人気の投稿

2019年11月4日月曜日

「さよなら たりないふたり~みなとみらいで会いましょう~」の感想

第2章へ


 いやあ、行ってきましたよ。
 「さよなら、たりないふたり~みなとみらいで会いましょう~」のライブヴューイングへ。
 僕はリトルトゥースなんですが、実は「たりないふたり」シリーズも大好きでしてね。
 若林さんと山ちゃんが、お互いの足りない部分を挙げていきながら、生きにくい世の中を様々なテクニックで乗り越えているのを教えてくれたり、日々の妄想を教えてくれたりと、はっきり言って日陰者の僕には、「すげえ分かる!」と膝を叩くどころか、膝を砕くぐらい共感できる部分がありました。
 まだ、見たことないよ、という人はhuluなどで見放題なので、是非、ご覧になってください。僕は飲み会の逃げ方と、山里関節祭りの歌が大好きです。
 そんな伝説的な番組が、5年ぶりに復活するということで、もう11月のメインイベントと言っていいぐらい楽しみにしてましてね。
 ちょっと早めに映画館に行き、グッズを購入したんですが、Tシャツはちょっと着るには寒い季節になっていたので、シールとクリアファイルを買いましたよ。
 

 オードリーの武道館公演のラスタカラー並みに使い道を選ぶ、エッジの効いたグッズですね。

 さて、僕が観に行ったTOHOシネマズなんばは、満席で男女比は、6:4ぐらいでしょうか。
 オープニングでは、なぜか「君の名は」っぽいBGMで始まりましてね。
 伝説の名場面、山ちゃんが結婚報告の電話を再現するところから始まります。
 そして、幕が開いて二人が再会。
 普段の流れなら、ホワイトボードに設定を書いて行きながら、漫才を作っていくんですが(今回も60分という考える時間が用意されていました)、なんと、若林さんがいきなり漫才開始のボタンを押します。
 この時のバックステージの混乱を想像しただけで面白いんですが、やられた側はたまったもんじゃないですよね。
 ここから、なんと、1時間20分にも及ぶ1本目の漫才が始まるんですが、はっきり言って天才たちのなす技だなと思いましてね。
 若林さんが、要所要所で設定を挟みながら、山里さんがツッコミの数々で返していく。アドリブで漫才するって、漫才好きなら一度は考えることですが、これを本当にぱっと出来る人ってなかなか居ないんじゃないでしょうか。
 漫才の内容は広大過ぎて、全部書くことは不可能ですが、若林さんの「持たざる中年男性のためのポータルサイト『ジョーカー』」は最高でしたね。あと、「オールナイトニッポン」で春日さんにやっていた「奥さんと3人で住む」というのを、山里さんにもぶつけていくんですね。TBSラジオの前で車に箱乗りして、「ニッポン放送を聴けぇ!」と叫ぶというマッドマックス風のボケは最高でした。
 山里さんのツッコミもめちゃくちゃ面白くて、僕が一番好きなのは「それ言霊にして、お前にぶつけてやろうか!」です。
 1本目の「汚いヘリコプター」というキラーワードも良かったですね。
 そして、まさかの2本目。
 山里さんが、自分の武器を捨てる決心をさせた結婚。
 そして、レベル0になって再び進むことを決心するところは良かったですね。
 この時、ずっと若林さんはヘリコプターのことを考えてたというのもいいですね。
 最後のVTRの山里さんと若林さんのお互いの存在について語るところが、凄く良くてですね。山里さんから見たら、「こいつが居るから、努力をし続ける、サボれない」という貴重な存在である。若林さんから見たら「自分の狂気を受け入れてくれる人」という同じく貴重な存在。
 今回は、そんな信頼し合う二人がフルパワーで、アドリブ漫才という場で実力をぶつけ合った場だったんじゃないでしょうか。5年前からのパワーアップを見せつけられた気がします。
 次に会う日はいつか分かりませんが、まずは、テレビ放送が楽しみです。
 2006年にタイムスリップするとことか、若林さんが滑ってるのに嬉しそうに笑うとことか、「今から伏線はります」のとことか、放送されて欲しいなあ。