声という楽器
皆さんは、アンプラグドライブはお好きでしょうか?
「アンプラグド」つまり、電気を使わないプラグを通さないというライブです。
もともとはアメリカのMTVの1コーナーだったそうですが、アコースティックな音楽を楽しむだけでなく、ヒット曲のアレンジを楽しむ試みでもあったそうです。
僕も先日、大好きなライムスターが日本人のヒップホップグループとして、初のMTV出演を果たしましてね。大好きな曲たちがアレンジされていて、新鮮な発見が楽しくて、これは是非SKE48でも楽しめるに違いないと思った次第ですよ、お侍さん。
というわけで、音楽的な素養がゼロの僕が、アコースティックバージョンで更に楽しめる感じの曲でセットリストを組んでみましたよ。
ちなみになんですが、緊急事態宣言ももうすぐ解除されて徐々にコールできるコンサートも帰ってきそうじゃないですか。それだったら、この手拍子とかしかできない状況でも輝くタイプのコンサートはないかと考えた時に、このタイプのコンサートが良いんじゃないかというもう一つのテーマもあります。
メンバーは、歌唱力があるメンバーで、声が好きなメンバーを選びました。
声ってある意味、持って生まれたギフトだと僕は思っています。
聴き心地の良い声もあれば、苦手な声もあります。
音楽に乗せると、楽器のように融合していく美しい声もあります。
上記の観点で好きな声やもっと聴いてみたい声のメンバーを選びました。
更に、いつも大きく流れるメロディーが、少し後ろに下がることで、歌詞も浮き上がってくるので、歌詞もじっくりと楽しめるものをなるべく選びましたよ。
それじゃあ、まずはセットリスト!
1、無意識の色 ーアコースティックバージョンー(SKE48)
2、石榴の実は憂鬱が何粒詰まっている?(SKE48)
3、Stand by you ーアコースティックバージョンー(SKE48)
MC
4、渚のイメージ ーアコースティックバージョンー(SKE48)
5、焦燥がこの僕をだめにする(SKE48)
6、観覧車(古畑奈和)
7、Is that your secret?(SKE48)
8、花火は終わらない(SKE48)
9、君はラムネ(SKE48)
10、待ち合せたい(SKE48)
11、羽豆岬(SKE48)
MC
12、ひと夏の出来事(AKB48)
13、不器用太陽(SKE48)
EN1、大声ダイヤモンド アカペラバージョン(AKB48)
EN2、掌が語ること(AKB48)
MC
EN3、桜の木になろう(AKB48)
メンバー
古畑奈和、谷真理佳、惣田紗莉渚、野島樺乃、杉山愛佳、佐藤佳穂、池田楓、澤田奏音
1 無意識の色ーアコースティックバージョンー(全員)
まずは、普段から聴きなれているシングル曲のアコースティックバージョンで、普段とは違うライブだということを感じてもらう為の選曲です。じゃあ、シングル曲で歌詞が素晴らしいものはどれだろうと考えた時に、少し抽象的な表現でSKE48のニューディケイドをスタートさせたこの曲を選びました。
改めて聞くと、自分たちの色を無意識に見つけて欲しいというメッセージにも聞こえます。ここでいう色は、新しい象徴であり、センターであり、グループカラーでもあるように感じます。そういう意味で、今回のアンプラグドライブの1曲目にはふさわしいかなと思います。
2、石榴の実は憂鬱が何粒詰まっている?(全員)
僕もその一人です。
彼女がソロコンサートの時に唄った「軽蔑していた愛情」のようなタイプも凄く良いんですが、もっと生活に寄り添った感じの曲が良いなと思いましてね。彼女の優しさと繊細さが生きる曲として、君はラムネを選びました。
アンプラグドライブとも相性が良さそうな曲ですし、夏のお昼休憩にのんびり口ずさんでる感じで歌ってるところを想像しましたが、皆さんはいかがでしょう?
個人的には宝塚の雪組曲を選びたかったんですが、SKE48の中でも少しだけ味わいが違う「待ち合せたい」を選びました。少し懐かしい感じの曲ですが、彼女なら曲の世界観を壊さずに自分のものにするのではと思っています。シャッフルで「観覧車」も歌ってほしいですね。
普段はダンスも輝いているんですが、あえてアクティブに動かずに唄っているところも見てみたいと思いメンバーに選びました。
夏の小旅行のワクワク感とサビでの解放感は、若さとキャリアどちらも活かせそうで、杉ちゃんを選ばせていただきました。
だったら、いっそのこと様々な夏曲を総括するような曲を挟んでやれと思い、この曲を選びました。
飛んでいく帽子と彼女との関係性の変化が、見事に描かれている隠れた名曲です。
この公演のメンバーで聴いてみたくて選びました。
もう楽器を使わずに声だけでアンコールからは勝負する!という謎の心意気でこちらを選びました。
名古屋ドームでの珠理奈のアコースティックバージョンも大好きなんですよ。
ユニットと迷いましたが、今回はみんなで歌うことにしました。
曲自体も少しずつ声が重なっていき、最後の「ラララ」のところでは毎回、泣きそうになるんですよね(映像付きだと必ず泣く)。
「誰も皆 胸に押し花のような」からのところからですね。
公演だとその日の主役がこの部分を唄うのはどうでしょう?
そうすることで、毎回の楽しみも増えますしね。
声が出せないのでコールが出来ない、みんなで盛り上がれない。
だったら、じっくりと曲の世界を味わおうじゃないかと組んでみたセトリでした。
うーむ、実は卒業した岡田美紅も入れたかったんですけどね…。
いやいや、前を向こう!
セットリストを組みながら、「SKE48って夏曲多いなあ」と気づかされましたが、皆さんはどんな発見があったでしょうか?「サヨナラ、昨日の自分」とか「手紙のこと」も入れたかったんですが、今回は外しました。
次はどんなテーマでセトリを組んでみましょうか、皆さんも是非是非、作ってみてくんなんし。