丁度良い案配
さて、先週の土曜日、仕事の都合で名古屋に行くことになりましてね。
「いにしえ乙女酒」で紹介されたとこ行こうかな、ふふふ、と思ってたら、見事に台風とかち合いましてね。なんていうんでしょう。ナイトサバイブみたいな感じで、ほとんどどこにもいけないまま過ごしましたよ。
さて、今週はいよいよ後半編。
名古屋の老舗店を巡る、「老舗呑みの儀」ですよ。
さて、二人が訪れたのは、名古屋市・中区栄。
奈和ちゃんも通り道として、利用していたので気になっていたという「大甚 本店」さんに入ります。
入ってすぐに特注の樽詰め酒がありましてね。
こんなでかい樽とお酒って、日本むかし話か「悪魔の手毬唄」でしか観たことないですよ。しかも手作りのお惣菜も縦長のお皿の上に並んでいます。
40種類ある好みの総菜を、自分で選ぶんですね。だいたい250円から350円であるので、リーズナブル。
なんとなく、こういうおつまみ選びって楽しいですよね。
バイキング的なね。
あのバイキングの1回目でギリギリまで入れて持ってくるやつって、何なんでしょうね。
話を戻すと、「ばい貝」や「さといも」「あゆ」など、おつまみに興味深々の二人。
お酒は、樽から出る樽酒を頼みます。
「加茂鶴 特級酒 大徳利」(1本 740円)
お店は開店直後から盛り上がってます。めちゃくちゃ人が入ってます。お店に入る前に奈和ちゃんが「よく人が並んでいる」と言ってましたが、その通りですね。
ここで、50年前からこのお店に通っているという、川端康成が眼鏡をかけたような老人に話を聞くと、樽のお酒がおいしいという内容と、「二次会以降のお客様のご入店はご遠慮ください」というルールがあるから。素面できてね、ということなんでしょうね。
こういう、ちょっとしたルールを設けることで、お店の個性を出すことができるんでしょうね。
「かしわのうま煮」(250円)を食べる二人。
古川さんがその食感に首をかしげつつ、徐々に目を大きくしていくのが素敵。
このうま煮で使われている玉子は、「きんかん」と言って、鶏の体内で成長途中の卵を使ってるんですって。奈和ちゃんも「卵だ、甘い」と満足。煮込まれてた卵っておいしそう。「あゆ」(350円)も食べます。「丸ごと食べれるから栄養もある」と古川さん。いやあ、普段、「あゆ」って食べないからこちらもおいしそうです。そして、「きぬかつぎ(里芋を蒸したもの)」(250円)も食べます。皮をゆっくり剥がして、お醤油につけて食べるですね。これもおいしそう。最後は「ばい貝」(250円)。貝が大好きという奈和ちゃんが食べます。甘さに驚く二人。お酒と相性も良さそうですね。あまりの相性の良さに奈和ちゃんが「これに日本酒があれば永遠かもしれない」と早くも、今週の相性良い料理を見つけてます。
よく見ると一品料理があることに気づいた古川さん。
一品料理のお勧めを聞き、「和牛ホルモンの味噌土手」(800円)を頼みます。
これもぐつぐつ似てて、甘い香りもして美味しそう。
こういうのに入ってる煮込んだお豆腐っておいしいですよね。
ホルモンの油のうまさと味噌のうまさがからみあってます。
さっきの常連さんは、すでに、初対面の方達と仲良くなってますね。
さて、ここで奈和ちゃんは「ハイボール」(550円)を注文。
お酒を好きになってきっかけがハイボールなんですって。
「久しぶりに飲んだ。めっちゃおいしい。超おいしい」と奈和ちゃん。
古川さんは、日本酒がきっかけだそうです。
古川さんが「サラダ」(350円)を取りにいっている間に、さっきの白髪のおじさんにロックオンされている奈和ちゃん。狙い撃つぜ。古川さんの「奈和ちょろ」という呼び方も面白い。
ここのお会計はそろばんで行います。古川さんは小学校の頃、そろばんをやっていたそうです。僕もやってましたよ。前頭葉が少しよくなった印象。
他にも揚げ茄子(250円)も食べたそうです。
さて、今後は名古屋市瑞穂区平郷町にやってきた二人。
夕日が当たった、奈和ちゃんの金髪が素敵。
1957年創業の「美奈登」さんへ。
1957年って、黒澤明の「蜘蛛巣城」が公開された年じゃん!
