理想的な融合
このブログでは、SKE48の曲と映像を扱っているので、youtubeには非常にお世話になってましてね。SKE48以外だと、STU48とか日向坂46の動画なんかをよく観てるんですが、こうなってくると、youtubeは閲覧履歴から僕のタイプをyoutubeのAIかなんかが、分析してくるんですよね。
「はああん、こいつはそこそこアイドルと時代劇が好きで、特撮ばっかり観ていて、近代文学と新日本プロレスとオードリーが生きがいなんだな」とyoutubeさんは分析してくるわけですよ。
皆さんもないですか、「あなたへのおすすめ」になんじゃいこりゃ?という自分の想定と外れたものが来ることが。それは、まるで本屋さんで突然、素敵な本に出会うのにも似ています。
僕の場合、今回紹介する「眼鏡の男の子」がそれだったんですね。
まあ、ちょっと聴いてみましょう。
いやあ、なんとも中毒性のある曲でしてね。
youtubeの「あなたへのおすすめ」で出てきた時は、なんだなんだ滅亡迅雷.netに接続されたのか?と焦りましたよ(本日2回目)。
僕は、ハロプロは全く通ってなくてですね。
このBEYOOOOONDSも、NHKラジオで放送された「クラシック大好きアイドル全員集合!」で小林萌花さんが出演されていたことで知ったんですがね。小林さんは、もう、こっちの道でもやっていけるんじゃないか、というぐらい素晴らしいピアノ演奏をされてましたよ。
さて、曲の話に入っていくと、いきなり活弁師みたいな感じで、清野桃々姫さんが曲の舞台を説明するところから始まるんですが、こんな始まり方の曲って、48で聴いたことないぞ、と思いましてね。
サビのどこか懐かしい響きも良いんですが、ドラマ性のある歌詞が良くてですね。
満員電車でいつも会う眼鏡の男の子。
けれど、なかなか声はかけられない。しかも、ライバルも多い。
眼鏡を外した素顔がいつか、見てみたい。
しかし、急に眼鏡の男の子とは、会えなくなってしまった。
ある日、時間がずれて乗った別の車両に男の子は居た。
けれど、彼女が出来て眼鏡も外していた。
曲の中で何度か願っていた眼鏡を外した姿は、誰かのものになってしまっていたわけです。だから、最後の「大したことないじゃん!」は、恋から冷めたようにも聞こえますし、憧れていた人を取られた負け惜しみのようにも聞こえます。そして、後者の場合、それがまた思春期の恋の終わり方として良いなとも思うんですがね。
個人的には、眼鏡の男の子である、前田さんと清野さんが、キャラが立ってて素敵だな、と思いますよ。
ハロプロはかなり曲に癖があるイメージで避けてたんですが、なかなか面白い曲が出てきたじゃないか、と思ったもんです。「あれからどれくらい~」からのセンチメンタルな響きから、いつものAメロに戻った時の日常感も凄く好きなんですけどね。
また、いつも見かける動画サイトで、ちょっと変わった眼鏡をかけたような、素敵な曲に出会えるんじゃないか、と楽しみに毎日過ごしています。
※「クラシック大好きアイドル全員集合!」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_7.html