オーディション
今回は、東京日比谷に来た二人。
奈和ちゃんの着てるシャツがいいですね。
この日比谷は奈和ちゃんが、初めて東京のミュージカルに出演した地なんですね。
「花より男子」ですね。今、考えると勝手にオーディションを受けに行った奈和ちゃんのアクティブ力は凄まじいですね。
今回は、どんな話が聞けるんでしょう?
まず、二人は日比谷ガード下に。なんか、凄い美味しそうな煙が出ていますね。
ここの近くを通って劇場に通っていたという奈和ちゃん。
最初にやってきたのは、「炉端本店」。
ここは創業が大正時代だそうで、ご主人も仲代達也さんみたいな、良い感じの白髭をたくわえてらっしゃる。このお店、メニューがないそうで、人気の品を聞くと「ご自分の呑みたいもので良いと思います」と、良い感じの答えを返してくださるんですね。いいなあ、ここのご主人好きだなあ。
不思議な世界観と前田さんも言っていましたが、確かにそんな感じがしますよね。
「どうぞ」と店主が差し出したのは、「住吉 特別純米酒(冷酒)」。
なんか、歴史を感じさせるお椀で出てきましたが、何故、この椀でだしたかというと、色が見えるからで、この色は樽の色が見えるからですって。
料理は様々なものが大皿に乗って並んでます。
うーむ、どれも美味しそう。アラカルトで全て1080円からだそうですよ。二人はご主人がセレクトしてくれる「お任せコース」に。
前田さんは「ご主人、武道とかされてました?」と料理よりご主人が気になる様子。確かに気になる。「昼寝してました」とナイスな答え。いや、この答え、余計に只者じゃない感じがする。
お任せコースのオードブルが来るんですが、皿の形や料理の配置がいい味を出してます。中身は「タコのサラダ・イカの墨煮・ニシンのマリネ・クラゲなどの計10種類」。毎日色々なものを作るというご主人、だから、メニューはないが、そのうち作る予定と仰ってますが、メニューに書ききれないぐらいのメニューを作れるところが、また、只者ではない感がします。
「おまかせコース」次のメニューは「イサキの唐揚げ」です。
想像を超える豪華さ。
甘酢が上にかかっているそうです。
なんと、この店、平和過ぎて店員さんも寝ている。
「声を聴いているうちに気持ちよくなった」とご主人の優しい一言。
こういうガツガツしてない世界感がいいですね。
さて、ここからは奈和ちゃんが東京の舞台に出演したきっかけの話について。
「もともとのきっかけは、私がどうしても舞台がやりたくて。
でも、スタッフさんに『やりたいです』って言っても、なかなかないのね。舞台のお仕事が。
アイドルにはなかなかないから。
これはもう自分で行くしかないと思って。
誰もやってくれないなら、自分で行くしかないと思って。でも、それをスタッフさんに『やりたいです』って言うと、『ダメ』って言われる可能性があるなあと思ったから、内緒で。もう、誰にも言わずに、えいっ、て入って。
応募して。
そしたら受かって、そのまま合格して。
わあ、嬉しいですってなって、スタッフさんにバレた。
あはははは。(前田さん『怒られた?』) いや、怒られなかった。凄い、びっくりしたよぉ、みたいな感じだったけど。(『しかし、稽古場では…』) もう、ほぼ怒られてた。ずっと怒られてた。(前田さん『自分だけじゃなく?みんなが?』) いやあ、怒られる中心は私だった。
『アイドルとして、恋愛をしてなかったのは、100点かもしれないけど、女優として恋愛をしてないのは0点だよ』って言われた時は、0点かぁっつって。あちゃーっつって。(前田さん『でも、それは理不尽な話よね』)。まあ、でも仕方ないね、でも、そういうやつがさ、芸の肥やしになるわけじゃんそういうのが。でもなんか、出演者の方が毎日、おにぎりを作ってきてくれて。それもめちゃくちゃおいしいんだけど。その時間が一番幸せだった」
うーむ、奈和ちゃん。
アグレッシブだぜ。
アイドルだから、仕事が来ないというのもなんだかなあ、と思いましてね。
乃木坂のメンバーが毎年、舞台仕事が充実しているのに、何故だ、とは思いますね。
さて、奈和ちゃんが舞台の話をしている間に後ろをうろうろしていた、味のあるご主人が持ってきてくれたのは、「鴨のオレンジ煮」。
お店の一番の人気メニューですって。
こちらのお店に来る客層を聞いたら、衝撃の答えが。
「カトリーヌ・ドヌーブが座りました」
こないだ、「真実」みてきたばっかですよ!
