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2021年9月27日月曜日

「熱さ」を繋げる人

物語か日常か


 

 SKE48の歴史を紐解いて行くと、偉大なキャプテンたちがいました。


 チームSのリーダーであり、キャプテンを務めた平田璃香子さん。
 3期生で当時研究生でアンダー出演等をしていた3期生たちの証言を集めると、凄まじい人格者であるということが「3じゃないよ!」の動画で語られていましたね。
 また、リクエストアワーにおける「羽豆岬」の光景は、SKEの歴史に残る出来事ですし、曲や土地に良い意味で「文脈」を乗せることに成功したのでは、と思います。

 次にキャプテンを務めた中西優香は、2013年4月13日の組閣から2014年の4月22日の約1年間という短い期間でした。
 僕は、元中西優香推しなのでどうしても贔屓に書きがちですので、凄いシンプルに書くと面倒見の良さを表と裏で発揮していきます。

 そして、大組閣での発表から宮澤佐江さんがキャプテンになります。
 最初こそSKE48とのチューニングが合ってないのでは…という心配もありましたが、徐々にチームSを中心にメンバーやファンとの距離が近づいて行きました。
 なんと言っても彼女は、様々な大きな舞台で結果を出して来た人なので、一つ一つの言葉の説得力が違います。また、彼女が持っている熱さはSKE48との相性も良かったのではないでしょうか。
 彼女がいた2年間は、SKE48の新世代の礎を作ってきた期間ではないかと考えています。

 2016年3月5日に斉藤真木子はキャプテンになりました。
 それから2021年9月末現在まで、この役職を務めています。 
 上記の3人よりもキャプテンとしてのキャリアも長くなりました。
 さらに支配人という未だに謎に包まれた役職も務めています。
 1期生である松井珠理奈が卒業した今、彼女がもっとも長くSKE48に居るメンバーです。
 今日はちょっと斉藤真木子の魅力について考えてみたいと思います。

 まずは、2019年5月2日に行われたかおたんこと、松村香織卒業公演で真木子が書いた手紙から読んでみましょう。

「松村香織ちゃん

 2016年の生誕祭で一度手紙を書きました。こうして今日またかおたんに手紙を書く日が来るなんて思わなかったよ。

 9月の卒業発表から約半年。いつ辞めるの?まだいるの?って言葉が飛び交うことも少なくなかったけど、そう言って笑いあえるのもなんだか楽しくて、卒業コンサート、最後の握手会、最後の撮影、最後の〇〇っていうのが増えて来て、ついに来月の予定にはかおたんの名前が入ってこなくて、『あのイベント楽しみだね』とかも言い合えなくなることが寂しかったです。

 9年間、歌や踊りが苦手なかおたんが唯一自分の武器として手に入れた個性や発想力や独創力、私にも、そしてどのメンバーにも真似できない形でSKE48の新しい入り口をたくさん作ってくれました。

 周りと違うことをやって批判された時も、うまく嵌って絶賛された時も、どんな時もそばで見ていたけれど、いい時も悪い時もその度に大きなプレッシャーに悩まされて追い込まれて、禿げたり痩せたり、私たちにも知らない悩みをたくさん抱えて今日まで色んな逆境を乗り越えてきた姿がこんなにもキラキラ輝いて見える今が心の底から本当に嬉しいなって思います。

 かおたんは6期生やドラフト1期生、研究生時代にはたくさんの後輩を育ててきたことは有名な話ですが、先輩である私にもたくさん力を貸して、チームに寄り添ってくれました。

 私が研究生になって、後輩なのに年上だという絶妙な立場で最初は『真木子さん』と呼ばれていたはずですが、当時の私たちを否定することなく、時には『いつメン、いつメン』といじってくれて、降格した私たちの居場所を作ってくれました。

 私たちの暗黒時代を今こうして笑って話せるようになったのもかおたんのおかげです。

 そんないつメンの生き残りも来月からはついに私一人になりました。

 笑って話してくれるかおたんもいなくなってしまうので、また入ってきた後輩が『真木子さんって何で研究生になっちゃったんですか?』と目の前でネット検索をされちゃうのはどうしようかなって思ってます。

 でも、あの頃を本当に青春時代だと心から思ってるから、話せる仲間がいなくなるのは本当に寂しいな。

 当時のSKE研究生から唯一選抜総選挙にランクインしたことは私達の本当に誇りでした。ステージに立つかおたんが初めてかっこいいと思えた。

 そこから火がついたかのように、私たちの研究生公演がたくさんの方に評価されるようになり『今一番熱い公演がSKE研究生だ』と言われるようになって本当に嬉しくて嬉しくて、調子に乗って『会いたかった』公演と『PARTYが始まるよ』公演の2公演を同時進行なんてやってたね。

 研究生になってしばらくはふてくされて、人生のどん底だった私たちを救ってくれたのはかおたんをはじめとする当時の3、4期研究生。そしてどれだけ檄を飛ばしても有無を言わさず死に物狂いでついてきてくれた5期研究生のみんなでした。あの時があるから今の私があると言っても過言じゃありません。感謝してもしきれないです。本当にありがとう。

 それから何年もの月日が経っても、いつも頑固で考え方が一通りしかなく、頼る場所が見つからない私にいつも手を差し伸べてくれて、一番いい方法を一緒に考えて、時には夜中まで話を聞いてくれたこともあったね。

 かおたんの前でなら素直に涙を流すこともできたし、どんなに理不尽でやるせない自分の気持ちにも整理をつけることができました。

 優しい言葉はもちろん、時にはきつく叱ってくれて本当に感謝しています。

 プライベートの面でも、14歳でこの世界に入った世間知らずで金遣いも荒い私をちも気にかけてくれました。

 まぁ私以外にも手にかかる人はいたと思うけど、それでもいつもみんなが頼る先はかおたんでした。

 かおたんがSKE48を大好きなまま卒業してくれるのが本当に嬉しいです。中にはきっとこの世界の理想と現実に苦しんで思うようにアイドル人生が進まず、夢を半ばで諦めてしまうメンバーもいる中、自分の可能性を信じて最後の最後までアイドルを余すことなく堪能した姿は本当に誇らしいです。

 かおたんの穴は簡単に埋まるはずないけれど、いま一度ここでみんなで力を合わせてこの壁を乗り越えなければいけない、ある種の試練だと思っています。

 これからもこのグループは大きくなっていくんだろうし、メンバーもたくさん増えていくだろうけど、私もワカテガチュウに負けないように頑張るね。

 明日からもずっとずっと、おばあちゃんになってもよろしくお願いします。

 かおたんの更なる幸せを心から願って、9年間お疲れ様。卒業おめでとう。

 斉藤真木子より」


 松村香織というSKE48の歴史の中でも異端であった存在。
 しかし、異端の彼女だからこそ、王道から外れてしまったことのある彼女にも理解を示し、「ふてくされていた」彼女の心に、研究生の仲間たちと共に火をつけてくれました。
 そして、「キャプテン」や「支配人」ではなく等身大の一人のアイドルとしての斉藤真木子と向き合ってくれる存在がかおたんであったのかも知れません。
 ううむ、10期生五十嵐早香推しの僕としては、今、真木子やかおたんに話を聞いてほしいな、と思う次第です。
 話を戻すと、真木子が残り続けることに反発を感じる「ワカテガチュウ」の皆さんもいるかも知れません。僕の推しは10期生ですが、かと言って真木子に早く席を譲れとか、卒業しろとは思えません。むしろ、もっと残って色々なことを若手に伝えていって欲しいという気持ちです。
 それは5期生の奈和ちゃんや江籠ちゃんを見ていれば分かります。
 

 次に2021年4月27日に行われた高柳明音卒業公演で読まれた真木子が同期のちゅりに向けて書いた手紙を読んでみましょう。

「明音ちゃんへ

 同期とは同じ時期、入学、入社の時期が同じ人。SKE48は昔から期で縛る活動が多かったです。

 同じオーディションを受けて、一緒にデビューのステージを踏んで、同じ夢や目標を追いかけて、互いに切磋琢磨して。

 他の期を見ながら最近よく考えます。

 12年前、お披露目や公演デビュー、コンサートに向けて毎日何時間もレッスンを重ねて、皆で円になってお弁当を食べたり、お仕事の前後でお買い物に行ってプリクラを撮ったり、休みの日には私の地元の大阪に招いたこともあったね。全然案内できなかったけど。

 お泊りのホテルとかは同質になったことはなかったっけ?

