幸せな瞬間
2019年は半年間ぐらい暇な時間があったので、割と映画を観たつもりだったんですが、2018年の方が観てましたね。
でも、量より質でしょうよ!
今年は良作が多かった。
まずは、毎年恒例、ワースト3から!
今年は選びにくかったですね。
第3位「ジェミニマン」
話うんぬんより正式な画像状態で観られる映画館が日本で僅か3館しかないというのが、衝撃でしてね。うーむ、正式な状態で観たかったなあ、という意味でワーストに選ばせていただきました。
第2位「スパイダーマン・ファー・フローム・ホーム」
この作品はストーリーも終わり方もばっちりだったんですが、外側のディズニーとマーベルの問題が本当にやきもきさせられましてね。最終的に継続できる方向になったので、良かったものの、一時期は「『ナイト・モンキー』としてやっていくしかないんじゃないか、と心配したものです。
第1位「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」
いや、本当に好きなんですよ。
もう4回観たし。
でも、好きだからこそ、こう、気になってくると言いますかね。
なんか、エピソード8を全力で修正しつつ、限られた尺の中にガンガンぶちこみましたよ感が溢れてましてね。くそ、せめてこの話を前後編に出来ていれば、と感じました。
まだ、あと1回は観ると思いますけどね。
さあ、気を取り直して、ベスト10へ!
第10位「ある船頭の話」
オダギリジョー監督の1作目なんですが、僕が凄く好きな雰囲気の映画でしてね。この世界に居たいなあ、と思わされる前半と、徐々に近代化が進んでいくことで、自分の狂気や陰の部分が表出化されていく後半、どちらも良かったです。
静かに進む時間も本当に良かった。
感想を書いた記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/09/blog-post_18.html
第9位「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
あんな火炎放射器が爽快に使われる映画ないでしょうよ。
事件のことを知っているかいないかで、大分印象が変わると思うんですが、知らずに1回観て、知っていてもう1回観ると、全然印象が変わるのが面白いですね。
あと、ロケバスの中で「俺はできる!」と言い聞かせるレオ様が最高でした。
感想を書いた記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/09/blog-post.html
第8位「半世界」
自分の地元で生きていく人と、地元を出て外の世界で生きてきた人。
それぞれの世界を生きていた者たちが年を経て再会した時に、生まれるギクシャク感や、田舎のいやあな、感じも凄くリアルに描かれていて、「スターウォーズ エピソード4」のルークのように、こんな田舎いやだあ、と飛び出した僕も、地元に残っていたらどんな人生を送っていたんだろう、と考えたりしましたよ。
※「半世界」の感想を書いた備忘録はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_78.html
第7位「スパイダーマン スパイダーバース」
この10年ぐらいのアニメの進化を感じさせられた1作です。
「マルチバース」という設定や、「スパイダーマン」というものの持つ意味を存分に活かしたところも素晴らしい。今年観たアニメ映画の中では断トツの№1です。
※「スパイダーバース」の感想を書いた備忘録はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/03/blog-post_0.html
第6位「クリード2 炎の宿敵」
これは、1人で1回観に行って、その後、友人と観に行ったんですが、友人の「どっちにも勝ってほしかったなあ」という言葉が印象的でしてね。
未だに会社に行く時や、厳しい戦いの時はクリードが特訓する時の音楽を聴いています。
感想を書いた記事はこちら
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_28.html
第5位「JOKER」
ものすごく、心がざわざわした作品でしてね。
自分の善悪のバランスがひっくり返されるような作品でした。
貧富の差が広がった現代ともつながるような感じで、どんどん主人公が坂を転がり落ちて、悪としてライジングしていく様は、続々とする喜びと悲しさを感じました。
そして、何人の人が共感してくださるか、分かりませんが、自分もJOKERになるんじゃないか、という不安を抱きました。もちろん、その背景には今の生活があるんでしょうけどね。
未だに余韻が消えない不気味な1作でした。
「JOKER」の感想はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/10/joker.html
第4位「アベンジャーズ・エンドゲーム」
最高の終わり方でした。
MCUが10年間紡いできたストーリーをちゃんと完結させられたのは、本当に素晴らしいと思います。
個人的には、真田広之がマーベル作品に出演したことが忘れられません。
※「エンドゲーム」の感想はこちら!
ここから、ベスト3なんですが、今年は選べない!
というわけで、3作品同率1位!
第1位「新聞記者」
今、この日本でこういう映画が公開されるというのが、凄くてね。
そりゃ、感想でHPがパンクするよ、と。
前半と後半で作品の色がガラッと変わるんですが、この国に住んでいて時々感じる、なんとも言えない居心地の悪さを感じさせてくれる名作でした。
最後のシーンは、ブログに記事を書いた後に、一緒に映画を観に行ってくれた人から、「あれは『ゴメン』って言おうとしてたんじゃない?」という指摘に、確かに、と思った次第です。
※新聞記者の感想について書いた記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/06/blog-post_28.html
第1位「メランコリック」
低予算の中でこんなにワクワクして、幸せなラストを感じられる映画が作られるのか、と言った感想です。自分が知らないうちに巻き込まれていた、という感じも良くてですね。
パンフレットを何回も何回も読んで、今ではボロボロです。
早くソフト化して、もう1回見せて欲しい。
※「メランコリック」について書いた記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/09/blog-post_3.html
第1位「テロルンとルンルン」
京都国際映画祭の「クリエーターズ・ファクトリー」部門で上映された映画だったんですが、本当に素晴らしくて。1回しか観られなかったから、頭の中で何回も上映するという学生の頃のような楽しみ方を今もしています。
来年、多くの方の目にふれたらいいなあ、と願ってやみません。次作の「げんじいと風船」も楽しみです。
※「テロルンとルンルン」の感想を書いた記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/10/blog-post_19.html
うーむ、トップ3の3作は感情にガツンとくるものばかりです。
「新聞記者」を観ている時のプレッシャー。同調圧力の恐ろしさ。
「メランコリック」の主人公の成長と、ラストシーンでの幸福な時間。
「テロルンとルンルン」の感情が爆発する瞬間。
どのシーンでも僕は涙を流していました。
今年は、劇場に行って良かったと思える作品が本当に多かったですね。
特に京都国際映画祭で出会った作品たちと、「メランコリック」には、出会えて本当に良かったなあ、と感じています。
トップ1に選んだ3作品の監督たちの新作を楽しみに待つ日々です。