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2020年1月22日水曜日

アンテナ①

指をさした先の未来


 役者のキャリアの中で、何歳の時にどの役をやったかが重要になってくることがあります。若い時にしかできない役。年老いてからしかできない役。若い時にやったから意味がある役、と様々です。
 その年齢やキャリアでやるからこそ、意味を持つ役や作品がある。
 アイドルでも同じです。
 2019年の大晦日に行われた「Uー18公演」の1曲目は「アンテナ」でした。
 ちょっと聴いてみましょう。


 
 「アンテナ」の歌詞の世界を見ていくと、出会いに関する内容なんですね。
 主人公の女の子が、いつか出会いがやってくる、誰かの優しさを胸の奥のアンテナが感じ取るはずだ、という内容なんですが、今聴いてみると、2番の歌詞は「Stand by you」にちょっと近いものを感じますね。
 さて、この曲を「U-18公演」の1曲目に持ってきたというのは、なかなか素晴らしいなと思いましてね。
 この公演のコンセプトである「元気とかわいさ」をイントロから感じることができます。
 しかし、まだ若い彼女たちがすることで、もう一つ意味が乗ってくる感じがするんですね。
 まだまだ若い彼女たちが、これから多くのファンを獲得していく物語にも僕は聞こえるんですね(既に沢山いるわい、というメンバーのファンの方には申し訳ないです)。
 何処かにいる誰かというのは、これからファンになってくれる人のことなんじゃないかな、と。別に「男友達」である必要はないと思うんですが、男女分け隔てないファンを増やしていけばいいかな、と思いますしね。まだまだ、男性ファンの比率が多いかもしれませんが。
 そして、反転させて我々ファンもこの公演で、色々な発見があったんじゃないでしょうか。こんなに魅力的な若手がSKE48にいるのか、と。普段は、バラバラのチームで頑張っている子たちが、同年代というくくりで集まることで、また別の組み合わせで魅力を発揮してくる。
 なかなか公演では、まだ前列を担当しないメンバーたちも、主役になれるのもいいですしね(SKEの層が厚い証拠でもあるんですがね)。
 僕個人としては、やはり、野島樺乃、杉山愛佳、浅井裕華、井上瑠夏の4人がこの曲では凄く目立っていたように感じます(ポジション的なものもあるんでしょうが)。あと、上村さん、倉島杏実ちゃんのコンビもそれぞれ両側のポジで弾けてましたね。やはり、水野愛理の存在感もありましたしね。

 どこかで待つ「誰か」と出会うために、彼女たちに沢山チャンスが回ってくるといいな、と思っています。公演というきっかけでも良いですし、色々な場所でのミニライブでも、アイドルフェスでも。
 「Uー18」メンバーはまだ選抜に入ってないメンバーの方が多いですが、今年はこの中から誰かが出てこないかな、と期待しています。
 
 この曲のサビで、元気に足を上げながら指を指した先にある、沢山のファンのアンテナもきっと反応したはずですから。

※「U-18公演の感想」はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/12/u.html