 でも、こうして振り返ると私たちちゃんと同期らしいことをしたんだなと思います。

 初めての芸能界で色々なドキドキやワクワクを一緒に味わって、褒められたら一緒に喜んで、そしていつも1期生やチームSと比べれては『2期はダメダメだ』って言われるのが悔しくて皆で『見返してやろう』って頑張ってたくさん練習して。

 どんな時も皆一緒に泣いて笑って横並びでいられる、そんな日々がずっと続くってそう思ってました。

 同じチームK2からスタートした私たちだったけど、チームS、Eそして研究生までもを網羅してしまった私と、ずっとK2にいる明音ちゃん。今となっては同期という類で一緒に活動をすることも増えたけど、考えてみると明音ちゃんと私が同じチームでいられたのは今日までの12年のうちたった1年半というとても短い時間でした。

 やっとの思いでチームK2にオリジナル公演がもらえるという時に、そこに私はいられなくて、今更だけど本当にごめんね。

 そこからはお互いが必要以上になくなって、自然と一緒の空間や時間を過ごすこともめっきりなくなりました。

 しばらく経った頃、同期や親しいメンバーの卒業でどんどんとひとりぼっちになっていく明音ちゃんの姿を見つけました。
 

 私の知る明音ちゃんは元気で明るくて楽しい人だったはずなのに、その異変に気付いても「私なんかが」と引け目を感じてしまい、手を差し伸べることができませんでした。二人の間にできた長い空白の時間は明音ちゃんへの触れ方さえも忘れてしまったみたいです。


 明音ちゃんがみこってぃの卒業公演の時に書いた手紙の中に『空白の時間だったその溝を埋めていきたい』と本音をもらしてくれたことを今でもはっきり覚えてます。

 本当は一緒にオリジナル公演をやりたかったという思いを10年越しに知ることができて、本当に本当に心の底から嬉しかったです。

 そこからかな、少しずつ胸の中にあったトゲみたいなものがすっと取れて、明音ちゃんと接することができました。

 たった1年半で築き上げたものだったのに、元に戻すのには10年もかかってしまったね。

 SKE48としても明音ちゃんがいたから見られた景色がいっぱいあって、明音ちゃんがいたから学べたことがたくさんあって、明音ちゃんがいたから今の自分がいます。

 ただ、やっぱり今日の今日まで明音ちゃんの背中に追いつくことも隣に並ぶことも、ましてや追い越すことなんてできませんでした。
 

 どんなに距離があっても私にとってはずっと凄い人だったし、追いつきたい人だったし、初めて言うけれど憧れのような存在でした。

 今では明音ちゃんの周りにはたくさんのメンバーの姿があって、『ちゅりちゃん、ちゅりちゃん』と楽しそうな場面を見ていると嬉しいような寂しいような、でも、やっぱり明音ちゃんの笑顔が見れて嬉しいです。

 卒業コンサートを通しても後輩メンバーへの想いがたくさん感じられました。皆の真ん中に立って、引っ張って、楽しんで、騒いで、忘れずに仕掛けて帰っていく、最高に素敵なコンサートでした。ありがとう。

 ただ明音ちゃんのいるうちにナゴヤドームでの単独コンサートが実現できなかったことが心残りです。

 今ではあまり声に出さなくなったけど、『ナゴヤドームをしてからじゃないと卒業できない』と言っていたのを覚えています。

 でも過去に縛られてなかなか前に踏み出せなかった私たちに『今が一番楽しい』と明音ちゃんが皆を引っ張ってくれたから今のSKE48があります。

 楽しい時も、嬉しい時も、悲しい時も、悔しい時も、苦しい時も、どんな時も皆の先頭に立って、SKE48を守って戦ってくれました。

 皆のためにとたくさん頑張ってくれた明音ちゃんだからこそ、明日からは自分のことをたくさん考える時間にしてください。たくさん甘やかしてあげて、遅れてきた青春を存分に楽しんでね。

 寂しくないわけなんかないけれども、私も一人を存分に楽しみます。そして皆と一緒に『今が一番楽しいSKE48』を更新し続けます。

 たくさんのごめんねとありがとうを込めて。

 斉藤真木子」

 思えば同期であるちゅりは、SKE48の歴史に名前を残す活躍をしましたし、常に先頭集団で居続けました。
 それに対して、真木子は紆余曲折の末、それでも負けじと努力を続けたことが手紙から伺えます。追いかけたくてもなかなか追いつけない背中。時には引き離されていく自分。
 関係を元に戻すまでに10年間かかったというのも、とても深い言葉で、真木子側の視点だからこそかもしれませんが、不器用な二人の関係を感じさせられます。回り道をしながらも最後に分かり合えた二人。
 そして、「過去にしばられて」という表現をどうとるかは、人それぞれだと思いますが、グループの目標が見えにくい状況なら、「今」を肯定して大事にしていく、という考えも真木子は受け継ぎます。


 今度は、2018年7月2日に行われた彼女の生誕祭で読まれた彼女宛ての手紙から。

「真木子へ

 ひと足先に24歳、大人になりやがって!クソ―!

 お誕生日おめでとう、まっこ!

 私がお手紙を任された時、好き過ぎて緊張と何をどこから書いていいのか悩んで計算したら、100枚ぐらいになりそうなので、頑張って5枚にまとめたいと思います。

 真木子はね、本当に凄いの。あんなに毎日SNS更新して、自分の出ない番組まで宣伝して、会えないメンバーにはSNSで絡んだり、元気かな?ってチェックしたり。あのね、これを続けることがどんなに大変か普通の人には出来ないことを真木子は続けてるの。

 私、今毎日SNSとSKE Mail、ブログ、頑張って続けてるけど、真木子ってこれを何年も続けてると思ったら本当に神だなって思った。簡単そうで、簡単じゃないよ。ファンの人も当たり前だと思って欲しくないな。

 あとね、真木子ってダンスも上手で歌もうたえて、器用で何でも出来ちゃうから、オレが応援しなくても真木子ちゃんは大丈夫だって思っている人がほとんどだと思います。それは違うよ。ファンのみんながいるから頑張れるし、みんなが見つけやすいっように前の列で踊れるように見えない努力を重ねてきたから今があるんだよ。

 真木子は気づいてる。ファンのみんなが言う『応援してる』って言葉が形になってないことを。どれだけファンのみんなに伝えても、信じても形にならない悔しさ。

 みんなを責めてるわけじゃないけど、真木子ちゃんは大丈夫だなんて思わないでほしい。ファンとメンバーは一心同体。一緒に頑張らなきゃダメなんよ。

 だから、今この手紙を聞いてくれてるファンの方には今この瞬間から真木子に本気で向き合ってほしい。真木子はそんなに強くないよ。私は知ってる。陰で真木子が重い重圧に耐えて涙をこらえてるの、私は知ってる。

 総選挙、私はランクインしてほしかった。SKEメンバー全員思ってたと思うよ。ランクインしない意味が分からないくらい真木子のポテンシャル半端ないの分かってるでしょ?あとはファンの皆さんがどれだけ本気になれるかじゃないかな。私は真木子大好きだから、ちょっときついこと言っちゃうし、ファンのみんなもそんなのわかってるよって思ってるかもしれないけど、それを真木子に全力で伝えてあげてください。それがまた真木子の活力になるはずだから。

