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2020年12月10日木曜日

珠理奈HOUSE「【踊ってみた】松井珠理奈の『赤いピンヒールとプロフェッサー』ダンス講座~初級編~Jurina Matsui Dance Tutorial ”Akai Pin heel to Professor"」の感想

 曲をライドする楽しみ

 皆さんは、普段コンサートを観ている時、ダンスには注目しているでしょうか?
 僕自身はダンス経験者ではないですし、ダンスに関する知識もないので、毎回、曲の世界観をヴィジュアライズ化する手段として観ていたんですね。振り付けの意味は考えるけれども、実際にプレイすることに関しては考えていなかったというか、想像が働いていませんでした。

 かつてあった、SKE48の握手会で、メンバーの振り入れ講座がありましたが、「いや、ダンスの振り入れをしたところで、活かす場所がないでしょう」と映画「霧島、部活やめるってよ」の東出昌大さんみたいな目線で観ていたんですね。

 先日、松井珠理奈公式youtubeチャンネルでNAMIJ先生との対談が行われましたが、今回はダンスの実践編ですね。これが、「赤いピンヒールとプロフェッサー」の新しい楽しみ方を知っていく上でなかなか興味深くてですね。
 まずは、公式チャンネルをチェック!



 「せっかく、だからやってみるか!」と「心に冒険を」と酒井法子の「夢冒険」をBGMに僕もチャレンジしてみましたよ。


 
 で、実際に動画を観て、曲を身体表現でヴィジュアライズ化する際に、歌詞のどの部分を拡張して行ったのかが見てきました。
 まず、サビの「ピンヒール」、そして「脚」の要素。更に「誘惑」を連想させる振り付け。感情に関しては「恋を教えて」の部分がハートの形を作る振り付けになっていますね。曲のタイトルである「赤いピンヒール」の部分と「プロフェッサー」に対する気持ちが振り付けに落とし込まれているんですね。
 
 ちなみに、ちょっと、自分も試してみた結果分かったのが、踊りながら表情を作れるメンバーって凄い!ということですね。鏡を見ながら踊ってみると、もう無表情で踊る中年男性がいましたよ。ただ、「WOW!WOW!」のところなんかは、踊る楽しさを感じられるというか、音楽に身体をライドさせる楽しさが感じられました。体育の授業に「ダンス」が加わったわけも「身体を動かす楽しみ」という意味なら大賛成ですよ、ぜひ、「ダンス」の次は「ガンフー」も取り入れて欲しいですね(『ジョンウイック』の観過ぎ)。

 さて、何故僕みたいなダンス弱者が楽しめたかというと、珠理奈とNAMIJ先生の分かりやすい振り付け講座のおかげですよね。
 身体を動かす手順だけでなく、次は何をするべきかやどこを意識すべきかを意識させられて良かったです。
 「赤いピンヒールとプロフェッサー」の振り付けが、こうして正式にオープン化されたことで、後輩メンバーもチャレンジしてみるのも面白いかも知れません。

 多分、珠理奈は卒業後にアイドルをプロデュースする際にも、この分かりやすい説明や実際に自分の身体で表現できるというのは、大きな武器になるではないかと思います。
 
 
 日本で大活躍した珠理奈は、老後アメリカのカリフォルニアで過ごす。
 カルフォルニアで「うまやラーメン」を営む珠理奈。
 ある日、珠理奈と同じモーテルに住む日本人の少女が学校で、「ダンスをやっている」と強がりを言った為に、帰り道でクラスのいじめっ子たちに、「本当に踊れるの?」「ちょっと見せてよ!」と「踊れ」コールをされる。
 たどたどしくステップを踏む少女。
 実は、彼女はダンスの経験などないのだ。
 「嘘つきめ!」と馬鹿にするクラスメイト達。
 突如、アカペラで「UZA」を踊り、いじめっ子たちをビビらす珠理奈。
 「な、なんだこのばあさん!」となり、逃げ居てくいじめっ子たち。
 少女は、感銘を受け珠理奈に弟子入りするが、やらされるのは、ラーメンの修行ばかり。
 ラーメンの巨釜をお玉でゆっくりと回す練習や、身体を左、右、左、右と交互に手と身体を動かす麺の湯切り。
 半信半疑の少女だったが、ある日お店の中で流れた「赤いピンヒールとプロフェッサー」にあわせて踊る珠理奈の姿を目撃する。あのお玉の動きはイントロの「サー」、あの湯切りは「WOW!WOW!」だったのか!
 居ても立っても居られず、一緒に踊り始める少女。
 何も言わずに頷く珠理奈。
 やがて、少女は珠理奈から渡されたCDを手にダンスコンクールへ。「赤いピンヒールとプロフェッサー」を踊り、いじわるなクラスメイトたちを撃退して、見事優勝するのだった。
 「そういえば、あなたの苗字を聞いていなかったわね」という珠理奈。少女は静かに言う「フクシ」。

 なんていう、バカ丸出しな「ベストキッド」のパロディ妄想「ジュリナ・キッド」が繰り広げられるぐらい、分かりやすい教え方でした。
 ライバル組織「コブラ会」の代わりに「会」つながりで「スダ会」を入れようかと考えましたが、やめときました。多分、「ジュリナキッド2」は日本の名古屋に戻って、珠理奈の故郷の悪いやつをダンスで倒すはず(デンデン太鼓の代わりに、ヲタのコールがヒントになる。)。
 
 果たして、何人の読者がここまで読んでくださったか分かりませんが、「上級編」がどうなるか、楽しみです!こんな時だからこそ、身体を動かして楽しみましょう。