次はどんな絵が浮かび上がるのか?
皆さん星座はお好きでしょうか?
僕は去年の夏ぐらいから少しずつ覚えている途中でして、「あっ、あれはオリオン座」、とか夜の道を歩く時の楽しみが一つ増えました。
一つ一つの星座の作られ方は時代や文化によってさまざまですが、 夜空に散らばった一つ一つの星を線で結び、一つの形を作り、それが広がっていったというのが、なかなか文化として面白いな、と思っております。
さて、48グループの中には無数の曲が存在します。
その一つ一つの並べ方に関しては、かつてプロデューサーの秋元康が線を引き、「公演」という一つの形を作ることがスタンダードでした。
ところが、次第に「公演」が更新されることが少なくなり、メンバーたちが曲と曲を繋ぐ線を引いていくことになりました。
SKE48の「0start」公演もそうです。
この時、線を繋ぐペンを主に握ったのは、大場美奈でした。
2016年6月7日の彼女のブログを2つ続けてみてみましょう。
① 公演の紹介
② 公演に関する質問について
この二つのブログを読むと、みなるんがなんとなくで線を引いたのではなく、どうやったら一番綺麗な星座になるのか、一つ一つの曲とメンバーたちの関係はどうなのか、ということを考えて作られた公演だということが分かります。
ちなみに、この時のセンターに選ばれた奈和ちゃんのブログも2つ続けて貼っておくので、お時間がある方はどうぞ。
① 0start 初日
② 2017年9月7日
うーむ、奈和ちゃんらしい、公演の捉え方ですね。そして、センターについて、という避けられない命題も。チームK時代の思いがここで繋がるのも良い。
さて、話を戻すと、今回の12周年公演というのも、いくつもの公演を並べて一つの形を作ろうとしています。また、「0start」公演に集められたメンバーたちも、普段の「チーム」という形とは違う線で結ばれています。この「0start」公演が、元々あった公演というものをバラバラのチームにいるメンバーたちでやるという、公演フェスの特徴を表す公演なのではないかと思いました。バラバラのものを繋げる面白さ。
個人的には、研究生で9期生の竹内ななみが「0start」公演に入ることに注目しています。
果たして、この公演で彼女はどんな成長を見せてくれるのか。
後で振り返った時に、あの時の出演が彼女の表現をさらに成長させた、というものになるではないか、と期待しています。
かつて、みなるんが「今は奈和ちゃん」と奈和ちゃんをセンターに選んだように、なーやんの良いポイントをきっと見つけてくれるのでは、と密かに期待もしています。
コロナの影響で、元の形とは違う生活、違うライブ、違う毎日が始動しました。
12周年公演も本来のものとは違っていたかも知れません。
簡単に人とも会いにくくなりましたし、新しい出会いも減ったかも知れません。
でも、こんな時だからこそ、巡り会えた組み合わせは、きっと後々に意味を持ってくると信じています。
離れてバラバラになった今だからこそ、離れたところ同士を線で結び、何か新しい星座が出来るとSKE48のメンバーが作るはずです。