 SKE48を辞めることは簡単です。でも、続けることも才能だと私は思う。10年続けてきたんだよ。真木子半端ねーって。

 私は真木子とこれからも一緒にSKE人生歩みたい。友達としてもそばで『あーだこーだ』言いながら寄り添っていきたい。今、私がSKEにいられるのは真木子が支えてくれたから。次は私の小さな器で真木子を精一杯支えていくよ。だから、ありのままの真木子でいてください。

 あー!珍しく語ってしまった(笑)公演の雰囲気変になってないかな?心配(笑)

 あっ、そうだ、真木子、今日はいつものキレイ事言わなくていいよ。考えてきたスピーチ、1回捨てよう。

 今日はキャプテン斉藤真木子じゃなくて、一人の女の子の斉藤真木子としてのファンのみんなに語ってあげてほしい。大切なことだからもう1回言うね。キレイ事言わなくていいよ。今思う素直な気持ちのまま、ゆっくり言葉にして伝えてみたら、言いたいことスラスラ出て来るはずです。真木子の本当の気持ち、今日は吐き出してみよう。誰も文句言う人はいない。文句言うやつがいたら私がぶっ飛ばす。文句あるやつ、握手会お待ちしてまーす。

 最後に、真木子、改めてお誕生日おめでとう。大人へまた一歩近づいたね。

 お酒好きそうな顔をしてんのに全然お酒より黒いシュワシュワしたカロリー高いジュースが大好きだし、めっちゃ食うでーとか言いながら全然食べてないし、楽しくLINEしてたと思えば急に既読っ無視してくるし、MAKICOCODEAL凄い好きで、絶対いいね押してたのに最近ないし、真木子の笑い方デカすぎてどこにいるのかすぐわかるし、タピオカ好きじゃなかったのにいつの間にかインスタがタピオカだらけになってるし

 誕生日プレゼント買ったのに既に真木子持ってたし。

 でも、真木子といると本当に色んなことが楽しくて、発見があって、幸せです。真木子と出会えて良かった。メンバー以上の友達になれて良かった。これからもこんな私だけど仲良くしてね。

 真木子、大大大大好きまる~。

 この後のスピーチ頑張れ!まっこ、素直に、だよ。

 真木子推しのファンの皆様、お手紙書かせてくださってありがとうございました。正直どんな手紙になるのか不安だったでしょう。普段伝えられない気持ちをこうして生誕祭で伝えられたことに感謝しています。

 真木子ファンのみんな、全力で戦え!真木子をよろしく頼むよ、マジで。私に手紙を書かせたということはそういうことでっせ。燃えろ!真木子ファンのみんな!

 真木子のことすげー神、大好き!と思ってるチームSのスーパー可愛い山内鈴蘭より」

 もう、なんというか、メンバーだから分かる視点というか、こんだけ頑張っている人が、なんで報われないんだろう、という思いです。前回の深井ねがいちゃんの記事でも書きましたが、芸能人を続けることの難しさ、大切さも感じます。

 そして、ついつい「自分が応援しなくても大丈夫」と勘違いさせてしまう頼もしさを彼女は持っています。
 きっと彼女から遠くにいればいるほど、昔からのファンもいるし、ダンスも上手いしある程度上まで行ってるしと。
 でも、そうではありません。
 近くで見ていると弱さも見えて来るし、助けが必要でファンも燃えなければいけない。
 3年目に書かれた手紙ですが、今の真木子はどうでしょうか?

 昨年から東大阪市の仕事に沢山登場しています。
 なんなら、最近もこんな活躍を。



  


 自分の地元の魅力をアピールしています。
 それは派手なものではないですが、東大阪の方々の日常に根差していて、毎日情報が更新されていく48グループの早さとは、正反対の良さがあると思っています。
 そして、これからの48グループがまた社会に根付いていく為に必要な動きだと思っています。
 今までのリーダーとは違ったやり方で、斉藤真木子のアイドルとしての生き様を見せてほしいです。
 

 さて、実は今回の記事には裏テーマが一つあります。
 それは2021年9月19日の夜に突然湧いた「SKEとは何か考えてください」という言葉。
 様々な人が解釈を出しました。
 そして、まるで大喜利のように消費され、週末にはすっかり忘れられてしまいました。
 ただ、何故、一メンバーへの注意の言葉があそこまで広がっていったのか?
 それは自分の中のSKE像を問い直されたからではないか、と思います。
 上記の問いに対するヒントが斉藤真木子について考えることにあるのではないか、と思っています。
 3つの手紙から抽出される要素。
 ① 様々な才能を受け入れる度量の広さと心に火をつけるメンバーたち。

 ② 目の前の追いつきたい目標に必死で頑張る、それは必ずしもそう簡単に埋まるとは言えない。時間がかかっても遠回りしてもいつか辿り着く。

 ③ 応援するファンたちとの関係。

 上記の3つがSKEとは何かを考えていくヒントになると思っています。

 ①に関しては、これまで正統派と呼ばれるメンバー、邪道と呼ばれるメンバー、様々にいました。共通しているのは、ファンの心に火をつける何かを持っていたこと。
 ②に関しては、SKE48の前には常にAKB48が居ました、総選挙の時には数々の先輩メンバーたちの壁がありました。ナゴヤドームに辿り着くまでの道も。それでも多くの目標に向かって走り続けた姿があること。
 ③ 「もうSKE48はいいだろ」と離れて行った人もいるかもしれませんが、それでも今も熱く心を燃やすファンの方々がいること。

 ただ、ここまでは全て「これまで」の話です。
 「今」のSKE48が上記の3つであるかどうかは、正直、分かりません。
 グループとしての「未来」の目標もコロナ禍で見えにくく、立てにくくなっているのかも知れません。それでも、まだ「熱さ」はメンバーにもファンにも残っていると思います。
 僕個人の話をすると、少しずつグループに対する閉塞感を感じています。
 昨日観た、STU48のガールズバンド「青い向日葵」の未来への目標をしっかりと立てて、アパレルブランドとコラボしながら、「モノ」も「コト」も満たしつつ、グリーンアリーナを目指すという「物語」は1年後、3年後までワクワクできるものでした。
 今のSKE48にそれはあるでしょうか?
 1年後のSKE、3年後のSKEはどこでどんなメンバーたちがライブをしているというビジョンがどれぐらいあるでしょうか?
 やり方は必ずあります。
 12周年公演フェスで「過去」と向き合い、メンバーたちが乗り越えていくまでのあの期間、物凄くワクワクしました。方法が無いわけではないはずです。
 SKEの「今」をどう面白くするのか。
 運営は勿論ですが、メンバー、ファン、みんなで面白くできると信じています。
 このグループの「熱さ」や「物語」、それを未来の逸材たちに斉藤真木子なら繋げられると信じています。
 

2020年2月14日金曜日

なんてボヘミアン①

幻にして夢あふれる選抜


 「ドリームチーム」というと、皆さんは、どんな選抜を思い浮かべますかね?
 かつてのAKB48は、支店のエース級をあつめてまさに「JPN48」という感じでしたが、徐々に新鮮味が薄れてしまって、「ドリームチーム」感はなくなっていったかなあ、というのが僕の感想です。

 じゃあ、僕の考えるドリームチームとはどの選抜か?

 2012年の総選挙のアンダーガールズです。
 どんなメンバーかは、先にMVを観ていただきましょう。




 なんというか、スゴイメンバーでしょ?

