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2019年12月31日火曜日

「SKE48 U18大晦日特別公演」の感想

「元気」と「かわいい」を進めるために


 本日は、大晦日。
 大晦日といえば、SKE48の大晦日公演ですね。
 まずは、15時からのU18公演をライブ配信で観たんですが、まあ、セトリが素晴らしかった。
 のっけから、「アンテナ」、「必殺テレポート」、「好き好き好き」、「恋の傾向と対策」という前半4曲の並べ方が、歌詞と歌っているメンバーとの違和感が全くない凄く良いセトリなんですよね。
 このセトリについて、「『元気』と『かわいい』」とMC中で水野愛理が言ってましたが、その通りの構成でしたね。

 個人的には、ユニット一発目の「ガラスのI LOVE YOU」のゆうかたん、おーちゃん、ほのの、こっちゃんというチームをまたいだ7D2の4人で編成されたユニットがなかなか良かったですね。
 他にも、「狼とプライド」のあいあいの歌声が良かったり、「アイドルなんて呼ばないで」のなるぴーの笑顔も良かったですね。「逆転王子様」を観てると、野島樺乃ちゃんが安定度でいくと、全メンバーの中でも一つ抜けてる感じもしましたね。今年、積み重ねてきたものが反映されていると思います。

 そして、「わがままな流れ星」を2019年に聴けるとは!
 しかも、水野愛理、倉島杏実という組み合わせがまた良かった。
 「愛理さん。わたし、タワーマンションが欲しいです」
 「駄目だよ、アイドルだから、そんなこと言ったら、(愛理さん、じゃあ、何が欲しいですか?)やっぱ、アイドルだから、お金ちょうだい」という欲望に直結した台詞も良かった。その後の杏実ちゃんが「熊のぬいぐるみじゃないと」からの「倉島先輩」っぷりも面白かったですね。

 久しぶりといえば、「みつばちガール」も久しぶりに聴きましたね。
 「ボーイフレンドの作り方」は、普段のK2公演でもやってますが、これがまた新鮮でしたね。その次の「ボーリング願望」でもそうなんですが、曲の合間でメンバー同士がわちゃわちゃと楽しそうにふざけ合えるところがあるのが、良いですね。

 本編最後の「BINGO!」も久々に聴けて嬉しかったですね。大サビ前でのほののとなるぴーの並びはなぜか、目頭が熱くなりましたよ。

 アンコール明けで、「ピノキオ軍」が来たのは嬉しかったですね。やっぱ、SKEといえば、これだよね、という感じがしました。「制服の芽」の名曲を若手のメンバーがするというのも歴史が伝承されていく感じで、凄く嬉しかったですね。
 杏実ちゃんが「ピノキオ軍、鼻を高くしてぜんしーん!」って言ってる時の嬉しそうな顔も良かったですね。
 
 

 各チームがごちゃまぜになってるのも面白くてですね。
 同年代だけでする、楽しさが伝わってきます。
 MCでは、水野愛理が回してるのが印象深くてですね。
 「むすびのいちばん」で求められた破天荒キャラとは違って、自分から「カウントダウン公演に負けないぞ」というアングルを自分で作っていけるところは、本当にいいな、と思いました。
 「子供」対「大人」討論会も面白かったですね。
 
 公演のセトリを改めてみると、ほとんどの曲が2013年までに発表された曲なんですよね。
 そう考えると、「かわいい」とか「元気」を感じさせる曲がこの頃の本店やSKE48には、沢山あったんですよね。
 凄い抽象的な表現の一つに「キラキラ感」という言葉がありますが、その成分は、上記の二つが多分に含まれているんじゃないかと、公演を観ながら認識させられました。
 現状もないわけではないんですが、時々、ド直球の「かわいい」とか「元気」系の曲を試してもいいと思うんですよね。時代遅れかも知れませんが。
 そして、それを試そうと思ったら、やっぱり新しい公演曲だと思うんですよね。16曲とか17曲の中に違和感なく混ぜていくのが一番かな、と。秋元先生、頼むぜ。
 
 公演を観ながら、「このメンバーにプラスして、カミングフレーバーが別動態として活躍していて、大人メンバーも控えているんだから、SKE48の未来はまだまだ明るいぜ」と僕は思いましたよ。あとは、このU18の子たちが経験をつめる場をどれだけ作れるかですよね。
 たとえば、AKBの9期生とかがU18の頃、どんな仕事をしていて、今、どんな風に活躍をしているかを考えると、ちょっとの仕事でもいいから、彼女たちに2020年はチャンスが回ってくるといいな、と考えています
 

 最後に倉島杏実ちゃんが言っていた7時からの「おはよう公演」も観てみたいですね。