ダンスのKとダンスのSの融合
今年のSKE48のトピックスの一つに、12周年公演の公演フェスがあります。
過去のSKE48公演を今居るメンバーでやっていくという過去と今がぶつかり合う素晴らしい試みでした。僕自身も、イベント発表から公演フェスまで毎日特集記事を書いていたんですが、この中で、久々に中西チームSについて書くことがありましてね。
※「トリプルエースの可能性」という記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/09/12_65.html
そういえば、中西チームSについて、じっくりと考える機会がなかったし、何なら1回目のSKE48の組閣で、影が薄い気がするんですよね。
まず、チームCはリクエストアワーの度に、「S子と嘘発見器」や「チームK2推し!」なんかで素晴らしさが再認識されますし、研究生を含めた4チームの中では、好きな人も多いのではないか、と思います。
いや、松井チームEはどうなんだ、と思われる方もいるかと思いますが、もう「松井」って時点で勝ちじゃないですか(暴論)。雑な説明は置いておいて、1期生以降の表現力の高い若手と、木下有希子、菅なな子といったダンス巧者もいるバランスが取れたチームなんですよね。松井玲奈卒業コンサートでの「僕の太陽」なんか今、観ても最高じゃないですか。奈和ちゃんが「僕のたいよ~う」と叫んでるとことか。
当時の研究生なんか、僕が一番嫌いだった6期生だらけですが、ドラマを知れば知るほど、彼女たちが乗り越えようと頑張ってきたドラマやかおたんやわんちゃんというお姉さんたちとの絆、そして「夕立の前」という代表曲があるじゃないですか。
僕だって、どれがZEEPNANBAの「未来とは?」のコンサートに行ったチームCとか大好きですよ。
だが、一人の元中西優香推しとして、ここで中西チームSを見捨てるわけにはいかない!未だにファンの間では「何がしたかったのか分からない」とか「エースだけを集めたんじゃ勝てない」とか言われています。そんなことを言う人たちに言いたい!
その通りだよ!
もう反論の余地がないぐらいその通りなんですね。
だが、しかし、ここで一つ目の中西チームSの魅力を挙げたいと思います。
① メンバー配置の歪さこそが中西チームSの魅力!
踊れるエース候補として、1期生の珠理奈がいて、2期生の茉夏がいて、3期生のゆりあがいる。
さらにポストエース候補として、2期の石田安奈やきょんがいて、3期の後藤理沙子がいて、5期の江籠ちゃんやぺんぺんが居る。
そして、公演で輝くあびるさんや真木子、ぴよすが居る。
更に、チームSイズムを受け継ぐ1期生たちと、飛び道具兼歌唱力もあるみきてぃも居る。
組閣分けの発表があった時に、冬月コウゾウ風に「勝ったな」と碇ゲンドウに話しかけそうになっていましたよ。
僕の勝手な予想ですが、「珠理奈は外仕事でなかなか公演に出られなかったので、毎公演ごとにセンターをスライドさせて色々なパターンを試すに違いない!」と予想していましたが、当時研究生だった北川綾巴が抜擢されることになります。そして、ぺんぺんも組閣した年の11月に卒業してしまいます。彼女のやわらかな言葉と構成力のあるブログが好きだった人間としては、非常に残念でした。
翌年の3月に茉夏が卒業、4月にあきすんが卒業してしまいます。
各ユニット曲のセンターとかを見ても、やりたいことやどんなメンバーを推したいかはなんとなく伝わってくるんですが、これが「RESET」公演じゃなかったら、たとえば「ただいま恋愛中」公演とかなら行けたのか、とか考える楽しみがあります。あと、未だにゆりあセンター体制や江籠ちゃんセンター体制なんかも妄想したくなりますよ。
でも、AKBにおけるダンスのKの公演曲だからこそ、ダンスのSにぶつけたかったのではないかな、とも思っていますよ。
② 中西チームSは良曲だらけ!
そうはいっても2曲しかないんですがね。
まずは、「JYURYーJYURY BABY」
ちなみに、「高柳明音の暗黙の了解」で、よくイントロが番組の終わりにかかっていたんですが、番組のBGMとしても物凄く良い曲なんですよね。
まず、コラボが小沢健二の「今夜はブギ―バッグ」のスチャダラパーのBOSEくんですよ。
ピンとこない方はポンキッキーズのOPの人ですよ!
原曲は旅をテーマに「あの小説の中に集まろう」という帰結が最高です。
ううむ、まだ年内のリリース数が2枚だった頃は色々なタイプのカップリングが試せただけに、来年は年2枚のペースでお願いしたいですね。
よく、ウルトラマンファンの方々が「入るならどの防衛隊に入りたいか?」という話をしますが、僕もどのチームに何期生として入りたいか?という妄想をするんですね。まず、初代チームSを思い浮かべるんですが、どう考えても自分じゃレベルに付いていけないな、と思いましてね。メアリーダーとかは優しく支えてくれそうですけど、ストイックな人多いじゃないですか。だからこそ、カッコ良かったというのもあるんですがね。
中西リーダーは厳しいけど、いつもブログとかで自分のことを紹介してくれるしなあ、みたいな居心地の良さと緊張感が同居した空間だと思うんですよね。
ちなみに、メアリーダーが卒業公演の時に「チームをまとめられなくて、泣いたり悩んだりしたこともありました」と語っていましたが、にししも卒業前に「キャプテンになってから一人でトイレで泣いていた」ということを語っていましたね。二人とも自分のことより周りの良さを伸ばしたり、発信したりする人でもありましたね(しみじみ)。
SNSを追っていくと、中西チームSを懐かしむコメントが沢山ありましてね。
僕自身は観ることが出来なかったんですが、現役メンバーでの「引っ越しました」とか、どんな感じだったのかなあ、と想像してしまいます。
是非、2021年は「猫の尻尾」が披露されることを願っています!