 センター あきちゃ
 両サイド さやみる(NMB)
 本店 ぱるる・もちくらさん・オカロ・たこやき・亜美菜
 栄 ちゅり・秦さん・真那・くーみん・だーすー・古川プロ・ゆりあ・小木曽

 2012の選挙の時、いかにSKE48が大暴れしていたかがビンビン伝わってくる選抜ですね。当時のSKE48の主力メンバーがここにぶち込まれた感じがしましてね。同時に選抜16名の壁の厚さも感じます。

 そして、難波のツートップが居て、本店の実力者や曲者が揃うという豪華なラインナップでしてね。いつか、「総選挙はアンダーガールズが面白い」と誰かが言っていましたが、確かになあ、と思います。メジャーなんだけど、通好みな感じが良いんですよね。
 
 踊れるメンバーが多めだったので、いったいどんな曲が来るんだ!と思っていたら、まさかのこのメロディーとこの歌詞じゃないですか。
 初めて聴いた時は、えらいエキゾチックな感じの曲が来たなあ、と思ったもんです。これなら、「君のことが好きだから2」にしろや、と初日は思いましたよ。
 でもね、この曲、癖が強いんですが、聴けば聴くほど好きになるタイプなんですよね。僕は、大サビ前から大サビの解放感が凄く好きでしてね。同じサビのメロディなのに、ここまで印象が変わるのか、という良曲です。
 MVはファッション誌の撮影みたいな感じから始まります。
 「これからワンダーランド」のモヒカンの人に似た方が出てますね。
 アフターパーティー的な夜のシーンになって、最後はあきちゃの載っていた雑誌の表紙が破られているという印象的な終わり方をしているんですよね。服を放り捨てるところもそうなんですが、何か、一つのレッテルからの解放を感じるMVになっています。
 水着でジャンプするSKEのメンバーや、クネクネと独特の踊りを見せるミルキー、あきちゃのスタイルの良い後ろ姿など、見所満載です。
 白と黒のスーツでそれぞれ踊るシーンやドレスのシーン、そして黒い水着でプールのシーンと衣装も豪華。
 ただ、フルメンバーで披露されたことが一度もないんですよね。 
 まさに幻の選抜。
 この選抜が暴れまわるところを、色々なところで見たかったもんです。

 なかなか披露されることがないこの曲なんですが、真那の卒業コンサートで久しぶりに聴くことができましてね。僕はサブステージ側の席に居たんですが、丁度、斉藤真木子が近くで踊っていて、彼女の表現力に「スゲエ!」と声をだしていました。コンサートで久しぶりに「なんボヘ」が聴けたのが嬉しかったですねえ。
 
 今となっては、全員が卒業している状態ですが、いつかまたドリームチーム的な選抜が生まれて欲しいな、と思っています(坂道AKBは凄くその可能性があったと僕は思っています)。
 この頃は、よそのグループでもギリギリ知ってるメンバーが居た頃なんですよね。60位まで。今、総選挙やったら、果たして全員言えるのか、スゴイ不安です。
 いつか珠理奈が言っていたように、グループをまたいで、みんなが知っているメンバーが、SKE48から沢山でてきてほしいなあ、と思います。
 少なくとも、この頃のSKEのランクインメンバーはその条件にみんな当てはまっていたんじゃないでしょうか?
 グループをまたいで、知名度があるメンバーを育てるためにも、外仕事やイベントが沢山増えますように。
 まずは、CM選抜からですかね?
 皆さんの推しが一人でも多くランクインしますように。

2019年11月6日水曜日

SKE48文庫、始まる

きっかけ


 先日、前の職場の同僚と食事に行く機会がありましてね。
 この方は僕なんかより、読書をされている方で、「最近は電子書籍が便利になった」という話題になったわけです。まず、選べる本の量がひと昔前と比べて、格段に増えたこと。新刊も発売日の0時から買えるものが増えていること。そして、持ち運びが超楽なこと。たとえば、「芥川龍之介全集」と「太宰治全集」が同時に持ち歩けるのは、超便利です。更に電子書籍だけの特典やそもそも配信限定のものもあるということ。
 以上のことから、これから紙の本を持ち歩く意味ってこれから薄れていくのかなあ、となんとなく考えていたわけです。
 そんな中、SKE48文庫がセブンネットで発売されることが決まりました。
 詳しくは公式サイトをチェック!
https://7net.omni7.jp/general/002102/191101ske48bunko

 古い48グループファンの方なら、集英社のナツイチで珠理奈や奈和ちゃんやみなるんが、読書感想文書いてたのを覚えてると思います。あの時、買った「宵山万華鏡」、未だに読んでないなあ。あと、玲奈ひょんが「人間失格」担当だったのも印象に残ってますね。
 読んだことある本の感想をメンバーが書いていて、「あっ、この子はこう感じるんだ」と少し、距離を近く感じたものです。
 


 で、今回のSKE48文庫のラインナップなんですが、選抜メンバーよりは、なんでこの作品になったのか、何か意図があってなのか、ランダムに選ばれたからなのか、ベストセラー的なものの中から選んだのか、気になります。
 
 このキャンペーン、既にスタートしており、特設ページにはここでしか読めないインタビューがいくつか掲載されてましてね。僕はだーすーとみなるんの対談がなかなか興味深くて、二人の読書する場所や時間なんかも分かっていいですよ。
https://7net.omni7.jp/general/002000/191101dokujyo?utm_source=twitter&utm_content=twitter&utm_medium=tw191101&utm_campaign=tw191101_2

 
 更に、書き下ろしサインとコメントがついてくるのも良いですね。
 既に、真木子はTwitterに感想を書いてくれてますが、こういうのを見ると読みたくなりますね。


 さて、話をこれからの本について戻すと、電子書籍ではなく、物の本として持つことに関しては、このような何か付加価値を持つことが一つ。そして、「偶然の出会い」があるんじゃないでしょうか。
 電子書籍で買い物をする時って、ある程度、作者や作品を絞っていることが多いと思うんですよね。もちろんレコメンド機能のあるサービスもありますが、自分の趣味の範囲内で、大きなジャンプは無いんですよね。じわじわと広がるかも知れませんが。
 たとえば、こういうキャンペーンでの偶然の出会い。
 とりあえず、SKE48がコラボしてるから買ってみるか、という理由での出会いも良いじゃないですか、僕みたいに読まずに終わる人もいるかも知れませんが、そこから読書の幅が広がっていくというなら尚よしです。
 メンバーきっかけで、普段は手に取らない作品に触れていくというのも良いのではないでしょうか。
 あと、視覚的な効果でもう一つ物としての本の良さを見出すとすれば、並べられるというのもあるかもですね。モニターの大きさにとらわれることなく楽しめるというね。
 
 これからの展開としては、SKE48と各出版社が良い関係を続けて行ってほしいなあ、と思いますよ。
 出来たら、このキャンペーンが成功して、「今度はSKE48表紙の文庫を本屋に置いてみよう」と思ってくれる出版社さんが出てきてくれるように。だって、乃木坂はやってますからね。
 ジャケ買いで作品に出会うも良し、作品買いでSKE48に出会うもよし、色々な偶然の出会いに期待します。
 なんだかんだ言いながらも、仕事帰りに本屋さんに寄る癖が未だに抜けません。
 新刊のコーナーや書店員さんのレコメンドのコーナーに、思わぬ良作が隠れているかもしれませんからね。
 なんとなく連想した曲を貼っておきますよ。

 


 うーん、どれを選ぶか迷うなあ、全部買うべきか。
 実は既に読んでる本があるんですよね。まあ、それ言ったらハードカバーと文庫どっちも買う本とかもあるんですけどね。
 もう暫く迷ってから買おうかなと思いますよ。
 青海ひなのが表紙の「雨のなかの噴水」とか、北川愛乃が表紙の「数えずの井戸」とか、仲村和泉表紙の「オン・ザ・ロード」とか、石川花音表紙の「デジタルネイチャー」とか、水野愛理が表紙の「平家物語」とか、絶対買いますよ。妄想が広がり過ぎましたが、皆さんも「こんな組み合わせいいぞ」というのがあったら、この際ですから教えてください。

