「元気」と「かわいい」を進めるために
本日は、大晦日。
大晦日といえば、SKE48の大晦日公演ですね。
まずは、15時からのU18公演をライブ配信で観たんですが、まあ、セトリが素晴らしかった。
のっけから、「アンテナ」、「必殺テレポート」、「好き好き好き」、「恋の傾向と対策」という前半4曲の並べ方が、歌詞と歌っているメンバーとの違和感が全くない凄く良いセトリなんですよね。
このセトリについて、「『元気』と『かわいい』」とMC中で水野愛理が言ってましたが、その通りの構成でしたね。
個人的には、ユニット一発目の「ガラスのI LOVE YOU」のゆうかたん、おーちゃん、ほのの、こっちゃんというチームをまたいだ7D2の4人で編成されたユニットがなかなか良かったですね。
他にも、「狼とプライド」のあいあいの歌声が良かったり、「アイドルなんて呼ばないで」のなるぴーの笑顔も良かったですね。「逆転王子様」を観てると、野島樺乃ちゃんが安定度でいくと、全メンバーの中でも一つ抜けてる感じもしましたね。今年、積み重ねてきたものが反映されていると思います。
そして、「わがままな流れ星」を2019年に聴けるとは!
しかも、水野愛理、倉島杏実という組み合わせがまた良かった。
「愛理さん。わたし、タワーマンションが欲しいです」
「駄目だよ、アイドルだから、そんなこと言ったら、(愛理さん、じゃあ、何が欲しいですか?)やっぱ、アイドルだから、お金ちょうだい」という欲望に直結した台詞も良かった。その後の杏実ちゃんが「熊のぬいぐるみじゃないと」からの「倉島先輩」っぷりも面白かったですね。
久しぶりといえば、「みつばちガール」も久しぶりに聴きましたね。
「ボーイフレンドの作り方」は、普段のK2公演でもやってますが、これがまた新鮮でしたね。その次の「ボーリング願望」でもそうなんですが、曲の合間でメンバー同士がわちゃわちゃと楽しそうにふざけ合えるところがあるのが、良いですね。
本編最後の「BINGO!」も久々に聴けて嬉しかったですね。大サビ前でのほののとなるぴーの並びはなぜか、目頭が熱くなりましたよ。
アンコール明けで、「ピノキオ軍」が来たのは嬉しかったですね。やっぱ、SKEといえば、これだよね、という感じがしました。「制服の芽」の名曲を若手のメンバーがするというのも歴史が伝承されていく感じで、凄く嬉しかったですね。
杏実ちゃんが「ピノキオ軍、鼻を高くしてぜんしーん!」って言ってる時の嬉しそうな顔も良かったですね。
各チームがごちゃまぜになってるのも面白くてですね。
同年代だけでする、楽しさが伝わってきます。
MCでは、水野愛理が回してるのが印象深くてですね。
「むすびのいちばん」で求められた破天荒キャラとは違って、自分から「カウントダウン公演に負けないぞ」というアングルを自分で作っていけるところは、本当にいいな、と思いました。
「子供」対「大人」討論会も面白かったですね。
公演のセトリを改めてみると、ほとんどの曲が2013年までに発表された曲なんですよね。
そう考えると、「かわいい」とか「元気」を感じさせる曲がこの頃の本店やSKE48には、沢山あったんですよね。
凄い抽象的な表現の一つに「キラキラ感」という言葉がありますが、その成分は、上記の二つが多分に含まれているんじゃないかと、公演を観ながら認識させられました。
現状もないわけではないんですが、時々、ド直球の「かわいい」とか「元気」系の曲を試してもいいと思うんですよね。時代遅れかも知れませんが。
そして、それを試そうと思ったら、やっぱり新しい公演曲だと思うんですよね。16曲とか17曲の中に違和感なく混ぜていくのが一番かな、と。秋元先生、頼むぜ。
公演を観ながら、「このメンバーにプラスして、カミングフレーバーが別動態として活躍していて、大人メンバーも控えているんだから、SKE48の未来はまだまだ明るいぜ」と僕は思いましたよ。あとは、このU18の子たちが経験をつめる場をどれだけ作れるかですよね。
たとえば、AKBの9期生とかがU18の頃、どんな仕事をしていて、今、どんな風に活躍をしているかを考えると、ちょっとの仕事でもいいから、彼女たちに2020年はチャンスが回ってくるといいな、と考えています。
最後に倉島杏実ちゃんが言っていた7時からの「おはよう公演」も観てみたいですね。