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2021年3月3日水曜日

わくわく企画「自分でセットリストを作ろう③ アンプラグドライブ」

 声という楽器


 皆さんは、アンプラグドライブはお好きでしょうか?
 「アンプラグド」つまり、電気を使わないプラグを通さないというライブです。
 もともとはアメリカのMTVの1コーナーだったそうですが、アコースティックな音楽を楽しむだけでなく、ヒット曲のアレンジを楽しむ試みでもあったそうです。
 僕も先日、大好きなライムスターが日本人のヒップホップグループとして、初のMTV出演を果たしましてね。大好きな曲たちがアレンジされていて、新鮮な発見が楽しくて、これは是非SKE48でも楽しめるに違いないと思った次第ですよ、お侍さん。



 というわけで、音楽的な素養がゼロの僕が、アコースティックバージョンで更に楽しめる感じの曲でセットリストを組んでみましたよ。

 ちなみになんですが、緊急事態宣言ももうすぐ解除されて徐々にコールできるコンサートも帰ってきそうじゃないですか。それだったら、この手拍子とかしかできない状況でも輝くタイプのコンサートはないかと考えた時に、このタイプのコンサートが良いんじゃないかというもう一つのテーマもあります。
 メンバーは、歌唱力があるメンバーで、声が好きなメンバーを選びました。
 声ってある意味、持って生まれたギフトだと僕は思っています。
 聴き心地の良い声もあれば、苦手な声もあります。
 音楽に乗せると、楽器のように融合していく美しい声もあります。
 上記の観点で好きな声やもっと聴いてみたい声のメンバーを選びました。

 更に、いつも大きく流れるメロディーが、少し後ろに下がることで、歌詞も浮き上がってくるので、歌詞もじっくりと楽しめるものをなるべく選びましたよ。

 それじゃあ、まずはセットリスト!


1、無意識の色 ーアコースティックバージョンー(SKE48)

2、石榴の実は憂鬱が何粒詰まっている?(SKE48)

3、Stand by you ーアコースティックバージョンー(SKE48)

MC

4、渚のイメージ ーアコースティックバージョンー(SKE48)

5、焦燥がこの僕をだめにする(SKE48)

6、観覧車(古畑奈和)

7、Is that your secret?(SKE48)

8、花火は終わらない(SKE48)

9、君はラムネ(SKE48)

10、待ち合せたい(SKE48)

11、羽豆岬(SKE48)


MC

12、ひと夏の出来事(AKB48)
13、不器用太陽(SKE48)

EN1、大声ダイヤモンド アカペラバージョン(AKB48)
EN2、掌が語ること(AKB48)

MC

EN3、桜の木になろう(AKB48)


メンバー

古畑奈和、谷真理佳、惣田紗莉渚、野島樺乃、杉山愛佳、佐藤佳穂、池田楓、澤田奏音


1 無意識の色ーアコースティックバージョンー(全員)

 


 まずは、普段から聴きなれているシングル曲のアコースティックバージョンで、普段とは違うライブだということを感じてもらう為の選曲です。じゃあ、シングル曲で歌詞が素晴らしいものはどれだろうと考えた時に、少し抽象的な表現でSKE48のニューディケイドをスタートさせたこの曲を選びました。 
 改めて聞くと、自分たちの色を無意識に見つけて欲しいというメッセージにも聞こえます。ここでいう色は、新しい象徴であり、センターであり、グループカラーでもあるように感じます。そういう意味で、今回のアンプラグドライブの1曲目にはふさわしいかなと思います。


2、石榴の実は憂鬱が何粒詰まっている?(全員)



 2曲目にして、SKE48の歌詞で1、2を争うぐらい好きなものを持ってきました。この曲の魅力の一つである複雑に重なっていく音の気持ち良さを外して、歌詞を全面に出してもちゃんと楽しめる強度のあるものだと思い選びました。

3 Stand by you-アコースティックバージョン-


「無意識の色」と同じく、シングル曲でアコースティックバージョンが似合いそうな曲を選びました。元々カントリーっぽい曲なので、相性は良いのではと思い選びました。

4、渚のイメージ-アコースティックバージョン-(澤田奏音)


 出来るだけ、一人一人の歌を楽しめるようにということで、MCを挟んでここからユニットブロックです。
 まずは、サンちゃんから。
 10期生の曲を彼女が、限られた音の中でどう表現するのか、興味があり選びました。
 彼女の笑顔と歌唱力なら、夏がやってくるワクワク感を表してくれるのでは、と思います。次の曲とどちらにするか迷ったんですが、彼女の爽やかさでこちらを選びました。

5、焦燥がこの僕をだめにする(池田楓)


 近頃、かえにゃんの配信をまとめて観る機会がありましてね。
 結構好きな声で、彼女がソロで歌うならどんな曲がいいだろうと考えました。
 爽やかな感じの曲も良いんですが、内面に潜っていく曲も良いのではと思いこれにしました。大サビでのギターの音だけになるところが凄く好きで、内面をかきむしられるような焦燥を表現してる感じがするんですよね。

6、観覧車(古畑奈和)


 「観覧車」が大好きなんですよ。
 でも、本当に歌われる機会がなくて。
 もっと知って欲しいのと個人的に聴きたくて、選びました。
 これは古畑奈和しかいないでしょう!
 でも、野島さんバージョンも聴いてみたい。

