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2020年9月18日金曜日

12周年公演に向けての短期集中連載 第17弾 「赤堀君江は燃えているか?」

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 先日、「夢見るアドレセンス」を去年までプロデュースしていた伊藤公法さんの「アイドルプロデューサーは何をしているのか?」という文章を読みました。
 その中でアイドルの素材の見極め方が非常に面白くてですね。
 大きく分けると3つの軸でみるそうです。その子は「昼っぽいか夜っぽいか?」、「都会的か田舎的か?」、「同じクラスにいたら優等生タイプか不良タイプか」という3つの軸です。
 世の中にあふれているものは、だいたい似たような属性であふれているそうです。「昼っぽくて、都会的で、優等生っぽい」とかですね。それはそれで僕は好きなんですが、この3つのうちのどれか一つだけがずれると「色気」が生まれる、と伊藤さんは語っています。
 「昼っぽくて都会的なのに、不良」とかですね。
 僕の中でこういう「色気」を感じるメンバーと言われて、パッと思いついたのが赤堀君江です。 

 いや、彼女は「夜っぽくて都会的で不良」でしょ、と思った方もいるかも知れませんが、本当にそうでしょうか?
 実は別のメンバーの記事を書く為に、彼女が出ている動画から始まり、ブログをぼんやり観たり読んだりしていたんですね。
 フランスの思想家、アーネスト・ルナンの「哲学的対話及び断片」の中で「何等かの結論に到達しようと思索するな、これが思索というものの極意である」的なことを語っていましたが、ぼんやり動画やブログをチェックしながら頭に浮かぶことを掬い上げていくのが楽しいんですね。「ユリイカ!」の瞬間が訪れた時は本当に楽しいですしね。

 話を赤堀君江に戻すと、彼女のブログはとてもシンプルです。
 毎日、ブログも更新してますが、結構短いのでガンガン読み進めていけるんです。
 ある時を除いて。
 どんな時か?
 コンサートやそのレッスンをしている時。
 公演の準備や実際に披露した時。
 こういう時、彼女のブログは長くなり、熱い気持ちが伝わってきます。
 アイドルになれたこと、カミングフレーバーに選ばれたこと、レッスンに向き合う大変さと楽しさ、決して装飾的な文章でも野生の思考でもないですが、読んでいて「本当にこの子はアイドルというものに真摯に向き合っているんだろうなあ」と思うんですよね。
 
 12周年公演に出演した後の彼女のブログがどんなものか、今、楽しみです。
 クタクタに疲れて短いものになるのか、新しい公演に触れられた喜びを書くのか。
 個人的には、「パジャマドライブ」と「逆上がり」との相性が良さそうな気がしています。
 最近の彼女のTwitterやInstagramの写真を見ていると、「昼」も「夜」いけるし、「都会的」と「田舎的」のどちらも出せるんじゃないか、と感じています。それが彼女のアイドルとしての強みではないか、と思います。2面性を持つものの強さ、「ギャップ」や「色気」を出すことが出来るんじゃないか、と僕は思います。


 果たして、12周年公演フェスで赤堀君江はどんな顔を見せるのか?

 今、確実に分かっていることは、彼女は確実にそれに向けて燃えているだろうということです。未来のエース候補の一人として、彼女がどんな姿を見せるのか、楽しみです。