暖簾に書かれた「とんちゃん」という文字から、古川さんはサムギョプサルをイメージしましたが、果たして正体は?
カウンターの向こうには七輪が並んでましてね、お店の中の雰囲気も暑そうです。
換気扇が炭で黒くなったのか、焦げまくってたり、メニューの木札がくすんでいたりと味がありますね。二人の後ろに貼られているポスターも「鮫肌男と桃尻女」の岸部一徳が集めてそうなレトロなデザインです。
さて、「とんちゃん」というのは、豚の腸の部分ですね。奈和ちゃんの家では、味噌とお野菜でいためたり、焼肉のしめとして食べるそうです。「とんちゃんがないと焼肉がしまらない」というぐらい好きなんですね。
まずは、「焼酎」(310円)と「サワー(ソフトドリンク)」(150円)で乾杯。
自分で瓶からサワーをコップの焼酎に注いで、味を調整するんですね。
まずは、奈和ちゃんの大好物「なんこつ」(370円)から。
七輪に肉を乗せて焼いていきますよ。古畑家には、七輪があるそうで、昔はバーベキュー感覚でお肉を焼いていたそうです。そういえや、お父さんがイカをあぶるってエピソードありましたね。続いては、店主おすすめの豚の「こめかみ」を食べますよ。柔らかさに驚く二人。それから「お母さん」と声をかけた人は、店の店主かと思ったら、バイトさんでした。
ここで、奈和ちゃんの大好物「とんちゃん」(300円)を食べますよ。
お店によってとんちゃんの味が変わるという奈和ちゃん。
東京の焼肉屋さんに行くまで、とんちゃんがホルモンだと思っていた奈和ちゃん。
「名古屋のソウルフード」というぐらいだから、名古屋の皆さんは結構食べてるんですかね。僕もチャンスがあれば、食べてみたいです。
さて、次は店のお母さんにお勧めを聞いてみると、「さがり」を勧められます。「ステーキみたいで安い」ということで、こちらを頼みます。
最近、ビールを覚えた奈和ちゃんは、瓶ビールを注文。
さあ、お母さんお勧めの「牛さがり肉」(620円)が登場。
そして、二人で瓶ビールを入れて飲みます。
「牛さがり肉」は「噛めば噛むほど、甘い」と奈和ちゃん。
ここからは、でんぱ組の名古屋で行われたライブに古畑奈和ちゃんが観に来たという話に。
「観に行って、凄い感動しちゃって」という奈和ちゃん。
未鈴ちゃんの自己紹介のコールを言えなくて、という奈和ちゃん。
ここで未鈴ちゃんコールをすることに。初めて聞きましたよ、古川さんの自己紹介。
「私、でんぱ組さんの歌、全部歌えるようになって、全部コールできるようになろうと思いました」と段々とでんぱ組に惹かれていく奈和ちゃん。ライブっていいですよね。こんな風にインストアイベントとかのミニライブでSKE48に興味持ってくれる人が増えるといいなあ。
最近の乙女酒って、お店やお酒のことの合間に、こういう風にアイドルの話が入ってくるのがいい案配だなって、観てて感じます。
ここで、古川さんから新たな提案が。
今度はでんぱ組からもメンバーに来てもらうというもの。
いいじゃないですか。
これが広がっていけば、最終的にストーン・コールドあたりも呼べるんじゃないでしょうか。いやあ、まだまだ可能性が広がる番組だと感じました。