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2019年11月4日月曜日

古畑前田のえにし酒#4の感想

お酒はつらいよ


 今回も縁のないところで、縁を作っていこうじゃあないか、ということで、東京は葛飾柴又に来ていますよ。



 葛飾柴又といえば、「男はつらいよ」シリーズですね。
 今年は50周年ということで、山田洋次監督で12月27日に映画も公開されますね。
 


 柴又の帝釋天参道に来た二人。
 ハイカラ横丁のレトロな感じがいいですね。
 本当に昭和の映画を撮る時に、そのまま使えそうな雰囲気です。なんか駄菓子屋っぽい装いが、前田さんの幼い感じがすごく似合います。
 そして、参道では色々なお店が。

 二人がごま油の香ばしい匂いに惹かれてあるお店に入ります。
 このお店は天麩羅屋さん。
 「大和屋」という名前で、創業150年。
 先週もそうですが、歴史のあるお店が多いですね。 
 このお店、「男はつらいよ」のキャストの方々も来られてたそうで、前田さんが座っていたのは、なんと、倍賞美津子さんの席。山田洋次監督はどの席だったんでしょう。こういうの良いですよね。京都の東映京都撮影所の近くとか、そういうお店結構あるんだろうなあ、僕もいつか行ってみたいですね。
 まずは、ビールで乾杯。
 このお店のおでんは、練り物が一皿になっています。
 店主のお話によると、「お寺町には鬼とかが来ないように、こんにゃくや練り物が多いんです」とのこと。これは民俗学大好きな僕も初めて知りましたね。厄除けでもあるんですね。
 はんぺんの柔らか食感を楽しむ奈和ちゃんと辛子漬けすぎて刺激を受ける前田さん。前田さんには、冬におでんを熱燗と一緒に楽しみたいという夢があるそうです。
 さて、いよいよ、渥美清さんも食べたという「天麩羅」をいただくことに。
 この天麩羅のこだわりは、「本みつば」という先代のお父様の頃からつかっているもの。こちら、高い時は、一束で5万円ぐらいするそうです。
 一つしかなかったところを、特別に二つ「本みつば」を揚げてくださる優しい店主。
 「ケンカするとこだったね」、「じゃんけんガチ勢になるとこだった」という二人も面白いですね。
 エビのおいしさ、衣のおいしさ、どちらも感じる奈和ちゃん。
 「これ絶対に運気あがるわ」と前田さん。
 なんと、こちらのメニュー、ゲン担ぎもあるんですね。
 ここで、前田さんのマンション経営の夢の話が。
 その為に宝くじを買ってるんですって。
 前田さんには、是非、「億男」を観て欲しい。
 この「本みつば」はこのお店ともう一軒の料理屋さんのためだけに取っているそうです。いやあ、これは食べてみたい。
 なんと、ここの店主、幼稚園の時に幼稚園生の役で「男はつらいよ」に出てたそうです。山田洋次監督とも知り合いって羨まし過ぎるでしょ!僕も「隠し剣、鬼の爪」に出たかった!お父様も出たことあるそうで、羨ましい。
 更に、天丼が登場。
 いやあ、もう映像から美味しそうなのが、伝わってきます。
 エビときすの天麩羅が、ご飯の上に乗ってるんですね。
 この天麩羅のおかげで運が上がったそうで、年賀はがきの二等賞があたったそうですよ。それにしても、ここのご店主の話、面白いなあ。
 最後は二人がどうしても食べたかった「草団子」です。
 こちらは、お食事をした方のみに販売だそうで、ご注意ください。
 蒸籠で蒸してきねでつく、という古典的な方法で作ってるんですって。
 団子をよく噛むと、草の香りがしてくるそうです。
 「初めて食べたけど、懐かしい感じがする」と前田さん。
 うーん、素敵な店だなあ、映画好きとしては、いつか行ってみたいお店です。
 山田洋次監督の話とかめちゃくちゃ聞きたいなあ。


 二人が頼んだメニュー
 ビール(648円)
 おでん(540円)
 天麩羅 上(1944円)
 天丼 上(1620円)
 草団子(こしあん) (300円)


 今度は東京・上野アメヤ横丁に来た二人。
 ここは昼呑みの聖地なんですって。
 昼間から人が多いですね。
 「大統領」というお店に入った二人。
 午前11時45分にも関わらず、満席です。
 ここもモツ焼き屋さんで、午前中で「あぶら」というレアな部分は無くなるそうなので、要注意です。
 抹茶ハイとレモンサワーで乾杯した二人。
 奈和ちゃんが、大きな鍋を発見します。
 この中には、巨大なモツが。まずは、「大統領特製煮込み」を食べます。こちらは馬のモツだそうです。
 続いては「レバー(タレ)」、「タン(塩)」、「ハツ(塩)」を食べます。
 奈和ちゃんも前田さんもレバーが大好きというのは、素晴らしい。僕は食べられないんですよね。
 「ハツ」も「くさみが全然ない。めちゃうま」と前田さん。
 このお店、早くも順番待ちの列が。奈和ちゃんは、ご老人の白髪の美しさに感動しています。どうした急に。
 今度は、「茸ホイル焼」。エリンギからまずは、食べますよ。
 微かな茸の甘さに「うまかー」と連呼する前田さん。
 奈和ちゃんは、前田さんに対して、「なんだろうね、同い年とは思えない古さを感じるんだよね。なんだろうね。年齢詐称してる?」と思わず質問してしまいます。かく言う僕も、前田さんが落ち着いているから、奈和ちゃんより年上なのかな、と思ってましたよ。
 ここで、前田さんがオーダーした「大統領」というお酒が到着。
 余裕でこぼれていきます。
 ちょっとずつ、お酒の表面に口をつけていく前田さん。
 辛口だけど、前田さんは結構好きだそうです。さらに前田さんのお父さんも好きそうだそうです。
 続いてはお店自慢の「骨付きソーセージ」。
 あまりのソーセージの熱さに、なかなか噛み切れない前田さん。
 今週は、二人のお酒の飲み方に違いがあっていいですね。
 前田さんのお酒の表面に口をつけて、ちょっとずつ飲んでいく呑み方が新しい。
 「板わさ」の魅力度ランキングについて語る奈和ちゃん。
 子供の頃は、低かったのにお酒を呑むようになって変わってきたとのこと。
 魅力度ランキングという言葉を初めて聞きましたよ。
 お外で呑むという行為について、人を見ながら飲む新鮮さ、風を浴びながら飲むことで酔いが醒めてまた飲めるという好循環を感じた二人。
 野外と接してるお店もいいですね。

 今週の放送を観て思ったのは、いつか奈和ちゃんと前田さんがビッグになった時に、「この席には古畑奈和が座ってたんだよ」、「前田佳織里が座ってたんだよ」と言われる存在になってほしいな、ということでした。
 そうなるように、来週も縁を重ねて行ってほしいです。
 

 奈和ちゃんが頼んだメニュー
 抹茶ハイ (450円)

 前田さんが頼んだメニュー
 レモンサワー (350円)
 山形県 菊勇 二級酒 大統領(240円)

 
 二人が頼んだメニュー
 大統領特製煮込み(420円)
 レバー(タレ) (2本 180円)
 タン(塩) (2本 180円)
 ハツ(塩) (2本 180円)
 茸ホイル焼 (450円)
 骨付きソーセージ (200円)
 板わさ (300円)