  

2019年10月4日金曜日

野蛮な求愛①



リトマス試験紙になりうる曲


 48グループの特徴として、様々な個性を持ったメンバーが混在しているというものがあります。しかも大量に。
 トークが得意なメンバー、楽器が得意なメンバー、歌が得意なメンバー、そして、ダンスが得意なメンバー。

 やっぱりアイドルの魅力の一つとして、ダンスの上手さがあると思います。
 ダンスがあるからこそ、歌や表情、MCも引き立つというね。
 さて、今回紹介する「野蛮な求愛」は、そんなダンスの魅力を全開に出した楽曲です。
 まあ、聴いてみましょう。



 もうね、この曲は歌詞の解説とかいいでしょう。
 映像と楽曲が凄くて。
  48グループの中でダンスメンバーを集めたこの楽曲。
 1列目にさや姉、珠理奈、真木子という並び。
 こういう言葉がぴったりか分かりませんが、「超攻撃型選抜」という感じがしましてね。
 踊ってる時の筋肉の躍動感と、眼鏡かけてる時のお茶目な感じが凄く良いですよね。
 それぞれのソロダンスパートもカッコいいですし、さや姉の「口説かせてくれ」もセクシーです。この楽曲はかなり女性受けするんじゃないかな、と思うのは僕だけですかね。
 あと、難波でダンスが得意なうーかが入ってたり、僕の「2018年ベスト曲」の一つに選ばせていただいた「波が伝えるもの」のセンターである本村碧唯さんが入ってるのも嬉しくてですね。さらに奈和ちゃんと仲が良かったなーにゃや、チーム8でダンスがうまい横山さんと中野さんが入っているというね。中野さんは、デビューした時は幼い感じだったのに、少し大人になりましたね。
 そうそう、この曲の作曲・編曲は「石榴の実は憂鬱が何粒詰まっている?」と同じ方が携わってましてね。「石榴」も名曲ですが、こちらの曲もダンス選抜の魅力を爆発させるために素晴らしいアレンジをしています。

 さてさて、48グループの中では、曲がメンバーの技量を知るリトマス試験紙になることがあります。「えっ、この曲をこんなにバキバキに踊れるのか!」というような曲ですよね。古くは「エンドロール」とかね。SKE48の「Escape」とかね。
 各グループのダンス自慢の方々が動画をアップしてくれていますよ。





  コンサートだと、チーム8やSTU48の「STUDIO」が披露していますね。
 我らがSKE48は、「かおたんリクエストアワー セットリストベスト25 2019」で22位で披露しています。でもね。映像化されてないんですよ。公式のレポートに載ってますけどね。ぴよすや杉ちゃん、鈴蘭といったチームSメンバーとの相性が良さそうな楽曲だけに、早く映像化して、踊ってるところを見たい!運営さんお願いします。
 そして、オリジナルメンバーの珠理奈を入れたバージョンも観たいなと思いますよ。
 これからもダンスメンバーの魅力を爆発させる名曲として、コンサートで披露していってほしいな、と思います。

※2018年ベスト5曲についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/ske.html

※石榴の実は憂鬱が何粒詰まっている?についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_5.html

2019年9月28日土曜日

「話食推しメン処サガミ 後藤楽々卒業スペシャル」の感想



すれ違う人の数だけドラマチックになるの


 いよいよ、後藤楽々の卒業が迫ってきましたね。
 思えば、「前のめり」の大抜擢からSKE48の物語に名前を刻み続けたメンバー後藤楽々。
 現在は、「アナウンサーになりたい」という明確な将来の目標があり、ニュースピックスなどに出演して練習中といったところでしょうか。
 SKE48では、女子アナとして成功している先輩がいますから、是非、楽々にも成功してほしいところです。
 さて、そんな楽々の為に、サガミさんが動画を発表していきましたよ。
 

 後藤楽々と関係の深い3人が集まりましたね。
 暖簾をくぐった時のさりーの動作が流石。
 北海料理がダイナミックでうまそう。真木子の料理がダイナミックなのも凄かったですね。
 シャインマスカットが個人的に気になりました。
 で、食べてきたんですがね。
 蕎麦も一緒に。
 


 ちなみに新石切店は、「話食推しメン処サガミ」の写真も貼ってましたよ。
 

 冷やしたい焼きも、皮がモチモチでおいしかった。

 次は、楽々とメンバーが仲良くなったきっかけについて語っていきますよ。



 どんちゃんは、「帰り道が一緒で」。
 これは学校とか、部活でもよくありますよね。
 さりーは、もともと喋ることはありましたが、「大学が一緒になってから」。
 そして、真木子はわりと最初の方から喋っていたそうですが、「私の20歳の生誕祭」。
 出たことも無ければ踊ったことのなかった楽々が、チャレンジしたエピソードは凄く好きですね。「分かってないから出れた」というのも若さゆえですかね。彼女の責任感を感じます。そして、真木子の面倒見の良さも(そのポジションを全部覚えるとは!)。

 楽々との休日の過ごし方のエピソードでは、楽々が実は電車の乗り換えと地図が苦手というのが面白かったですね。
 どんちゃんのゴルフに行ってみたいというプランも素敵。さりーのキャディーも観てみたいですね。
 
 最後はSKE48での活動を振り返る最終回。


 まずは、「後藤楽々のここが好き」というテーマ。
 どんちゃんの「マジ、赤ちゃん。なんか、もう素がめっちゃ子供じゃないですか。子供だけで、ちゃんと自分の芯を持ってるし、しっかりしてるなと」。
 さりーは、はっきりしているところに加えて、「個人的に赤ちゃんなのに、私がへこんだりすねたりするのを見ると、なだめてくれるところが好き」。 
 そして、真木子は「大人になったんだなあって思った」から始まり、「知らないところで言葉遣いがしっかりしてたり、礼儀が正しかったりして」と自分たちの前では見せない楽々の一面を語ります。
 生誕祭での卒業発表のスピーチの良さも誉めてますね。
 
 今だから言えるエピソードのトイレ呼び出し事件も良かったですね。
 真木子は楽々の変化を感じていたんだなあ、と感じました。
 このエピソードで涙するところも真木子の優しい性格を感じました。

 最後は楽々からメンバーへのメッセージ。
 どんちゃんの真木子を支えたいという思いが、楽々を通して知ることが出来たのも良かったですね。さりーと楽々が20歳になったら行くところはどこなんでしょう。
 楽々から見た、キャプテン真木子の姿も良くて、色々なことを耐えてきている姿をメンバーだからこそ、感じるんでしょうね。
 
 楽々の最後のメッセージも凄く良かったですね。
 アイドルという仕事をすることで、色々な人と出会えたというのが、凄く良いなあ、と思います。
 
 はあ、なんというか、楽々の卒業は悲しいですが、「アナウンサー」になりたい、という明確な夢を持って、それを目指す卒業なので、是非、これから頑張って欲しいな、と思います。彼女が真木子を見ていたような冷静な目線で、これから世の中のことを見ながらどう見て行くのかが楽しみです。
 「月刊エンタメ ENTAME」10月号を読むと、チームEのセンターに選ばれたのに自分が出来なかったこと、周りには凄い人達が沢山いるのに、という彼女の謙虚な姿勢も凄く良いんですよね。
 
 いつか、テレビから赤ちゃんみたいな素敵な笑顔で語る、元気な後藤アナウンサーが登場することを期待してますよ。
 なんとなく、楽々のことをイメージした曲を貼っておきますよ。
 

2019年9月14日土曜日

斉藤真木子出演 おおさか東線利用促進PRイベントの感想



全てを繋ぎ、ついでにネジも繋げ!


