マスターピースが去った後で
先日、歌人の穂村弘さんの対談集「あの人と短歌」を読みました。
短歌の中で使われる言葉の強度について語っている箇所があり、短歌に入れる言葉を考える際に、その言葉を一回短歌から取り出して別の言葉に置き換える。その時に齟齬が生じる、この言葉ではないといけない、代わりがいないという言葉こそが強度のある言葉という考え方が示されていましてね。
ううむ、そう言われると短歌に限らず多くの韻文のクラシックは、言葉の強度が強い作品が多いなあ、としみじみ感じて、そのまま江戸期から昭和初期ぐらいの韻文の世界を旅して帰ってきたら、もう夜ですよ、お侍さん。
今回は、日本のアイドルドラマ史に燦然と輝く「マジカルラジオ」シリーズの続編について考えようじゃないか、と思います。まだ、「マジカルラジオ」を観たことないという方は、Huluでシーズン3までチェックしてここに帰ってきてください!全然、関係ないけど、Hulu入ったら、是非、「たりない二人」をおさえておいて欲しいです!
さて、「マジカルラジオ」シリーズの主役を考えた時に、重要なピースは高柳明音だと思うんですね。特にシーズン2は彼女の存在なくして話は進みません。こう考えると、ちゅりのこのドラマにおける強度はW松井を越えていたかもしれません。
しかし、ちゅりはもうすぐ卒業してしまいます。
ううむ。
最後に我々が公式に「マジカルラジオ」を味わったのは、2019年3月の炎の関東ツアー最終日の夜。あそこが最後でした。
あの時は、ちゅりと奈和ちゃんによるマジカルラジオでした。
ちゅりを外した「マジカルラジオ」なんて考えられるのか?
奈和ちゃんだって、シーズン3からの新キャラですしね。
そこで1回、シーズン3までの内容を一回リセットして、4から新しいフォーマットで作ってみてはどうか、と考えてみました。
そう、マジすか学園が突然「3」で刑務所編になったかと思ったら、「4」でまた学園ものに戻ったように、舞台は同じだけど、大きくキャストを変えてみるのはどうかということですね。
まずは番組のDJですね。
シリーズの主役を張る存在。
ここは、期待の意味も込めて、青海ひな乃・赤堀君江コンビはどうでしょう?
自分が何をしたいのか、まだ分からないけれど、家族に進められてラジオを聴いて、しゃちほこラジオのDJになった青海さん。そして、同じく家族に受けてみたらと言われて、しゃちほこラジオのDJになった赤堀さん。
この二人が、成長しながらラジオDJの魅力を知っていく連続ドラマはどうでしょう?
ディレクターは、髙畑裕希!
もう、ドラマ「フルハウス」の面々なみに、はたごんがやらかしてくれるに違いない!
そして、SKE48の中でもスーツが似合う彼女、ここぞという時はビシッと決めてくれるはずです。あるいは、みよまること野村美代とかもありかも知れません。ただ、それならいっそ、カミングフレーバーでメンバーを割り振ればいいのでは、という感じもしてきますね。
ADは、青木莉華と林美澪の10期生コンビ。
関西人でしっかり者の青木さんと、まだ小学生なのにインターンで来ている林さんコンビのギャップが炸裂するに違いありません。
更に天才構成作家によこにゃんこと、北川愛乃を入れましょう。
100年ぐらい先を行くアイディアを独特のタッチの企画書でプレゼンしていく天才作家。きっと大変なことが起こるはずです。
こんなメンツで繰り広げる「マジカルラジオ4」、いかがでしょう?
鬼丸Pと若チンはそのまま出る想定で書いていますが、新しくお笑いの方や俳優さんが出演されても面白いかも知れません。
今、コロナの影響で収録に人を集めにくい状況でしたら、1の時みたいに電話相談で行くとかね。
何より、脚本がどうか根本ノンジさんのままで行ってほしいです。
個人的にはだーすーは、毎回のゲスト出演役が強烈だったので、また今回も1回でインパクトを残してくれる役をやって欲しいです。
他にもね、浅井裕華・上村亜柚香コンビのDJ案とか、古畑奈和を出世させてDJにという案もどうかな、と思ったんですが、あえてこれからシリーズが長期化することを願って、若手中心にしてみました。
僕の推しメンの10期生五十嵐早香先生は、癖の強いハガキ職人とかね。
皆さんは、どんな配役が新しいマジラジにピッタリだと思いますか?
※ マジカルラジオの思い出を書いた記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_55.html