全くピンと来てない二人。
「なんでここに集まるんですかね?」と奈和ちゃん。
「誰かが教えてくれたんでしょ」とご主人のどストレートなお答え。
うーむ、風情のある店だ。
一皿の量は多いそうなので、グループで行くのもお勧めですって。
二人が頼んだメニュー
「山形県/樽平酒造 住吉 特別純米酒(冷酒)」(1合 880円)「おまかせコース」(5400円~)
次に二人がやってきたのは、東京・有楽町。
ニッポン放送があるところじゃないですか。
東京ミッドタウン日比谷ですよ。
今までの「えにし酒」とはだいぶテイストが違った近代的でおしゃれな施設にきましたよ。
そして、ここには「シアタークリエ」が。
二人がやってきたのは、「立呑 三ぶん(東京ミッドタウン日比谷3階)」。
なんと、このお店はミシュランガイドにも掲載されたんですって。
お店の中は常連客さんでいっぱいです。
ここで奈和ちゃんが「カルヴァドスってなんだろう?」と素朴な疑問。響きだけだと「鉄血のオルフェンス」に出てきそうですね。
ご主人のお答えは「りんごのブランデーです」。なるほど、お酒なんですね。
このお店、器が沢山ならんでいて、好みの器を使うことが出来るんですって。
中には江戸時代のものがあるそうで、北大路魯山人のような著名な作家の器もあるそうですよ。
立ち呑みでも本物に触れて欲しいというご主人の思いからだそうです。
「純米ゆずレモンサワー」と「十五年カルヴァドスソーダ」で乾杯した二人。
ここでお隣のお客さんとトーク。
近くに会社があるんですって。
今日のご縁に乾杯。
これ、どんどん恒例化していますね。
ご主人が今日のおすすめを色々と教えてくれます。
ちなみに、ちょっとカウンターが高くて、前田さんは少し大変そうです。
まず、来たのはご主人おすすめの「毛蟹サラダ」。
「蟹やで~」とご機嫌の前田さん。
次は「毛蟹クリームコロッケ」。
コロッケに味がしっかりついてるので、そのまま食べられるそうです。
「今までで食べた蟹クリームコロッケで一番美味しいです」と前田さん。
前田さんの2杯目は「天然山ぶどう酒ソーダ」。
ここで、前田さんからオーディションの話が。
「私もオーディションずっと受けてると、楽しめなくなってくるのよね。最初の頃のキラキラ感というか、新鮮さがだんだん感じられなくなってるのが、問題だな、と思うんだけど。(奈和ちゃん『オーディションに?』) 年間70とかだから、全然100は行ってますよ。だって、今3年目でしょ。全然。だって、家で、私、オーディションの資料絶対捨てないんですけど、勉強に使えるかなと思って。で、でっかいこれぐらいのファイルが今、6個ぐらいたまってるんで。本当に今、新人の声優って、年間で100個受けて1個通るか通らないかって言われてるらしくて」
ここでスタッフさんから、「1年目で70個ぐらい受けて、全部落ちたら気持ち折れないですか?」という質問が奈和ちゃんへ。
「70?全部落ちる?」と少し考えた後、「しんどいよね」と笑いに変えていました。
うーむ、声優業界も厳しいんですね。
ここで、ご主人お勧めの「タラの白子天麩羅」を食べることに。
ちなみにこちらは、時価だそうです。
初めてみる白子の天麩羅の味は?
「すんごいクリーミー」と奈和ちゃん。
「これだけ食べてお酒を呑めば凄い美味しいんじゃねえか」と前田さん。
次はおでんです。
まずは、「しみ大根」。いい色ですね。
器は作家さんの1点ものだそうで。ちなみに、1点ものが割れることもあるそうで、万が一割れた時も金で接いで使うそうです。
染みわたる感じでいいですね。
最後に奈和ちゃんが食べたかったという「季節の土鍋ご飯 小」です。
ちょっとピリ辛で魚の旨味を感じられるそうです。
すごい変わった器で作ってるんですね。
土鍋を使うことで、凄く楽になるそうです。
ご主人の話も為になりますね。
というわけで、今週は二人のオーディションに関しての話が聞けましたね。
奈和ちゃんの行動力や前田さんの諦めない強さを知ることが出来ましたが、運営は、メンバーそれぞれの夢をちゃんと知ってサポートして欲しいな、と思うんですよね。悦郎さん体制になった時に、メンバー一人一人と面談をしたというエピソードがありますが、今はそういうのしてるんでしょうか。
こないだの「TCG静岡」イベントでも思いましたが、頼むから、運営はメンバー一人一人の夢と向き合ってくれ、と思いましたよ。奈和ちゃんにもまた演技の仕事が来ますように。彼女の表現力をグループ内仕事だけでなく、外にも響くように。
奈和ちゃんが頼んだメニュー
「純米ゆずレモンサワー」(770円)
前田さんが頼んだメニュー
「十五年カルヴァドスソーダ」(1320円)
「天然山ぶどう酒ソーダ」(770円)
二人が頼んだメニュー
「毛蟹サラダ」(1100円)
「毛蟹クリームコロッケ」(1100円)
「タラの白子天麩羅」(時価)
「しみ大根」(550円)
「季節の土鍋御飯 小」(330円)