 最近、転職しましてね。
 東大阪市に行くことが凄く増えたんですが、まあ、工場が多い街なんですよ。
 色々な工業製品の部品を作っているところが多くてね。
 さらに、花園のラグビー場がある関係で、お店によってはラグビーのユニフォームを着て接客していることもありますよ。
 
 さて、そんな東大阪出身の斉藤真木子が、JR新大阪駅の千成びょうたん前広場で東大阪市のPRイベントをするということで、会社の研修が新大阪であったので、ついでに観に行ってきましたよ。

 来てたお客さんの数は、僕の目算になりますが、約50名くらいでしょうか。
 ちょっと後ろの方から観ましたよ。

 11時30分頃、東大阪市役所の方のご案内で登場する真木子。
 流れるのは「お手上げララバイ」!
 東大阪市の方、分かってらっしゃる!
 さらに、トライ君も登場して、いよいよイベントがスタートです。

 まずは、トライくんがゆるキャラグランプリの3位を受賞したこと。
 「3位より上を目指さなくていいんですか?」という真木子の痛烈な言葉が面白かったです。
 最初は、少し喋りが硬かった真木子も東大阪と新大阪を繋ぐ、おおさか東線の話になった辺りから、徐々に普段の感じに。
 これまでは、新大阪からお父様の車で帰っていたんですが、今度は、このおおさか東線を使ってみようか、ということも言ってましたよ。
 他にも東大阪市がカレーパンを真木子が小さい頃から推していることだったり、虫グルメについて語っていたり、となかなか東大阪色々やってんなあ、と思ったんですが、一番は、ネジを使ったゲームコーナーですよ。
 流れるのは、「FRUSTRATION」!
 まずは、ネジを積んでいくというゲーム。これを器用にやっていく真木子。
 そして、ネジの止める部分を上から下へと回すという、ラグビーのパスの縦版を想像させるゲームへ。トライくんと真木子の対決なんですが、真木子が見事に勝利。手がめちゃくちゃくネジくさくなったみたいで、この後、握手会あるので心配されてましたよ。

 イベントの終わりには、家の近所にもネジ工場があったとネジへの親しみを語ってくれた真木子。僕も先日、映画「七つの会議」を観たばかりで、ネジの重要性を凄く感じていたので、なかなかタイムリーな話題でした。
 これからも東大阪と人々を繋ぐ大事な仕事が続いて行って欲しいな、と思いますよ。
 最後は撮影OKタイムも!
 素敵な笑顔でした。また、東大阪でイベントしてほしいな。


※斉藤真木子について書いた「金の愛、銀の愛」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_21.html

 
 

2019年9月7日土曜日

「話食推しメン処サガミ 6月」の感想



新ユニットに期待



 いやあ、SKE48って色々な企業とコラボしてますが、そういえば、サガミチェーンさんとコラボしてたな、と思いましてね。全然このブログで触ってなかったんで、触っていこうと思います。
 で、まず観て行ったのは、メンバーが面白い6月回です。
 この回は斉藤真木子、深井ねがい、仲村和泉、北川愛乃という大阪出身メンバーが揃ってますよ。
 ちょっと観てましょう。
 個人的に、メンバーが暖簾をくぐって来るオープニングが好き。「スタバ」もなんか合ってますし。真木子がクルっと回るのがいいですね。



 いやあ、普段から「冷やしたい焼き」を差し入れしてくださるサガミ様ありがたいですね。4人の共通点として、いずりんの「顔がうるさい」という答えが最高です。この4人は大阪と言えば焼き穴子ということで集められたんですね。穴子のでかさにときめくねがいちゃんも良かったですね。おいしさで身もだえる真木子も。穴子の減らなさにより目になるいずりんも面白かったです。よこにゃんの食レポの可愛さも。

 メンバーの内面もちょっと見えたこの回もいいですね。



 深井ねがい「立ち直りが早い」
 北川愛乃「一回会った時にすぐ顔を覚える」
 仲村和泉「ゴーカートとかゲームでの車の運転」
 斉藤真木子「指の関節がずっと鳴る」

 この中では、真木子の特技が、唯一、実演で凄かったですね。ここからねがいちゃんの親指、よこにゃんの小指とつながっていきます。
 それぞれのオリジナルメニューも面白かったですね。
 

 
 個人的には、暴露トークのコーナーが良くてですね。



 関西弁でCMするコーナーでの「真穴子の真は真木子の真!」という「G1のGは後藤のG」以来の名フレーズも面白かったんですが、よこにゃんの標準語っぽい関西弁も地方から関西に出てきた僕としては、好きです。あと、真木子が表では滑るけど、裏では受けてるっていうのも面白いですね。
 
 動画3つ観ても、30分ちょいですので、もっと4人の話を聞きたいなあ、というのが僕の感想です。
 ぜひ、コンサートとかでこの4人のユニットをしてほしいですね。
 MCでも面白そうです。リクエストアワー2015みたいに。
 もっと言うと、SKE48で関西人ユニットとか作るのも面白いかもですね。コンサートのMCとかであったら話上手が多いから面白そうです。

 今後は少しずつサガミさんの動画も触っていきます。
 そして、通勤電車の沿線にサガミさんがあるので、今度行こうかなと思っていますよ。

※真木子について書いた「金の愛 銀の愛」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_21.html

※深いねがいについて書いた「君がおもってるより」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_21.html

※よこにゃんについて書いた「4月5日はよこにゃんの日!」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_63.html

2019年5月21日火曜日

金の愛、銀の愛①



まだ輝いてる愛


 皆さん、配置換えって経験がありますかね。

 前に働いていた会社で業績が過去最悪の状態の時に、エリアの全支店の管理をする役職が回ってきましてね。当時、プレイヤータイプの職について居た僕は、「プレイヤーとして働きつつもマネージメントもしてね」という会社からの無茶ぶりに、クラクラしながら現場を廻っていきました。
 どうやって業績を回復させたらいいんだろう、とか、ああ、全然現場と意識の共有ができていないな、ともがき苦しんだもんです。上司からは過去の数字を出されて、早くここまで回復させろ、なんても言われましてね。どうしたもんかいのう、とオードリー春日のように唸ったもんです。

 SKE48を見てると応援したくなるメンバーもいれば、自分の人生と重ね合わせて共感してしまうメンバーも居るんですね。

 僕の場合は斉藤真木子です。

 彼女は2016年3月4日にSKE48のリーダーに任命されます。
 2016年はSKE48にとって苦しい年でした。
 2015年から続いた主力メンバーの卒業後のメンバーで戦わなければいけないこと、CDの売り上げの低下などSKE48を取り巻く状況は非常に厳しいものでした。
 
 そんな中、「金の愛、銀の愛」は2016年8月17日に発売され、彼女は「金の愛、銀の愛」選抜に選ばれます。ちょっと聴いてみましょう。
 ちなみにこのPVの見所は珠理奈が特典映像内で語ってくれてますから、是非、メイキングをチェック!
 
