もう一度、ストーリーを書き直す時
いやあ、新日本プロレスの東京ドーム2DAYSが終わりましたね。
プロレスに興味がない方からしたら、「なんじゃいそりゃ」という感じだと思うんですが、簡単に言うと年に1回、新日本プロレスのお祭り的興行が東京ドームであるんですが、それが2020年は2日間連続で開催されたという夢のような2日間だったんですね。ライガーの引退試合や棚橋弘至対クリス・ジェリコという好カードが並ぶ中、最大の興味は、誰がIWGPとインターコンチの二つのベルトの2冠王になるかということだったんですね。それぞれのイズムがぶつかり合い、1月5日を迎えます。
珠理奈も観に行ってましたね。
珠理奈も観に行ってましたね。
ライガーさん本当にお疲れ様でした✨— 松井珠理奈(ハリウッドJURINA) (@JURINA38G) January 5, 2020
いつも以上に大きな背中に見えました❗❗
その姿をしっかり目に焼き付けられて嬉しいです👍
私も素敵な背中を見せられるよう頑張ります❗❗#njwk14 #njpw pic.twitter.com/DOsHJEkThC
まあ、詳しくは新日本の公式動画をごらんくださいませ。
僕はゴリゴリのオカダ派だったんですが、苦労人の内藤が「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハ・ポン!」を叫べたらドラマだなあ、とも思っていたわけですよ。
で、蓋を開けてみたら内藤の優勝でしてね。
まあ、凄い試合だったんですよ。
もう、内藤がヒールターンする前の技であるスターダスト・プレスに行くところとか、胸が熱くなりましたよ。
そして、勝者の内藤が2年前の雪辱を果たし、大合唱をファンとして終わるかと思いきや、そこにKENTA選手が走ってきて、攻撃。阻止したんですね。
こちらも公式動画をごらんあれ!
いやあ、びっくりですよ。
内藤選手の膝のコンディションを考えると、これがラストチャンスでは?と思っていただけに。SKE48ファンの皆さんの為に分かりやすく例えると、名古屋ドームの「Glory days」のあれの10倍ぐらいの肩透かし感でしてね。
東京ドームでバッドエンドってここ数年間あったかな、と。
暫く僕は茫然としていたんですがね。ふと、思ったんですよ。
ここで、大合唱したら内藤のストーリーは終わりを迎えてしまうじゃないかと。
だから、あえて、ここで言わせずにまだまだ続く展開にしたんじゃないか、と。
内藤のストーリーのシーズンいくらか分からないんですが、最終話と新しいシーズンの第1話が同時に来た感じがしました。
で、なんでもSKE48と結びつけるのが、僕の良くない癖なんですが、今のSKE48のストーリーってなんだっけ?と思いましてね。
おとなりさんの難波は、「京セラドームを目指すという方針」を今年の元日公演で打ち出しましたが、今年のSKE48ってどんな方針を打ち出してたかな、と。
なんか、2018年ぐらいまでの単独ナゴヤドームについて語るメンバーが多かったですが、徐々に徐々に個人の目標を語るようになって行ったんですよね。
もちろん、目の前の目標を一つ一つこなして行くことも大切だと思うんですがね。
シングルの売り上げ、握手の売り上げ、若手の売り出し、外仕事の充実とかね。
でも、もう1度、SKE48というグループ全体で目指すべき大きな物語が必要なんじゃないかな、とも思うんですよ。
その為に、「点」のコンサートじゃなくて、「線」のコンサートをしてほしいですね。もうギネスが狙えるんじゃないか、というぐらいのスローペースで進む全国ツアーじゃなくて、「箱で推せ!」ツアーぐらいの密度で進めていくコンサートツアーも欲しいなあ、と最近は思っています。日向坂の東京ドームコンサートみたいな大きな目標でもいいんですよ。その為に、どんどん経験を積んで行こうみたいなね。
SKE48内の選抜争いも重要だと思うんですが、競い合いながらも将来成功させたいという大きなコンサートを明確に打ち出していくことが必要なんじゃないかな、とふと年に1度のプロレス界のお祭りを観ていて思いました。
映画「アイドル」を観ていて、一番イライラした明確な根拠や数字のない「今のSKE48だと名古屋ドーム埋められない」論に覆われるんじゃなくて、「名古屋ドーム埋めるために何をするか?」という、2012年から2013年ぐらいの上昇志向のストーリーを思い出して欲しいな、と思います(その後の珠理奈やだーすーのインタビューを読んで安心したもんですがね)。
はたして、SKE48がどんなストーリーを打ち出していくのか。
コンサートだけに限らず、熱い世代闘争なんかもあると、プロレスファン的にはちょっと嬉しいですね。ラブクレ対カミフレ対7D2とかね。
あと、いつかの年越し公演でだーすーが言っていたもう一度、紅白に出るということもね。
それから、最後に珠理奈の新日本東京ドームの感想も聞きたいですね。