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2020年9月13日日曜日

12周年公演に向けて⑫「制服の芽はメンバーを試し、育てる」

 誰よりも高く飛べ!


 皆さんが、SKE48らしさを表す曲を1曲挙げてと言われたら、何を挙げるでしょうか?
 SKE48の代表曲ではなく、SKEらしさというとSKE48にハマった時期にもよると思うんですが、「恋を語る詩人になれなくて」を連想する方がいらっしゃるんじゃないでしょうか?


 1曲目から全開で踊る姿勢。
 誰もが負けじとジャンプするイントロ。
 僕は大矢真那卒業コンサートの1曲目で、「恋を語る詩人になれなくて」が来た時、思わずオードリーの若林さん風に「これこれこれ!」と熱くなったのを覚えています。

 この「恋を語る詩人になれなくて」を含む「制服の芽」公演は、様々な名曲を含んだ公演です。上記の「恋を語る詩人になれなくて」や。リクエストアワー2年連続1位になった「枯葉のステーション」、珠理奈のソロ曲「思い出以上」、毎回多幸感のある「仲間の歌」、メイキングにもドラマがあった「ピノキオ軍」、そして、切ない「手紙のこと」。
 ここには書ききれないぐらい素晴らしい曲だらけです。
 そして、ハードなダンスや表現力が試される歌詞。
 練習不足だと振り落とされる嵐のような公演です。

 この公演について、2013年7月10日の新土居沙也加のブログを読んでみましょう。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-11570259849.html


 いやあ、ぺんぺんの独特の文体が素敵ですね。
 そして、制服の芽公演がメンバーに問いかけてくる感じもまさにそうで、「誰のために」、「魅せる」という意識。
 「えっ、そんな表現でいいの?」とメンバーを振り落とすこともある公演。
 この公演に触れることで成長できたのは、チームSだけでなく、研究生として頑張っていたメンバーたちもそうだと思います。

 他のメンバーたちもこの公演に対して、自分を成長させた公演だと語っています。
※お時間に余裕のある方はどうぞ。

① 松井玲奈(https://ameblo.jp/ske48official/entry-11570314837.html)
② 大矢真那(https://ameblo.jp/ske48official/entry-11570294700.html)
③ ゆっこ(https://ameblo.jp/ske48official/entry-11570302774.html)
④ ゆりあ(https://ameblo.jp/ske48official/entry-11570324602.html)
⑤ だーすー(https://ameblo.jp/ske48official/entry-11570324071.html)

 3期生のブログが多めですが、先輩たちと同じ公演に取り組むことで、曲の表現以外にも大事なことを学び、色々な思いを経験していったんですね。今回は、公演まで1か月ですが、普段はチームも違う後輩メンバーたちが、先輩たちとの公演を通して成長していくのではないかと期待しています。

 ぺんぺんのブログに戻ると、「踊っていて 気持ちのどこかで 卒業された先輩の姿を 探していました…」という箇所。
 多分、12周年公演でもきっとこの現象は多くのファンの脳裏によぎるでしょう。
 かくいう僕も初代推しは、にししこと、中西優香です。
 絶対によぎると思います。
 少し話を飛躍させると、松井珠理奈も高柳明音もコロナがなければ、もうSKEからは卒業していたはずです。
 たとえば、JRAという強烈な物語をもった先輩たちをどの後輩が超えるのか?
 「制服の芽」のメンバーで言えば、8期生、D3、9期生たちがどれぐらい公演をマスターして、自分だけのものに出来るかと思います。クラシック曲でも指揮者や楽団によって演奏時間が2分以上変わるように、自分だけの「制服の芽」を見つけてほしいですね。
 

 きっと僕らファンは、色々な「思い出」をあの公演には持っていると思います。
 下手な表現をすれば、歴代のメンバーたちの思い出に足元から飲み込まれていくと思います。「ああ、やっぱり〇〇の方が良かったなあ」「〇〇時代には敵わないか…」。

 でも、彼女たちには、僕らの思い出が追い付けないぐらい、誰よりも高く飛んで欲しいと思います。
 きっとこの12周年の裏テーマは「過去」と接続しつつ成長し、今いるメンバーたちが、「過去」を超えるジャンプをすることではないか、と思っています。それがたとえ一瞬でも可能性の片鱗でも。

 「制服の芽」ならそれがきっとできる、重要な公演だと思いますから。