君と居るのが好きで、後はほとんど嫌いで
「推す」という言葉が市民権を得てから、どれぐらいの年月が経ったでしょう。
思えば、自分の好きなものを応援するものと組み合わせて「〇〇推し」という言葉の語呂の良さが僕は好きです。
さて、先日僕はある記事を書くためにSKE48のブログを読んでいたんですが、その中で気になるものがあったので、貼っておきます。鎌田菜月というメンバーの2019年10月21日のブログです。
ブログの中のダンサーではなく、アイドルである自分たちの姿を何故、ファンの人達は応援するのか、という問題提起がなかなか面白くてですね。
そこから、「なんで人はアイドルを推すんだろう?」という更に広いテーマで考えてみたいと思います。
いや、「人それぞれだろ?」と言われる方もいらっしゃると思うんですね。
ただ、個人個人においても1推しのメンバーと2推しのメンバーの理由は違うんじゃないでしょうか?
ただ、個人個人においても1推しのメンバーと2推しのメンバーの理由は違うんじゃないでしょうか?
そこで、いくつかのタイプに分けて考えてみたいと思います。
① ヴィジュアル重視型
これは、見た目に一目ぼれしてというやつですね。
たとえば、橋本環奈さんとかですかね(超偏見)。
坂道グループにも多そうなイメージです。
自分の推し遍歴で言えば、岡田美紅なんかがこれに辺りますね。
あと、秦佐和子さんとか、小木曽くんなんかもこのタイプの推し方でした(SKE48の3期生って素敵ですね)。
たとえば、橋本環奈さんとかですかね(超偏見)。
坂道グループにも多そうなイメージです。
自分の推し遍歴で言えば、岡田美紅なんかがこれに辺りますね。
あと、秦佐和子さんとか、小木曽くんなんかもこのタイプの推し方でした(SKE48の3期生って素敵ですね)。
② スキル重視型
たとえば、ダンススキルや歌唱力など、そのグループにおいて一つ何か秀でたスキルを持っているというやつですね。
個人的には、ハロプロなんかは、このダンススキル集団にも見えますし、①と②の複合型が韓国系のアイドルなのかなあ、と思っています。
ちなみに、自分の推し遍歴で言えば、五十嵐早香がこれにあたりますね。文章力が本当に素晴らしい。
個人的には、ハロプロなんかは、このダンススキル集団にも見えますし、①と②の複合型が韓国系のアイドルなのかなあ、と思っています。
ちなみに、自分の推し遍歴で言えば、五十嵐早香がこれにあたりますね。文章力が本当に素晴らしい。
あと、STU48の兵頭葵さんなんかもこのタイプで推してます。ピアノやダンスのスキル、配信の企画力も本当に凄くて、もっと才能が活かせる仕事が増えるといいなと思います(それにしても甲斐心愛ちゃんってかわいいよね!)。
③ ドラマ重視型
そのメンバーの歴史を知れば知るほど、好きになっていく応援したくなっていく、というやつですね。
今のポジションに立つまで物凄く干されポジションに居たとか、アイドルになる前から苦労していたとか、不当に扱われてきたとかね。
僕のブログでこれでもか、というほど扱った古畑奈和ちゃんも、めちゃくちゃドラマがあるんですよね。彼女の場合、①と②と③、全部含めそうですが。
ちなみに、自分の推し遍歴で言えば、中西優香がこれにあたりますね。
あと、須田亜香里や松村香織もこのタイプでした(本当にSKE48の3期生って素敵ですね)。
大きく3つに分けましたが、ここまでは、どちらかというと惹かれるきっかけにあたるかも知れませんね。
じゃあ、推し始めてからどうなのか?
何故、推し続けられるのか?