 
 このPVを撮った日が斉藤真木子の22歳の誕生日でサプライズでお祝いされてますね。初選抜と誕生日で、珠理奈が「涙サプライズだあ!」と無邪気に喜んでるのが微笑ましかったです。

 キャプテンとして、SKE48を引っ張って行くことになった真木子。
 多分、心無い意見も彼女の耳に入ってきたと思います。
 なんでアイツが選抜に入ってんの的なね。
 あと、絶対に過去のキャプテンたちと比べられたと思いましたしね。
 なんでそんなこと言えるの、というと、キャプテンを務めた中西優香を推していたからです。キャプテンになると周りのファンの方が求めるものがまた変わってくると思うんですね。

 もっと言うと、2012年頃から2014年頃までのイケイケだったSKE48をファンもメンバーも知っているからこそ、それと比べてしまう。
 もの凄く抽象的な表現ですが、1期から5期までのSKEの空気ってあったと思うんですね。言葉に表すのは難しいですが、曲で言うならば「恋を語る詩人になれなくて」とか「片想いファイナリー」のような。しかし、昔から居るメンバーは卒業して、新しいメンバーが入ってくるので、徐々にSKE48が変わっていきます。

 僕はつい先日まで6期に対してあまり良いファンではありませんでした(詳しくは「オキドキ①」の記事を読んでくださいませ)。なかなかしっくり来なかったんですね。その理由はどこかで過去のSKE48を追っていたからなのかも知れません。
 
 斉藤真木子のインタビューの中で一番、印象に残っているのが、2018年8月に出演した「ラジオ惑星開発員会」内での言葉でしてね。6期を始めとする後輩との意識の差についての話になった時のコメントです。

 「過去と比べられて、でも、過去にしがみついて。自分たちの今を作ろう作ろうとしても、過去にとらわれてたし、でも、それが凄いことを実感しているし(中略)あの時に出来たんだから、私たちにも出来るという希望を捨てきれなくて。で、その思いは大事だったし、持つべきものだと思うけど、悪い言い方じゃなくて、それじゃなくても温度差があっても新しいものを作ろうと思う。これからの後輩たちがいるなら観てみたいし、楽しみだなとも思いますね。淋しくもあるけど」と。複雑な心境を語っています(あと、フォローしとくと、でも6期は徐々に動こうとしていることへの期待も語っていました)。

 でもね、彼女の後輩たちのブログやモバイルメールを読んでみて下さい。
 それでも投げ出さずに後輩たちを大事にしているでしょ?
 つい先日卒業した僕の推しなんて全然、チームも違うし、期も後ろの方なのに、斉藤真木子に世話してもらったことをある日のモバメで書いてましたよ。
 多分、憎まれ役も沢山買って出なきゃいけない役割だと思うんですよ。昔のSKEと比べて怖い先輩って減ったと思いますし(もちろん、今の価値観に合わせていくのも必要だとは思うんですけどね)。そんな役をキャプテンとして引き受けられるところは、人として素直に尊敬できます。過去というどんどん美化されていく物と戦っていくところも。

 彼女がSKE48にいる時間は、残り限られていると思います。
 もし、出来るならば、頼りになる後輩にキャプテンの座を任せて、1プレイヤーとして暴れまわる真木子ももっと見たいなと僕個人としては思います。「最強研究生」時代の真木子とか頼りになってダンスもカッコ良かったですし、最近だと「野蛮な求愛」での彩ねえさんと珠理奈と同じ並びで踊りまくるという姿は、「さ、流石キャプテン真木子!」と思いました。
 
 彼女がいる間にSKE48が完全復活するかは分かりません。
 ただ、彼女が引っ張ってきたSKE48は、メンバーこそ違ってもやはり大事なものは受け継がれている、と僕は思っています。
 それを去年の6期生ライブで感じましたし、7D2、8D3からも感じます(9期はまだ勉強不足でごめんなさい。でも、きっとこれから伝わっていくはず!)。きっと先輩メンバー達から大事なものが伝わっている証拠だと思います。

 何度も掴もうとして沈んでいった過去の栄光。
 でも、掌に残っていた僅かな光は、過去を超える輝きを放ち始めていると信じています。その光を大事に育てながら、斉藤真木子個人としての大暴れも見たいな、と僕は思っています。



 僕の6期生への視点が変わった「オキドキ①」についての記事はこちら!

https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_10.html

 でも、その過去の栄光も目をそらさずに見ておきたい「片想いファイナリー」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/finaliy.html



※おまけ、個人的にお気に入りの真木子ファンの方が作られた動画を貼っておきますね。




 
 


      
 

2019年5月20日月曜日

平民出馬宣言①



悲しみを繰り返し 僕らはどこへ行くのだろう


 昨年行われた「リクエストアワー2018」ですが、2日間4公演で100曲プラスアンコール曲という大ボリュームということで、ブルーレイで観てて、僕も大満足なんです。しかしね、何か物足りないな、と思いましてね。ええ、オーディオコメンタリーがないという大改悪もあるんですが、デッドストックダイアモンドの「平民出馬宣言」が入ってないじゃん!と思いましてね。

 今回紹介する「平民出馬宣言」なんですが、松村香織、谷真理佳、斉藤真木子、山内鈴蘭の4人で編成されたユニットで、「デッドストックダイアモンド」というユニット名が付けられています。カッコいい。

 「コップの中の木漏れ日」というSKE48から「ラブクレッシェンド」というユニットを作ってシングルデビューする際に、劇場盤の中に「平民出馬宣言」は収録されました。つまり、MVがないんですね。2015年12月27日放送の「らじらーサンデー」では、オリエンタルラジオの中田さんがもしMVを作るなら「滝行みたいなのにする。出馬前みたいな感じで」と言っていましたが、作らなかったのが勿体ない!

 歌詞も総選挙と実際の選挙を連想とさせるものになってましてね。
 1番2番のAメロでは自分たちよりも「偉い人」「頭いい人」たちに期待するだけだったんですが、文句を言うだけではなく自分で未来を変える為に選挙に出よう!となり、サビで投票を呼び掛けていくものになっています。
 ところどころ割とえげつない歌詞になってまして、「名前呼ばれなきゃその他大勢」とか「当選できなきゃただの平民」とかね。あんだけ「夢を諦めるな」的なことを言ってた人間がなんてことを、と思いますが総選挙の残酷な一面を表しています。

 この4人のメンバーと選挙について考える時、やはり中心にかおたんを置くとスッキリしてくるんですね。
 本当にこの人、自分の為だけじゃなく人の為に動く人でしてね。
 特に総選挙の時に、仲間の為に動ける素晴らしい人だと思います。
 まず、かおたんちゃんねるの2016年総選挙のドキュメント映像。
 自腹で高速バスに乗って新潟まで行って、裏で湯浅支配人と芝智也元支配人と一緒に総選挙を観戦、その後はメンバーの姿を撮っているんですが、やっぱりかおたんじゃないと撮れない映像が多くてですね。

 44分55秒からの谷との会話をまず観ていただきたいんですね。
 正直な谷の意見を引き出そうとするかおたん、「まっさーん」という谷の顔。
 スピーチの際にかおたんの顔を思い出したことが語られます。

 そのまま続けて観ていただくと鈴蘭も出ます。
 選挙前にかおたんに相談していたこと、アドバイスとスピーチについても語られています。ちなみに僕は、素の鈴蘭が好きです。

 1時間24分21秒頃からは、ランクインしなかった真木子へのインタビューがあります。ここがね、つらい。「どう姿を現したらいいか分からない」という真木子への優しい接し方も良くてね。
 
 今回の記事とは関係ないですが、ラストの方の珠理奈、ちゅり、だーすー、かおたんのベテラン4人の会話は聴きごたえありますよ。




 瑠華へのコメントや真木子へのインタビューにもありましたが、実は撮っているかおたんも辛いんですよね。この後のshowroomで確か真木子とまた話したんじゃなかったかな、と。

 総選挙という渦の中に立ち向かって行ったデッドストックダイアモンドの面々。
 2017年は更に過酷な運命が待ち受けています。
 40分26秒からの真木子と鈴蘭のインタビューを観ていただきたいんですが、かなり辛い。泣きながら「おめでとう」という真木子と「ごめんなさい」を言うかおたん。「私はまだ平気」と言いながらも目は涙に濡れている鈴蘭。
 来年出なければいけないことをかおたんは力説します。
 自分が一番体感しているからこそ、説得力のある一言ですね。


 
  
