2013年12月31日
皆さん、SKE48にとって最高の1年って、いつだと思いますか?
初の単独ガイシコンサートを行い、「パレオ」がバシッと紅白で決まった2012年でしょうか。
それとも、初の名古屋ドーム2DAYSを達成した2014年でしょうか。
松井玲奈卒業コンサートで豊田スタジアムを埋めた2015年もありますし、「意外にマンゴー」からの復活の流れを感じた2017年、世界総選挙1,2フェニッシュをかました2018年でしょうか?
僕はあえて、2013年説を挙げたいと思います。
まあ、まずは、1月15日に大量卒業発表のダメージを受けて(SKEヲタが長くなると、こういう日付がスラスラ出るようになります。芝智也元支配人の誕生日は12月15日)、その後、素晴らしいガイシコンサート2DAYSがありました。
更に、日本武道館、総選挙でのSKEメンバーの躍進、「箱で推せ!」ツアー。
第1回ドラフト会議での惣田さんのドラマ、と素晴らしい思い出が沢山ありましてね。
個人的には、横浜アリーナ初日に行った時、ホテルの近くの「ファミマ!」が「賛成アサイーゼリー」を「ガメラ3」のギャオス並みにめちゃくちゃ並べられていて、「おいおい、こんに売れるわけないだろう、『ガメラ3』じゃないんだから」と思っていたら、コンサートが終わってホテルに戻る道すがら、チラッと寄ったら、完売していたのが、印象的でした。この時、「多分ガメラも、ギャオスだらけの京都を救って、なんとか生き延びたんじゃないか」と、ふと思ったもんです。
さて、話を2013年11月25日に移しましょう。
この日、SKE48の紅白出場が決まります。
この年は、「チョコの奴隷」、「美しい稲妻」、「賛成カワイイ!」がリリースされていました。
個人的には「鈴懸なんちゃら」のカップリングである「Escape」が1番観たいなあ。シングルだったら、「チョコの奴隷」。公演曲だったら、「仲間の歌」。そして、今年こそ「片φ」だろ!と思っていました。
去年の「パレオはエメラルド」の爽やか路線とは逆のインパクトが必要だろう、あのバク宙を超えるには、東李苑がキーボードを弾きながら、小林幸子みたいにNHKホールの天井まで上昇していくしかない、みたいなことも頭の中で妄想していました。
ちなみに、この年はNMB48は初出場。
多分、「絶滅黒髪少女」だろうなあ、と予想していました。
12月18日、SKE48の曲が「賛成カワイイ!」と発表されます。
まあ、仕方ないな。
そりゃそうですよね、というなんとも言えない納得感があったんですね。
当時の最新シングルで盛り上がる曲ですしね。
NMB48がまさかの「カモネギックス」だったのは、衝撃でしたけどね。
「オーマイガー」で「難波全員による超絶ピラミッドを作るんじゃないのか!」と期待を裏切られましたが、こっちも最新シングルでしたしね。
しかし、12月に入るとSKE48にとって、危機が迫ります。
ちょっと簡単に並べていきましょう。
12月18日 松井珠理奈の公演休演が発表。
12月20日 松井珠理奈がアメブロで目の状況を報告。目が赤くなり、開かないレベルであることが分かる。
12月22日 松井玲奈が体調不良の為、公演が一部出演に。夜、翌日の全国握手会への欠席が公式に発表。
12月23日 JRなしの岡山全国握手会。病状が「感染性胃腸炎」である可能性が高いと松井玲奈からGoogleプラスで報告。
12月24日 松井玲奈が胃腸炎の回復をTwitterで報告。
12月25日 サンタを信じていたなるちゃんに、宮前が「サンタさんなんていないよーだ笑 ざまあみやまえ」と言う。
12月26日 松井玲奈、本格的に活動再開。
12月27日 ミュージックステーションで松井珠理奈が眼鏡姿で復活。
もうね、この7日間は紅白どうなるんだよ、という感じでしてね。
JRがひょっとしたら、紅白出ないかも知れない、という空気が24日ぐらいまでは漂っていました。
ちなみに、僕の職場には「マジカルラジオ」大好き社員の人が居て、「この展開はひょっとして『マジカルラジオ2』的な感じで、ちゅりやゆりあが引っ張っていくんじゃないか!SKE48の層の厚さを見せつける時だぜ!」と盛り上がっていました。
そして、12月28日、曲順が発表され、中学生メンバーが、時間の関係で参加できないことが確定。さらに、日付は定かじゃないですが、牧野アンナ先生の振り付けではないこともぼんやり分かったことも付け加えておきます。
12月29日、ナタリーの紅白歌合戦に関する記事にSKE48の写真も掲載される。チアで宙に浮かんだ山田みずほの写真が掲載される。結構な高さを飛んでいる。
下で支えているのは、まいたけ、みこってぃか?というぐらいの映り。
ここまでで既にネタバレ感があったんですが、それでも、今年は横じゃなくて、縦にアクロバットしていくんだなあ、と呑気に考えていました。
病み上がりながら、JRも再び合流。
果たして、短期間でどこまで去年を越えられるのか。
そして、12月31日。
20時33分。
曲が始まります。
メンバーがステージ上の階段に座ったところから曲は始まります。
珠理奈は、眼鏡のままの紅白となりました。
だーすーのカメラ目線。
見たことのない紅白専用のふりつけ。
後ろで旗を振る研究生。数人。
一瞬だけ映ったかおたんのおでこに書かれた「研」の文字。
チアリーディングのように宙へと上げられる山田みずほ。しかし、カメラが上からのアングルのために、高さがいまいち伝わらない。
20時35分。
曲終了。
正直な感想としては、「えっ、もう終わり?」という感じでした。
体感だと1分ぐらいです。
山田みずほが宙に上がった時に、会場で歓声が上がった気がしましたが、映像が残ってる人は是非、確認して欲しいです。
この2時間後、大島優子の卒業発表で、我々48ファンは混沌の年越しを体験することになります。
当日、20時38分に投稿された大脇有紗のGoogleプラスの投稿で、研究生が振っていた旗には、当日出ることが出来なかった研究生メンバーたちのメッセージが書かれていたことが分かります。あの旗にもドラマがあったんですね。
また、22時15分の竹内舞のGoogleプラスの写真で、梅ちゃん、まいまい、みこってぃ、いぐっちの4人、そして、チアの先生たちが山田みずほを宙に上げて、キャッチしたことが分かります。彼女たちの頑張りがなければ、大事故になっていたでしょう。
そして、山田みずほの目が少し赤くなっていました。
きっと、成功した達成感の涙だったんじゃないでしょうか。
思えば、2013年は、山田みずほにとって、忘れらない1年になったと思います。
2013年10月26日の神戸ワールド記念ホールでの昇格。
「Escape」でのセンター抜擢。
そして、紅白でのアクロバット。
こうして書いてみると、運営もかなり彼女に期待してたことが伝わってきます。
2014年の混沌とした大組閣。
そして、卒業直前の2015年リクアワの伝説的な浮遊感の「Escape」に繋がっていきます。今でもあの時の山田みずほ以上の「Escape」は見たことがないです。
さて、話を「賛成カワイイ!」に戻しましょう。
あの時、カメラワークがもう少ししっかりしておけば、ひょっとすると、「パレオはエメラルド」並みのインパクトを与えて、知名度も上がっていたかも知れません。
しかし、「賛成カワイイ!」を聴く度に、ワクワクする「箱で推せ!」ツアーや、危機を乗り越えて立ち向かった紅白、宙に舞う山田みずほのことを思い出すんですよね。
あなたにとってSKE48最高の1年はいつですか?