こういう本が必要なんだ!
僕はSKE48が好きなんですが、オードリーも大好きでしてね。
「オードリーのオールナイトニッポン」を毎週聴くリトルトゥースなんです。
さて、そんなオードリーがアイドル番組のMCをするということで、観た「ひらがな推し!」。これが凄く面白かったんです。ラジオリスナーになら分かるネタをテロップにどんどん入れていき、斎藤京子の言葉を借りるならば「中高年の男性向け」にシフトしてる部分もあるんですが、抜群に面白かった。
ちなみに、今週の「ひなましょう」の井口くんの卒業式は、不意打ちで来て泣いてしまいました。
「がな推し」新規の僕にとって、この番組が始まるまでの日向坂46については、何も知らない状態でした。
その時間を埋めてくれたのが、「日向坂46ストーリー」でした。
① 長濱ねるさんのストーリーを知ることができた。
運命のいたずらで、欅坂46に入るのが遅れた彼女のために出来た「けやき坂46」。
あまりにも過酷な運命。
しかし、そんな彼女だからこそ、後輩たちの不安や孤独が分かる。
「音楽室に片想い」をユニゾンエアーという欅と日向の音ゲーで知ったんですが、ここで可愛く踊っている彼女にこんな物語があったなんて、といきなり序盤から心が揺さぶられました。
「乗り遅れたバス」というなんとなく知っていた曲の意味合いが大きく変わりました。そういうことか、と。
② 苦労時代を知ることが出来た。
いやあ、文字通りスポットライトに照らされないって、あります?
僕が推してるSKE48もAKBのバックダンサー的な苦汁を飲まされたことは何度もありますが、かなりしんどいエピソードが多いです。
僕の友人の坂道全般をフォローされている方が、ひらがなについておっしゃっていた、「大人にふりまわされたグループ」という言葉がずっと心に残っています。
確かに秋元康プロデュースだとそうなっちゃうんですけどね。
自分たちがいる意味があるのか、と自問自答を繰り返した先に、仲間たちと支えあいながら成長していけるところが素晴らしい。
③ 舞台「あゆみ」がますます伝説の舞台になった。
「ひなましょう」のおかげですっかりオモシロ舞台のイメージがあった舞台「あゆみ」ですが、女優を目指すメンバー達の大事な成長のステップだったんですね。
みーぱんの「楽しかったなあ」が聞いてみたくなりました。
いつになったら、ソフト化されるのか。
舞台「あゆみ」どうなってんだよ!④ やっぱり箱推しになってしまう。
もともと東村芽衣ちゃん推しで、リトルトゥースの松田くんも好きだったんですが、この本を読んで、宮田さんの魅力に気づかされました。もともと文学好きというところも好感度が高かったんですが、相手の「共感になる」ということは、10代でなかなかできることじゃないと思います。また、あまり知らなかった柿崎さんや影山さんのことも知ることが出来たのが嬉しいです。※ちなみに栞は松田くんでした、死んでもやめんじゃねーぞ!
⑤ 楽曲に新しい意味が付与される。
この本を読む前と読んだあとでは、曲の聴き心地や思い浮かべる風景、発想することが変わってきます。たとえば、「期待してない自分」や「誰よりも高く跳べ」の聴き心地は変わってきますよね。あとは、「ハッピーオーラ」って、本当に良い曲なんだな、ってつくづく思います。
僕は、SKE48の映像や楽曲に関するブログを書いてますが、まさに自分がやりたかったことが、実現されている本なんですよね。この本を読むことでメンバーのことを深く知れたし、曲の魅力も再発見できた。
もちろん、公式本だからこそ成せる技かもしれませんが、目指さない理由にはなりません。まだまだ道は遠いですが、自分なりのやりかたで頑張りたい。
SKE48も公式ヒストリーブックをそろそろ新しく出しても良い頃なんじゃない、と僕は思ってますよ。