一つには推しの姿を見て、ポジティブな気持ちや自分の中の何かが一気に変化していくことがあります。
バラエティではじける日向坂46のメンバーの動画を観ると、どんな憂鬱な気分でもその時間だけは明るくなります。
バラエティではじける日向坂46のメンバーの動画を観ると、どんな憂鬱な気分でもその時間だけは明るくなります。
週に1回更新される五十嵐早香のブログを読む時の集中力は、現代詩の読解をする時のような集中力で挑めます。
自分よりもずっと年下の女の子の頑張りをみて、尊敬の念や自分も負けてられないな、と思うこともあります。
たとえば、平手友梨奈の表現力。2019年東京ドーム公演の「不協和音」や「角を曲がる」の世界観。
松井珠理奈の最期の1期生として、最後の48黄金時代経験者として、大事なものを必死で残していこうとする姿勢。
松井珠理奈の最期の1期生として、最後の48黄金時代経験者として、大事なものを必死で残していこうとする姿勢。
松田好花さんのオードリー大好き感を観ていて、同じ好きなものがあるっていいなあ、という気分。
どれも尊敬だったり、自分のお手本になったりということばかりです。書いていくときりがないですが、推しがいるからこそ、何気ない日常が楽しくなっていくということがあります。
そして、もう一つ挙げると、コントロール性の出来なさでしょうか。
シナリオもなければ、安心感もない。
落ち込む日もあれば、怪我もする。
自分の立ち位置なんて無視してチャレンジするし、ある日突然、卒業発表する。
その一時的な儚さも好きなんだと思います。
最後に共感できる部分もあるところ。
自分の置かれた環境にどこかメンバーを重ね合わせてしまうことがあります。中間管理職になりたての頃は、SKE48のリーダーとして平田さんという最適解の後を任されたにししの苦労する姿に共感しました。
STU48の兵頭葵さんは、僕の故郷の愛媛県宇和島市出身で、どこか懐かしい匂いがします。
STU48の兵頭葵さんは、僕の故郷の愛媛県宇和島市出身で、どこか懐かしい匂いがします。
宮田愛萌さんが、万葉集だけにとどまらず様々な文学作品を読んでいて執筆もしていることや、五十嵐早香が毎週苦労しながらも素敵なブログを書いていることは、自分の文学好きとも重なります。
どこかに自分に似たところやとてつもなく離れたところを見つけながら、自分はアイドルを推しているのかも知れません。
かつては、総選挙という分かりやすいイベントで、一人のアイドルの人生に自分も少しだけ関わることが出来ました。それがとても魅力的で、みんなで一緒に戦う楽しさも知ってしまいました。誰かの幸せの為に失うものも。
昔、働いていた会社の上司に「3円で救える命があるのに、なんでアイドルに何万円も使うのか」と嫌味を言われたことがあります。
昔、働いていた会社の上司に「3円で救える命があるのに、なんでアイドルに何万円も使うのか」と嫌味を言われたことがあります。
もう、正論の暴力だな、と思いました。
人の趣味をそういう角度からえぐってくるのかと。
じゃあ、どの趣味だったら許してもらえるんだろうとも考えました。
人の趣味をそういう角度からえぐってくるのかと。
じゃあ、どの趣味だったら許してもらえるんだろうとも考えました。
ただ、僕は会ったことも心を動かされたことのない誰かのためにより、握手会で少しだけ喋ったこともあるし、ブログを読んで心を動かされた、そして、自分とか細い糸でも繋がっている推しの為に使いたいと思いました。
最低だ、コイツの倫理感はどうなってるんだ、と思われる方もいるかも知れません。
でも、たとえ3円でもその時は推しに使いたかったんです。
憂鬱な毎日でも、好きなことを考えている時は、少しだけ楽しくなるから。遠くにいる多分、自分よりも苦しい状況の人のことを考えて、ああ、自分の憂鬱なんてまだまだな、とさらに憂鬱になるよりも楽しいから。
勿論、楽しいだけで憂鬱な日常が格段に良くなることはありません。自分の生活や日常と完全に接続している存在ではないので。
でも、時々、胸が熱くなるようなことがあります。
今年の「SKE48 12周年公演フェス」のために、発表があった日から当日まで毎日ブログを更新した日々は、自分のSKE48について考える発想力が試されましたが、終わったあと、気持ち良い疲れと充実感がありました。「推しが頑張ってるから、自分も頑張りたい、カッコいいとか見せてやる(誰に?)」という気持ちで駆け抜けました。
その過程で、それぞれのやり方で頑張ってらっしゃるSKEファンの方々の姿も励みになりました。
最近もまとめサイトに寄稿されている方々の記事なんかは、とても刺激になります。
上手い下手関係なく、一人一人の「好き」が伝わってきます。
僕も「今こそ、〇〇を見直すべき!」とか「〇〇を知らずして、何が人間か!」みたいな熱いスタンスで書きたいですが、恐る恐る、「前からこのこと気になってて、ちょっと考えてみたんで、一緒に話していきません?」みたいな感じが、僕には丁度良さそうです。
僕も「今こそ、〇〇を見直すべき!」とか「〇〇を知らずして、何が人間か!」みたいな熱いスタンスで書きたいですが、恐る恐る、「前からこのこと気になってて、ちょっと考えてみたんで、一緒に話していきません?」みたいな感じが、僕には丁度良さそうです。
話が長くなってきましたが、何故、推すのかというと、多分、SKE48や推しのことを話している時が、今はまだ一番楽しいからだと思います。まだ、SKE48に期待しているし、諦めきれないからだと思います。
皆さんが推しメンを好きな理由は何でしょう?
どうして、今日も推しているんでしょう?
もし、良かったら教えて下さい。
そして、この「栄、覚えていてくれ」というブログも好きでいてくれたら、嬉しいです。
700回、ありがとうございました。
これからもアイドルの楽曲やストーリーや映画が好きな人、お笑いや特撮や文学が好きな人が遊びにこれる場所であれますように。
さあ、明日は何を推しましょう?