7、Is that your secret?(佐藤佳穂)

 さとかほという多様性のあるメンバーを捉えるのは、なかなか難しいとこなんですが、開き直って彼女を捉えれないという曲を選びました。
 彼女自身、セルフプロデュースが上手い人なんですが、その内面を知りたくなる不思議な魅力と相性が良さそうで選びました。

8、花火は終わらない(野島樺乃)

 アコースティックバージョンにして似合いそうな曲で、思い浮かんだ曲の世界です。くーみんバージョンが非常に印象的ですが、そちらとは違ったアプローチが出来そうなメンバーとして、野島さんを選びました。
 野島さんのソロ曲「夢の在処へ」とは、違う心情や風景描写をどう表現していくか楽しみです。

9、君はラムネ(谷真理佳)
 
 ラジオとかで聞こえる谷の声が好きな方、多いんじゃないでしょうか?
 僕もその一人です。
 彼女がソロコンサートの時に唄った「軽蔑していた愛情」のようなタイプも凄く良いんですが、もっと生活に寄り添った感じの曲が良いなと思いましてね。彼女の優しさと繊細さが生きる曲として、君はラムネを選びました。
 アンプラグドライブとも相性が良さそうな曲ですし、夏のお昼休憩にのんびり口ずさんでる感じで歌ってるところを想像しましたが、皆さんはいかがでしょう?

10、待ち合せたい(惣田紗莉渚) 

 実はさりーの歌声も大好きでしてね。
 個人的には宝塚の雪組曲を選びたかったんですが、SKE48の中でも少しだけ味わいが違う「待ち合せたい」を選びました。少し懐かしい感じの曲ですが、彼女なら曲の世界観を壊さずに自分のものにするのではと思っています。シャッフルで「観覧車」も歌ってほしいですね。


11、羽豆岬(杉山愛佳)
 

 実はあいあいの歌も大好きでしてね。
 普段はダンスも輝いているんですが、あえてアクティブに動かずに唄っているところも見てみたいと思いメンバーに選びました。
 夏の小旅行のワクワク感とサビでの解放感は、若さとキャリアどちらも活かせそうで、杉ちゃんを選ばせていただきました。

12、ひと夏の出来事(全員)
 

 気づいたら、なんか夏に関する曲をいっぱい入れたなと思いましてね。
 だったら、いっそのこと様々な夏曲を総括するような曲を挟んでやれと思い、この曲を選びました。
 飛んでいく帽子と彼女との関係性の変化が、見事に描かれている隠れた名曲です。
 この公演のメンバーで聴いてみたくて選びました。
 
13、不器用太陽(全員)


 アンプラグドと相性が良さそうで、歌詞が素敵な夏曲がそういえばあったなと思って公演の本編のラストは「不器用太陽」を選びました。松井玲奈卒業コンサートでも少しだけみきてぃがアコースティックギターで、披露していましたが、あのバージョンをじっくり聴きたいなと思い始めてもうすぐ6年ですよ。なので、今回のセットリストでは絶対入れる!と思っていたんですが、ソロではラップブロックが歌いにくいので、全体曲に持ってきました。「ひと夏の出来事」と並べると思い出を追想している感じにもなって良いかと思い、この位置にしました。

EN1 大声ダイヤモンド アカペラバージョン(全員)


 AKB紅白を皆さん覚えてらっしゃいますでしょうか?
 そう、大声ダイヤモンドをボイスパーカッションで披露した回がありましたよね。
 もう楽器を使わずに声だけでアンコールからは勝負する!という謎の心意気でこちらを選びました。
 名古屋ドームでの珠理奈のアコースティックバージョンも大好きなんですよ。
 ユニットと迷いましたが、今回はみんなで歌うことにしました。

EN2 掌が語ること(全員)


 歌詞が持つ強度が凄まじくて、もうすぐやってくる10年目の3・11でもきっと心を揺らしてくれる名曲です。
 曲自体も少しずつ声が重なっていき、最後の「ラララ」のところでは毎回、泣きそうになるんですよね(映像付きだと必ず泣く)。
 

EN3 桜の木になろう(全員)


 公演のラストに何を持ってこようかと迷ったんですが、一番声という楽器が美しく響く曲はなんだろと考えた時に選んだのがこの曲でした。
 「誰も皆 胸に押し花のような」からのところからですね。
 公演だとその日の主役がこの部分を唄うのはどうでしょう?
 そうすることで、毎回の楽しみも増えますしね。
 

 今回は、季節感やストーリー性よりもアンプラグドが似合いそうという1点で勝負したセットリストやメンバーでしたが、まだまだ改良の余地はありそうですね。
 声が出せないのでコールが出来ない、みんなで盛り上がれない。
 だったら、じっくりと曲の世界を味わおうじゃないかと組んでみたセトリでした。
 うーむ、実は卒業した岡田美紅も入れたかったんですけどね…。
 寂しくなってきた…。
 いやいや、前を向こう!

 セットリストを組みながら、「SKE48って夏曲多いなあ」と気づかされましたが、皆さんはどんな発見があったでしょうか?「サヨナラ、昨日の自分」とか「手紙のこと」も入れたかったんですが、今回は外しました。
 次はどんなテーマでセトリを組んでみましょうか、皆さんも是非是非、作ってみてくんなんし。