」でした。その考えさせるところが、また魅力だったんですね。
「たんけん ぼくのまち」の主題歌が流れてきたわけです。
歌詞の世界を見ていくと、記憶の時間と現在の時間の交錯が美してね。
初めて聴いた時は、「えっ、今雨に打たれてるの?」「えっ、星みてるの?」とか、1番だけでは分かりにくいんですが、全体を観ると、別れて時間が経った女性の心境の変化を1番と2番で時間を区切って断続的に語っている曲でしてね。
「さよならだね」という言葉が、最初は「耳」に残って「痛い」状態だったのが、最後は「胸」に残って「今はもう 遠い日のメモリー」という時間の経過と、心境の変化を感じさせる内容になっています。また、視覚的に周りの環境が変わっても、心の中の風景は変わらないこととかね。
1番で「光る星たち」を見ていて、最後に「空に光る消えそうな星たち」を自分に重ねているところが、リンクしているところが良くてね。「消えそうな」とあることから、夜明けが来てるとも、その決心が危ういということも考えられるなと思います。
まあ、色々と能書きを垂れましたが、一番この曲の好きなポイントは、この女性の未練のような部分が書かれているところでしてね。
「今も 愛しているから」とか「会いたい気持ち隠して」とか「小さく手をふったさよなら」とかね。
昔の恋人がいつまでも忘れられない人には本当にお勧めの曲です。
他にも「星」が自分で「雲」があなたで、「風」が優しいということから、「風」って何かな過ぎて行くから「時間」かなって、考えたりもできる楽しみがある曲です。
曲調自体もうるさ過ぎないところが好きでね。
上品な盛り上がりが凄く好きですよ。
SKE48でやるなら、どんなコンビで聴きたいかなあと考えてしまいます。
でね、迷って、その他の曲とかも先週から色々と調べてたんですが、曲のコール練習用動画を編集してる人達がいるのか!とか、様々な発見がありましたよ。
他にもアイマスの構造自体が、アニメとゲームとライブという三極関係があるので、完璧にとらえきれてないところがあると思いますが、僕の感想はこんな感じです。
あまり、アニメは強くないので、そこまで触れることは難しいかも知れませんが、SKE48の楽曲でやっていることを他の分野でも試してみたいという3月の目標があったので、チャレンジしました。また、反応が良ければチャレンジします。
なんとなくイメージしたピロウズの「エネルギア」のリンクを貼っておきますよ。
https://youtu.be/uYXIYbC43Ug
なんとなくイメージしたピロウズの「エネルギア」のリンクを貼っておきますよ。
https://youtu.be/uYXIYbC43Ug