彼女が曲がった先に
本日、2020年1月23日。
欅坂46のセンターを務めた平手友梨奈さんの脱退が発表されました。
僕は、SKE48ファンで坂道では日向坂46が一番好きというゆるーいアイドルヲタクなんですが、それでも平手さんの才能は物凄く感じていました。
「サイレントマジョリティ」や「ガラスを割れ!」でのシリアスな表情、「風に吹かれても」や「二人セゾン」での柔らかい表情。
映画「響」も観に行ったんですが、エンディングで流れたこの曲が印象的でしてね。
彼女の声が映画館の暗闇の中に流れてきて、僕は涙を流していました。
それから、時が経って、紅白歌合戦での「不協和音」。
凄かった。
凄すぎた。
何か想像のつかないところまで行ってしまったんじゃないかと。
でも、彼女を「特別」や「天才」にすればするほど、彼女への理解を遠ざけてしまったのかも知れません。ただ、言葉で表すには、グループの中で大きすぎる存在になっていた気も外から見ていると思います。
彼女の脱退の報道を受けて、真っ先にこの「角を曲がる」が思い浮かびました。
今聴いてもやっぱり泣いてしまう。
ぼそりぼそりと歌っていきながら、徐々に気持ちが解放されていく感じが良いんですよね。
こんな繊細で力強い表現力を持ったアイドルが居たことを、僕は生涯忘れないと思います。この曲と共に。
これからの平手さんと欅坂46が次に曲がった道が明るい道であることをいちアイドルファンとして願っています。
真夜中の道で「角を曲がる」を聴きながら。