味方が目の前に居ること
「ネット」でとか「みんな」が、とかいう言葉を使う人が嫌いでしてね。
ニュースとかで「ネットの声は」みたいな感じで引用される情報って、だいたいアカウント名とか前後の文脈が伏せられてますよね。前に働いていた会社で、「みんな」という言葉を使う人に対して、「みんな」というのは誰と誰のことを言うのか順番に名前を出してごらんというと、全社員の0.01%ほどの人数だったということもありました。
それぐらい、最近僕は、ファクトがはっきりしない情報に対してストレスを感じています。
僕のストレスを加速させたのが、2018年の総選挙後の松井珠理奈叩きでした。
※ この辺りのストレスに関しては、「誰かの耳」についての記事で書いたので是非読んで欲しいところです。
さて、こんなにだらだらと前置きを書いたのは、どうしても松井珠理奈という人のイメージが人によって違うような気がしたからです。
もちろん、思考の多様性はあって当然なんですが、無関心で興味がない層がなんとなく流れてくるネットニュースのコメント欄などにある、根拠のないコメントを鵜のみにして、よろしくないイメージを作っている気がするんですね。
繰り返しますが、みんながみんな珠理奈が好きじゃないといけないというわけではないです。でも、何の根拠や情報もなしに、嫌ったりレッテルを貼ったりするのは違う気がするんですね。
ああ、めんどくさい。
それでも書きたいのは、僕は彼女の行動だったり発言だったりに感動をもらっているからです。
2014年2月1日、2月2日の二日間でナゴヤドーム単独公演が行われました。
当時の僕の珠理奈のイメージは「雲の上の人」という感じでした。
全国握手会に行くと、彼女の列と松井玲奈の列は安定して爆発してましたし、個別握手会でもなかなかまとまって券が取れないという状況でした。
まあ、その頃、バリバリの中西優香推しだった僕からしたら、ずっとセンター張ってて、本店のセンターもいける、とてつもない才能の持ち主という感じだったんですね。ここまで読んだ中で勘の鋭い方なら分かると思いますが、僕もレッテルを貼っていたわけですね。彼女は、自分の推しと比べてある程度芸能人として成功しているし、もう頭一つ抜けた存在じゃないかと。
そして、話は名古屋ドーム1日目のアンコールへ移ります。
ここで、オレンジ色の「箱で推せ!」Tシャツを着たメンバーたちが出てきて、「握手の愛」と共にチームS、チームEメンバーを中心にアリーナ席に行って降りていって握手をしていきます。
1階のスタンド席に居た僕は、いいなあ、と指をくわえて見てたんですが、モニターに映し出された一人の少女が泣きながら観客席で握手をしていました。
松井珠理奈でした。
他のメンバーと比べて、とてもゆっくりとした速度で、一人一人に「ありがとう」とお礼を言いながら。
どんなに自分のポジションが上に行っても、目の前の一人一人のファンを大事にする姿勢。
気づけば僕は涙していました。
ここに来るまでの色々な思いもあったでしょうが、驕らずに素直に感謝の気持ちを伝えている。こっちが勝手に上に押し上げていただけだったんですね。
「握手の愛」で「味方がいることを思い出せる」という歌詞がありましたが、この人の「味方」で居たいと思わされました。
2日目も同じように観客席に降りて、握手をしていく珠理奈の姿がありました。
ああ、この人は「雲の上の人」なんかじゃない。ちゃんと同じところに立っている、SKE48というグループの一人のメンバーであり、優しい一人の女の子なんだ、それを彼女は自然な行動で僕に教えてくれたと思いました。
ちなみに今の僕の彼女のイメージは「繊細で大胆な、日本一動ける作詞家アイドル」です。
この記事を書いた背景には、欅坂46の絶対的センター平手友梨奈さんの「脱退」が無関係とはいえません。欅坂46には明るくないので、詳しく書くことは避けますが、平手さんと珠理奈は全く別の人ですし、環境も違います。でも、何かひっかかっています。
名古屋ドームから1年後、松井珠理奈の握手券を取るようになりました。
1回1回が神対応でした。
今でも1回1回どんな話をしたのか、話せるぐらい。
だーすーとはまた違った形で握手の見本にしたい対応です。
二人ともメディアで活躍しているし、知名度も高いですが、決して驕らずに一人一人のファンを大切にしてくれている。
しかし、有名になればなるほど、アンチも増えていく。
足をひっぱりたい人も増えていく。
僕がYahooのコメント欄やライブドア系のまとめサイトを見なくなったのは、コメントの治安の悪さのせいです。
そこから、一歩離れてじっくり考えるきっかけになる場が欲しいと思って、作ったのがこのブログです。
握手会に行って「応援してるよ」、「味方だよ」と直接言えたらいいんですが、こういう形で情報や考えをシェアしていきながら、応援すること、味方になることもできるんじゃないかともついでに思っています(単純に今、お金がないんですけどね)。
もう一度、珠理奈が名古屋ドームのアリーナを歩けるよう日が来ることを願っています。出来たら、その時、握手したいなあ、とか妄想しながら。
※「誰かの耳」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post.html
※最新ソロ曲「How Are You?」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/01/who-are-you.html