 この時のかおたんの「私は映像しか残せないから」という涙ながらの一言が、めちゃくちゃ心に刺さりましてね。いや、何を言ってんだ、かおたん。君のその映像のおかげで2018年、何人のSKEヲタが頑張れたか。

 ちなみに谷は1時間6分38秒から。
 下がってしまったことに対して明るく振る舞う谷に「お前、本当下がったじゃん、どうなってんの?」というかおたんのツッコミ。やっぱり谷は谷で思うところがあったんだと動画を観ていると伝わってきます。

 さらに時計の針を進めて2018年の総選挙。
 谷は89位(17027票)。
 かおたんは17位(38399票)。
 真木子と鈴蘭が圏外という結果に終わります。
 もの凄く残酷な見方をすると、例年の80位までの順位だと谷まで圏外になってしまいます(谷ファンの皆さん、申し訳ありません。とても意地悪な見方をしたらということです)。
 


 この時の舞台裏は、かおたんちゃねるには上がっていませんが、ひょっとしたらどこかのタイミングで出てくるかも知れません。

 なぜ、かおたんが映像に残すのかを考えてみた時に彼女のアイドル人生の中で、総選挙というものは重要な要素で、2012年のランクインでかおたんの人生のスピードが更に加速したような気がします。だからこそ、選挙の重要性、もっというと、その選挙という残酷ショーでの表側からは見えないアイドルの心の動きを、ファンに見せることの大切さを「1コメダ」で知っているんだと思います。

 こんな重要な人が卒業して、これからSKEの内面を誰が見せてくれるんだろうと心配になる、というのが僕の正直な意見です。

 誰か後輩たちでかおたんのやってきたことを引き継いでくれたら、嬉しいなと思います。最初は真似からでもいいから、多分、いかに大変かも見えてくると思います。

 2019年は選抜総選挙はありませんでした。
 AKS運営から「総選挙は役目を終えた」というアナウンスで無くなりました。
 僕の意見としては、いや、全然終わってないよ、という感じです。
 たとえば、鈴蘭陣営は2018年休止して、2019年にかけてたわけですし、2019年は8期生と7D2入らなかった組はチャンスだったと思います(上の期は分からないですけどね)。デッドストックダイアモンドの3人は、この1年でも外仕事で結果を出し続けていました。

 もし、次に選挙があるなら。
 デッドストックダイアモンドたちの逆襲劇が見てみたいなと僕は思っています。
 「ただの平民」に戻った彼女たちが、もう1回「出馬」して、選挙で借りを返す姿を見てみたいんです。その時は、きっとかおたんも見ているはずです(なんか天から見てるみたいな感じになりましたが)!
 次は喜びに満ちた4人の顔が選挙で見たいと思っています。

 かおたんと言えば、もう一人忘れてはならないだーすーと歌った「ここで一発!」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_62.html 

 かおたんとSKEハウスで過ごしたあきすんのデビュー曲「FLASH BACK」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/11/flashback.html  
 
 


2019年1月1日火曜日

オレトク①



みんな俺得だから


 「オレトク」という言葉は、調べてみると「そんなもの誰が得するんだよ」という意味のネットスラング「誰得」という言葉から発生した言葉で「俺が得する」、自分が好きという意味の言葉なんですね。

 皆さんにも周りには理解されないけど、自分だけが好きということってないですか?
 たとえば、僕の場合は、映画「ピープルVSジョージ・ルーカス」でスターウォーズエピソード1の予告を観た人のはしゃぎっぷりとか大好きなんですね。あと、さらに細かい話をしていくと、映画「魔界転生」の東映マークの後の謎の笛の音とか最高なんですがね。

 MVを先に観てみましょう。
https://youtu.be/uyGuBigXOdk

 うーん、みんなスタッフになってましたね。

 だーすー、それハートマン軍曹の前でやったら大変なことになるぞ

 くまちゃんは大道具さん?

 楽々さんとすーちゃんはメイクさん。


  照明のなるちゃんとおーちゃん。
 衣装のはたごん。

 花音もたぶん、ADさん?

 どんちゃん、深作組みたいになってる。
なんというか、こういうスタッフ側になるMVもいいですねえ。映画のメイキングとか観るのが好きなんでワクワクします。
 メンバーの楽しそうな感じも良いですね。
 特にセンターのだーすーとキャプテンの真木子のはしゃぎっぷりが、チームの雰囲気の良さを感じさせます。

 別に2枚目の写真はだーすーが後ろから、ヒットマンに狙われた真木子を庇って撃たれているわけではありません。

ずっとTシャツにGパンばっかなので、アイドルっぽい画像も。


 さて、それじゃあ、歌詞の世界を見ていきましょう。
「くしゃみをされると好きになる」から始まるんですが、なかなか珍しいですね。くしゃみと言えば、シュークリームロケッツ?(数少ないラストアイドルの知識)。「クシュンと小さな声を出す」ところが、この歌の主人公には「可愛い」わけです。

どうでもいい そんなことさえ この胸がキュンキュンして来るよ
 確かに好きな人のことって、「どうでもいい」ようなことでもキュンキュンしますよね。僕も若山富三郎がミスタードーナッツ大好きということを知った時や、家族で賭けマリオをしていたと知った時はキュンキュンしましたよ。可愛すぎだろ。

OH 恋とは発見なんだ 誰も知らない秘めた楽しみ そうさ 自分にとって 最高見つけること
 これもわかりますね。自分だけの最高を見つける楽しみ。特に映像系は繰り返しみていくうちに、これだっていうのが見つかりますよね。この主人公は日常生活の中で「最高」を見つけて行ったんですね。

他の人にはまるで 興味ないようなマニアックなことでも 僕だけが喜べば“俺得”でOK!

 これって、趣味全般に言えるんですよね。
 たとえば、僕だったら、1993年に発売されたOVAアニメ「THE八犬伝 新章」の第4話「浜路再臨」を地球上で一番観ている自信があるんですね。ただ、この話題を話せる人にまだ会ったことがない。まさに「俺得」。みなさんもそういうものがあるんじゃないでしょうか。

 2番の歌詞を見て行くと、こんどは「くしゃみ」から「あくび」が登場します。
あくびを見つけて好きになる」眠そうな子なんですね。握手会の最初の部に行くとそういうことありますよね。

 右手で隠しても「開けてる口がはみ出てる
 うーん、なんかこのおっちょこちょいなとこが良いんでしょうね。
 
 「些細なこと 普通ならスルー でも 僕はときめいてしまうよ
 もう、公演やライブを観ている時の我々ファンの心境のようです。
 
 「OH 恋とは十人十色 人の好みはバラバラ なんで それがいいのか 説明つかないんだ
 なんで、今の推しが好きなのか、説明しても分かってもらえない時は分かってもらえないですよね。実恋愛でもなんで好きなのか、説明できないこともあります。映画「ロッキー」風に言うと「しっくりくる」んでしょうね。

 「君があきれるような 僕のリアクションにドン引きされたって そう三度の飯よりも“俺得”でサンキュー
 なんかもう、自分のリアクションを見られて「ドン引き」って、わりと大変ですが、これって逆も言えますよね。なんで自分のことが好きなのか、えっ、そんなところが好きなの?というようなことがありますよね。

 大サビでは1番のサビをもう一度歌って終わります。
 詩人で評論家の吉本隆明の言葉で、もう十数年前の言葉なので、初出がどれだったか覚えていませんが、「本当に良い小説は、『この作品の良さは自分にしかわからないだろうな』と思わせるものだ」という言葉がありました。
 この子のこういう部分は自分にしか分からないだろうなあ、という気持ち。
 それは万人が持つ気持ちで、今の時代には「俺得」という言葉で表されているのかもしれません。

 このブログなんて、まさに「俺得」ブログですからね。
 どうか2019年もあなたの「俺得」を見つけに遊びにきてください。